JP2579296Y2 - 振動モータのロータ - Google Patents
振動モータのロータInfo
- Publication number
- JP2579296Y2 JP2579296Y2 JP1992046424U JP4642492U JP2579296Y2 JP 2579296 Y2 JP2579296 Y2 JP 2579296Y2 JP 1992046424 U JP1992046424 U JP 1992046424U JP 4642492 U JP4642492 U JP 4642492U JP 2579296 Y2 JP2579296 Y2 JP 2579296Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- vibration motor
- magnet
- winding
- motor rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ポケット型ペイジャー
に使用する振動モータのロータの構造に関する。
に使用する振動モータのロータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】ポケット型ペイジャーに使用
する円筒形振動モータは、低消費電力で大きな振れ回り
振動力を発生し、かつ小径,短長でなければならない。
従来はこのために円筒形のコアレスモータに高比重の偏
重心重錘を振れ回していた。円筒形コアレスモータは薄
肉の希土類マグネットを界磁に使用し、かつカップ形状
のロータの内部に、マグネットおよびベアリング部を収
納しているので、小径,短長形のモータを製造すること
ができて、ペイジャーセットの小型,薄型化に寄与して
いる。
する円筒形振動モータは、低消費電力で大きな振れ回り
振動力を発生し、かつ小径,短長でなければならない。
従来はこのために円筒形のコアレスモータに高比重の偏
重心重錘を振れ回していた。円筒形コアレスモータは薄
肉の希土類マグネットを界磁に使用し、かつカップ形状
のロータの内部に、マグネットおよびベアリング部を収
納しているので、小径,短長形のモータを製造すること
ができて、ペイジャーセットの小型,薄型化に寄与して
いる。
【0003】しかしながら、従来のコアレスモータは寸
法を小径にするために薄肉の希土類マグネットをフィー
ルドに使用しているので、また外部に付加する偏重心重
錘は小型で効果的振れ回り力を発生させるために高比重
金属で製造していたので高価であった。
法を小径にするために薄肉の希土類マグネットをフィー
ルドに使用しているので、また外部に付加する偏重心重
錘は小型で効果的振れ回り力を発生させるために高比重
金属で製造していたので高価であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、振動モータに
おいて、シャフトが貫通し偏重心をもった重錘の外周
に、焼き鈍し鉄線を密着巻きして、そのうえに導体線を
巻き回して、全体としてスロットレス平滑ロータを形成
することであり、低エネルギー積の安価で厚肉のマグネ
ットが使用できると共に、モータの薄型化,軸方向長の
短縮化を達成することができた。
おいて、シャフトが貫通し偏重心をもった重錘の外周
に、焼き鈍し鉄線を密着巻きして、そのうえに導体線を
巻き回して、全体としてスロットレス平滑ロータを形成
することであり、低エネルギー積の安価で厚肉のマグネ
ットが使用できると共に、モータの薄型化,軸方向長の
短縮化を達成することができた。
【0005】
【実施例】図2(a)は、本考案のスロットレスモータの
断面構成図で、(b)は(a)におけるX−X’矢線の断面構
成図である。図において1はマグネット,2はケース兼
マグネットのバックヨーク,3はロータ,4はロータ3
の外周上に巻き回された電機子巻線,5は整流子であ
り、図示していないブラシより電力の供給を受けて、整
流子5を経てロータ3の巻線4を通電することによりロ
ータ3を回転させる。6はシャフトで7はシャフトを回
転自在に支えるベアリングである。8は図1の8で説明
する鉄芯であり、9は図1の9で説明する重錘である。
断面構成図で、(b)は(a)におけるX−X’矢線の断面構
成図である。図において1はマグネット,2はケース兼
マグネットのバックヨーク,3はロータ,4はロータ3
の外周上に巻き回された電機子巻線,5は整流子であ
り、図示していないブラシより電力の供給を受けて、整
流子5を経てロータ3の巻線4を通電することによりロ
ータ3を回転させる。6はシャフトで7はシャフトを回
転自在に支えるベアリングである。8は図1の8で説明
する鉄芯であり、9は図1の9で説明する重錘である。
【0006】図1はロータの芯部の詳細構成図で、8は
軟磁性を有する焼き鈍し鉄線を密着巻き回した鉄芯、9
は偏重心をもった重錘であり、それらはシャフト6に結
合されている。図3は図1におけるロータ芯部の外周上
に巻線を巻回する状態を示したもので、10は芯部,5は
整流子で,巻線11はガイドブレード12に沿って折り曲げ
られてから、その軸方向対面を跨って芯部外周上に分布
して巻回される。巻回途中の規定巻回数でタップを設
け、それを整流子5の所定片に接続する。
軟磁性を有する焼き鈍し鉄線を密着巻き回した鉄芯、9
は偏重心をもった重錘であり、それらはシャフト6に結
