JP2580470B2 - ファイル - Google Patents

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JP2580470B2
JP2580470B2 JP5170095A JP17009593A JP2580470B2 JP 2580470 B2 JP2580470 B2 JP 2580470B2 JP 5170095 A JP5170095 A JP 5170095A JP 17009593 A JP17009593 A JP 17009593A JP 2580470 B2 JP2580470 B2 JP 2580470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファイル、詳しくは、表
表紙と裏表紙とを背表紙にヒンジ部を介して連設した表
紙本体の前記背表紙に綴具を取付けて成るファイルに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、背表紙の内面に、基板と、この
基板の幅方向両側に起立状に立設する綴杆をもった立壁
とロック板とから成る綴具を取付けるようにしたファイ
ルは、実開平2ー117187号公報に示されているよ
うに、主として一枚の厚紙から成る表紙本体の長さ方向
中央部に平行な2本のヒンジ部を設け、これらヒンジ部
間を前記背表紙として、この背表紙内面に前記綴具を取
付けており、前記表表紙及び裏表紙を開いて前記綴具に
紙葉を綴込み、また、紙葉を綴込んだ後は、前記表表紙
と裏表紙とが前記綴具の幅方向両側で対向するように閉
じて、ファイリング棚等に起立させて保管するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のように構
成するファイルは、背表紙の幅が広くなっていて、多数
の紙葉を綴込めるようにしているから、前記表紙本体
は、厚紙で形成することが多く、しかも、厚紙の厚さも
起立保管時の強度が得られるように厚くしている。
【0004】そして、斯く構成する表紙本体にヒンジ部
を形成する場合、前記表紙本体の外面から内面に向かっ
て凹状に押圧して形成するのであって、これらヒンジ部
は、内方に向かって突き出るように膨出する形状になっ
ている。このため、表表紙及び裏表紙を背表紙に対し展
開状に開いたり、折畳状に閉じることができるのである
が、折畳状に閉じるとき、前記内方に向かって突き出る
形状のヒンジ部は、その膨出部が圧縮状に弾性変形する
ことになる。従って、前記表表紙及び裏表紙を折畳状に
閉じるとき、前記ヒンジ部の弾性変形による反力がこれ
ら表表紙及び裏表紙に開き方向に作用し、このヒンジ部
の反力により表表紙及び裏表紙が広がることになり、机
上などに置いた場合における見栄えが悪いだけでなく、
場所も取る問題があった。
【0005】また、前記表紙本体は、前記したように厚
紙で形成される他、厚肉の合成樹脂シートで形成される
こともあるが、この合成樹脂シートから成る表紙本体に
ヒンジ部を形成する場合、前記表紙本体の内面に、外面
に向かって凹入する凹条を設けて薄肉状に形成するので
ある。このため、表表紙及び裏表紙を背表紙に対し折畳
状に閉じるとき、前記ヒンジ部は、展開状態から起立状
態に折曲げ螺れるため、その薄肉部が弾性変形すること
になり、従って、前記表表紙及び裏表紙を折畳状に閉じ
るとき、前記ヒンジ部の弾性変形による反力がこれら表
表紙及び裏表紙に開き方向に作用し、表紙本体を厚紙で
形成した場合と同様、前記ヒンジ部の反力により閉じた
表表紙及び裏表紙が広がることになるのである。
【0006】本発明の目的は、表表紙及び裏表紙を折畳
状に閉じるとき、ヒンジ部の反力により、これら表表紙
及び裏表紙が広がるのを防止できて、平行状に対向させ
て閉じることができるようにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、表表紙12と裏表紙13
とを背表紙11にヒンジ部14を介して連設した表紙本
体1と、基板21の幅方向両側部に綴杆22をもった立
壁24とロック板28とを起立状に設けた綴具2とから
成り、この綴具2を前記背表紙11に取付けたファイル
であって、前記表表紙12及び裏表紙13と、前記綴具
2の立壁24及びロック板28との間に、前記表表紙1
2及び裏表紙13を閉じたとき、これら表表紙12及び
裏表紙13を前記綴具2の立壁24及びロック板28に
係止する係止手段5を設けたのである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、係止手段5
