JP2579587Y2 - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

Info

Publication number
JP2579587Y2
JP2579587Y2 JP6987693U JP6987693U JP2579587Y2 JP 2579587 Y2 JP2579587 Y2 JP 2579587Y2 JP 6987693 U JP6987693 U JP 6987693U JP 6987693 U JP6987693 U JP 6987693U JP 2579587 Y2 JP2579587 Y2 JP 2579587Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stick
oil passage
boom
pilot
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6987693U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0738258U (ja
Inventor
佳幸 嶋田
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新キャタピラー三菱株式会社 filed Critical 新キャタピラー三菱株式会社
Priority to JP6987693U priority Critical patent/JP2579587Y2/ja
Publication of JPH0738258U publication Critical patent/JPH0738258U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579587Y2 publication Critical patent/JP2579587Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブーム及びスティック
を備えた油圧ショベル等の建設機械の油圧回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械、例えば油圧ショベルにおいて
は、車両本体にブームが装着され、ブームの先端にはス
ティック(アーム)が連結されている。スティックの先
端にはバケットが装着されている。ブームはブームシリ
ンダにより、スティックはスティックシリンダにより、
またバケットはバケットシリンダにより、それぞれ駆動
される。このように構成された作業機を利用して種々の
作業が行なわれるが、そのために、油圧ショベルには油
圧回路が備えられている。そしてこの油圧回路としては
種々の形態のものが存在するが、その中にはブーム優先
モードの設定が可能なものが存在し、既に実用化されて
いる。例えば、前記作業機を利用して土砂等をダンプに
積み込む作業を行なうためには、ブーム上げ速度を速め
る必要がある。その場合、ブーム操作レバーはその操作
量が略最大とされる、いわゆるブーム上げフルレバーと
された状態で作業が行なわれる。前記ブーム優先モード
の設定は、このようなブーム上げフルレバー時におい
て、ブームシリンダに優先的に圧油を供給することを目
的として行なわれるものである。ブーム優先モードが設
定された場合には、ブーム上げ及びスティックイン(引
き寄せ)連動操作において、ブーム上げフルレバー時の
ブームシリンダのブーム上げ室への供給油量が増量され
る分、スティックシリンダのスティックイン室への供給
油量が減量される。
【0003】以上説明したように、油圧ショベルにはブ
ーム優先モードの設定が可能な油圧回路を備えたものが
知られているが、以下、図2を参照して従来のこの種の
油圧回路を説明する。第1油圧ポンプ2とブームシリン
ダ4のブーム上げ室6とは、ブーム上げ油路8により接
続されている。ブーム上げ油路8にはブーム第1制御弁
10が配置されている。通常は図示の中立位置にあるブ
ーム第1制御弁10は、ブーム上げ第1パイロット油路
12を介してパイロット二次圧(本明細書においては単
に「パイロット圧」と略称する)が供給されることによ
りブーム上げ位置に切り換えられる。これにより第1油
圧ポンプ2の吐出圧油がブーム上げ油路8を介してブー
ムシリンダ4のブーム上げ室6に供給され、図示しない
ブームは上昇される。ブーム上げ第1パイロット油路1
2は、ブーム操作弁(リモコン弁)14を介してパイロ
ットポンプ16に接続されている。ブーム操作弁14の
操作は、図示しないブーム操作レバーにより行なわれ
る。したがって前記のようなブームシリンダ4の駆動
は、ブーム操作レバーの操作(ブーム操作弁14の操
作)により制御される。一方第2油圧ポンプ18とステ
ィックシリンダ20のスティックイン室22とは、ステ
ィックイン油路24により接続されている。スティック