合されている。図3は図1におけるロータ芯部の外周上
に巻線を巻回する状態を示したもので、10は芯部,5は
整流子で,巻線11はガイドブレード12に沿って折り曲げ
られてから、その軸方向対面を跨って芯部外周上に分布
して巻回される。巻回途中の規定巻回数でタップを設
け、それを整流子5の所定片に接続する。
【0007】
【作用】モータにおけるフィールド磁束の流れは図2
(b)における破線の通りである。すなわちマグネット1
のN極より発した磁束は空隙部と電機子巻線4を経て鉄
芯8に至り、以下その逆の順路を経て、マグネット1の
S極に至り、バックヨーク2を経てマグネット1に戻
る。なお本考案は、2極構成だけではなく、多極におい
ても成立する。
(b)における破線の通りである。すなわちマグネット1
のN極より発した磁束は空隙部と電機子巻線4を経て鉄
芯8に至り、以下その逆の順路を経て、マグネット1の
S極に至り、バックヨーク2を経てマグネット1に戻
る。なお本考案は、2極構成だけではなく、多極におい
ても成立する。
【0008】
【考案の効果】本考案により、図2に示すように厚肉の
マグネット1を使用しても、巾寸法Wを薄く保つことが
できるので、低エネルギー積の安価なマグネットを使用
することが可能である。また有芯構成のロータであるに
もかかわらず、従来のコアレスモータのようにベアリン
グ部をカップ状電機子巻線の内部空間に収納可能である
が、その代わり偏重心重錘をロータ鉄芯内部に収納でき
るので、図2の軸方向寸法Lが小さくできる。さらに重
錘は巻線の有効長すなわちマグネットの軸方向長さまで
とれるので、鉄,銅,真鍮などの比較的安価な材料を選
定することにより、全体として小形,安価に製造するこ
とができる。
マグネット1を使用しても、巾寸法Wを薄く保つことが
できるので、低エネルギー積の安価なマグネットを使用
することが可能である。また有芯構成のロータであるに
もかかわらず、従来のコアレスモータのようにベアリン
グ部をカップ状電機子巻線の内部空間に収納可能である
が、その代わり偏重心重錘をロータ鉄芯内部に収納でき
るので、図2の軸方向寸法Lが小さくできる。さらに重
錘は巻線の有効長すなわちマグネットの軸方向長さまで
とれるので、鉄,銅,真鍮などの比較的安価な材料を選
定することにより、全体として小形,安価に製造するこ
とができる。
【図1】本考案の振動モータのロータ芯部の斜視図。
【図2】(a)は本考案によるスロットレスモータの断面
構成図で、(b)は(a)におけるX−X’矢線の断面構成
図。
構成図で、(b)は(a)におけるX−X’矢線の断面構成
図。
【図3】図1におけるロータ芯部の外周上に巻線を巻回
する状態を示す斜視図。
する状態を示す斜視図。
1 マグネット 2 ケース 3 ロータ 4 電機子巻線 5 整流子 6 シャフト 7 ベアリング 8 鉄芯 9 重錘 10 芯部 11 巻線 12 ガイドブレード
Claims (1)
- 【請求項1】 振動モータにおいて、シャフトが貫通し
偏重心をもった重錘の外周に、焼き鈍し鉄線を密着巻き
して、その上に導体線を巻き回して、全体としてスロッ
トレス平滑ロータを形成することを特徴とした振動モー
タのロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046424U JP2579296Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 振動モータのロータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046424U JP2579296Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 振動モータのロータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062967U JPH062967U (ja) | 1994-01-14 |
JP2579296Y2 true JP2579296Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=12746775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992046424U Expired - Fee Related JP2579296Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 振動モータのロータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579296Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP1992046424U patent/JP2579296Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH062967U (ja) | 1994-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980522 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |