JP2580181B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2580181B2
JP2580181B2 JP62153543A JP15354387A JP2580181B2 JP 2580181 B2 JP2580181 B2 JP 2580181B2 JP 62153543 A JP62153543 A JP 62153543A JP 15354387 A JP15354387 A JP 15354387A JP 2580181 B2 JP2580181 B2 JP 2580181B2
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JP
Japan
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plunger
spacer
solenoid valve
leg
core
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JP62153543A
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利信 太田
将生 鈴木
義昭 井上
佳久 野村
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、流体圧回路に付設され高応答性が要求され
る、例えばアンチスキッド等に適用される電磁弁に関
し、特にプランジャとコア間にスペーサが介装されるタ
イプの電磁弁に関するものである。
(従来の技術) 上記タイプに属する従来の代表的な電磁弁の構造とそ
の作用を第6図に基づいて簡単に説明する。
1はワイヤの一部がリード線2とつながった電磁コイ
ルであり、その中心部には図面の上から下へ順次ヨーク
3、プランジャ4、コア5と組付けている。
ヨーク3は、そのプランジャ4側の中心部にシール材
6を密嵌すると共に通じる流路3aが形成されている。前
記シール材6には前記流路3aに連通するオリフィス6aが
設けられ、その入口は有底円筒状のプランジャ4底面の
中心に固着された鋼球7に対向している。プランジャ4
には底部を軸心方向に貫通する複数の流路4aが形成さ
れ、内部底面とコア5との間に圧縮スプリング8が介装
される。
コア5は蓄圧部からの圧力流体入口5aと、これに連通
し前記プランジャ4の内部に向けられた流路5bが形成さ
れ、上記電磁コイル1の内面にOリング等を介して液密
に嵌合固定される。更に、これらの各部材を外部から囲
むようにしてケース10が固設される。
前記プランジャ4は前記圧縮スプリング8により、常
時図示上方に付勢され、前記鋼球7が前記シール材6の
オリフィス6a入口を閉塞する状態におかれる。従って、
本電磁弁は常閉バルブである。9は前記コア5の図示上
端面に固着されたスペーサで、第4図に示す如く偏平な
リング状のなしている。
このスペーサ9は、磁気ソレノイドの電源が切られた
ときの残留磁気によるプランジャ4への影響を排除する
ために取付けられるものであり、電磁弁の作動時、即ち
磁気コイル1に電流が流れたときは、ヨーク3、ケース
10、コア5、プランジャ4を通る磁気回路が形成され、
コア5よりスペーサ9を通して磁力線が図面上方から下
方に向けて流れる。プランジャ4は同磁力により圧縮ス
プリング8に抗して図面下方に移動し、プランジャ4の
下端面の一部が同スペーサ9の上面(第5図斜線に示す
部分)に当接する。このとき、電磁弁は開いた状態にな
り、流体はコア5の入口からプランジャ4の流路4aを経
て、シール材6のオリフィス6aからヨーク3の流路3aを
通り作動部へと所定の流量で流れる。
リード線2からの電流が断たれると、上記磁気回路か
ら磁力線が消えるが、このとき残留磁気が生じてプラン
ジャの戻りを抑制し、その応答性に悪影響を与える。ス
ペーサ9は既述の如く、この悪影響を断つために配置さ
れるものであるから、非磁性材料が使われる。
(発明が解決しようとする問題点) しかるに、上記電磁弁では、プランジャ4の端面全体
がスペーサ9に当接するためプランジャ4とスペーサ9
との接触面積が大きく、両者間の密着性が高くなり、ま
たプランジャ4がスペーサ9に密着している時点では、
流体圧はその面積差により図示上方から下方へと働くこ