イン油路24にはスティック第1制御弁26が配置され
ている。通常は図示の中立位置にあるスティック第1制
御弁26は、スティックイン第1パイロット油路28を
介してパイロット圧が供給されることによりスティック
イン位置に切り換えられる。これにより第2油圧ポンプ
18の吐出圧油がスティックイン油路24を介してステ
ィックシリンダ20のスティックイン室22に供給さ
れ、図示しないスティックはスティックインされる(ブ
ーム側に引き寄せられる)。スティックイン第1パイロ
ット油路28は、スティック操作弁(リモコン弁)30
を介してパイロットポンプ16に接続されている。ステ
ィック操作弁30の操作は、図示しないスティック操作
レバーにより行なわれる。したがって前記のようなステ
ィックシリンダ20の駆動は、スティック操作レバーの
操作(スティック操作弁30の操作)により制御され
る。
【0004】第1油圧ポンプ2とスティックイン油路2
4におけるスティック第1制御弁26の上流位置とは、
スティック合流油路32により接続されている。スティ
ック合流油路32には、開閉弁34とスティック第2制
御弁36とが並列に配置されている。スティック第2制
御弁36は、スティックイン第2パイロット油路38を
介してスティックイン第1パイロット油路28からパイ
ロット圧が供給されることにより、通常は図示の位置で
ある中立位置から開閉弁作動位置に切り換えられる。ス
ティック第2制御弁36が開閉弁作動位置に切り換えら
れると、第1油圧ポンプ2の吐出圧油が油路40を介し
て開閉弁34にパイロット圧として供給される。これに
より開閉弁34は開弁し、スティック合流油路32が連
通する。同時にスティック合流油路32における開閉弁
34の下流位置と上流位置とがスティック第2制御弁3
6を介して連通される。その結果、第1油圧ポンプ2の
吐出圧油がスティック合流油路32を介してスティック
イン油路24に供給される(スティックイン油路24に
供給される第2油圧ポンプ18の吐出圧油に合流・加算
される)。スティックイン第2パイロット油路38には
電磁切換弁42が配置されている。電磁切換弁42は通
常は除勢された状態にあり、スティックイン第2パイロ
ット油路38を連通している。電磁切換弁42が付勢さ
れるとスティックイン第2パイロット油路38を閉じる
と共に、スティック第2制御弁36側のスティックイン
第2パイロット油路38を油タンクTに連通する。これ
によりスティック第2制御弁36は中立位置に復帰させ
られる。
【0005】第2油圧ポンプ18とブーム上げ油路8に
おけるブーム上げ室6の上流位置とは、ブーム合流油路
44により接続されている。ブーム合流油路44にはブ
ーム第2制御弁46が配置されている。ブーム第2制御
弁46は、ブーム上げ第2パイロット油路48を介して
ブーム上げ第1パイロット油路12からパイロット圧が
供給されることにより、通常は図示の位置である中立位
置から開弁位置に切り換えられる。ブーム第2制御弁4
6が開弁位置に切り換えられるとブーム合流油路44が
連通する。その結果、第2油圧ポンプ18の吐出圧油が
ブーム合流油路44を介してブーム上げ油路8における
ブーム上げ室6の上流位置に供給される(ブーム上げ油
路8に供給される第1油圧ポンプ2の吐出圧油に合流・
加算される)。前記ブーム上げ第1パイロット油路12
に関連して、プレッシャスイッチ50が配置されてい
る。ブーム上げ第1パイロット油路12内のパイロット
圧が設定値に達すると、プレッシャスイッチ50はON
となる。プレッシャスイッチ50と前記電磁切換弁42
とは図示しない電気回路中において、図示しないブーム
優先モードスイッチを介して直列に接続されている。し
たがって、予めブーム優先モードスイッチがONされて
いると(ブーム優先モードが設定されていると)、プレ
ッシャスイッチ50のONにより電磁切換弁42が付勢
される。ブーム優先モードスイッチがOFFの状態(ブ
ーム優先モードが設定されていない状態)では、プレッ
シャスイッチ50がONとなっても、電磁切換弁42は
除勢された状態に保持される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】概略以上のように構成
された油圧回路を備えた油圧ショベルの作業機を利用し
て行なわれる作業の中には、地面を平坦に均す、いわゆ
る“引き均し作業”が含まれている。この引き均し作業
は、バケットの底部を略水平に保ちながら車両本体の運
転席側に引き寄せることにより行なわれる。この場合、
ブーム上げ及びスティックインの各作動が同時に遂行さ
れる。そしてこの引き均し作業は、ブーム優先モードが
設定された状態で行なわれることが多い。ブーム優先モ
ードの設定は、前記ブーム優先モードスイッチをONす
ることにより行なわれる。引き均し作業時には、ブーム
操作弁14及びスティック操作弁30が同時に操作され
る。ブーム操作弁14の操作により、ブーム第1制御弁
10がブーム上げ位置に切り換えられ、ブーム第2制御
弁46が開弁位置に切り換えられる。これによりブーム
シリンダ4のブーム上げ室6には、第1油圧ポンプ2及
び第2油圧ポンプ18からの吐出圧油が合流・加算され
て供給される。ブームが上昇し始める。一方スティック
操作弁30の操作により、スティック第1制御弁26が
スティックイン位置に切り換えられ、スティック第2制
御弁36が開閉弁作動位置に切り換えられる。これによ
りスティックシリンダ20のスティックイン室22に
は、第2油圧ポンプ18及び第1油圧ポンプ2の吐出圧
油が合流・加算されて供給される。スティックはスティ
ックイン作動を開始する。ブームシリンダ4及びスティ
ックシリンダ20は、各弁のスプール開度及びパイロッ
ト圧に応じた速度で作動させられる。ブーム優先モード
が設定されているため、ブーム操作レバーのフルレバー
付近において、ブーム上げ第1パイロット油路12のパ
イロット圧が所定値に達すると、プレッシャスイッチ5
0がONとなる。電磁切換弁42が付勢され、スティッ
ク第2制御弁36側のスティックイン第2パイロット油
路38が油タンクTに連通される。スティック第2制御
弁36が中立位置となるので、スティック合流油路32
が開閉弁34により閉じられる。その分、第1油圧ポン
プ2によりブーム第1制御弁10を通ってブームシリン
ダ4のブーム上げ室6に供給される油量が増加されると
同時に、スティック第1制御弁26を通ってスティック
シリンダ20のスティックイン室22に供給される油量
が減少される。その結果、ブームシリンダ4のブーム上
げ速度が増速し、スティックシリンダ20のスティック
イン速度が減速する。
【0007】前記したように、ブーム操作弁14及びス
ティック操作弁30によるブーム上げ及びスティックイ
ン連動操作において、ブーム上げ第1パイロット油路1
2のパイロット圧が設定値に達してプレッシャスイッチ
50がONとなると、スティック第2制御弁36は瞬時
に中立位置に戻される。ブームシリンダ4のブーム上げ
室6への油量が急増し、スティックシリンダ20のステ
ィックイン室22への油量が急減するため、プレッシャ
スイッチ50のON作動前後において、ブームシリンダ
4が急加速し、スティックシリンダ20が急減速させら
れる。その結果、ブームが浮き上がって均し作業がしに
くくなる、との不具合が発生する。
【0008】本考案は以上の事実に基づいてなされたも
ので、その目的は、ブーム優先モード設定時におけるブ
ームシリンダの急加速及びスティックシリンダの急減速
を防止することができる、改良された建設機械の油圧回
路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案によれば、第1油圧ポンプとブームシリンダ
のブーム上げ室とを接続するブーム上げ油路に配置され
たブーム第1制御弁と、第2油圧ポンプとスティックシ
リンダのスティックイン室とを接続するスティックイン
油路に配置されたスティック第1制御弁と、該第1油圧
ポンプと該スティックイン油路における該スティック第
1制御弁の上流位置とを接続するスティック合流油路
と、該スティック合流油路に配置された開閉弁と該開閉
弁に並列に配置されたスティック第2制御弁と、該第2
油圧ポンプと該ブーム上げ油路における該ブーム上げ室
の上流位置とを接続するブーム合流油路と、該ブーム合
流油路に配置されたブーム第2制御弁と、該ブーム第1
制御弁をブーム上げ位置に切り換えるためにパイロット
圧を供給するブーム上げ第1パイロット油路と、該ブー
ム第2制御弁を切り換えて該ブーム合流油路を連通する
ために該ブーム上げ第1パイロット油路からパイロット
圧を供給するブーム上げ第2パイロット油路と、該ステ
ィック第1制御弁をスティックイン位置に切り換えるた
めにパイロット圧を供給するスティックイン第1パイロ
ット油路と、該スティック第2制御弁を切り換えて該開
閉弁にパイロット圧を作用させ開弁させるために該ステ
ィックイン第1パイロット油路からパイロット圧を供給
するスティックイン第2パイロット油路とを備えた建設
機械の油圧回路において、該スティックイン第2パイロ
ット油路には減圧弁が配置され、該ブーム上げ第1パイ
ロット油路から該減圧弁にパイロット圧を供給する減圧
パイロット油路が設けられ、該減圧パイロット油路には
切換弁が配置され、該切換弁が開弁位置に切り換えられ
た状態において該減圧弁は、該ブーム上げ第1パイロッ
ト油路のパイロット圧の上昇に応じて該スティックイン
第2パイロット油路のパイロット圧を減圧すると共に、
該ブーム上げ第1パイロット油路の該パイロット圧が設
定値に達したとき、該スティックイン第2パイロット油
路のパイロット圧を該スティック第2制御弁の作動圧以
下に減圧することを特徴とする建設機械の油圧回路、が
提供される。
【0010】
【作用】ブーム優先モード設定時、減圧パイロット油路
に配置された切換弁が開弁位置に切り換えられ、減圧パ
