JP2582955B2 - 質量流量センサ - Google Patents

質量流量センサ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体製造プロセス
で用いられるガスやその他の流体の質量流量計測に用い
られる質量流量センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の質量流量センサとしては、例えば
USP3938384号に代表される定電流タイプのセンサ
と、USP4464932 号、特公昭58−16128 号、特開昭62
−132120号に示される定温度タイプのセンサとが知られ
ている。
【0003】上記の定電流タイプのセンサは図10に示さ
れるようにパイプに矢印Xで示される如く流体が流れる
ときに、パイプにおける上流側と下流側とに発熱抵抗体
1 ,R2 が巻回され、定電流源901 から定電流Iが与
えられる。ここで、発熱抵抗体R1 ,R2 に電圧V1
2 が生じるから、この電圧差(V1 −V2 )を図のブ
リッジ回路を介して差動増幅器902 にて取り出し、質量
流量を検出する。つまり、質量流量Qは、流体が流れる
ときに生ずる発熱抵抗体R1 ,R2 における電力変位に
相当するため
【0004】
【数1】 となり、質量流量を直接検出できることが判る。
【0005】これに対し、定温度タイプのセンサは図11
に示されるように、パイプに矢印Xで示される如く流体
が流れるときに、パイプにおける上流側と下流側とに発
熱抵抗体R1a,R1bが巻回され、それぞれトランジスタ
1 ,T2 を介して電流が流される。発熱抵抗体R1a
1bはそれぞれ、抵抗R2a,R3a,R4aとR2b,R3b
4bとブリッジ回路を構成する。各ブリッジ回路の2点
から取り出した電圧からコンパレータ911 ,912 で差を
得て、ブリッジ回路が平衡するようにトランジスタ
1 ,T2 のベース電流を制御する。即ち、発熱抵抗体
1a,R1bの抵抗値が一定となるように制御が行われ
る。この結果、発熱抵抗体R1a,R1bの温度は流体の流
れに無関係に予め定められた温度に維持される。ここ
で、質量流量Qは、流体が流れたときに生ずる発熱抵抗
体R1a,R1bにおける電力変位に相当し、
【0006】
【数2】 となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記2タイプの質量流
量センサのうち、定電流タイプのセンサは、第1に、発
熱抵抗体R1 ,R2 に流れる電流が一定であるため周囲
温度の変化に応じて発熱抵抗体R1 ,R2 の発熱温度が
自動的に変化する。従って、特別に温度補正回路を用い
ることなく広い温度範囲で安定した動作が確保される。
第2に、上記とも関係して回路構成が簡単である特徴を
有する。しかしながら、この定電流タイプのセンサは、
流体の流れに応じた温度へと発熱抵抗体R1 ,R2 が温
度変化するまで時間を要し、応答速度が遅いという問題
点がある。
【0008】上記に対し、定温度タイプのセンサは、発
熱抵抗体R1a,R1bを常に強制的に一定温度に保つ制御
をしているため、応答時間が早く、一般的には、定電流
タイプのものに比べて10倍以上の高速で応答がなされ
る。しかしながら、発熱抵抗体R1a,R1bについて設定
された発熱温度と周囲温度とが近づくと、発熱抵抗体R
1a,R1bに印加される電圧V1 ,V2 が低下し測定が困
難となり、周囲温度が設定温度を越えると使用不可とな
る問題点があった。
【0009】本発明は上記の従来の質量流量センサの問
題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、応
答速度が早く、しかも、周囲温度に係りなく的確な計測
を行い得る質量流量センサを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、第1の発熱
抵抗体と第2の発熱抵抗体とを流体に対し上流側と下流
側とに設けて質量流量を検出する質量流量センサに、前
記第2の発熱抵抗体に電流を与える定電流源と、この定
電流源による電流に応じて前記第2の発熱抵抗体に生じ
る電圧に基づき前記第2の発熱抵抗体と前記第1の発熱
抵抗体との抵抗値が等しくなる方向へ電流値を増減制御
して前記第1の発熱抵抗体を駆動する第1の発熱抵抗体
駆動制御手段と、前記定電流源による電流に応じて前記
第2の発熱抵抗体に生じる電圧と前記第1の発熱抵抗体
駆動制御手段による駆動の結果前記第1の発熱抵抗体に
生じる電圧との差に、定数を掛けて質量流量を得る質量
流量出力手段とを備えさせて質量流量センサを構成し
た。
【0011】更に、本発明では、第1の発熱抵抗体と第
2の発熱抵抗体とを流体に対し上流側と下流側とに設け
て質量流量を検出する質量流量センサに、定電流源と、
この定電流源から分岐して前記第1の発熱抵抗体へ電流
が到る経路及び前記第2の発熱抵抗体へ到る経路と、
の経路を介して流れる電流に応じて前記第1の発熱抵抗
体及び前記第2の発熱抵抗体に生じる電圧に基づき前記
第2の発熱抵抗体と前記第1の発熱抵抗体との抵抗値が
等しくなる方向へ電流値を増減制御して前記第1の発熱
抵抗体及び第2の発熱抵抗体を駆動する発熱抵抗体駆動
制御手段と、前記第1の発熱抵抗体に生じる電圧と前記
第2の発熱抵抗体に生じる電圧との差に、定数を掛けて
質量流量を得る質量流量出力手段とを備えさせて質量流
量センサを構成した。
【0012】
【作用】上記構成によると、第2の発熱抵抗体に定電流
を流していることにより周囲温度の変化に応じてこの第
2の発熱抵抗体の発熱温度が自動的に変化する。そし
て、この第2の発熱抵抗体の発熱温度に基づき第1の発
熱抵抗体の駆動がなされ第1の発熱抵抗体の発熱温度の
強制的制御がなされ応答性を速くできる。
【0013】また、上記構成によると、定電流源から第
1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体とへ全体で一定とな
る電流が流れ、周囲温度の変化に応じて発熱抵抗体の発
熱温度が自動変化する。そして、この第1,第2の発熱
抵抗体に印加された電圧及び電流に基づき第1,第2の
発熱抵抗体の発熱温度の強制的制御がなされ応答性を速
くできる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1に本発明の一実施例の構成図を示す。こ
の実施例においても、発熱抵抗体R1 ,R2 をパイプ1
に巻回し、矢印X方向へ流体を流す。定電流源2から発
熱抵抗体R1 に対し電流I1 を流す。これによって、発
熱抵抗体R1 には電圧V1 が印加されるが、この電圧V
1 を発熱抵抗体R1 と定電流源2との接続点から取り出
し、反転増幅器3によって増幅率(−1)で増幅し反転
する。反転した電圧(−V1 )はコンパレータ4へ与え
られる。コンパレータ4の出力により発熱抵抗体R2
電流I2 が与えられ電圧V2 が印加される。電流I2
検出は、電流I2 が流れて抵抗R4 に生じる電圧V4
差動増幅器5に与えて増幅率(−1)で増幅し、得た電
圧(−V4 )を除算器6の除数入力端子へ与える。一
方、発熱抵抗体R2 に電流I2 が流れて電圧V2が印加
されるが、この電圧V2 をボルテージフォロワのバッフ
ァ7を介して取り出し、除算器6の被除数入力端子へ与
える。除算器6は、例えば、アナログ・デイバイセズ社
製AD533 により構成することができ、除算の係数とし
てαが設定される。以上により、除算器6による除算の
結果は、(−V2 /V4 )・αとなり、除算器6の出力
がコンパレータ4へ与えられ反転増幅器3の出力(−V
1 )と比較されて、これらが一致するように出力電流I
2 が送出される。
【0015】即ち、本実施例では、発熱抵抗体R1 ,R
2 の抵抗値が等しくなるように以下のように制御がなさ
れている。まず、発熱抵抗体R1 の抵抗値R1 は、 R1 =V1 /I1 であり、電流I1 が定電流であるから、反転増幅器3の
出力(−V1 )に比例する。一方、発熱抵抗体R2 の抵
抗値R2は R2 =V2 /I2 であり、電流検出用の抵抗R4 に電流I2 が流れて、 R4 =V4 /I2 となることから、 R2 =(V2 /V4 )・R4 ここで、R1 =R2 となるように制御するためには、 V1 /I1 =(V2 /V4 )・R4 ゆえに、 V1 =(V2 /V4 )・R4 1 電流I1 は一定、抵抗R4 の抵抗値も一定であるから、
4 1 =αとおいて V1 =(V2 /V4 )・α となるように制御が行われる。
【0016】上記質量流量センサでは、発熱抵抗体
1 、R2 に生じる電圧V1 、V2 を差動増幅器8を構
成するオペアンプの反転入力端子と非反転入力端子とに
導びき、増幅率(A)で増幅して出力(V2 −V1 )A
を得る。
【0017】
【数3】 として検出でき、差動増幅器8の出力から検出すること
ができる。
【0018】ここで(V1 +V2 )/R1 は、発熱抵抗
体R1 が定電流I1 により駆動している関係からほとん
ど変化しない。そして環境温度が上昇し抵抗値R1 が大
となると、これに応じて(V1 +V2 )が同程度増加す
るから、上記の項は定数として扱うことができる。従っ
て、差動増幅器8の出力に対する温度補正は不要であ
り、流体流量Qは Q=C1 △V C1 ;定数 として求めることができる。
【0019】この実施例における流体の流量変化に対応
する場合の動作(流体が流れ始めたときの動作)を図2
のフローチャートにより説明する。流体が流れる(201)
ことにより、上流側の発熱抵抗体R2 が温度低下し(20
2)、抵抗値が低下することからV2 が低下し、除算器6
の出力(−V2 α/V4 )がプラス方向へ遷移する(20
3)。つまり除算器6の出力の絶対値は減少する。これに
よりコンパレータ4は電流I2 を増加させ発熱抵抗体R
2 の発熱を促す制御を行う(204 ,205)。発熱抵抗体R
2 の温度が上昇すると(205)、その抵抗値が上昇するこ
とから、実質的に、R1 とR2 との大小比較がコンパレ
ータ4において行われる(206)。ここで、R1 がR2
り大であればステップ203 へ戻って制御が続けられる。
一方、R1 がR2 より小さくなると、除算器6の出力が
マイナス方向へ遷移する(207)。これにより、コンパレ
ータ4は電流I2 を減少させ発熱抵抗体R2 の温度を下
げる制御を行う(208 ,209)。このようにして、R1
2 とが一致すると、制御が行われない。
【0020】かかる実施例の質量流量センサによる応答
時間の変化を得るため、パイプ1としてSUS−360 を
用いて内径0.66mm、外径1mmとし、50SCCMの定常的
な流量を作った後、流体の流れを瞬時にT1において停
止したときの応答特性曲線を図3に示す。この図から判
るように検出に係る流量が約30%に降下するまで約1se
c である。これに対し、図10に示した従来例のセンサを
図3と同条件で用いた場合の応答特性曲線が図4に示さ
れる。従来例においては、T1 で流体の流れを停止した
場合、検出に係る流量が約30%に降下するまで約7sec
を要する。従って、本実施例に係る質量流量センサの応
答速度が従来例に比し約7倍となっていることが判る。
【0021】次に、本発明の他の実施例を図5に示す。
この実施例においても、発熱抵抗体R1 ,R2 をパイプ
1に巻回し、矢印X方向へ流体を流す。定電流源2から
は電流Iが流され分岐して、I1 が発熱抵抗体R1 へ流
れ、I2 が発熱抵抗体R2 へ流れる。ここで I=I1 +I2 (一定) である。
【0022】電流I1 が発熱抵抗体R1 へ到る経路には
電流検出用の抵抗R3 が設けられ、電流I2 が発熱抵抗
体R2 へ到る経路には電流検出用の抵抗R4 が設けら
れ、これらの抵抗R3 ,R4 により生じた電圧V3 ,V
4 は電圧検出部21に与えられる。また、発熱抵抗体R1
で生じた電圧V1 及び発熱抵抗体R2 で生じた電圧V2
は電圧検出部22に与えられる。
【0023】図6、図7にそれぞれ電圧検出部21,22の
具体的構成を示す。図6の差動増幅器31は抵抗R3 に生
じた電圧V3を取り込み増幅率(−1)で増幅して差動
増幅器33の非反転入力端子及び図4の除算器23の除数側
入力端子へ送出する。また、差動増幅器32は抵抗R4
生じた電圧V4 を取り込み増幅器(−1)で増幅して差
動増幅器33の反転入力端子へ送出する。差動増幅器33は
入力された電圧(−V3 )(−V4 )の差を増幅率
(A)で増幅し、 (V4 −V3 )A=△VR ・A (ただし、△VR =V4 −V3 ) を得て除算器23の被除数入力端子へ出力する。除算器23
では入力された(△VR ・A)を入力された(−V3
で除して(−△VR ・A/V3 )を得て、これをコンパ
レータ25を構成するオペアンプの反転入力端子へ与え
る。
【0024】図7の反転増幅器41は発熱抵抗体R1 に印
加された電圧V1 を取り込み増幅率(−1)で増幅して
これを除算器24の除数入力端子及び差動増幅器43の非反
転入力端子へ与える。また、反転増幅器42は発熱抵抗体
2 に生じる電圧V2 を取り込み増幅率(−1)で増幅
してこれを差動増幅器43の反転入力端子へ与える。差動
増幅器43は与えられた電圧V2 ,V1 の差を増幅率
(A)で増幅して A(V2 −V1 ) を得て除算器24の被除数入力端子へ与える。
【0025】即ち、本実施例では発熱抵抗体R1 ,R2
の抵抗値が等しくなるように以下の如くのFET26のオ
ン抵抗制御がなされている。まず、発熱抵抗体R1 ,R
2 の抵抗値はそれぞれ、 R1 =V1 /I1 =V1 ・R3/V3 2 =V2 /I1 =V2 ・R4 /V4 であるから、R1 =R2 であるためには V1 ・R3 /V3 =V2 ・R4 /V4 …(2) であればよい。ここで、図4の回路においてR3 =R4
として構成すると、 V1 ・V4 =V2 ・V3 ここで、V4 =V+△VR , V2 =V1 +△VS とす
ると、 V1 ・(V3 +△VR )=V3 ・(V1 +△VS ) ∴ △VR /V3 =△VS /V1 となるように制御が行われる。
【0026】上記質量流量センサでは、発熱抵抗体
1 ,R2 に生じる電圧V1 ,V2 を図5に示される電
圧検出部22で検出して出力(V2 −V1 )Aを得る。
【0027】この実施例における、流体の流量変化に対
応する場合の動作(流体が流れ始めたときの動作)を図
8のフローチャートにより説明する。流体の流れにより
上流側の発熱抵抗体R2 が温度低下し、コンパレータ25
がFET26のオン抵抗を下げるように出力を上昇させ電
流I2 にを増す(801)。なお、電流I1 は減少する。こ
の結果、V2 とV1 ,V4 とV3 との差が大きくなり△
R ,△VS が増加する(802)。そして、電流I2 が増
加したことにより発熱抵抗体R2 が発熱し抵抗値を増加
させ、 △VS /V1 >△VR /V3 となる(803)。そこで、上記不等式が等式となるように
コンパレータ25は出力を低下させ(804)、FET26のオ
ン抵抗が増加する(805)。この結果、電流I2 が減少さ
れ(806)、(I1 +I2 )による定電流動作が行われ
る。
【0028】なお、本実施例では、発熱抵抗体R1 ,R
2 における電圧の差分△VS と、電流検出用抵抗R3
4 とで捕らえた電圧の差分△VR とを得て、所定側
(この場合は、下流側)の電圧で正規化するようにして
いるので、除算(正規化)の前に増幅可能であり、除算
器によるノイズの影響を少なく抑えることができる。ま
た、信号の検出の手法が電圧検出部22,22において、と
もに発熱抵抗体に対し差動的に働くため、外部ノイズに
対しても強いという特徴がある。なお、応答性はその動
作原理から図1のセンサと同様である。
【0029】なお、上記実施例のオペアンプの入力抵抗
は発熱抵抗体の抵抗値より十分大きい。また、以上の実
施例では、発熱抵抗体を2個用いたが、2の発熱抵抗体
の抵抗が等しくなるように、図1または図5の方式で発
熱抵抗体の制御を行い、これらの発熱抵抗体以外に少な
くとも1つの発熱抵抗体を用いて出力を取り出すように
してもよい。例えば、図9のように発熱抵抗体RN を発
熱抵抗体R1 ,R2 に加えて構成し、R1 =R2 となる
ように制御を行い、出力は(VN −V1 )として取り出
すようにしてもよい。更に、発熱抵抗体はパイプ内に設
けてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
電流タイプの動作が行われるため、温度補正を要せず周
囲温度に係りなく的確な質量流量検出が行われる。ま
た、第1の発熱抵抗と第2の発熱抵抗との抵抗値を等し
くするように制御が行われるため、応答性が早くなる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するフローチャ
ート。
【図3】本発明の一実施例の応答特性を示す図。
【図4】従来例の応答特性を示す図。
【図5】発明の他の実施例の構成図。
【図6】図5に示す実施例の要部を示す図。
【図7】図5に示す実施例の要部を示す図。
【図8】図5に示す実施例の動作を説明するフローチャ
ート。
【図9】本発明の他の実施例を示す図。
【図10】従来例の構成図。
【図11】従来例の構成図。
【符号の説明】
1 パイプ 2 定電流源 3 反転増幅器 4 コンパレ
ータ 5 差動増幅器 6 除算器 7 バッファ 8 差動増幅
器 21 電圧検出部 22 電圧検出
部 23 除算器 24 除算器 25 コンパレータ R1 ,R2
発熱抵抗体

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体と
    を流体に対し上流側と下流側とに設けて質量流量を検出
    する質量流量センサにおいて、 前記第2の発熱抵抗体に電流を与える定電流源と、この定電流源による電流に応じて前記第2の発熱抵抗体
    に生じる電圧に基づき 前記第2の発熱抵抗体と前記第1
    の発熱抵抗体との抵抗値が等しくなる方向へ電流値を増
    減制御して前記第1の発熱抵抗体を駆動する第1の発熱
    抵抗体駆動制御手段と、前記定電流源による電流に応じて前記第2の発熱抵抗体
    に生じる電圧と前記第1の発熱抵抗体駆動制御手段によ
    る駆動の結果前記第1の発熱抵抗体に生じる電圧との差
    に、定数を掛けて質量流量を得る質量流量出力手段と
    備えたことを特徴とする質量流量センサ。
  2. 【請求項2】 第1の発熱抵抗体に生じる電圧と第2の
    発熱抵抗体に生じる電圧とを取り込みこれらの電圧差を
    出力する電位差検出手段が、質量流量出力段に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の質量流量セン
    サ。
  3. 【請求項3】 第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体と
    を流体に対し上流側と下流側とに設けて質量流量を検出
    する質量流量センサにおいて、 定電流源と、 この定電流源から分岐して前記第1の発熱抵抗体へ電流
    が到る経路及び前記第2の発熱抵抗体へ到る経路と、この経路を介して流れる電流に応じて前記第1の発熱抵
    抗体及び前記第2の発熱抵抗体に生じる電圧に基づき
    記第2の発熱抵抗体と前記第1の発熱抵抗体との抵抗値
    が等しくなる方向へ電流値を増減制御して前記第1の発
    熱抵抗体及び第2の発熱抵抗体を駆動する発熱抵抗体駆
    動制御手段と、前記第1の発熱抵抗体に生じる電圧と前記第2の発熱抵
    抗体に生じる電圧との差に、定数を掛けて質量流量を得
    る質量流量出力手段と を備えたことを特徴とする質量流
    量センサ。
  4. 【請求項4】 発熱抵抗体駆動制御手段は、第1の発熱
    抵抗体に流入した電流と第2の発熱抵抗体に流入した電
    流との差に対応する電位差を得る電位差作成手段が備え
    られていることを特徴とする請求項3記載の質量流量セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 第1の発熱抵抗体に生じる電圧と第2の
    発熱抵抗体に生じる電圧とを取り込み、これらの電圧差
    を出力する電位差検出手段が質量流量出力段に設けられ
    ていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の
    質量流量センサ。
  6. 【請求項6】 電流源から第1の発熱抵抗体へ到る経路
    にゲート手段が備えられ、発熱抵抗体駆動制御手段が該
    ゲート手段の開度制御を行うことを特徴とする請求項3
    乃至請求項5のいずれか1項に記載の質量流量センサ。
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