JP2580537Y2 - 除雪機の変速操作機構 - Google Patents

除雪機の変速操作機構

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JP2580537Y2
JP2580537Y2 JP1989054857U JP5485789U JP2580537Y2 JP 2580537 Y2 JP2580537 Y2 JP 2580537Y2 JP 1989054857 U JP1989054857 U JP 1989054857U JP 5485789 U JP5485789 U JP 5485789U JP 2580537 Y2 JP2580537 Y2 JP 2580537Y2
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稔 森元
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八鹿鉄工 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、除雪機の変速操作機構の改良に関するもの
であり、走行クラッチレバーと主変速レバーと副変速レ
バーを1本の変速レバーにより兼用することにより、除
雪作業中のレバー操作の煩雑さを解消したものである。
(ロ)従来技術 従来から、除雪機の変速機構において、ベルトテンシ
ョン式の副変速装置と、接当円板変速装置により構成し
た主変速装置を具備した技術は公知とされているのであ
る。例えば、実開昭62−145727号公報に記載の技術の如
くである。
また、変速レバーの1方向の回動で主変速装置を切換
え、他方向への回動で、副変速装置を切り換える技術
は、実開昭61−183736号公報や、実開昭50−75903号公
報や、実開昭55−15189号公報や、実開昭57−194129号
公報により公知されているのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案は除雪機の操作において1本の変速レバーを操
作することにより、前後操作で、ベルトテンション式変
速装置を高速位置・中立位置・低速位置に切換、左右操
作により、前後進変速を含めた無段変速を可能とした接
当円板変速装置を切換るべく構成し、変速レバーを中立
位置の位置に操作すると、ベルトテンション式変速装置
を動力断接状態とすると同時に、自動的に接当円板変速
装置も動力断絶状態として、2系統の変速装置の両方を
動力断絶状態とすることにより、変速操作性を向上し、
安全性を向上させたものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
するための構成を説明する。
エンジン出力軸42上と、変速カウンター軸41との間に
ベルトテンション式の高低副変速装置を構成し、前記変
速カウンター軸41の端部に設けた円板7と、該変速カウ
ンター軸41に直交して配置した変速出力軸47上に係合状
態で摺動可能とした摩擦板8との間で、前後進変速を含
めた無断変速を可能とした接当円板変速装置を構成し、
変速レバー1の前後方向の回動によりベルトテンション
式変速装置を高速位置・中立位置・低速位置に切換え、
該中立位置での変速レバー1の左右方向への回動によ
り、摩擦板8を左右に摺動して接当円板式変速装置を操
作する構成において、前記変速レバー1を中立位置Nへ
回動操作することにより、ベルトテンション式変速装置
の低速ベルト24及び高速ベルト25が弛緩し、変速カウン
ター軸41は付勢力により、枢支軸受40部分を中心に回動
し、該変速カウンター軸41上の円板7が摩擦板8との間
を離間する方向に回動し動力断絶状態を構成するもので
ある。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は除雪機の全体側面図、第2図は同じく後面
図、第3図は本考案の変速機構を示すスケルトン図、第
4図は円板7と変速軸の部分の斜視図、第5図はレバー
ガイド板3と操作ハンドル9の部分の上面斜視図、第6
図は同じく下面斜視図、第7図は同じく側面断面図、第
8図はレバーガイド板3の平面図である。
第1図、第2図において、全体構成から説明する。
クローラ式走行装置28の上にエンジンEと変速装置を
載置し、該エンジンEの前部にオーガ29とブロワー45が
配置されている。該ブロワー45の上方にシュート27が配
置されており、該シュート27の方向を操作ハンドル9の
側から操作可能とするホイールギア30が固設されてい
る。
また、エンジンEの後部に向けて操作ハンドル9が突
出されており、該操作ハンドル9の左右にわたりレバー
ガイド板3が架設されている。
該レバーガイド板3に、本考案の要部である変速レバ
ー1とオーガクラッチレバー34とシュートキャップ46の
放出角度調節レバー33が配置されている。
また、前述のホイールギア30を回転するシュート方向
調節ハンドル31も操作ハンドル9の下方に配置されてい
る。また、変速レバー1の左右回動により、連続リンク
6が上下し、該連動リンク6の上下により、円板7に該
当する摩擦板8が左右にスライドすべく構成している。
次に第3図、第4図において説明する。
エンジンEのエンジン出力軸42は除雪機の進行方向に
向いて配置されており、該エンジン出力軸42上に、低速
出力プーリ20と高速出力プーリ21とオーガ出力プーリ22
が固設られている。
そして、該エンジン出力軸42の下段に変速カウンター
軸41が配置されており、該変速カウンター軸41の上に、
低速カウンタープーリ17と高速カウンタープーリ18が固
設されている。
該低速出力プーリ20と低速カウンタープーリ17の間に
低速ベルト24が、高速出力プーリ21と高速カウンタープ
ーリ18の間に高速ベルト25が、両ベルトとも低速テンシ
ョンプーリ14と高速テンションプーリ15により弛緩・緊
張の切換可能に巻き掛けされている。
また、該変速カウンター軸41は、枢支軸受40により中
途部を枢支されており、該枢支軸受40は、枢支軸39によ
り枢支されており、該枢支軸受40は変速カウンター軸41
を軸受したままで、前後端を上下に、僅かであるが回動
可能としているのである。
そして、低速テンションプーリ14も高速テンションプ
ーリ15も弛緩している変速中立の状態では、低速ベルト
24も高速ベルト25も低速カウンタープーリ17と高速カウ
ンタープーリ18に接触していないので、該変速カウンタ
ー軸41は前端を下方へ回動することが可能であり、該低
速カウンタープーリ17と高速カウンタープーリ18と変速
カウンター軸41の重量により、また、第4図に示す付勢
バネ37の付勢力により、変速カウンター軸41が前端を下
方にして回動するので、円板7が回動し、摩擦板8との
接当部が離間し、変速出力軸47に動力を伝達しない中立
状態が得られるのである。
また、オーガ29を駆動するオーガ駆動軸43の上にオー
ガプーリ19が固設されており、該オーガプーリ19と前述
のオーガ出力プーリ22との間にオーガベルト26が巻き掛
けされており、オーガテンションプーリ16の操作により
該オーガベルト26が緊張・弛緩し、動力の断接を行うの
である。
該オーガテンションプーリ16の緊張・弛緩をオーガク
ラッチレバー34により操作するものである。
摩擦板8と円板7との接当による無段変速装置は従来
から公知とされており、変速カウンター軸41の中立時に
おける前方下方への回動により円板7が摩擦板8から離
間して動力の断絶状態を得る技術も従来から公知とされ
ている。
即ち、摩擦板8は変速レバー1の左右回動により、第
2図、第6図に示す如く、アーム1aと連動リンク6を介
してアーム58が回動し、該アーム58の回動により、内部
に設けた左右スプライン軸により構成された変速出力軸
47の上に、左右に摺動可能に嵌装された摩擦板8が、円
板7の軸心位置を通過して左右に摺動することにより、
前進・後進の切換を行い、軸心位置からの接当位置の距
離により無段変速を行うのである。
第6図に示す如く、変速レバー1はその基部が二股部
1bを構成しており、該二股部1bの部分が、前後回動枢支
軸4に、直角方向に枢支した左右回動枢支軸5に枢支さ
れており、変速レバー1は左右回動枢支軸5を中心に左
右に回動が可能であり、該回動位置で前後方向に回動す
ると、前後回動枢支軸4を中心に前後に回動が可能とし
ているのである。
変速レバー1の左右回動枢支軸5を中心とする回動に
より、前述の摩擦板8が変速出力軸47の上を左右に摺動
して、前進・後進の切換と無段変速を行い前後回動枢支
軸4を中心とする前後の回動により、低速テンションプ
ーリ14と高速テンションプーリ15を択一的に緊張させ
て、低速・高速を切り換えるのである。
また、該変速レバー1は、第7図に示す付勢バネ38に
より付勢されて、低速側に位置しているのである。
レバーガイド板3に設けた変速レバー1の変速ガイド
溝は、第8図の如く構成されており、前方には副変速が
高速で、左右に前後進の無段変速が可能なHラインがあ
り、中央に、前述の如く円板7が回動して摩擦板8との
間に離間間隙を構成した中立のNラインがあり、後方に
副変速は低速で、摩擦板8の左右操作により前後進の無
段変速が可能なLラインがあるが、本ガイド溝の場合に
は、円板7と摩擦板8による無段変速はガイド溝の位置
により有段変速に変えている。
即ち、副変速高速において、F4′,F3′,F2′,F1′,
R′の5段に変速位置を限定し、また、副変速低速にお
いて、F4,F3,F2,F1,Rの5段に変速位置を限定してい
る。
副変速の高速位置と低速位置とで、変速レバー1が一
気に入れ換わり、速度の急激な変化が発生しないよう
に、高速と低速の溝の位置を齟齬させて配置しているの
である。
第9図はエンジンEとエンジン出力軸42の部分の左側
面図、第10図は同じく右側面図、第11図はオーガクラッ
チレバー34が接続状態で、副変速が低速状態の斜視図、
第12図はオーガクラッチレバー34が接続状態で、副変速
が高速状態の斜視図、第13図はオーガクラッチレバー34
が断絶状態で、副変速が中立状態の斜視図である。
第9図、第10図において示す如く、シュート方向調節
ハンドル31は、先端に螺子ギア32が配置されており、該
シュート方向調節ハンドル31を回転すると、ホイールギ
ア30に噛合した状態の螺子ギア32が回転し、ホイールギ
ア30を回動し、シュート27が左右に方向を変換すべく構
成している。
第11図から第13図において示す如く、変速レバー1に
より前後に回動する前後回動枢支軸4の左端部には、前
後に突出した高低切換アーム2が固設されており、該高
低切換アーム2の前端には高速リンク12が、後端には低
速リンク13が枢支連結されており、変速レバー1の前後
への回動によりどちらかが択一的に操作されるように構
成されている。
そして、高速リンク12は高速ワイヤー10を介して高速
テンションプーリ15に連結され、低速リンク13は低速ワ
イヤー11を介して低速テンションプーリ14に連結されて
いる。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、変速レバー1を中立位置のNラインに位置さ
れることにより、ベルトテンション式変速装置と接当円
板変速装置の両者が動力断絶状態となるので、別に走行
クラッチレバー等を改めて設ける必要が無くなったので
ある。
また、変速レバー1を中立位置のNラインに操作する
だけで、走行動力断絶状態を得ることか出来るようにな
ったのである。
第2に、変速レバー1により、ベルトテンション式変
速装置と接当円板変速装置の両方を操作可能とした構成
において、変速レバー1をベルトテンション式変速装置
の中立位置に操作すると、接当円板変速装置を構成する
円板7と摩擦板8の間も、動力断絶状態に自動的に切り
換わるのである。
故に、ベルトテンション式変速装置と同時に接当円板
変速装置も、動力断絶状態となるので、変速レバー1の
操作性が向上するのである。
第3に、変速レバー1の中立位置Nラインでの操作に
おいては、動力伝達状態が2重に断絶されていることに
より、安全な状態で変速操作をすることが可能となった
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は除雪機の全体側面図、第2図は同じく後面図、
第3図は本考案の変速機能を示すスケルトン図、第4図
は円板7と変速軸の部分の斜視図、第5図はレバーガイ
ド板3と操作ハンドル9の部分の上面斜視図、第6図は
同じく下面斜視図、第7図は同じく側面断面図、第8図
はレバーガイド板3の平面図、第9図はエンジンEとエ
ンジン出力軸42の部分の左側面図、第10図は同じく右側
面図、第11図はオーガクラッチレバー34が接続状態で、
副変速が低速状態の斜視図、第12図はオーガクラッチレ
バー34が接続状態で、副変速が高速状態の斜視図、第13
図はオーガクラッチレバー34が断絶状態で、副変速が中
立状態の斜視図である。 1……変速レバー 2……高低切換アーム 3……レバーガイド板 4……前後回動枢支軸 5……左右回動枢支軸 6……連動リンク 7……円板 8……摩擦板 42……エンジン出力軸 F4′,F3′,F2′,F1′,R′……副変速高速溝 F4,F3,F2,F1,R……副変速低速溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン出力軸42上と、変速カウンター軸
    41との間にベルトテンション式の高低副変速装置を構成
    し、前記変速カウンター軸41の端部に設けた円板7と、
    該変速カウンター軸41に直交して配置した変速出力軸47
    上に係合状態で摺動可能とした摩擦板8との間で、前後
    進変速を含めた無段変速を可能とした接当円板変速装置
    を構成し、変速レバー1の前後方向の回動によりベルト
    テンション式変速装置を高速位置・中立位置・低速位置
    に切換え、該中立位置での変速レバー1の左右方向への
    回動により、摩擦板8を左右に摺動して接当円板式変速
    装置を操作する構成において、前記変速レバー1を中立
    位置Nへ回動操作することにより、ベルトテンション式
    変速装置の低速ベルト24及び高速ベルト25が弛緩し、変
    速カウンター軸41は付勢力により、枢支軸受40部分を中
    心に回動し、該変速カウンター軸41上の円板7が摩擦板
    8との間を離間する方向に回動し動力断絶状態を構成す
    ることを特徴とする除雪機の変速操作機構。
JP1989054857U 1989-05-12 1989-05-12 除雪機の変速操作機構 Expired - Lifetime JP2580537Y2 (ja)

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