イロット油路が連通する。これにより、スティックイン
第2パイロット油路に配置された減圧弁にブーム上げ第
1パイロット油路からパイロット圧が供給される。減圧
弁はブーム上げ第1パイロット油路におけるパイロット
圧により減圧制御される。ブーム操作弁及びスティック
操作弁によるブーム上げ及びスティックイン連動操作に
おいて、ブーム上げ第1パイロット油路のパイロット圧
が上昇するにつれ、スティック第2制御弁へのパイロッ
ト圧が減圧弁により徐々に減圧されてゆく。ブームシリ
ンダのブーム上げ室への油量が徐々に増加し、スティッ
クシリンダのスティックイン室への油量が徐々に減少し
てゆく。ブーム操作弁のフルレバー付近において、ブー
ム上げ第1パイロット油路のパイロット圧が設定値に達
すると、減圧弁は、スティックイン第2パイロット油路
のパイロット圧をスティック第2制御弁の作動圧(開弁
圧)以下に減圧するので、スティック第2制御弁が中立
位置に復帰し、スティック合流油路が同油路の開閉弁に
より閉じられる。その結果、ブームシリンダのブーム上
げ室へは第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプから吐出圧
油が供給され、スティックシリンダのスティックイン室
へは第2油圧ポンプのみから吐出圧油が供給される。す
なわち本考案における油圧回路においては、ブーム優先
モード設定時、スティック合流油路を介してスティック
シリンダのスティックイン室へ供給される第1油圧ポン
プからの供給油量が、減圧弁の機能により、ブーム上げ
第1パイロット油路のパイロット圧の上昇に応じて徐々
に減少されるため、ブームシリンダの急加速及びスティ
ックシリンダの急減速の発生が防止される。しかもブー
ム操作弁のフルレバー付近においても、ブームシリンダ
の作動速度は従来と同等に確保される。その結果、引き
均し作業が安定して確実に遂行される。
【0011】
【実施例】本考案に従って構成された建設機械の油圧回
路の実施例を、図2を参照して説明する。なお図1にお
いて、図2と同一部分は同一符号で示し、特に必要のな
い限り説明は省略する。スティックイン第2パイロット
油路38には減圧弁60が配置されている。減圧弁60
は、この実施例においては、パイロットオペレート式減
圧弁により構成されている。ブーム上げ第1パイロット
油路12から減圧弁60にパイロット圧を供給する減圧
パイロット油路62が設けられている。この減圧パイロ
ット油路62には切換弁64が配置されている。切換弁
64は、この実施例においては、電磁切換弁により構成
されている。切換弁64は、図示しないブーム優先モー
ドスイッチによってON−OFF作動させられる。すな
わちブーム優先モードが設定されない場合には、ブーム
優先モードスイッチはOFFであるため、切換弁64も
図示のOFF状態(閉弁位置)に保持される。減圧パイ
ロット油路62は閉じられ、減圧弁60のパイロット側
は油タンクTに連通される。減圧弁60は、スティック
イン第2パイロット油路38を連通しているが、減圧弁
60はブーム上げ第1パイロット油路12のパイロット
圧の影響を受けない。
【0012】ブーム優先モードスイッチがONされる
と、切換弁64もONされ、図示の位置から切り換えら
れる。すなわち切換弁64は開弁位置に切り換えられ
る。減圧パイロット油路62が連通し、ブーム上げ第1
パイロット油路12から減圧弁60にパイロット圧が供
給される。このブーム優先モード設定状態において、減
圧弁60は、ブーム上げ第1パイロット油路12のパイ
ロット圧の上昇に応じてスティックイン第2パイロット
油路38のパイロット圧を減圧する。減圧弁60はま
た、ブーム上げ第1パイロット油路12のパイロット圧
が設定値に達したとき、スティックイン第2パイロット
油路38のパイロット圧をスティック第2制御弁36の
作動圧以下に減圧するよう構成されている。切換弁64
及び減圧弁60は、小容量かつ低圧(最大45kgf/
cm2 程度)仕様のコンパクトなもので対応できる。
【0013】以上、本考案を、実施例に基づいて詳細に
説明したが、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、本考案の範囲内において、さまざまな変形あるい
は修正ができるものである。
【0014】
【考案の効果】本考案に従って構成された建設機械の油
圧回路によれば、ブーム優先モード設定時におけるブー
ムシリンダの急加速及びスティックシリンダの急減速を
防止することができる。その結果、引き均し作業が安定
して確実に遂行される。また本考案は、ブーム上げ第1
パイロット油路及びスティックイン第2パイロット油路
に、小容量かつ低圧仕様のコンパクトな切換弁及び減圧
弁を組み込むだけで、容易かつ安価に実用化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従って構成された建設機械の油圧回路
の一実施例を示す図。
【図2】従来の建設機械の油圧回路を示す図。
【符号の説明】
2 第1油圧ポンプ 4 ブームシリンダ 6 ブーム上げ室 8 ブーム上げ油路 10 ブーム第1制御弁 12 ブーム上げ第1パイロット油路 14 ブーム操作弁 16 パイロットポンプ 18 第2油圧ポンプ 20 スティックシリンダ 22 スティックイン室 24 スティックイン油路 26 スティック第1制御弁 28 スティックイン第1パイロット油路 30 スティック操作弁 32 スティック合流油路 34 開閉弁 36 スティック第2制御弁 38 スティックイン第2パイロット油路 44 ブーム合流油路 46 ブーム第2制御弁 48 ブーム上げ第2パイロット油路 60 減圧弁 62 減圧パイロット油路 64 切換弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1油圧ポンプとブームシリンダのブー
    ム上げ室とを接続するブーム上げ油路に配置されたブー
    ム第1制御弁と、第2油圧ポンプとスティックシリンダ
    のスティックイン室とを接続するスティックイン油路に
    配置されたスティック第1制御弁と、該第1油圧ポンプ
    と該スティックイン油路における該スティック第1制御
    弁の上流位置とを接続するスティック合流油路と、該ス
    ティック合流油路に配置された開閉弁と該開閉弁に並列
    に配置されたスティック第2制御弁と、該第2油圧ポン
    プと該ブーム上げ油路における該ブーム上げ室の上流位
    置とを接続するブーム合流油路と、該ブーム合流油路に
    配置されたブーム第2制御弁と、該ブーム第1制御弁を
    ブーム上げ位置に切り換えるためにパイロット圧を供給
    するブーム上げ第1パイロット油路と、該ブーム第2制
    御弁を切り換えて該ブーム合流油路を連通するために該
    ブーム上げ第1パイロット油路からパイロット圧を供給
    するブーム上げ第2パイロット油路と、該スティック第
    1制御弁をスティックイン位置に切り換えるためにパイ
    ロット圧を供給するスティックイン第1パイロット油路
    と、該スティック第2制御弁を切り換えて該開閉弁にパ
    イロット圧を作用させ開弁させるために該スティックイ
    ン第1パイロット油路からパイロット圧を供給するステ
    ィックイン第2パイロット油路とを備えた建設機械の油
    圧回路において、 該スティックイン第2パイロット油路には減圧弁が配置
    され、該ブーム上げ第1パイロット油路から該減圧弁に
    パイロット圧を供給する減圧パイロット油路が設けら
    れ、該減圧パイロット油路には切換弁が配置され、該切
    換弁が開弁位置に切り換えられた状態において該減圧弁
    は、該ブーム上げ第1パイロット油路のパイロット圧の
    上昇に応じて該スティックイン第2パイロット油路のパ
    イロット圧を減圧すると共に、該ブーム上げ第1パイロ
    ット油路の該パイロット圧が設定値に達したとき該ステ
    ィックイン第2パイロット油路のパイロット圧を該ステ
    ィック第2制御弁の作動圧以下に減圧することを特徴と
    する建設機械の油圧回路。
JP6987693U 1993-12-27 1993-12-27 建設機械の油圧回路 Expired - Lifetime JP2579587Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6987693U JP2579587Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 建設機械の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6987693U JP2579587Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 建設機械の油圧回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0738258U JPH0738258U (ja) 1995-07-14
JP2579587Y2 true JP2579587Y2 (ja) 1998-08-27

Family

ID=13415426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6987693U Expired - Lifetime JP2579587Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 建設機械の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579587Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003069164A1 (fr) * 2002-02-12 2003-08-21 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. Circuit hydraulique