を、表表紙12と裏表紙13との内面に取付け、前記表
表紙12及び裏表紙13を閉じたとき、前記綴具2の立
壁24及びロック板28の端縁部が係合する係止片53
により形成したのである。
【0009】また、請求項3記載の発明は、表表紙12
及び裏表紙13に、これら表表紙12及び裏表紙13を
閉じたとき、綴具2の立壁24及びロック板28を受入
れ、これら立壁24及びロック板28をヒンジ部14の
形成位置上に位置させる受入部4を設け、これら受入部
4と、前記立壁24及びロック板28との間に係止手段
5を設けたのである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、表紙本体1の表表紙
12及び裏表紙13と、前記立壁24及びロック板28
との間に前記係止手段5を設けたから、前記表表紙12
及び裏表紙13を閉じたとき、これら表表紙12及び裏
表紙13は、前記係止手段5により前記背表紙11に固
定される綴具2の前記立壁24及びロック板28に係止
され、従って、前記各ヒンジ部14の反力による表表紙
12及び裏表紙13の広がりを防止できるのである。こ
の結果、折畳み状に閉じたファイルを机上などに起立状
に置いた場合でも、表表紙12及び裏表紙13を平行状
に起立させられるから、見栄えが悪くなる問題はない
し、また、机上などに置くときのスペースを小さくでき
るのである。
【0011】また、請求項2記載の発明では、係止手段
5を、前記綴具2の立壁24及びロック板28の端縁部
が係合する係止片53により形成して、表表紙12と裏
表紙13の内面に取付けたから、前記表紙本体1及び綴
具2の構造を変えることなく、前記係止片53を取付け
るだけの簡単な構成で、表表紙12及び裏表紙13の広
がりを防止できるのである。
【0012】また、請求項3記載の発明では、表表紙1
2及び裏表紙13に、綴具2の立壁24及びロック板2
8を受入れる前記受入部4を設けて、これら受入部4
と、前記立壁24及びロック板28との間に係止手段5
を設けたから、前記表表紙12及び裏表紙13を閉じた
とき、前記綴具2の幅方向外側面を、表表紙12及び裏
表紙13内面より外方に位置させることができ、従っ
て、それだけ前記立壁24とロック板28との内面間隔
H1、即ち、綴具2の内法幅H1を広くでき、ファイル
の背幅に対する綴込み量を増大することができながら、
前記受入部4を利用して特別な係止片を用いることなく
係止手段5を形成でき、それだけ構造を簡単にできるの
である。
【0013】
【実施例】図1〜図4に示したファイルは、表紙本体1
を厚さが約2.8〜3.0mmの合成樹脂シートで形成
し、この表紙本体1の背表紙11内面に綴具2を取付け
たものである。
【0014】前記表紙本体1は、図1のようにその長さ
方向中央部内面に、外面に向かって凹入する平行な2本
の薄肉ヒンジ部14、14を設け、これらヒンジ部14
間を背表紙11として、この背表紙11に前記各ヒンジ
部14を介して表表紙12と裏表紙13とを一体に連設
している。
【0015】また、図1、図3及び図4に示した綴具2
は、矩形状の基板21と、2本の筒状綴杆22をもち、
かつ、前記基板21の幅方向一側部に枢支軸23を介し
て揺動可能に枢支する矩形状の立壁24と、前記筒状綴
杆22に挿入する2本の挿込杆25をもった押え板26
と、前記基板21の幅方向他側部に枢支軸27を介して
揺動可能に枢支し、かつ、前記押え板26の幅方向一端
部と係合して、前記立壁24の揺動をロックするロック
板28とから成り、図4に示すように前記立壁24と基
板21との間に、前記立壁24を常時倒伏方向(図4の
時計方向)に付勢する付勢ばね29を介装し、また、前
記ロック板28と基板21との間にも、前記ロック板2
8を常時起立方向(図1の時計方向)に付勢する付勢ば
ね30を介装して構成したもので、前記基板21を、前
記背表紙11の内面に取付ピン3を介して密着状に取付
けるのであり、使用に際しては、前記押え板26の挿込
杆25を前記筒状綴杆22に挿入した状態で前記ロック
板28の上端側係合部28aを前記押え板26の幅方向
一端部と係合させることにより、前記立壁24を起立位
置にロックし、また、前記ロック板28を図4の反時計
方向に揺動操作して、前記係合部28aの押え板26と
の係合を離脱することにより、前記立壁24のロックを
解除できるようにしている。尚、前記基板21と、立壁
24と、ロック板28と、挿込杆25を除く押え板26
とは合成樹脂で成形しており、また、前記挿込杆25は
金属線をU字形に湾曲させて形成し、その連結部分を、
前記押え板26の成形時、一体に結合するようにしてい
る。また、前記基板21の前記ロック板28を枢支する
側には、前記付勢ばね30によるロック板28の図1の
時計方向への倒伏を阻止するストッパ20を設けてい
る。
【0016】しかして、図1〜図4に示した実施例は、
前記表紙本体1の表表紙12と裏表紙13との両方に、
前記表紙本体1を図3及び図4のように折畳状に閉じた
とき、これら表表紙12と裏表紙13とに対向する前記
立壁24及びロック板28を前記各ヒンジ部14、14
の内側から、即ち、背表紙11側から受入れ、これら立
壁24及びロック板28を、前記各ヒンジ部14の形成
位置上に位置させる受入部4、4を設け、これら受入部
4の長さ方向両端面に係止突起51を一体に突設すると
共に、前記立壁24及びロック板28の長さ方向両端部
に、前記表表紙12及び裏表紙13を閉じたとき、前記
各係止突起51と係合する凹状係合部52を設け、これ
ら係止突起51と係合部52との係合により、前記表表
紙12及び裏表紙13を起立状の前記立壁24及びロッ
ク板28に係止する係止手段5を構成し、前記表表紙1
2及び裏表紙13を平行状に対向させることができるよ
うにしたのである。
【0017】前記各ヒンジ部14と、各受入部4と、各
係止突起51とは、前記表紙本体1の成形時に形成する
のであって、図1〜図4では、前記受入部4を、表紙本
体1の内面から外面に向かって凹入する凹入部により形
成しており、また、前記各係止突起51は、受入部4の
端面全体に設けるのでなく、図1及び図2のように受入
部4の長さ方向端面における幅方向中央部で、凹入部入
口側に略半円形に形成して、前記各係合部52との係合
時、合成樹脂の撓み特性を利用して弾性変位させ得るよ
うにしている。
【0018】また、図2及び図3に示した各係合部52
は、前記立壁24及びロック板28の長さ方向両端部
で、かつ、幅方向中央部分を凹入させて形成している
が、凹入させることなく立壁24及びロック板28の厚
さ方向一側面を係合部としてもよい。
【0019】尚、前記表紙本体1の背表紙11外面に
は、図4に示したように該背表紙11の長さ方向に沿っ
て延びる例えば薄紙から成る背見出し6を設けると共
に、表紙本体1における背表紙11部分の外面に、前記
背見出し6より広幅の透明樹脂シートからなる見出しカ
バー7を取付けて、この見出しカバー7の一端開口部か
ら前記背見出し6を前記カバー7内に挿脱可能に挿入し
ている。
【0020】次に以上のように構成する実施例の作用を
説明する。
【0021】以上のごとく構成したファイルは、表表紙
12及び裏表紙13を展開状に開いて前記綴具2に紙葉
を綴込んだ後、前記表表紙12と裏表紙13とが前記綴
具2の幅方向両側で対向するように折畳状に閉じて、フ
ァイリング棚等に起立させて保管するのである。また、
前記表紙本体1は、合成樹脂シートにより形成した上、
ヒンジ部14を形成しているから、表表紙12及び裏表
紙13を閉じるとき、前記ヒンジ部は、展開状から起立
状に折曲げられるため、その薄肉部が弾性変形すること
になり、このヒンジ部14の弾性変形による反力が前記
表表紙12及び裏表紙13に開き方向に作用することに
なるが、図1及び図3に示すように前記表表紙12と裏
表紙13との両方に係止突起51を設けると共に、綴具
2の立壁24及びロック板28に係合部52を設けてい
るから、前記表表紙12及び裏表紙13を閉じたとき、
前記係止突起51を係合部52に係合させることによ
り、前記表表紙12及び裏表紙13は、前記背表紙11
に固定した前記綴具2の綴具2の立壁24及びロック板
28に係止され、従って、前記各ヒンジ部14の反力に
よる表表紙12及び裏表紙13の広がりを防止できるの
である。このため、折畳状に閉じたファイルを机上など
に起立状に置いた場合でも、表表紙12及び裏表紙13
を平行状に起立させられ、見栄えが悪くなることはない
し、また、机上などに置くときのスペースを小さくでき
るのである。
【0022】また、以上のように表表紙12及び裏表紙
13の広がりを防止できながら、前記各係止突起51
は、前記受入部4の端面に形成しているから、これら係
止突起51が表表紙12及び裏表紙13の内面から外方
に突出することもないのである。
【0023】更に、図1〜図4に示した実施例では、前
記表表紙12及び裏表紙13に、前記綴具2の立壁24
及びロック板28を受入れる受入部4を設けているか
ら、前記基板21を背表紙11内面に取付けたとき、前
記立壁24とロック板28とは前記各ヒンジ部14の形
