JP2578681Y2 - 真空弁マス用のインバート構造 - Google Patents

真空弁マス用のインバート構造

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JP2578681Y2
JP2578681Y2 JP1992053906U JP5390692U JP2578681Y2 JP 2578681 Y2 JP2578681 Y2 JP 2578681Y2 JP 1992053906 U JP1992053906 U JP 1992053906U JP 5390692 U JP5390692 U JP 5390692U JP 2578681 Y2 JP2578681 Y2 JP 2578681Y2
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JP
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vacuum valve
invert
valve mass
concrete
mass
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JP1992053906U
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洋介 竹本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、真空を利用して多数の
家庭から汚水を収集する真空式下水収集システムにおい
て、真空弁が設置される真空弁マス用のインバート構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】真空式下水収集システムにおいて、真空
弁が設置される従来の真空弁マスは図2に示すように構
成されている。すなわち、真空弁マス1は、コンクリー
ト製の底板2の上にコンクリート製の躯体ブロック3を
載置し、底板2と躯体ブロック3に囲まれた下部空間に
コンクリート製のインバート4を配置することによって
構築されている。このように構成された真空弁マス1に
は真空弁5が設置され、この真空弁5の吸込口5Aを挿
入する凹部4Aがインバート4に形成されている。
【0003】ところで、真空弁マス1は公道下に設置さ
れるため、できるだけ外径を小さくして構築することが
望ましいとされている。外径の小さい真空弁マス1に真
空弁5を設置しようとすると、凹部4Aを可能な限り半
径方向外側に変位(偏心)して形成することが必要にな
る。しかし、前記従来の真空弁マス用のインバート構造
では、凹部4Aの変位量制約によって真空弁マス1の小
型化が制限されたり、小型化を達成できても施工性が悪
い等の欠点を有している。すなわち、従来の真空弁マス
1のインバート4は、 .所定形状のコンクリート製ブロック塊としてあらか
じめ工場で製作し据付現場で取付ける方式。 .据付現場で所定形状の型枠を作り、これにコンクリ
ートを打設(生コンの注入)する方式の二方式によって
設置される。 ところが、前記の方式では、コンクリート製インバー
ト4の欠けや割れを防止するために必要な最小肉厚Tを
確保しなければならいため、凹部4Aの変位量が制約さ
れ、結果的に真空弁マス1の小型化が制限されることに
なる。一方、前記の方式では、凹部4Aの変位量は制
約されないので、凹部4Aを可能な限り半径方向外側に
変位して形成し、真空弁マス1の小型化を達成すること
ができる。しかし、据付現場においてなされる所定形状
の型枠の製作・取付、コンクリートの打設および養生な
どに、比較的長い日数を要するため施工性が悪い。しか
も、雨などの天候によって工期がずれ込み、施工性を一
層悪くするおそれもある等の欠点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、凹部の変位量制約によって真空弁マスの小型化が
制限されたり、小型化を達成できても施工性が悪い等の
点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、真空弁の吸込
口が挿入される凹部の周囲にその凹部に向かう下がり勾
配の傾斜面が形成されたコンクリート製のインバート
と、このインバートの上に設置されるコンクリート製の
躯体ブロックとによって構成され、上記インバートの上
記傾斜面の外周部に溝状の受け部が形成されていて、そ
の受け部に上記躯体ブロックの下端が嵌合されているこ
とを特徴とし、凹部の変位量制約を回避することで、凹
部を可能な限り半径方向外側に変位して形成できるよう
にし、真空弁マスの小型化を達成するとともに、施工性
を向上させる目的を達成した。
【0006】
【作用】本考案によれば、インバートの傾斜面の外周部
に溝状の受け部を形成することによりインバートの欠け
や割れを防止するために必要な最小肉厚が確保される
で、インバートの凹部を、そのインバートの上に設置さ
れる躯体ブロックの内周部まで変位して形成することが
できる。つまり、凹部を可能な限りインバートの半径方
向外側に変位して形成し、真空弁マスの小型化を達成す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本考案の実施例を示す縦断面図である。
なお、前記図2の従来例と同一もしくは相当部分には、
同一符号を付して説明する。図1において、真空弁マス
1は、コンクリート製のインバート6とコンクリート製
の躯体ブロック3とによって構成されている。このイン
バート6は、図2に示した従来の真空弁マス1における
底板2とインバート4を一体に成型したものに類似する
構造を備えている。すなわち、このインバート6は、真
空弁5の吸込口5Aが挿入される凹部4Aの周囲にその
凹部4Aに向かう下がり勾配の傾斜面11が形成されて
なる。そして、上記傾斜面11の外周部に溝状の受け部
12が形成されており、この受け部12に、上記躯体ブ
ロック3の下端が嵌合されてその躯体ブロック3がイン
バート6の上に設置されている。
【0008】このような構成であれば、工場において
ンバート6を製作できるので、据付現場においてなされ
る所定形状の型枠の製作・取付、コンクリートの打設お
よび養生などの施工性の悪い諸作業を省略できるから、
施工性が大幅に向上する。しかも、インバート6がその
傾斜面11の外周部に溝状の受け部12を有し、その受
け部12によって、インバート4の欠けや割れを防止す
るために必要な最小肉厚Tが確保されるので、凹部4A
を躯体ブロック3の内周部まで変位して形成することが
できる。つまり、凹部4Aを可能な限りインバート4の
半径方向外側に変位して形成し、真空弁マス1の小型化
を達成することができる。これにより、一般の1号マン
ホール(900φ)で設置が可能になる。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
据付現場においてなされる所定形状の型枠の製作・取
付、コンクリートの打設および養生などの施工性の悪い
諸作業を省略できるから、施工性が大幅に向上する。し
も、凹部を躯体ブロックの内周部まで変位し、真空弁
マスの小型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【図2】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 真空弁マス 3 躯体ブロック 4A 凹部 5 真空弁 5A 真空弁の吸込口 6 インバート 11 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03F 5/10 E03F 3/00 E03F 5/22 E03F 1/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空弁の吸込口が挿入される凹部の周囲
    にその凹部に向かう下がり勾配の傾斜面が形成されたコ
    ンクリート製のインバートと、このインバートの上に設
    置されるコンクリート製の躯体ブロックとによって構成
    され、上記インバートの上記傾斜面の外周部に溝状の受
    け部が形成されていて、その受け部に上記躯体ブロック
    の下端が嵌合されていることを特徴とする真空弁マス用
    のインバート構造。
JP1992053906U 1992-07-31 1992-07-31 真空弁マス用のインバート構造 Expired - Lifetime JP2578681Y2 (ja)

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JPH0614286U JPH0614286U (ja) 1994-02-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119483U (ja) * 1988-02-01 1989-08-14
JP2529262Y2 (ja) * 1990-06-08 1997-03-19 株式会社イナックス 真空弁ユニットのオーバーフロー装置

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Publication number Publication date
JPH0614286U (ja) 1994-02-22

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