WO2009019974A1 (ja) * 2007-08-09 2009-02-12 Komatsu Ltd. 作業車両及び作業車両の作動油量制御方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194309A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械の流体圧回路
JP5219691B2 (ja) * 2008-08-21 2013-06-26 住友建機株式会社 油圧ショベルの油圧回路
IT201700028841A1 (it) * 2017-03-15 2018-09-15 Cnh Ind Italia Spa Circuito idraulico di controllo con somma di portate in presenza di attrezzi ausiliari a singolo o doppio effetto di un veicolo da costruzione

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003069164A1 (fr) * 2002-02-12 2003-08-21 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. Circuit hydraulique
WO2009019974A1 (ja) * 2007-08-09 2009-02-12 Komatsu Ltd. 作業車両及び作業車両の作動油量制御方法
JP5048068B2 (ja) * 2007-08-09 2012-10-17 株式会社小松製作所 作業車両及び作業車両の作動油量制御方法
US9085874B2 (en) 2007-08-09 2015-07-21 Komatsu Ltd. Working vehicle and hydraulic fluid amount control method for working vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0738258U (ja) 1995-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100807923B1 (ko) 작업용 차량의 속도제어장치 및 그의 속도제어방법
JPH1096402A (ja) 油圧回路
EP2660478B1 (en) Boom-swivel compound drive hydraulic control system of construction machine
JP2003148407A (ja) 油圧回路
JP2579587Y2 (ja) 建設機械の油圧回路
JPH0685449U (ja) 排土板制御装置
US20040068983A1 (en) Hydraulic driving unit
JPH0978633A (ja) 車輪式建設機械の走行振動抑制油圧回路
KR100655974B1 (ko) 굴삭기의 암실린더 재생유압회로 제어장치
JPH07305379A (ja) 建設機械のシリンダ制御回路
KR102246421B1 (ko) 건설기계의 제어 시스템 및 건설기계의 제어 방법
KR20080060512A (ko) 지게차의 유압시스템
CN115190929B (zh) 工程机械
WO2021256059A1 (ja) 建設機械
JP5342293B2 (ja) 建設機械の油圧回路
KR101155779B1 (ko) 건설중장비의 붐홀딩제어장치
JPH1018356A (ja) 油圧ショベル
JP3965932B2 (ja) 油圧ショベルの油圧制御回路
JP2520293B2 (ja) 油圧掘削機の作業機油量配分切換回路
KR200155594Y1 (ko) 건설 중장비용 붐의 2단계 위치 제어장치
JPH032722Y2 (ja)
JP2660746B2 (ja) 作業車両の走行振動抑制方法
KR970011611B1 (ko) 굴삭기의 평면 고르기작업 제어성 향상장치
CN108779786B (zh) 作业车辆以及液压控制方法
KR100982881B1 (ko) 굴삭기의 붐홀딩 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980421

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term