JP2583778Y2 - スペアタイヤの固定装置 - Google Patents

スペアタイヤの固定装置

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JP2583778Y2
JP2583778Y2 JP1991080083U JP8008391U JP2583778Y2 JP 2583778 Y2 JP2583778 Y2 JP 2583778Y2 JP 1991080083 U JP1991080083 U JP 1991080083U JP 8008391 U JP8008391 U JP 8008391U JP 2583778 Y2 JP2583778 Y2 JP 2583778Y2
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JP
Japan
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nut
spare tire
flange
bottom wall
fixing
Prior art date
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JP1991080083U
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JPH0522279U (ja
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和也 高橋
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トランクルーム内にス
ペアタイヤを固定するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スペアタイヤをトランクルーム内に固定
するための構造として、トランクルーム内のスペアタイ
ヤ収容部の底部にナットを溶接付けし、これにウィング
ナットを締め込んだり、あるいは、スタッドボルトを溶
接付けしてこれにナットがインサートされたノブを螺着
するようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これによると、ナット
やボルトを車体に溶接付けせねばならないために作業性
が低く、しかも溶接後の処理次第によっては発錆を誘発
し易くなるなどの不都合がある
【0004】本考案は、このような従来技術の欠点を解
消するべく案出されたものであり、その主な目的は、製
造工程を簡略化することができ、しかも発錆の心配がな
い優れた商品性が得られるように構成されたスペアタイ
ヤの固定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、トランクルーム内のスペアタイヤ収容部の
に固着されたナットと、該ナットに螺着される固定
ボルトとからなるスペアタイヤの固定装置の構成を、前
記ナットが、前記固定ボルトを螺着するための内ねじ
形成された筒状部と、前記底壁に形成されたナット取付
け孔の周縁部下面に当接するフランジと、前記ナット取
付け孔の内縁部に上側から弾発係合するべく前記フラン
ジの上面に対向する位置に設けられ爪とを有する部材
からなるものとし、爪側を上向きにして下方から前記ナ
ット取付け孔に前記ナットを装着した際に、前記底壁に
おける前記ナット取付け孔の周縁部が前記フランジと前
記爪との間に挟持されるようにすることによって達成さ
れる。
【0006】
【作用】このような構成によれば、スペアタイヤ収容部
に形成された孔の周縁部がフランジと爪との間に挟み込
まれることでスペアタイヤ収容部の底面にナット部材が
固着される。
【0007】
【実施例】以下に本考案の構成を添付の図面に示された
具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1並びに図2に示すように、本考案に基
づくスペアタイヤの固定装置1は、スペアタイヤのホイ
ール2のセンタ孔3に突入してスペアタイヤをセンタリ
ングするべくトランクルーム内のスペアタイヤ収容部の
底壁に絞り加工にて突設されたボス4の頂部に固着され
るナット部材5と、このナット部材5に形成された内ね
じ6に螺着されるボルト部材7とからなっている。
【0009】ナット部材5は、合成樹脂材の射出成形に
よって中心から2つ割に形成された同一形状の2つの部
材からなり、その接合面側には、2条の台形ねじからな
る内ねじ6の半円部分が形成されている。このように内
ねじ6を2条ねじとすることにより、ナット部材5を同
一形状の2つ割構成としたうえで接合時に完全ねじを得
ることができる。そして図3に示すように、接合面に於
けるねじ部を挟んだ両側の部分の一方には、鉤形断面の
突条8及び2つのだぼ9が形成され、また他方には、鉤
形の突条8に係合する突条10と、だぼ9を受容する窪
み11とが形成されている。
【0010】図2に示すように、2つの部材の接合によ
って一体化したナット部材5は、概ね円筒形をなしてお
り、その上端側に正方形のフランジ12が形成されてい
る。そしてフランジ12よりも更に上側の部分13は、
円筒形部分に外接した正方形輪郭をなしている。またこ
の正方形輪郭部分13の側壁には、コ字状の切り込みを
入れることで内向きに弾性変形し得るようにされた爪1
4が形成されている。
【0011】ボス4の頂面の中央部には、ナット部材5
の正方形輪郭部分13の形状に対応した正方形孔15が
開設されており、上記したナット部材5の正方形輪郭部
分13を受容し得るようになっている。ここでナット部
材5の正方形輪郭部分13に形成された爪14は、図1
に示すように下向きに広がる傾斜が付されている。従っ
て、ボス4の下側からナット部材5を上向きに押込む
と、爪14が内向きに弾性変形することによって正方形
輪郭部分13が全て正方形孔15内に入込み、この孔1
5の内縁部に爪14の下端が係合することにより、ナッ
ト部材5がボス4に回転不能に固着されることとなる。
【0012】さて、スペアタイヤを固定するに当たって
は、ホイール2のセンタ孔3をボス4に合わせてスペア
タイヤを置き、ボルト部材7をナット部材5の内ねじ6
に螺着すれば良い。ボルト部材7を締付けることでフラ
ンジ12がボス4の下面に押し当てられ、極めて高い結
合強度が得られる。
【0013】
【考案の効果】このように本考案によれば、スペアタイ
ヤの固定装置を合成樹脂材料にて形成することができ、
しかも所謂ワンタッチで車体に取付けることが可能とな
る。従って、製造工程を簡略化し、商品性を向上するう
えに大きな効果がある。これに加えて、ボルト部材を締
付けることによってナット部材のフランジがボスの下面
に押し当てられるため、走行中の振動や突上げなどにて
作用する上向きの力に対する高い強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づくスペアタイヤ固定装置の構成を
示す縦断面図である。
【図2】同じく一部切除して示す分解斜視図である。
【図3】ナット部材の部分的な上面図である。
【符号の説明】
1 スペアタイヤの固定装置 2 ホイール 3 センタ孔 4 ボス 5 ナット部材 6 内ねじ 7 ボルト部材 8 突条 9 だぼ 10 突条 11 窪み 12 フランジ 13 正方形輪郭部分 14 爪 15 正方形孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランクルーム内のスペアタイヤ収容部
    の底に固着されたナットと、該ナットに螺着される固
    定ボルトとからなるスペアタイヤの固定装置であって、 前記ナットが、前記固定ボルトを螺着するための内ねじ
    が形成された筒状部と、前記底壁に形成されたナット取
    付け孔の周縁部下面に当接するフランジと、前記ナット
    取付け孔の内縁部に上側から弾発係合するべく前記フラ
    ンジの上面に対向する位置に設けられ爪とを有する部
    材からなり、 爪側を上向きにして下方から前記ナット取付け孔に前記
    ナットを装着した際に、前記底壁における前記ナット取
    付け孔の周縁部が前記フランジと前記爪との間に挟持さ
    れるようにした ことを特徴とするスペアタイヤの固定装
    置。
JP1991080083U 1991-09-05 1991-09-05 スペアタイヤの固定装置 Expired - Lifetime JP2583778Y2 (ja)

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JPH0522279U JPH0522279U (ja) 1993-03-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1088747A2 (en) 1999-09-29 2001-04-04 Emhart Inc. Spare-tire fastening structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122266A (ja) * 1982-01-13 1983-07-20 Nissan Motor Co Ltd スペアタイヤの保持構造
JPS62190897A (ja) * 1986-02-18 1987-08-21 日本電気株式会社 印刷配線板の製造方法

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EP1088747A2 (en) 1999-09-29 2001-04-04 Emhart Inc. Spare-tire fastening structure

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