JP2578784B2 - ベ−ンポンプ - Google Patents

ベ−ンポンプ

Info

Publication number
JP2578784B2
JP2578784B2 JP61304134A JP30413486A JP2578784B2 JP 2578784 B2 JP2578784 B2 JP 2578784B2 JP 61304134 A JP61304134 A JP 61304134A JP 30413486 A JP30413486 A JP 30413486A JP 2578784 B2 JP2578784 B2 JP 2578784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
rotor
bearing
lid
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61304134A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63154875A (ja
Inventor
良一 古閑
豊 高橋
啓次郎 国本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP61304134A priority Critical patent/JP2578784B2/ja
Publication of JPS63154875A publication Critical patent/JPS63154875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578784B2 publication Critical patent/JP2578784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はベーンポンプに関し、特にロータを片持ちで
支持する軸受構成を有するベーンポンプに関する。
従来の技術 従来のこの種のベーンポンプは、その性能を確保する
上で重要な容積効率を高めるためポンプ内部の各摺動部
品間のクリアランスは0.01mmのオーダーで管理されてい
る。この精度を確保するため従来特開昭50−91009号公
報に示されるように、ポンプ主要部を加工精度と量産性
も考慮した部品形状に分割し、これらの高精度部品を組
み立てることにより0.01mmオーダーの精度を確保してい
た。
発明が解決しようとする問題点 上記のようなベーンポンプは機械加工(切削加工、研
摩加工)を前提とした方法であり、各部品の精度を確実
に出せるという特徴があるが、ポンプの容積効率を高め
る上で重要なポンプの摺動部品間のクリアランスを確保
するためには、これら各部品の組み立て集積誤差を吸収
するために、各部品の精度は非常に高く設定する必要が
あるという問題点があった。また、これら各部品の組み
立て集積誤差を吸収する方法として選択組み合わせとい
う方法があるが、量産性が悪くなるという問題点があっ
た。
本発明はかかる従来の問題点を解消するもので、量産
性の高いベーンポンプを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のベーンポンプは
その主要部を複合化したものである。すなわち従来のロ
ータ側方のクリアランスを規定するカムリングと側方、
およびロータとカムリングとの偏心量を規定する軸受と
カムリングとを複合した樹脂成形品に成形したものであ
る。樹脂の精密成形技術は最近非常に進歩しており、精
密成形用の樹脂材料の開発とあいまって従来の高精度部
品を組み合わせて達成していたものと同程度の精度が一
体の樹脂成形品で組み合せ誤差を吸収することにより可
能となった。本発明においてロータの軸受構成を片持ち
と限定している理由は、軸受を両持ちとした場合、軸受
を構成する部材を2つに分割せざるをえず、従来と同様
に軸受のアラインメントの精度を組み合わせによる集積
誤差も含めて達成する必要があるからである。
作用 上記のごとく本発明のベーンポンプは構成されている
ため、ポンプの性能を支配するロータまわりのクリアラ
ンスがカムリングと側板および軸受が一体に樹脂成形さ
れた部材とロータにより構成されるため、精度の管理が
容易になりポンプの性能が安定するとともに、組み立て
工数、製造原価の引き下げることができる。
実施例 以下本発明の一実施例について第1図〜第3図を用い
て説明する。1はポンプケースでありその内面は、円筒
状に形成されたポンプ空間2およびポンプ空2と隣接し
た円筒状の空隙3およびポンプ空間2の開口面に設けた
段差1aにより構成され、ポンプ空間2にはポンプ本体2a
が円筒状の空隙3にはオイルシール4が、段差1aにはO
リング5が各々挿入されている。ポンプ蓋6はねじ7で
ポンプケース1に固定され端面6aでOリング5を介して
ポンプ空間2のシールを行うとともに、端面6aから円筒
状に形成された窪み8を有し、窪み8には蓋摺動板9お
よびパッキン10とが互いに密着して挿入されている。蓋
摺動板9とパッキン10には各々吸入ポート11a、11bおよ
び吐出ポート12a、12bがあり、これらがポンプ蓋6に設
けた吸入口13および吐出口14に各々連通している。また