成位置上に位置させることができ、しかも、前記表表紙
12及び裏表紙13を閉じたとき、図3及び図4のよう
に綴具2の幅方向外側面を、表表紙12及び裏表紙13
内面より外方に位置させることができるので、それだけ
前記立壁24とロック板28との内面間隔H1、即ち、
綴具2の内法幅H1を広くできるのであり、従って、フ
ァイルの背幅に対する綴込み量を増大することができる
のである。
【0024】尚、以上説明した実施例では、表表紙12
及び裏表紙13に受入部4を設け、これら受入部4の端
面に係止突起51を一体に設けたが、その他、図5に示
すように一端側に取付部53aをもち、他端側に係止部
53bをもった平板状の係止片53を用い、この係止片
53の取付部53aを、表表紙12及び裏表紙13の前
記受入部4近くに取付ピンとか接着或は融着などの取付
手段により取付け、前記係止部53bを前記受入部4内
に突入させるようにしてもよい。また、係止片53を用
いる場合、図6に示すように前記各受入部4をなくし、
図5に示した係止片53の取付部53aと係止部53b
との間に段部53cを設けて、前記取付部53aを表表
紙12及び裏表紙13内面に取付けたとき、前記係止部
53bが表表紙12及び裏表紙13内面に対し外方に突
出するようにして、表表紙12及び裏表紙13を閉じた
とき、前記係止部53bが前記立壁24及びロック板2
8の係合部52と係合するようにしてもよい。尚、この
図6の実施例の場合も前記係合部52は図5のように凹
状に形成しなくともよいのである。
【0025】また、以上の実施例では、表表紙12及び
裏表紙13に係止突起52又は係止片53を設け、立壁
24及びロック板28に係合部52を設けたが、例えば
図7及び図8に示すようにその反対に設けてもよい。図
7及び図8に示した実施例では、前記立壁24及びロッ
ク板28の長さ方向両端部で、幅方向中央部に、これら
立壁24及びロック板28の端面から外方に向かって突
出する前記係止突起52を一体に設けると共に、前記表
表紙12及び裏表紙13における前記受入部4の長さ方
向両端に、受入部端面から凹入する係合部52を設け、
前記表表紙12及び裏表紙13を閉じたとき、前記各係
止突起51と係合部52とが係合して、前記表表紙12
及び裏表紙13を立壁24及びロック板28に係止する
ようにしている。尚、この実施例においても、前記立壁
24及びロック板28に、図5或は図6のような係止片
53を取付けるようにしてもよい。
【0026】また、以上の実施例では、表紙本体1を合
成樹脂で形成しているが、その他、この表紙本体1は厚
紙で形成してもよいのである。この場合、主として図5
又は図6に示したような係止片53を取付けるのであ
る。
【0027】また、前記表紙本体1に受入部4を設ける
場合、この受入部4は、図1〜図4に示すように凹入状
に形成する他、図9に示すように貫通状の切欠きにより
形成してもよい。斯くすることにより、表表紙12及び
裏表紙13を閉じたとき、図9のように立壁24及びロ
ック板28の内面を、前記表表紙12及び裏表紙13の
内面位置と面一状又はほゞ面一状にできるから、それだ
け綴具2の内法幅H1を広くできるのであり、ファイル
の背幅に対する綴込み量をより増大することができるの
である。また、前記受入部4を切欠きにより形成する場
合、前記背見出し6の幅方向両端側に、前記各ヒンジ部
14を越えて前記表表紙12及び裏表紙13に向かって
延び、前記各受入部4を隠蔽する隠蔽部61、61を一
体に設けるのが好ましい。斯くすることにより、前記立
壁24及びロック板28が前記各受入部4から表紙本体
1の外面側に露出しないようにできる。また、前記受入
部4を切欠きにより形成する場合、図示していないが、
前記綴具2における基板21の長さ方向両端部に、前記
背表紙11の内面に沿って前記受入部4の両端縁よりも
外方に向かって延びる一対の延長部を一体に設け、これ
ら延長部を、前記取付ピン3を介して背表紙11内面に
取付けるようにしてもよい。斯くすることにより前記背
表紙11の前記切欠き受入部による強度低下を補うこと
ができるのである。また、前記背表紙11を補強する場
合、該背表紙11に補強板を取付けてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、表紙本体1の表表紙12及び裏表紙13と、前記立
壁24及びロック板28との間に、これら表表紙12及
び裏表紙13を前記立壁24及びロック板28に係止す
る係止手段5を設けたから、表表紙12及び裏表紙13
を折畳状に閉じたとき、これら表表紙12及び裏表紙1
3は、背表紙11に固定される綴具2の立壁24及びロ
ック板28に係止され、従って、前記各ヒンジ部14の
反力による表表紙12及び裏表紙13の広がりを防止で
き、この結果、折畳状に閉じたファイルを机上などに起
立状に置いた場合でも、表表紙12及び裏表紙13を平
行状に起立させられるから見栄えが悪くなることはない
し、また、机上などに置くときのスペースを小さくでき
るのである。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、係止
手段5を、前記綴具2の立壁24及びロック板28の端
縁部が係合する係止片53により形成して、表表紙12
及び裏表紙13の内面に取付けたから、前記表紙本体1
及び綴具2の構造を変えることなく、前記係止片53を
取付けるだけの簡単な構成で表表紙12及び裏表紙13
の広がりを防止できるのである。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、表表
紙12及び裏表紙13に、綴具2の立壁24及びロック
板28を受入れ、これら立壁24及びロック板28をヒ
ンジ部14の形成位置上に位置させる受入部4を設け、
これら受入部4と、前記立壁24及びロック板28との
間に係止手段5を設けたから、前記表表紙12及び裏表
紙13を閉じたとき、前記綴具2の幅方向外側面を、表
表紙12及び裏表紙13内面より外方に位置させること
ができるので、それだけ前記立壁24とロック板28と
の内面間隔H1、即ち、綴具2の内法幅H1を広くでき
るのであり、従って、ファイルの背幅に対する綴込み量
を増大することができながら、前記受入部4を利用して
特別な係止片を用いなくとも係止手段5を形成でき、そ
れだけ構造をより簡単にできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ファイルを開いた状態での一部省略斜視
図。
【図2】要部のみの分解斜視図。
【図3】拡大断面図。
【図4】図3の中央横断面図。
【図5】別の実施例を示す分解斜視図。
【図6】更に別の実施例を示す分解斜視図。
【図7】同別の実施例を示す分解斜視図。
【図8】図8の実施例のファイルを開いた状態での一部
省略斜視図。
【図9】別の実施例を示す拡大横断平面図。
【符号の説明】
1 表紙本体 11 背表紙 12 表表紙 13 裏表紙 14 ヒンジ部 2 綴具 22 綴杆 24 立壁 28 ロック板 4 受入部 6 背見出し 61 隠蔽部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表表紙(12)と裏表紙(13)とを背表
    紙(11)にヒンジ部(14)(14)を介して連設し
    た表紙本体(1)と、基板(21)の幅方向両側部に綴
    杆(22)をもった立壁(24)とロック板(28)と
    を起立状に設けた綴具(2)とから成り、この綴具
    (2)を前記背表紙(11)に取付けたファイルであっ
    て、前記表表紙(12)及び裏表紙(13)と、前記綴
    具(2)の立壁(24)及びロック板(28)との間
    に、前記表表紙(12)及び裏表紙(13)を閉じたと
    き、これら表表紙(12)及び裏表紙(13)を前記綴
    具(2)の立壁(24)及びロック板(28)に係止す
    る係止手段(5)を設けていることを特徴とするファイ
    ル。
  2. 【請求項2】係止手段(5)は、表表紙(12)と裏表
    紙(13)との内面に取付けられ、前記表表紙(12)
    及び裏表紙(13)を閉じたとき、前記綴具(2)の立
    壁(24)及びロック板(28)の端縁部が係合する係
    止片(53)により構成されている請求項1記載のファ
    イル。
  3. 【請求項3】表表紙(12)及び裏表紙(13)は、こ
    れら表表紙(12)及び裏表紙(13)を閉じたとき、
    綴具(2)の立壁(24)及びロック板(28)を受入
    れ、これら立壁(24)及びロック板(28)をヒンジ
    部(14)(14)の形成位置上に位置させる受入部
    (4)(4)を備え、これら受入部(4)(4)と、前
    記立壁(24)及びロック板(28)との間に係止手段
    (5)が設けられている請求項1記載のファイル。
JP5170095A 1993-07-09 1993-07-09 ファイル Expired - Lifetime JP2580470B2 (ja)

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