JP2579148B2 - 案内溝付光学式記録デイスク - Google Patents
案内溝付光学式記録デイスクInfo
- Publication number
- JP2579148B2 JP2579148B2 JP61156882A JP15688286A JP2579148B2 JP 2579148 B2 JP2579148 B2 JP 2579148B2 JP 61156882 A JP61156882 A JP 61156882A JP 15688286 A JP15688286 A JP 15688286A JP 2579148 B2 JP2579148 B2 JP 2579148B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide groove
- recording disk
- optical recording
- guide grooves
- address pit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、案内溝付光学式記録ディスクに関し、特に
ユーザ書込みのできるDRAW（Direct Read After Writ
e）光ディスクと称される案内溝付光学式記録ディスク
に関する。
ユーザ書込みのできるDRAW（Direct Read After Writ
e）光ディスクと称される案内溝付光学式記録ディスク
に関する。
背景技術 案内溝付光学式記録ディスクとして、半径方向に複数
の案内溝が配列されかつこれら案内溝のうちの互いに隣
接する２つの案内溝の間にアドレス情報を含むアドレス
ピットと称される複数の凹部が形成されているディスク
が既に考案されている。この従来の案内溝付光学式記録
ディスクにおいては、案内溝の深さはトラッキング誤差
信号のレベルがある程度大きく、かつトラック横切り信
号の変調度もある程度大きくなるような値であるλ/6n
（λは記録及び再生用のスポット光の波長で例えば820n
m、ｎは基板の屈折率で例えば1.5）に近い例えば900Å
となっており、アドレスピットの深さはこのアドレスピ
ットによる回折が最も有効で変調度が最大となるような
値であるλ/4nに近い例えば1350Åとなっている。
の案内溝が配列されかつこれら案内溝のうちの互いに隣
接する２つの案内溝の間にアドレス情報を含むアドレス
ピットと称される複数の凹部が形成されているディスク
が既に考案されている。この従来の案内溝付光学式記録
ディスクにおいては、案内溝の深さはトラッキング誤差
信号のレベルがある程度大きく、かつトラック横切り信
号の変調度もある程度大きくなるような値であるλ/6n
（λは記録及び再生用のスポット光の波長で例えば820n
m、ｎは基板の屈折率で例えば1.5）に近い例えば900Å
となっており、アドレスピットの深さはこのアドレスピ
ットによる回折が最も有効で変調度が最大となるような
値であるλ/4nに近い例えば1350Åとなっている。
従って、第３図に実線Ａで示す如く情報検出用のスポ
ット光がディスクの記録面１上に半径方向に配列されて
いる複数の案内溝２のうちの１つとアドレスピット３と
を同時に照射するような位置に存在すると、案内溝２の
底部がアドレスピット３の底部より例えばλ/12nだけ浅
いので、案内溝２及びアドレスピット３による回折光の
方向は一点鎖線Ｂで示すごとくなる。ところが、アドレ
スピット３が存在しないときには案内溝２の底部がアド
レスピット３の存在する位置に対応する部分よりλ/6n
だけ深くなるので、回折光の方向は破線Ｃで示す如く一
点鎖線Ｂで示す方向とスポット光の光軸に関して反対な
方向となる。このため、従来の案内溝付光学式記録ディ
スクにおいては、回折光を２分割光検出器に入射して２
分割光検出器の各出力間の差によってトラッキング誤差
信号を生成する場合にアドレスピットの有無によってト
ラッキング誤差信号の極性が反転して良好なトラッキン
グ制御がなされないという問題があった。
ット光がディスクの記録面１上に半径方向に配列されて
いる複数の案内溝２のうちの１つとアドレスピット３と
を同時に照射するような位置に存在すると、案内溝２の
底部がアドレスピット３の底部より例えばλ/12nだけ浅
いので、案内溝２及びアドレスピット３による回折光の
方向は一点鎖線Ｂで示すごとくなる。ところが、アドレ
スピット３が存在しないときには案内溝２の底部がアド
レスピット３の存在する位置に対応する部分よりλ/6n
だけ深くなるので、回折光の方向は破線Ｃで示す如く一
点鎖線Ｂで示す方向とスポット光の光軸に関して反対な
方向となる。このため、従来の案内溝付光学式記録ディ
スクにおいては、回折光を２分割光検出器に入射して２
分割光検出器の各出力間の差によってトラッキング誤差
信号を生成する場合にアドレスピットの有無によってト
ラッキング誤差信号の極性が反転して良好なトラッキン
グ制御がなされないという問題があった。
発明の概要 本発明は、上記の如き従来の案内溝付光学式記録ディ
スクの欠点を除去すべくなされたものであって、トラッ
キング誤差信号の極性が反転せず良好なトラッキング制
御をなすことができる案内溝付光学式記録ディスクを提
供することを目的とする。
スクの欠点を除去すべくなされたものであって、トラッ
キング誤差信号の極性が反転せず良好なトラッキング制
御をなすことができる案内溝付光学式記録ディスクを提
供することを目的とする。
本発明による案内溝付光学式記録ディスクは、トラッ
キング制御用の案内溝の深さとアドレスピットの深さと
が等しく形成された構成となっている。
キング制御用の案内溝の深さとアドレスピットの深さと
が等しく形成された構成となっている。
実 施 例 以下、本発明の実施例につき第１図及び第２図を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
第１図において、11は、基板である。基板11の主面に
は半径方向に配列された複数のトラッキング制御用の案
内溝12が形成されている。これら案内溝12のうちの互い
に隣接する２つの間の一部にはトラックアドレス等の情
報が記録されているアドレスピット13が形成されてい
る。この基板１の主面上には真空蒸着等によって記録膜
14が形成されている。記録膜14は保護膜15によって覆わ
れている。アドレスピット13及び案内溝12の幅は、第２
図に示す如く共に0.4μｍとなっている。また、これら
アドレスピット13及び案内溝12の深さは、共に例えば90
0Åとなっている。また、トラックピッチは1.6μｍとな
っている。
は半径方向に配列された複数のトラッキング制御用の案
内溝12が形成されている。これら案内溝12のうちの互い
に隣接する２つの間の一部にはトラックアドレス等の情
報が記録されているアドレスピット13が形成されてい
る。この基板１の主面上には真空蒸着等によって記録膜
14が形成されている。記録膜14は保護膜15によって覆わ
れている。アドレスピット13及び案内溝12の幅は、第２
図に示す如く共に0.4μｍとなっている。また、これら
アドレスピット13及び案内溝12の深さは、共に例えば90
0Åとなっている。また、トラックピッチは1.6μｍとな
っている。
以上の構成において、第３図の場合と同様に情報検出
用のスポット光がディスクの記録面16に形成されている
アドレスピット13とこのアドレスピット13を挟んで形成
されかつ互いに隣接する案内溝12のうちの一方とを照射
するような位置に存在するときアドレスピットが存在し
ないときにも案内溝12の底部とアドレスピット13の存在
する位置に対応する部分との深さの関係が逆転すること
は無いこととなる。このため、回折光の方向の逆転によ
るトラッキング誤差信号の極性の反転は生じなくなって
良好なトラッキング制御が可能となる。
用のスポット光がディスクの記録面16に形成されている
アドレスピット13とこのアドレスピット13を挟んで形成
されかつ互いに隣接する案内溝12のうちの一方とを照射
するような位置に存在するときアドレスピットが存在し
ないときにも案内溝12の底部とアドレスピット13の存在
する位置に対応する部分との深さの関係が逆転すること
は無いこととなる。このため、回折光の方向の逆転によ
るトラッキング誤差信号の極性の反転は生じなくなって
良好なトラッキング制御が可能となる。
また、記録膜14上に情報検出用の光ビームを収束させ
る対物レンズのNAを0.52とし、かつレーザ光の波長λを
820nmとしたとき、光学系の伝達関数の絶対値であるMTF
（Modulation Transfer Function）を決定するカットオ
フ空間周波数x0は次式に示す如くなる。
る対物レンズのNAを0.52とし、かつレーザ光の波長λを
820nmとしたとき、光学系の伝達関数の絶対値であるMTF
（Modulation Transfer Function）を決定するカットオ
フ空間周波数x0は次式に示す如くなる。
x0＝2NA/λ＝1270本/mm 従って、トラックピッチの半分の0.8μｍ周期の構体
に対しては分解能が無く、案内溝とアドレスピットの間
に形成される凸部分によるトラッキングエラー信号の極
性の反転は生じないこととなる。
に対しては分解能が無く、案内溝とアドレスピットの間
に形成される凸部分によるトラッキングエラー信号の極
性の反転は生じないこととなる。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による案内溝付光学式記録デ
ィスクは、トラッキング制御用の案内溝の深さとアドレ
スピットの深さとが等しく形成された構成となっている
ので、案内溝とアドレスピットの存在し得る部分との深
さの関係が逆転することがなくなってトラッキングエラ
ー信号の極性が反転せず、良好なトラッキング制御を行
うことができることとなる。
ィスクは、トラッキング制御用の案内溝の深さとアドレ
スピットの深さとが等しく形成された構成となっている
ので、案内溝とアドレスピットの存在し得る部分との深
さの関係が逆転することがなくなってトラッキングエラ
ー信号の極性が反転せず、良好なトラッキング制御を行
うことができることとなる。
第１図は、本発明の１実施例を示す１部断面斜視図、第
２図は、第１図のディスクの記録面を示す図、第３図
は、従来のディスクの記録面を示す図である。 主要部分の符号の説明 2,12……案内溝 3,13……アドレスピット
２図は、第１図のディスクの記録面を示す図、第３図
は、従来のディスクの記録面を示す図である。 主要部分の符号の説明 2,12……案内溝 3,13……アドレスピット
Claims (1)
- 【請求項１】半径方向に複数のトラッキング用の案内溝
が配列されかつ前記複数の案内溝のうちの互いに隣接す
る２つの案内溝間の一部にアドレスピットが設けられた
案内溝付光学式記録ディスクであって、前記案内溝及び
前記アドレスピットの深さは相等しい略λ/6n（λは記
録及び再生用のスポット光の波長、ｎは基板の屈折率）
であることを特徴とする案内溝付光学式記録ディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61156882A JP2579148B2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 | 案内溝付光学式記録デイスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61156882A JP2579148B2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 | 案内溝付光学式記録デイスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6313144A JPS6313144A (ja) | 1988-01-20 |
| JP2579148B2 true JP2579148B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=15637451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61156882A Expired - Lifetime JP2579148B2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 | 案内溝付光学式記録デイスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579148B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2633834B2 (ja) * | 1986-07-25 | 1997-07-23 | 株式会社リコー | 光学的情報記録媒体 |
| JPH01241043A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-26 | Canon Inc | 光記録媒体及びそれを用いた信号検出方法 |
| JP2723986B2 (ja) * | 1989-08-02 | 1998-03-09 | 株式会社日立製作所 | 光ディスク原盤の作製方法 |
| JP3520203B2 (ja) | 1998-07-23 | 2004-04-19 | 太陽誘電株式会社 | 光情報媒体 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61287038A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-17 | Toshiba Corp | 情報記憶媒体 |
-
1986
- 1986-07-02 JP JP61156882A patent/JP2579148B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61287038A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-17 | Toshiba Corp | 情報記憶媒体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6313144A (ja) | 1988-01-20 |
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