ポンプケース1の他端はポンプ駆動用のモータ15と接続
するフランジ16を構成している。またポンプ空間2に挿
入されるポンプ本体2aは以下の様にして構成される。円
筒状のカム面17とカム面17の一端を封止する平面部18お
よび、平面部18に開口しカム面17と所定の量偏心した軸
受19とを有する樹脂で成形されたロータケース20をロー
タケース20の外周面の凸部21がポンプ空間2に設けた凹
部22にはまりこむように挿入する。ここでロータケース
20とポンプ空間2とは若干の隙間を持たせているため容
易に挿入することができる。ロータ23は円筒状のベーン
24を摺動可能に保持する溝25を有する回転体26と、回転
体26と同軸に一体に成形され、回転体26を片持で保持す
る主軸27とで構成され、ロータケース20の軸受19で回転
自在に保持される。回転体26の厚さは、ロータケース20
とロータケース20に密着する蓋摺動板9とで構成される
空間の幅よりも0.01mmのオーダーで狭くなるように構成
されている。一般にベーンポンプではこのロータサイド
のクリアランスが重要な性能管理上のポイントであり、
これを達成するためにはロータサイドのクリアランスの
みならず、シール面の平面度、平行度が重要となる。本
実施例ではロータケース20は樹脂成形品で構成されてい
るため、カム面17、平面部18、軸受19が同時に成形さ
れ、互いの相対位置関係を容易に管理することが可能と
なり、上記シール面の平面度、平行度を所定の公差に抑
えることができる。この特徴はロータ23が片持ちである
すなわち軸受がロータケース20の軸受19のみで良いこと
が不可欠の条件であり、ロータ23が両持ちで軸支される
場合には本構成の特長は発揮されない。また樹脂成形品
の場合成形時の収縮は避けられないため、成形収縮率の
少ない材料、たとえばPAI系あるいは液晶ポリマー等の
樹脂を使用することが望ましい。また樹脂成形品での収
縮を低減するには、薄肉構成とすることが原則であり、
本実施例でもロータケース20は薄肉構成となっている。
ロータケース20の平面部18はロータ23側とオイルシール
4側とでポンプ動作時に作用する流体圧力が異なりオイ
ルシール4側で作用する圧力のほうが高いため、平面部
18はロータ23側にたわみ、クリアランスが自動的に小さ
くなりポンプ効率を高める作用を行う。主軸27にはモー
タ15側の端部28に溝29が、またモータ15の出力軸30には
溝31が形成され、軸継手32に設けたピン33a、33bが各々
挿入されることにより、モータ15のトルクが、ポンプに
伝達される。軸継手32と主軸27、出力軸30およびピン33
a、33bと溝29、溝31とは所要のクリアランスが設けてあ
り、軸系のアライメントの補正が可能となっている。本
構成によるポンプでは、ポンプ側の主軸27と、モータ15
の出力軸30の同軸度は出にくいため、このようなある程
度フレキシブルな軸継手が望ましい。
発明の効果 以上説明したように、本発明によるベーンポンプによ
れば、ロータを片持構成とし、ポンプ本体の主要部を構
成する、カムリング、側板、軸受を複合化したロータケ
ースを薄肉の樹脂成形品で成形するため次の効果が得ら
れる。
1)従来の機械加工を主体とした高精度部品を組み合わ
せて精度をだしていた場合と比較して、精度の管理ポイ
ントが減少するとともに組み立て工数も減りコストが大
幅に削減できる。
2)ロータケースが樹脂の薄肉構成となるため、樹脂の
弾性変形による容積効率の向上の効果が発揮できる。さ
らに、摺動部にアタリが発生する場合でも、樹脂の弾性
変形により、荷重が集中することを回避することができ
るため、摺動部が焼き付く心配がない。
3)水用のポンプとして使用した場合に、摺動部に樹脂
を用いているため防食性に優れ、耐久性の良いポンプを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるベーンポンプの概略
を示す縦断面図、第2図は同ポンプ主要部を90度回転し
た位置で切断した概略断面図、第3図は同ポンプ主要部
の概略正面図である。 1……ポンプケース、2……ポンプ空間、6……ポンプ
蓋、8……窪み、9……蓋摺動板、17……カム面、18…
…平面部、19……軸受、20……ロータケース、23……ロ
ータ、26……回転体、27……主軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−222995(JP,A) 特開 昭51−69205(JP,A) 実開 昭60−84788(JP,U) 実開 昭59−62287(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプケースの内部に設けたポンプ空間
    と、このポンプ空間を閉じるポンプ蓋と、前記ポンプ蓋
    の窪みに挿入された蓋摺動板とを有し、さらに円筒状の
    カム面とこのカム面の側方を封止する平面部および前記
    カム面の中心軸と偏心し前記平面部に開口する軸受とを
    有する樹脂材料で成形されたロータケースを有し、前記
    蓋摺動板と前記ロータケースとが密着するよう構成され
    ると共に、前記ロータケース内でロータの回転体を片持
    で保持する主軸が前記軸受で回転自在に軸支されたベー
    ンポンプ。
JP61304134A 1986-12-19 1986-12-19 ベ−ンポンプ Expired - Fee Related JP2578784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61304134A JP2578784B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 ベ−ンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61304134A JP2578784B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 ベ−ンポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63154875A JPS63154875A (ja) 1988-06-28
JP2578784B2 true JP2578784B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=17929449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61304134A Expired - Fee Related JP2578784B2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 ベ−ンポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578784B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5169205A (ja) * 1974-12-13 1976-06-15 Nippon Piston Ring Co Ltd Kaitenshikiryutaihonpu
JPS58222995A (ja) * 1982-06-21 1983-12-24 Mitsubishi Electric Corp ポンプ装置
JPS5962287U (ja) * 1982-10-19 1984-04-24 松下電器産業株式会社 ベ−ンポンプ
JPS6084788U (ja) * 1983-11-18 1985-06-11 日産自動車株式会社 ロ−タリコンプレツサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63154875A (ja) 1988-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4009644A (en) Rotary actuator
US6280150B1 (en) Variable displacement pump
US20070231169A1 (en) Gear Pump and Method of Producing the Same
JP2856897B2 (ja) 翼式確実排除量型ポンプ
JP2578784B2 (ja) ベ−ンポンプ
US6033190A (en) Flat faced bearing housing engaging flat faced pump rotor housing
JPS6158676B2 (ja)
US6079955A (en) Variable displacement pump
US4780071A (en) Internal gear machine having segmented, pivotal filler members
EP2971777A1 (en) Self adjusting gear pump
JPH01104991A (ja) 可変容量歯車ポンプ
US5402569A (en) Method of manufacturing a pump with a modular cam profile liner
US10683864B2 (en) Twin vane rotary vacuum pump
US5876194A (en) Fixed-displacement vane-type hydraulic machine
JPH01125583A (ja) 歯車式ポンプ
US5496159A (en) Rotary displacement pump having a separable member that controls the fluid flowpath
JPH01147177A (ja) ポンプ又はモータ用内接歯車ロータ
JPS59180089A (ja) ベ−ンポンプ
JPH02157491A (ja) 容積型ポンプ
JP7188342B2 (ja) 歯車ポンプ
JP2001012362A (ja) ギヤポンプ
JPS61157781A (ja) 低粘度流体用高圧歯車ポンプ
JPH10184563A (ja) ベーンポンプ
JPH0768946B2 (ja) ロ−タリ−ポンプ
JPS6037017Y2 (ja) 偏心型真空ポンプ付発電機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees