JP2579257Y2 - 採便容器 - Google Patents

採便容器

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JP2579257Y2
JP2579257Y2 JP1992043361U JP4336192U JP2579257Y2 JP 2579257 Y2 JP2579257 Y2 JP 2579257Y2 JP 1992043361 U JP1992043361 U JP 1992043361U JP 4336192 U JP4336192 U JP 4336192U JP 2579257 Y2 JP2579257 Y2 JP 2579257Y2
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center
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JP1992043361U
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JPH0594765U (ja
Inventor
役男 佐藤
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有限会社佐藤化成工業所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スプーン付き試験管型
採便容器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャップの内側に試料採取用スプ
ーンを設けた採便用等容器としては、昭和3年実用新案
出願公告第489号公報、実願昭46−12625号
(実開昭48−5791号)のマイクロフィルム、実願
昭59−72466号(実開昭60−184511号)
のマイクロフィルムによって、採取用スプーンの先端を
容器本体の底の内面の中央点に近接させた形式のもの
(以下、列記順に第1従来例、第2従来例、第3従来と
いう。)が開示されている
【0003】しかし乍ら、上記第1〜第3従来例のもの
は、いずれもスプーンの柄部分の全長が容器本体の中心
軸に沿う直線状態であり且つこの直線的柄部分4に対し
てボール部分も意識的に傾けずに直線状にしようとして
いるものであって、たとえば 検体(採便)をシャーレの
中の培地に移す等のときにはボール部分の先端(チップ
部)が培地の表面を引っ掻いてしまうような角度になり
易く、培地の表面にキズをつけてしまう等のことが多
く、上手な扱い方と経験が必要で使いにくい等の欠陥が
あった。
【0004】このような使いにくい等の欠陥を解消しよ
うとして、図3に示す第4従来例のようにボール部分4
を単に傾斜させただけの場合には、上記の欠陥を効果的
に解消することができても、当該ボール部分4のチップ
部11が容器本体5の側壁に近接もしくは当接した状態
となってしまうために、検体(便)を取り出す際には広
い死角部分ができて取り出し切れない取り残し量が多く
なるという新しい問題点が発生して好ましくない。
【0005】尚、上記第1〜第3従来例のものは、スプ
ーン付蓋体が押込・抜取による開閉方式であるために不
測の抜け外れ事故が発生し易く、安全性の低さがあっ
た。
【0006】また、特に上記の第1従来例は、容器本体
がセルロイド製で強度的に問題があり、同じく第2従来
例は蓋体からスプーンを外して他のものと交換するよう
になっているもので、交換のときにスプーンの部分に手
を触れる必要があって、衛生上からも安全性確保のため
にも好ましくないものであり、同じく第3従来例は、ス
プーンの柄部分が伸縮できるもので、構成が煩瑣で低コ
スト化品には向いていないのみならず柄部分の伸縮操作
のときには手指で作業する必要があって上記第2従来例
と同様に衛生上、安全上好ましくないものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した諸
々の問題点を一挙に効率よく解決する新規の採便容器を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案に係る採便容器は、半球状を呈する丸底6を
つ円筒状容器本体5における口部分の外周面に雄ネジ7
を設け、この雄ネジ7に雌ネジ8付きキャップ1を着脱
自在に取付けると共に当該キャップ1における頂壁の内
面の中心に着脱不能として、容器本体5の中心軸線に沿
い同容器本体5の丸底6の中心点に向って長く中程の所
まで伸びてからくの字状に曲ってその先端が容器本体5
の丸底6に近い個所の側壁に近接もしくは当接する所ま
で伸びた柄部分3を取付け、この柄部分3の先端に折れ
曲った形のネック部9を介してボール部分4をそのチッ
プ部11が丸底6の中央点に近接もしくは当接する斜め
向きとして連設し、このボール部分4のチップ部11の
背面12を円弧面として同チップ部11の厚さを先端縁
に向うに従って徐々に薄くしたものである。
【0009】
【作用】図2および図3を比較することによっても明ら
かであるように、検体(便)を取り出す際には、本考案
に係る採便容器の方が上記第4従来例の採便容器に比べ
て極端に狭い死角部分ができるだけであることが判る。
【0010】
【考案の効果】本考案に係る採便容器は、上記したよう
に、狭い死角部分ができるに過ぎなく、取り出し切れな
くない取り残し量を少なくすることができる著効がある
は勿論であるが、特に本考案においてボール部分4が柄
部分3のくの字形状の曲りとネック部9の折れ曲りとに
よって柄の軸線に対して斜め向きとなり且つそのチップ
部11が丸底6の中央点の内側すなわち柄の軸線上に位
置することになりしかも同チップ部11の背側の面12
が円弧面を呈し厚さが先端縁に向うに従って徐々に薄く
なっているので、上記培地の表面にキズをつけてしまう
事故を少くでき、検体の培地への移し作業に用いるとき
の取扱が容易で、少ない経験でも比較的上手に失敗せず
に作業できる利点があり、またスプーン付きキャップ1
はネジによる開閉方式であって不測の抜け外れ事故の発
生が少なく高い安全性を備えているものであり、更にス
プーン部分2とキャップ1は着脱できない一体化構造
で、上記従来例のような交換操作や伸縮操作を必要とし
ないものであって、衛生上からも安全性確保のためにも
極めて好ましいものであり、しかも全体として構成が簡
略で低コスト化に向き、後述する実施例のような合成樹
脂材料で丈夫なものを容易に提供できるものである。
【0011】
【実施例】図に示す実施例は、ポリエチレンテレフタレ
ートを以て構成した容器本体5にポリエチレンテレフタ
レートを以て構成したネジ式キャップ1を取付けると共
にキャップ1の内側にポリエチレンテレフタレートを以
て構成した取出し用スプーン2を止着し、このスプーン
の柄部分3の中間をくの字に曲げ且つ長くすることによ
ってボール部分4の先端を容器本体5のの内面の
中央点に当接させたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例をキャップを外した状態で示す
斜視図である。
【図2】同じくキャップをしめた状態で示す断面図であ
る。
【図3】第4従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ 2 スプーン 3 柄部分 4 ボール部分 5 容器本体6 丸底 7 雄ネジ 8 雌ネジ 9 ネック部 11 チップ部 12 背面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半球状を呈する丸底6をもつ円筒状容器
    本体5における口部分の外周面に雄ネジ7を設け、この
    雄ネジ7に雌ネジ8付きキャップ1を着脱自在に取付け
    ると共に当該キャップ1における頂壁の内面の中心に着
    脱不能として、容器本体5の中心軸線に沿い同容器本体
    5の丸底6の中心点に向って長く中程の所まで伸びてか
    らくの字状に曲ってその先端が容器本体5の丸底6に近
    い個所の側壁に近接もしくは当接する所まで伸びた柄部
    分3を取付け、この柄部分3の先端に折れ曲った形のネ
    ック部9を介してボール部分4をそのチップ部11が丸
    底6の中央点に近接もしくは当接する斜め向きとして連
    設し、このボール部分4のチップ部11の背面12を円
    弧面として同チップ部11の厚さを先端縁に向うに従っ
    て徐々に薄くしたことを特徴とする採便容器。
JP1992043361U 1992-05-30 1992-05-30 採便容器 Expired - Lifetime JP2579257Y2 (ja)

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JPH0594765U JPH0594765U (ja) 1993-12-24
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