JP2582858Y2 - 運搬台車 - Google Patents

運搬台車

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JP2582858Y2
JP2582858Y2 JP1992030971U JP3097192U JP2582858Y2 JP 2582858 Y2 JP2582858 Y2 JP 2582858Y2 JP 1992030971 U JP1992030971 U JP 1992030971U JP 3097192 U JP3097192 U JP 3097192U JP 2582858 Y2 JP2582858 Y2 JP 2582858Y2
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康 猪野
直毅 永倉
憲紀 小林
己知夫 桑原
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、運搬台車、とくに板
ガラス等の板状物の多数枚を積層状態にして立て積み積
載する積層板状体用パレットを、ガラス工場等からビル
等の建築現場に運搬する際に用いられる運搬台車に関す
る。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、板ガラスをガラス工場から
ビル等の建築現場にトラックで運搬する際、運搬台車に
板ガラスを積載し、その運搬台車ごとにトラックに積み
込んで運搬している。
【0003】板ガラスは、いわゆる木箱で荷造りされた
り、荷役パレットで荷造りされたりして運搬台車に積載
されるが、運搬台車は各種大きさの異なった板ガラスを
積載できるようにかなり大型のものが用いられている。
また、板ガラスを積載した状態において安定性を得るた
めに、運搬台車の奥行きは、荷役パレット等の積載物の
奥行きよりも、長目に設定されている。
【0004】従って、板ガラスを運搬台車に積載したま
ま、トラックに積み込むと、板ガラスが荷造りされた荷
役パレットより運搬台車が実質的にトラックの荷台スペ
ースを占有してしまい、輸送効率は良くない。とくに、
運搬台車に積載する板ガラスが小さくなればなるほど輸
送効率はいよいよ低下してしまう。
【0005】そこで、本考案者は、板ガラスと運搬台車
とを別々にトラックに積み込むものとし、板ガラスの荷
役パレットは、多数個をトラックの荷台スペースにぎっ
しり積み込む一方、運搬台車は複数台を積重ねてトラッ
クに積み込めば、所定台数のトラックで、可及的多くの
板ガラスを効率良く運搬することが可能であることに思
い至った。また、荷役パレットと運搬台車とを別々に輸
送するものとすれば、運搬台車も荷役パレットの個数に
対応する台数を必要としなくなり、運搬台車に掛かるコ
ストも削減できることに思い至った。
【0006】しかしながら、従来の運搬台車を複数台積
重ねるとすると、上段の運搬台車の車輪は、下段の運搬
台車のプレート面に単に載置された状態にあるだけとな
るから、トラック輸送の際の振動、路面の傾斜等によ
り、不本意に転動して上段の運搬台車が落下する虞があ
り、積み重ね状態が不安定であると共に危険でもある。
従って、実際上、従来の運搬台車は、複数台を積重ね状
態にしてトラック輸送したり、積重ね状態のまま保管し
ておくことが困難であり、輸送効率、保管効率が悪い。
【0007】さらに、従来の運搬台車は、荷役パレット
等の積載物が荷台に単に積載されるものとなされている
だけであるから、運搬台車の走行時及びフォークリフト
による昇降作業時において積載物はいささか不安定であ
る。従って、クレーンにより運搬台車を積載物ごと吊り
上げる場合には、積載物を運搬台車に固定するためのロ
ープ掛け、ワイヤー掛け等の固縛作業が必須不可欠であ
るが、このような固縛作業はいささか面倒でもある。
【0008】この考案は、上記のような問題点を解決す
ることを目的として考案されたもので、複数台の運搬台
車を相互に安定良く積み重ねることができ、運搬台車自
体の保管効率、輸送効率を向上させると共にひいては板
ガラス等の板状物の輸送効率をも向上させ、かつ簡単な
操作で積載物を荷台にしっかりと固縛することができ、
積載状態の安定性を確保しうる運搬台車を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】而して、上記目的を達成
するために、この考案は、運搬台車に、上段に積重ねら
れた運搬台車を転動不能に支持する段積み用支持部材を
設け、かつこの段積み用支持部材を、被運搬物積載時に
邪魔にならないように取り外し自在としている。また、
積載物を運搬台車に固縛する固縛装置を備えるものとし
ている。
【0010】すなわち、この考案は、ガラス等の積層板
状体用荷役パレット(P)の架台部(B)を積載可能な
荷台を形成するための荷台フレーム(1)と、前記荷台
フレーム(1)の両端に設けられ、下面に車輪(3)が
取付けられた車輪取付け用フレーム(2)と、前記荷台
フレーム(1)又は車輪取付け用フレーム(2)に着脱
自在に設けられ、積重ねられた上段の運搬台車(A)に
当接して前記上段の運搬台車(A)を転動不能に支持す
るための段積み用支持部材(4)と、前記荷台フレーム
(1)に積載した荷役パレット(P)の架台部(B)を
荷台フレーム(1)に固縛するための固縛装置(5)と
を備え、前記固縛装置(5)が、架台部(B)を荷台フ
レーム(1)に押圧するための主体部(30)と、その
主体部(30)の両端に主体部(30)に対して伸縮自
在に設けられ、かつ荷台フレーム(1)の横材(12)
(12)に係止可能な鉤部(31)(32)と、前記主
体部(30)に内装され、かつ前記鉤部のうち少なくと
も一方(32)を主体部側に付勢するための弾性体(3
5)とからなり、前記弾性体(35)の付勢力により、
前記鉤部(31)(32)を前記荷台フレーム(1)の
横材(12)(12)に係止させた状態においては、前
記主体部(30)が前記架台部(B)を前記荷台フレー
ム(1)に押圧状態に保持し得るよう構成されてなる
とを特徴とする運搬台車を要旨とする。
【0011】また、請求項2の考案においては、段積み
用支持部材をその不使用時に収納しうる収納凹部が荷台
フレーム又は車輪取り付け用フレームに設けられてなる
構成を採用している。
【0012】
【作用】段積み用支持部材を運搬台車に上方突出状に取
り付け、相互の位置関係を対応させながら、他の運搬台
車を積重ねると、段積み用支持部材が運搬台車の対応す
る部位に当接して互い摩擦し合い、上方に積重ねられ
た運搬台車の自由な転動が阻止される。
【0013】また段積み用支持部材は、運搬台車のフレ
ームに対して着脱自在となされているので、荷台に積載
物を積載する際には、取り外せば邪魔にならない。
【0014】更に固縛装置の一端の鉤部を荷台フレーム
の横材に係止させて、主体部を荷台 に積載した荷役パレ
ットの架台部の下面プレートに押し当てながら、他方の
鉤部を主体部に対して伸長させつつ対応する荷台フレー
ムの横材に係止させると、弾性体の付勢力により、その
係止状態が維持されて、主体部が架台部を前記荷台フレ
ームに押圧状態に保持するので、荷役パレットを荷台フ
レーム上に強固に固縛することができる。
【0015】また、請求項2の考案において、段積み用
支持部材は不使用時には、収納部に収納される。
【0016】
【実施例】以下、この考案を図面に示す実施例に基いて
説明する。
【0017】この考案に係る運搬台車(A)は、板ガラ
ス等の積層板状体用荷役パレット(P)の架台部(B)
が積載される荷台を形成する荷台フレーム(1)と、こ
の荷台フレーム(1)の両端に設けられ車輪(3)が取
り付けられた車輪取付け用フレーム(2)とを具備し、
荷台フレーム(1)に段積み用支持部材(4)が着脱自
在に設けられてなると共に、荷役パレット(P)の積載
時に、荷役パレット(P)を荷台フレーム(1)に固縛
する固縛装置(5)を具備してなるものである。
【0018】荷台フレーム(1)は、長さ方向に沿って
互いに所定間隔を置いて平行状に配置された角パイプ製
の2本の主横材(11)(11)の外側に、主横材(1
1)(11)より小口径の角パイプ製の2本の副横材
(12)(12)が所定間隔をおいて平行状に配置され
ている。前記主横材(11)(11)とその外側の副横
材(12)(12)とが角パイプ製の縦材(13)(1
3)(13)(13)を介して連結される一方、主横材
(11)(11)どうしは、図5に示すように、荷役パ
レット(P)の積載時に前記架台部(B)の荷台上での
自由な滑動を阻止すると共に積載途上において荷台フレ
ーム(1)に対する位置決めを行う左右一対の棒状の位
置決め用当たり部(14)(14)を介して連結されて
いる。この当たり部(14)の上面から側面に亙って、
対応する車輪取付け用フレーム(2)側に傾斜するテー
パー面部(14a)(14b)(14b)が設けられ、
フォークリフトによる荷役パレット(P)の積載作業時
に、テーパー面部(14a)(14b)(14b)が荷
役パレット(P)の架台部(B)のベースフレーム
(F)を案内して、架台部(B)を荷台フレーム(1)
の所定位置に載置できるようになされている。また、一
方の主横材(11)とこれに対応する副横材(12)の
長さ方向中央部にプレート(15)が渡し掛けられ、こ
のプレート(15)上に、対応する主横材(11)との
間に前記架台部(B)のベースフレーム(F)の横桟
(41)を載置できる間隔を置いて、箱状の当たり部
(16)が固定載置されている。この箱状の当たり部
(16)にも、前記棒状の当たり部(14)と同様に上
面から内側面に亙って内側に傾斜するテーパー面部(1
6a)が設けられている。
【0019】各副横材(12)(12)は、その内側面
に、段積み用支持部材(4)の脚柱(24)が挿入され
段積み用支持部材(4)を上方突出状に保持する脚柱受
け部(17)(17)が複数箇所に設けられている。こ
の脚柱受け部(17)……は断面コ字形のチャンネル材
からなり、長さ方向を上下にして端面が副横材(12)
の内面に溶接され、底面は盲板(18)で塞がれてい
る。前記挿入された脚柱(24)の下端がこの盲板(1
8)に当接して、段積み用支持部材(4)が所定高さ位
置に直立するものとなされている。(19)は、各副横
材(12)……の上面に固定された吊り上げ用フックで
ある。
【0020】荷台フレーム(1)の両端に設けられた車
輪取り付けフレーム(2)(2)は、前記主横材(1
1)(11)間に跨がって直交状に溶接固定され相互に
所定間隔を置いた角パイプ製の左右一対の縦材(20)
(20)と、両縦材(20)(20)の両端部において
両縦材(20)(20)間に渡された一対の車輪取り付
け用プレート(21)(21)とからなり、両プレート
(21)(21)間に、段積み用支持部材(4)を収納
する収納部(22)が設けられている。この収納部(2
2)は、上面が開口した箱状に形成され、底面(22
a)が主横材(11)(11)間に跨がった態様で溶接
されている。(23)は、収納部(22)の上面両隅部
から側面に沿って底面(22a)と平行状に設けられた
左右一対の短冊状の抑え板で、収納部(22)に収納し
た段積み用支持部材(4)の上方に位置して、段積み用
支持部材(4)(4)を収納部内に拘束させるためのも
のである。また、車輪取り付け用プレート(21)(2
1)の下面に、車輪(3)(3)が取り付けられてい
る。
【0021】段積み用支持部材(4)は、図3に示すよ
うに鳥居状に形成され、前記荷台フレーム(1)の脚柱
受け部(17)に挿入される左右一対の丸パイプ製の脚
柱(24)(24)と、両脚柱(24)(24)の上端
に渡され水平面部(25a)と立上がり面部(25b)
とを備えた断面L字状の台車受け部(25)と、両脚柱
(24)(24)の高さ方向中間部において両脚柱(2
4)(24)間に渡された補強用横桟(26)とより構
成されている。また、脚柱(24)の下端から水平面部
(25a)までの高さは、運搬台車(A)を段積みした
際に、図2に示すように水平面部(25a)が上方に積
み重ねられた運搬台車(A)の対応する脚柱受け部(1
7)(17)の底面に当接すると共に、立上り面部(2
5b)が脚柱受け部(17)(17)の外面に当接し
て、上段の運搬台車(A)を持ち上げ状態に支持しうる
高さに設定されている。さらに、前記両脚柱(24)
(24)間の距離は、図4に示すように車輪(3)……
の接地時において段積み用支持部材(4)を接地面に寝
かせた状態にすると、両脚柱(24)(24)間に車輪
(3)が嵌まり込むことのできる距離に設定されて、段
積み用支持部材(4)を車輪止めとしても用いることが
できるものとなされている。
【0022】固縛装置(5)は、荷役パレット(P)の
架台部(B)を荷台フレーム(1)に押圧する丸パイプ
製の主体部(30)と、主体部(30)の両端に設けら
れ荷台フレーム(1)の副横材(12)(12)に係止
する固定鉤部(31)及び伸縮鉤部(32)とからな
り、両鉤部(31)(32)は、いずれも主体部(3
0)より小径の丸パイプ材から作製され、先端部がコ字
状に形成され、固定鉤部(31)は、基端直線部(31
a)が主体部(30)の一端に内装固定されている。伸
縮鉤部(32)は、直線部(32a)が主体部(30)
内を軸線方向に移動自在であってかつ主体部(30)に
対して回動自在に主体部(30)内に嵌挿され、主体部
(30)の端部に固定されたスプリング止め(33)と
直線部(32a)の遊端側外周面に固定されたスプリン
グ止め(34)との間に装填されたコイルスプリング
(35)により、常に主体部(30)側に付勢されてい
る。また、固定鉤部(31)の垂下直線部(31b)と
伸縮鉤部(32)の垂下直線部(32b)との距離は、
コイルスプリング(35)が伸長した状態(自然状態)
において、荷台フレーム(1)の両副横材(12)(1
2)の外側面間の距離よりも若干短く設定されている。
(36)は伸縮鉤部(32)の外周面に溶接された矩形
枠状の操作用ハンドルである。
【0023】而して、上記構成を有する運搬台車(A)
の使用方法について説明すると、運搬台車(A)に荷役
パレット(P)を積載する迄の運搬台車(A)自体のト
ラックによる輸送時、あるいは建築施工現場、倉庫等に
おける保管時には、図1に示すように運搬台車(A)
(A)どうしを段積みする。この段積みに際しては、例
えば、下段の運搬台車(A)の収納部(22)から段積
み用支持部材(4)を取り出し、その脚柱(24)を荷
台フレーム(1)の脚柱受け部(17)(17)に挿入
して、段積み用支持部材(4)を荷台フレーム(1)の
上方に突出させる。そして、図1及び図2に示すよう
に、上段に積み上げられる運搬台車(A)をその脚柱受
け部(17)(17)……が下段の段積み用支持部材
(4)の台車受け部(25)に対応するように積み上げ
ると、台車受け部(25)の水平面部(25a)が上方
に積み重ねられた運搬台車(A)の対応する脚柱受け部
(17)(17)の底面に当接すると共に、立上り面部
(25b)が脚柱受け部(17)(17)の外面に当接
して、上段の運搬台車(A)が持ち上げ状態かつ転動不
能状態に支持される。図1においては、運搬台車が2段
重ねにされているだけであるが、上記のようにして積み
上げれば、3段、4段……と段積みすることが可能であ
る。
【0024】荷役パレット(P)を運搬台車(A)に積
載するに際しては、荷役パレット架台部(B)のベース
フレーム(F)を、そのフレーム(F)の横桟(41)
が位置決め用当り部(14)(14)(16)の内側に
位置し、かつベースフレーム(F)の縦材(42)(4
2)が位置決め用当り部(14)(14)の内側に位置
するように、荷台フレーム(1)上に降ろして行くと、
各位置決め用当り部(14)(14)(16)のテーパ
ー面部(14a)(14a)(16a)に案内されて、
図5に示すように架台部(B)が荷台フレーム(1)上
の所定位置に載置されることになる。この積載状態での
運搬台車(A)の走行中に、仮に荷役パレット(P)が
荷台フレーム(1)上を滑動しそうになっても、ベース
フレーム(F)が前記位置決め用当り部(14)(1
4)(16)に当って、滑動が阻止されるので、安定し
た積載走行状態が得られる。
【0025】さらに、荷役パレット(P)を荷台フレー
ム(1)にしっかりと固定するために、固縛装置(5)
を用いる。この固縛装置(5)の使用方法について説明
すると、架台部ベースフレーム(F)の縦材(42)
(42)間の空間に、主体部(30)を縦材(42)
(42)と平行状に差し入れ、固定鉤部(31)を荷台
フレーム(1)の副横材(12)に係止させた後、伸縮
鉤部(32)をコイルスプリング(35)の付勢力に抗
して伸長させて運搬台車(A)の側方に引き出す。その
後、伸縮鉤部(32)を、その先端部が前記固定鉤部
(31)の先端部に対向するように回動させながら、コ
イルスプリング(35)の付勢力に任せて主体部(3
0)側に戻すと、伸縮鉤部(32)が副横材(12)に
係止され、主体部(30)がベースフレーム(F)の横
桟(41)を押圧し、ベースフレーム(F)が荷台フレ
ーム(1)に固縛される。この固縛状態はコイルスプリ
ング(35)の付勢力により保持されるので、強固な固
縛状態が得られる。また、前記操作と逆の操作を行え
ば、この固縛状態は簡単に解除することができる。
【0026】このような固縛状態において、荷台フレー
ム(1)に設けられた吊り上げ用フック(19)(1
9)……にワイヤー等の索条を引っ掛けて、荷役パレッ
ト(P)を運搬台(A)ごと吊り上げることも可能であ
る。
【0027】なお、上記実施例において、段積み用支持
部材(4)が、荷台フレーム(1)に設けられている
が、要すれば車輪取付け用フレーム(2)に設けるもの
としても良い。また、段積み用支持部材収納部(22)
が、車輪取付け用フレーム(2)に設けられているが、
これを荷台フレーム(1)に設けても良い。
【0028】
【考案の効果】この考案は、上述の次第で、運搬台車
(A)の荷台フレーム(1)に、上段に積み重ねられた
運搬台車(A)に当接する段積み用支持部材(4)が設
けられ、この段積み用支持部材(4)により上段の運搬
台車(A)が転動不能に支持されるものとなされている
から、複数台の運搬台車(A)(A)…を安定良く積み
重ねることができ、この段積み状態での輸送、保管を可
能にするので、運搬台車(A)の輸送効率、保管効率を
向上し、ひいては、荷役パレット(P)の輸送効率を向
上しうる。また、この段積み用支持部材(4)は着脱自
在となされているので、荷役パレット(P)の積載時に
邪魔にならず、積載作業の能率を低下させる等の悪影響
を与える虞れはない。また、荷台フレーム(1)に積載
した荷役パレット(P)の架台部(B)を荷台フレーム
(1)に固縛する固縛装置(5)が備えられているか
ら、荷役パレット(P)を運搬台車(A)に固縛するこ
とができ、積載状態の安定化を向上しうる。しかもこの
固縛装置(5)は、架台部(B)を荷台フレーム(1)
に押圧するための主体部(30)と、主体部(30)の
両端に主体部(30)に対して伸縮自在に設けられ、か
つ荷台フレーム(1)の横材(12)(12)に係止可
能な鉤部(31)(32)と、主体部(30)に内装さ
れ、鉤部のうち少なくとも一方(32)を主体部側に付
勢するための弾性体(35)とからなるものであるた
め、一方の鉤部を横材(12)に係止した状態で、他方
の鉤部を弾性体(35)の付勢力に抗して伸長させて横
材(12)に係止するだけの簡単な操作で固縛すること
ができ、また鉤部を弾性体(35)の付勢力に抗して引
っ張るという簡単な操作で上記固縛状態を解除できるの
で、固縛作業、ひいてはクレーンによる積載物を運搬台
車ごと吊り上げる作業の能率を向上し得る。
【0029】請求項2の考案においては、運搬台車
(A)に前記段積み用支持部材(4)を収納する収納部
(22)が設けられているから、荷役パレット(P)の
積載時には段積み用支持部材(4)をこの収納部(2
2)に収納することにより、段積み時及び積載時のいず
れにおいても運搬台車(A)と段積み用支持部材(4)
とを一体的に取り扱うことができ使い勝手が良い
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る運搬台車を積重ねた状態の斜視
図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】この考案に係る運搬台車及び段積み用支持部材
の斜視図である。
【図4】この考案に係る運搬台車にパレットを積載した
状態の斜視図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】固縛装置の断面図である。
【符号の説明】
1…荷台フレーム 2…車輪取付け用フレーム 3…車輪 4…段積み用支持部材 5…固縛装置 22…収納部 30…主体部 31…固定鉤部 32…伸縮鉤部 35…弾性体(コイルスプリング) A…運搬台車 B…架台部 P…積層板状体用荷役パレット
フロントページの続き (72)考案者 小林 憲紀 大阪府堺市鳳南町3丁200番地 大阪エ コン建鉄株式会社内 (72)考案者 桑原 己知夫 大阪府堺市鳳南町3丁200番地 大阪エ コン建鉄株式会社内 (56)参考文献 実開 昭49−47352(JP,U) 実開 昭50−10748(JP,U) 実開 昭53−141661(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62B 3/16 B65D 19/40 B65D 19/44

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ガラス等の積層板状体用荷役パレット
    (P)の架台部(B)を積載可能な荷台を形成するため
    荷台フレーム(1)と、 前記 荷台フレーム(1)の両端に設けられ、下面に車輪
    (3)が取付けられた車輪取付け用フレーム(2)と、 記荷台フレーム(1)又は車輪取付け用フレーム
    (2)に着脱自在に設けられ、積重ねられた上段の運搬
    台車(A)に当接して前記上段の運搬台車(A)を転動
    不能に支持するための段積み用支持部材(4)と、 前記荷台フレーム(1)に積載した荷役パレット(P)
    の架台部(B)を荷台フレーム(1)に固縛するための
    固縛装置(5)とを備え、 前記固縛装置(5)が、架台部(B)を荷台フレーム
    (1)に押圧するための主体部(30)と、その主体部
    (30)の両端に主体部(30)に対して伸縮自在に設
    けられ、かつ荷台フレーム(1)の横材(12)(1
    2)に係止可能な鉤部(31)(32)と、前記主体部
    (30)に内装され、かつ前記鉤部のうち少なくとも一
    方(32)を主体部側に付勢するための弾性体(35)
    とからなり、 前記弾性体(35)の付勢力により、前記鉤部(31)
    (32)を前記荷台フレーム(1)の横材(12)(1
    2)に係止させた状態においては、前記主体部(30)
    が前記架台部(B)を前記荷台フレーム(1)に押圧状
    態に保持し得るよう構成されてなる ことを特徴とする運
    搬台車。
  2. 【請求項2】 前記荷台フレーム(1)又は車輪取り付
    け用フレーム(2)に、段積み用支持部材(4)を収納
    する収納部(22)が具備されてなる請求項1記載の運
    搬台車。
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