JP2578390Y2 - キャブのルーフの補強構造 - Google Patents

キャブのルーフの補強構造

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JP2578390Y2 JP1993011801U JP1180193U JP2578390Y2 JP 2578390 Y2 JP2578390 Y2 JP 2578390Y2 JP 1993011801 U JP1993011801 U JP 1993011801U JP 1180193 U JP1180193 U JP 1180193U JP 2578390 Y2 JP2578390 Y2 JP 2578390Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両、特に複数台の乗用
車等の小型車両を積載して輸送する車載車、消防車又は
クレーン車等に適したキャブのルーフの補強構造に関す
る。更に詳しくはキャブのルーフパネルに車両の進行方
向に延びて形成された凹部の両側縁に設けられた土手部
を補強する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両として、運転席と助
手席とを車両の横方向に並設したキャブのルーフの中央
部に車両の進行方向に延びて凹部が形成されたクレーン
輸送車が開示されている(実公昭48−23361)。
このクレーン輸送車ではキャブ内を狭めず、運転席に着
座した運転手と助手席に着座した乗員との連絡を容易に
し、かつ運転席側方の視界を十分に確保できる。またク
レーンのブームを凹部に収容することによりブームの位
置を低く配置した状態で走行できるようになっている。
【0003】一方、複数の乗用車等の小型車両を積載し
て輸送する車載車では、車両の後部に荷台に替えて車載
用台が取付けられる。この車載用台は小型車両を効率良
く積載するために、キャブのルーフパネル上まで延び、
かつ車高をできるだけ低くするためにルーフパネルに凹
部が形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記クレーン輸送車や
車載車は、通常製造コストの増大を極力抑えるため、量
産されているトラックを改造することにより製作され
る。しかし、上記クレーン車や車載車では、凹部の幅を
車幅より僅かに小さくなるように広く形成すると、凹部
の両側縁に設けられた一対の土手部の厚さがその高さに
比べて小さくなり、土手部の剛性が低下する不具合があ
った。
【0005】本考案の目的は、簡単な形状の部品の追加
及び僅かな組付工数の増大で、土手部の剛性を増大でき
るキャブのルーフの補強構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の構成を、実施例に対応する図1及び図4を用
いて説明する。本考案は、キャブ11の上面を形成する
ルーフパネル12と、ルーフパネル12の側縁に接続さ
れキャブ外面にアウタ開口部18aが形成されかつアウ
タ開口部18aの周縁にアウタフランジ部18bが形成
されたクォータアウタパネル18と、アウタ開口部18
aに対向する位置にアウタ開口部18aと略同一形状の
インナ開口部19aが形成されアウタフランジ部18b
に対向する位置にインナフランジ部19bが形成されか
つインナフランジ部19bがアウタフランジ部18bに
接合されたクォータインナパネル19と、ルーフパネル
12に車両の進行方向に延びる凹部16を形成すること
により凹部16の両側縁に設けられた一対の土手部1
7,17とを備えたキャブであって、土手部17の内部
にこの土手部17を補強する補強部材23が設けられ、
土手部17の横断面が補強部材23により閉断面となる
ように構成され、補強部材23の一端がアウタ開口部1
8a及びインナ開口部19aの上縁を形成するアウタフ
ランジ部18b及びインナフランジ部19bの間に接合
されその他端がインナフランジ部19bの上方を跨いで
インナフランジ部19bに対向する土手部17の内面に
接合されたものである。
【0007】
【作用】土手部17の内部に横断面が閉断面となるよう
に補強部材23を接合したので、土手部17の剛性が増
大する。
【0008】
【実施例】次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図4に示すように、車載車は車両後
部に複数の乗用車等の小型車両を積載する車載用台(図
