JP2583246B2 - 密着性及び耐食性に優れたプラスチックシート被覆亜鉛めっき鋼板の製造法 - Google Patents

密着性及び耐食性に優れたプラスチックシート被覆亜鉛めっき鋼板の製造法

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JP2583246B2 JP26280487A JP26280487A JP2583246B2 JP 2583246 B2 JP2583246 B2 JP 2583246B2 JP 26280487 A JP26280487 A JP 26280487A JP 26280487 A JP26280487 A JP 26280487A JP 2583246 B2 JP2583246 B2 JP 2583246B2
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Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) プラスチック被覆亜鉛めっき鋼板の用途は多岐にわた
り、耐食性がさほど要求されない化粧板から、クロスカ
ット部および端面部の耐食性が要求されるバスユニット
用材や雨樋などにも及んでいるがあとで述べる耐食性を
著しく向上させることが必要な、この種鋼板製品につい
ての開発研究の成果に関連して以下に提案する。
亜鉛めっき鋼板にプラスチックシート被覆を行なう場
合は、被覆後の耐食性および被覆の密着性を向上させる
ために、裸のめっき鋼板ではなく、めっき表面にりん酸
亜鉛処理又はクロメート処理を施こした亜鉛めっき鋼板
を用いることが多い。これらの方法は広く実用化されて
いるが、必ずしも次に述べるように十分な性能ではな
い。
従来から用いられているりん酸亜鉛処理亜鉛めっき鋼
板のりん酸亜鉛は、難溶性の無機塩で化学的には安定で
あり、通常の腐食環境では変質することがないので耐食
性は良好である。しかしながらりん酸亜鉛は無機塩の結
晶であるためもろく加工性に乏しい。従がって亜鉛めっ
き鋼板にか酷な加工を行なうと、りん酸亜鉛の結晶が破
壊して被覆がはく離するうれいがある。
これに対しクロメート皮膜は、ゲル被膜であるために
りん酸亜鉛被膜に比較すると、加工性は良好であるが、
これによるプラスチックシート被覆亜鉛めっき鋼板を表
面疵の入った状態で塩水中に浸漬すると、クロメート皮
膜が変質又は溶解して、プラスチックシート被覆の剥離
を生じることがある。
このような理由から亜鉛めっき鋼板上に上記のような
化成処理を施しただけのプラスチックシート被覆亜鉛め
っき鋼板は性能が十分でない。
(従来の技術) 以上の欠点を除去するために、亜鉛めっき鋼材の表面
にニッケルめっき層を形成し、さらにめっき表面にクロ
メート皮膜を形成してからプラスチックシートを接着被
覆したプラスチックシート被覆亜鉛メッキ鋼材が提案
(特公昭56−36869号公報)されているが、これには製
造ラインを改造しなければならないところに問題があ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 発明者らは、このような従来のプラスチックシート被
覆亜鉛めっき鋼板の欠点を解決するため、亜鉛めっき鋼
板の表面に付着させる下地処理について種々試験した結
果、上述したりん酸亜鉛処理およびクロメート処理を併
用してそれらの有意性を最大限に利用した方法がもっと
も密着性と耐食性に優れていることを見い出した。
(問題点を解決するための手段) この発明は亜鉛めっき鋼板の表面に、りん酸亜鉛被膜
を0.5g/m2以上1.5g/m2以下の付着量で形成し、このりん
酸亜鉛被膜の表面にクロメート皮膜を全クロム付着量で
30mg/m2以上150mg/m2以下の厚さにて形成し、このクロ
メート皮膜上に重ねてプラスチックシートを接着被覆す
ることからなる、密着性及び耐食性に優れたプラスチッ
クシート被覆亜鉛めっき鋼板の製造法である。
(作 用) この発明における亜鉛めっきとしては、溶融めっきお
よび電気めっきのいずれでもよい。亜鉛めっきの付着量
は、特に限定するまでもないが、通常亜鉛めっき鋼板と
して用いられる付着量の範囲が望ましい。
次にこの発明におけるりん酸亜鉛被膜付着量の範囲は
0.5〜1.5g/m2とするが、0.5g/m2未満では耐食性が十分
でなく、また1.5g/m2を超えると密着性が極端に低下す
るからである。
この発明においてクロメート皮膜は、全クロム付着量
として30〜150mg/m2の範囲とし、それというのは30mg/m
2未満では塩水噴霧に対する耐食性が低下し、150mg/m2
超えると、加工性が低下する傾向になるからである。
この発明の対象とするプラスチックシートの樹脂の種