とになる。
従って、このときプランジャ4は前記密着性に流体圧
の差圧も手伝って、敏速には弁を閉じる位置に復帰でき
ず、応答性の面で未だ問題を残している。
本発明はこれらの問題点を同時に解決せんとしてなさ
れたもので、スペーサを合理的構造にし、プランジャ間
の密着性を低減させると共に、流体圧がプランジャの上
下面から常時かかるようにしてその圧力差を少なくし、
プランジャの復帰を円滑に行おうとするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) このため本願発明は,残留磁気の影響を排除するため
にプランジャの一端とコアの間に非磁性材料からなるス
ペーサを介在させた電磁弁において,前記スペーサを,
前記プランジャの放射方向に延在する複数本の脚部とこ
れら脚部の内端と外端の少なくとも一方を一体に連結す
るリング状部とから形成し,前記脚部の長さを前記プラ
ンジャの一端面の放射方向の長さより長くして,前記プ
ランジャの一端面が前記脚部のみに当接し前記プランジ
ャの一端の内外周が前記脚部の間の隙間により連通する
ように構成してなるもので,これを問題点解決のための
手段とするものである。
(作用) 電磁弁の作動時(バルブ開の状態)、プランジャはス
ペーサの脚部にだけ当接するので、接触面積が小さくな
り、その結果、両者間の密着性も少なくなる。また、ス
ペーサを上記構成とすることにより、プランジャの内外
面に流路が形成され、内外面には常に流体圧が作用し、
面積差に基づく上下方向の圧力差が殆どなくなってプラ
ンジャを一方向に押す力がなくなる。またスペーサを,
複数本の脚部とこれら脚部の内端と外端の少なくとも一
方を一体に連結するリング状部とから形成したことによ
り,板材から打ち抜き形成することが可能であり,この
スペーサを単にプランジャとコアとの間の挿入すれば足
りるので,安価に製造することが出来る。
またスペーサの脚部と脚部との間の隙間が圧力流体の
通路となり,スペーサの厚みの全てを圧力流体通路とし
て有効に利用することができるので,磁気コイルの通電
時の吸引力を低下させることなく流体圧力差によるプラ
ンジャの復帰抵抗を低減できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき特にスペーサを
中心に詳述する。
第1図乃至第3図は本発明の実施例を示し、第1図は
第2図(e)に示した構造のスペーサを適用した本発明
に係る電磁弁のプランジャ部を断面で示している。
同図において、第6図に示した従来の電磁弁と実質的
に同一の部分には同一の符号を付しており、また図示外
の部分は第6図に示した該当部分と一致している。
第1図から明らかな如く、本発明にあってもコア5の
上面にはスペーサ9が固着される。
本発明に適用されるスペーサ9の構造は、基本的には
偏平状のリング9aからなるもので、同リング9aの内径は
プランジャ4の端面外径より大径に形成され、更にリン
グ9aには中心に向けて放射状に複数の脚部が設けられて
いる点であり、その変形例を第2図に多数示している。
第2図(a)〜(c)に示すスペーサ9−1〜9−3
は、上記リング9aに中心に向けて2個、3個、4個と夫
々に脚部9bが形成される。
これらの脚部9bは前記リング9aと同一厚さである。
第2図(d)〜(f)は他の変形例を示し、上記第2
図(a)〜(c)に示すスペーサ9−1〜9−3の脚部
9b中心側端部に夫々同一厚さの小径リング9cを連設した
ものである。
第2図(g)〜(i)に示すスペーサ9−7〜9−9
は、第2図(d)〜(f)に示すスペーサ9−4〜9−
6の外側リング9aの脚部9b間を所望の長さに亙って切除
して形成される。
以上のように構成されたスペーサを本発明に係る電磁
弁に適用すると、例えば第3図に斜線で示す如く、その
脚部9b以外の部分には、プランジャ4の下端面が当接す
ることはない。
第1図は上記磁気回路に磁力線が作用し、プランジャ
4が圧縮スプリング8に抗してコア5の方向に移動し、
スペーサ9に当接して弁を開いている状態を示してい
る。
同図から明らかな如く、プランジャ4の開口端面はス
ペーサ9の脚部に載った状態にあり、流体は矢印で示す
如くプランジャ4の流路4a及びスペーサ9の空間を経て
プランジャ4の外周面とヨーク3との間の間隙を双方を
通ってオリフィス6aへの流れる。
従って、プランジャ4とスペーサ9との接触面積は、
第5図に斜線で示した従来のようなリング状ではなく、
第3図に斜線で示す如き部分的なものとなるため、大巾
に同面積が低減でき、その結果、両者間の密着性も著し
く減少する。また、プランジャ4の室Aに入った流体の
一部はプランジャ4の接触しないスペーサ9の空隙を通
ってプランジャ4の外周面とヨーク2の内面間に形成さ
れている間隙を流れ上部の室Bに達するため、プランジ
ャ4には殆んどその全面に均等に流体圧が作用すること
になり、プランジャ4とスペーサ9の上記接触部の面積
差に基づく上下方向の圧力差も殆んどなくすことがで
き、電磁弁の電流を断ったときのプランジャ4の復帰時
にプランジャ4は敏速にスペーサから離間する。
〔発明の効果〕
以上の説明からも理解されるように、本発明によれば
スペーサの内径をプランジャの接触端面外径よりも大径
に形成すると共に、中心に向けて放射状に複数の脚部を
形成しているため、プランジャとの接触面積を十分に小
さくでき、かつ流体の流れをプランジャ内外面を通して
オリフィスへと流すことが可能となり、前記接触面積の
減少による密着性の低下とプランジャ下方に向く流体圧
の低下とが相挨って、電磁コイルの電流遮断時(電磁弁
の閉時)に敏速に且つ確実に復帰するようになり、一段
と応答性に優れた電磁弁が得られることになる。またス
ペーサを,複数本の脚部とこれら脚部の内端と外端の少
なくとも一方を一体に連結するリング状態とから形成し
たことにより,板材から打ち抜き形成することが可能で
あり,このスペーサを単にプランジャとコアとの間に挿
入すれば足りるので,安価に製造することが出来る。
またスペーサの脚部と脚部との間の隙間が圧力流体の
通路となり,スペーサの厚みの全てを圧力流体通路とし
て有効に利用することができるので,電磁コイルの通電
時の吸引力を低下させることなく流体圧力差によるプラ
ンジャの復帰抵抗を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す電磁弁の主要部断面図、
第2図(a)〜(i)は本発明に適用されるスペーサの
変形例を示す平面図、第3図は本発明の電磁弁が作動し
たときのプランジャの接触部分を示したスペーサの平面
図、第4図は従来のスペーサの平面図、第5図は従来の
スペーサの第3図に相当する説明図、第6図は従来の電
磁弁の断面図である。 図の主要部分の説明 1……電磁コイル 4……プランジャ 5……コア 9……スペーサ 9b……脚部
フロントページの続き (72)発明者 井上 義昭 豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株 式会社内 (72)発明者 野村 佳久 豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−63171(JP,A) 特開 昭58−184379(JP,A) 実開 昭58−133670(JP,U) 実開 昭58−124910(JP,U) 実開 昭58−44575(JP,U) 実開 昭55−29556(JP,U) 実開 昭62−71487(JP,U) 実開 昭62−162480(JP,U) 実開 昭56−35962(JP,U) 実開 昭61−145175(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】残留磁気の影響を排除するためにプランジ
    ャの一端とコアの間に非磁性材料からなるスペーサを介
    在させた電磁弁において,前記スペーサを,前記プラン
    ジャの放射方向に延在する複数本の脚部とこれら脚部の
    内端と外端の少なくとも一方を一体に連結するリング状
    部とから形成し,前記脚部の長さを前記プランジャの一
    端面の放射方向の長さより長くして,前記プランジャの
    一端面が前記脚部のみに当接し前記プランジャの一端の
    内外周が前記脚部の間の隙間により連通するように構成
    したことを特徴とする電磁弁。
JP62153543A 1987-06-22 1987-06-22 電磁弁 Expired - Lifetime JP2580181B2 (ja)

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