示せず)が取付けられ、この車載用台は小型車両を効率
良く積載するためにキャブ11のルーフパネル12上ま
で延びて取付けられる。車載車のキャブ11は量産され
ているトラックのキャブを改造して製作され、キャブ1
1の上面を形成するルーフパネル12と、キャブ11の
後部側面を形成するクォータパネル13と、キャブ11
の背面を形成するバックパネル14と、ルーフパネル1
2に車両の進行方向に延びかつ車載用台の前部が収容さ
れる凹部16と、この凹部16の両側縁に設けられた一
対の土手部17,17とを備える(図4)。
【0009】クォータパネル13は略中央にアウタ開口
部18aが形成されたクォータアウタパネル18と、ア
ウタ開口部18aに対向する位置にアウタ開口部18a
と略同一形状のインナ開口部19aが形成されたクォー
タインナパネル19とを有する。アウタ開口部18aの
周縁にはアウタフランジ部18bが形成され、アウタフ
ランジ部18bに対向するインナ開口部19aの周縁に
はインナフランジ部19bが形成され、インナフランジ
部19bはアウタフランジ部18bに接合される。アウ
タフランジ部18b及びインナフランジ部19bにはウ
エザストリップ21を介してアウタ開口部18a及びイ
ンナ開口部19aを閉塞する窓ガラス22が取付けられ
る(図1及び図2)。またクォータインナパネル19の
上端はインナフランジ部19bより所定の距離だけ上方
に突出してカットされる。
【0010】凹部16はこの例ではキャブ11の略中央
部からバックパネル14に向うに従って下る傾斜面に形
成され、土手部17の上縁は略水平に延びて形成され
る。凹部16の幅は車幅より僅かに小さくなるように広
く形成されるため、土手部17の厚さはその高さに比べ
て小さい。ルーフパネル12は凹部16の傾斜面を形成
するルーフパネル本体12aと、ルーフパネル本体12
aの側縁に接続され土手部17の内側面を形成する断面
略L字状の連結板12bとを有する。土手部17の外側
面はクォータアウタパネル18により形成され、土手部
17の上縁はクォータアウタパネル18を連結板12b
の上端に向って内側に曲げることにより形成される。ル
ーフパネル本体12aに接続された連結板12bの上端
はクォータアウタパネル18の内側に曲げられた端縁に
接続される(図1及び図3)。
【0011】本実施例の特徴ある構成は、土手部17の
内部にこの土手部17を補強する補強部材23が設けら
れ、土手部17の横断面が補強部材23により閉断面と
なるように構成されたところにある。補強部材23は所
定の幅を有する板材を断面チャンネル状に折曲げて形成
される。アウタフランジ部18bに接合されたインナフ
ランジ部19bのうち開口部18a,19aの上縁を形
成するインナフランジ部19bをアウタフランジ部18
aから離れる方向に断面略コ字状に折曲げることによ
り、補強部材23の一端を挿入可能な隙間24が形成さ
れる。補強部材23の一端は上記隙間24に挿入されて
アウタフランジ部18b及びインナフランジ部19bに
接合される。補強部材23の他端はクォータインナパネ
ル19の上端を跨いでインナフランジ部19bに対向す
る土手部17の内面、即ち連結板12bの内面に接合さ
れる(図1及び図2)。
【0012】また開口部18a,19aより前方の土手
部17の内部下端にはシートベルトアンカスティフナ2
6の上端に溶着され上記スティフナ26とともに断面T
字状をなす第1つなぎ板31と、クォータインナパネル
19の上端に溶着され第1つなぎ板31の下面に密着す
る第2つなぎ板32とが設けられる。シートベルトアン
カスティフナ26及びクォータインナパネル19は土手
部17の下方で互いに密着し、プレート33に溶着され
たナット34にシートベルト保持具36、スティフナ2
6及びクォータインナパネル19を介してボルト37が
螺合される。第1つなぎ板31は連結板12bの下面に
密着しルーフパネル本体12aの側縁に連結板12bと
ともに接合され、第2つなぎ板32は第1つなぎ板31
とともに連結板12bに接合される(図3)。第1つな
ぎ板31及び第2つなぎ板32という簡単な形状の部品
の追加で、開口部18a,19aより前方の土手部17
の剛性を増大できるようになっている。38はヘッドラ
イニングである(図1及び図3)。
【0013】このように構成されたキャブのルーフの補
強構造では、土手部17がクォータアウタパネル18、
連結板12b及び補強部材23により横断面が閉断面と