類としては、塩化ビニル樹脂,ポリエステル樹脂,ふっ
素樹脂,アクリル樹脂,ポリエチレン樹脂などである。
このプラスチックシートの被覆方法は、加熱圧着,接着
剤による被覆のいずれでもよい。
(実施例) 実施例1(試験片符号B.C.D.H.I.J) 溶融亜鉛めっき鋼板(ゼロスパングル,スキンパス
材,亜鉛付着量238g/m2)に、下記の条件でりん酸亜鉛
前処理およびりん酸亜鉛処理を行なった。
次に、ロールコーターを用いて下記の条件でクロメー
ト処理を行った。
上記処理を施こした後、塩化ビニルシートの被覆を行
ない、各種のテストを実施した。
比較例1(従来法;試験片符号A.E.F.G.K)には、同
じ亜鉛めっき鋼板にりん酸亜鉛前処理およびりん酸亜鉛
処理並びにクロメート処理を、被膜厚を変えて行い、乾
燥させた。
また比較材2(従来法;試験片符号L.M)には、同じ
亜鉛めっき鋼板に、反応型によるクロメート処理(全ク
ロム付着量50及び100mg/m2)を行ない、乾燥させた。
この発明によって処理した亜鉛めっき鋼板及び比較材
1,2に対して、塩化ビニルシートの被覆を次のように行
なった。
塩化ビニル用接着剤をウエットの状態で4μ塗布し、
板温が220℃になるように加熱炉で加熱し、15秒加熱後1
80μの塩化ビニルシートを被覆させ、その直後水冷し、
冷却固化せしめた。
評価試験としては、密着性(エリクセン試験)および
耐食性(塩水噴霧試験)を各々次のように行なった。
(1)密着性試験 第1図に示す辺長90mmの正方形試験Pを作成し、中央
部で塩化ビニルシートの表面上に5mm間隔の井桁状カッ
トになるノッチkを入れ、第2図に示すようにエリクセ
ン試験機で8mm張出し、その部分での剥離巾を判定し
た。
エリクセン試験機で8mm張出したときの剥離評価は、 A 全く剥離なし B 一部剥離 C ほとんど剥離 のように判定した。
(2)塩水噴霧試験 長さ80mm×幅50mm矩形試験片の表面被覆としての塩化
ビニルシート面にクロスカットを入れた後、JISZ 2371
に従がって1,000時間塩水噴霧試験を行ない、塩化ビニ
ルシートを剥がし、クロスカット部の最大錆幅と、端部
からの最大錆侵入巾で評価した。
以上のようにして測定した結果を表1に示す。
以上の如く、A鋼板のようにりん酸亜鉛被膜量が0.5g
/m2未満では、塩水噴霧試験におけるクロスカット部お
よび端面からの錆の侵入が大である。
また、EおよびF鋼板のように、りん酸亜鉛被膜量が
1.5g/m2を超えると、エリクセンによる密着性が劣化す
る。
また、G鋼板のようにクロメート付着量が30mg/m2
満になると、塩水噴霧試験においてクロスカット部およ
び端面からの錆侵入が大となる。そのクロメート被膜量
は多ければその効果は大きいが、150mg/m2を超えるとエ
リクセンによる密着性が劣化する。
L,M鋼板のようにりん酸亜鉛処理を施こさない前処理
では、塩水噴霧試験においてクロスカット部および端面
からの錆侵入が大きくなる。
(発明の効果) この発明に則ったプラスチックシート被覆亜鉛めっき
鋼板の製造法によって、この種鋼板の密着性及び耐食性
を有利に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はエリクセン張出し試験の要領を示した
説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−133374(JP,A) 特開 昭62−225341(JP,A) 特開 昭60−100684(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亜鉛めっき鋼板の表面に、りん酸亜鉛被膜
    を0.5g/m2以上1.5g/m2以下の付着量で形成し、このりん
    酸亜鉛被膜の表面に、クロメート皮膜を全クロム付着量
    で30mg/m2以上150mg/m2以下の厚さにて形成し、このク
    ロメート皮膜上に重ねてプラスチックシートを接着被覆
    することを特徴とする、密着性及び耐食性に優れたプラ
    スチックシート被覆亜鉛めっき鋼板の製造法。
JP26280487A 1987-10-20 1987-10-20 密着性及び耐食性に優れたプラスチックシート被覆亜鉛めっき鋼板の製造法 Expired - Lifetime JP2583246B2 (ja)

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JPS59133374A (ja) * 1983-01-20 1984-07-31 Nisshin Steel Co Ltd 端面腐食を改善された合成樹脂被覆鋼板

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