なるように構成されるので、土手部17の剛性を増大で
きる。また簡単な形状の部品である補強部材23の追加
及びこの補強部品23を土手部17の内部に接合すると
いう僅かな組付工数の増大で済むので、製造コストの増
大は僅かで済む。
【0014】なお、上記実施例ではルーフパネルをルー
フパネル本体及び連結板の2枚の板により構成したが、
これは一例であってルーフパネルを深絞り加工できれば
連結板を用いずにルーフパネル本体を直接クォータアウ
タパネルに接続してもよい。またクォータアウタパネル
を深絞り加工できれば連結板を用いずに土手部をクォー
タアウタパネル1枚で形成し、クォータアウタパネルを
直接ルーフパネル本体に接続してもよい。また、上記実
施例では車載車を挙げたが、これに限らずルーフパネル
に車両の進行方向に延びる凹部が形成された車両であれ
ば消防車、クレーン車又はその他の車両でもよい。
【0015】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ル
ーフパネルに車両の進行方向に延びる凹部を形成するこ
とにより凹部の両側縁に設けられた一対の土手部の内部
にこの土手部を補強する補強部材を設け、土手部の横断
面が補強部材により閉断面となるように構成したので、
土手部の剛性を増大できる。また、補強部材の一端をア
ウタ開口部及びインナ開口部の上縁を形成するアウタフ
ランジ部及びインナフランジ部の間に接合し、その他端
をインナフランジ部の上方を跨いでインナフランジ部に
対向する土手部の内面に接合するだけの構造であるの
で、簡単な形状の部品の追加及び僅かな組付工数の増大
で済み、低コストでキャブルーフを補強できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例キャブのルーフの補強構造を示
す図4のA−A線断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】図4のC−C線断面図。
【図4】そのキャブの斜視図。
【符号の説明】
11 キャブ 12 ルーフパネル 13 クォータパネル 16 凹部 17 土手部 18 クォータアウタパネル 18a アウタ開口部 18b アウタフランジ部 19 クォータインナパネル 19a インナ開口部 19b インナフランジ部 23 補強部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/00 - 25/08 B62D 25/14 - 25/22 B62D 33/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブ(11)の上面を形成するルーフパネ
    ル(12)と、 前記ルーフパネル(12)の側縁に接続されキャブ外面にア
    ウタ開口部(18a)が形成されかつ前記アウタ開口部(18a)
    の周縁にアウタフランジ部(18b)が形成されたクォータ
    アウタパネル(18)と、 前記アウタ開口部(18a)に対向する位置に前記アウタ開
    口部(18a)と略同一形状のインナ開口部(19a)が形成され
    前記アウタフランジ部(18b)に対向する位置にインナフ
    ランジ部(19b)が形成されかつ前記インナフランジ部(19
    b)が前記アウタフランジ部(18b)に接合されたクォータ
    インナパネル(19)と、 前記ルーフパネル(12)に車両の進行方向に延びる凹部(1
    6)を形成することにより前記凹部(16)の両側縁に設けら
    れた一対の土手部(17,17)とを備えたキャブであって、 前記土手部(17)の内部にこの土手部(17)を補強する補強
    部材(23)が設けられ、 前記土手部(17)の横断面が前記補強部材(23)により閉断
    面となるように構成され、 前記補強部材(23)はその一端が前記アウタ開口部(18a)
    及び前記インナ開口部(19a)の上縁を形成する前記アウ
    タフランジ部(18b)及び前記インナフランジ部(19b)の間
    に接合されその他端が前記インナフランジ部(19b)の上
    方を跨いで前記インナフランジ部(19b)に対向する前記
    土手部(17)の内面に接合されたことを特徴とするキャブ
    のルーフの補強構造。
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