JP2577923Y2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2577923Y2
JP2577923Y2 JP1992046384U JP4638492U JP2577923Y2 JP 2577923 Y2 JP2577923 Y2 JP 2577923Y2 JP 1992046384 U JP1992046384 U JP 1992046384U JP 4638492 U JP4638492 U JP 4638492U JP 2577923 Y2 JP2577923 Y2 JP 2577923Y2
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rotating body
casing
output shaft
rotating
electric machine
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英和 内山
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Mitsuba Corp
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Mitsuba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種アクチユエータの
駆動源となつたり発電源となつたりする回転電機に関す
るものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種回転電機は、コイルが回転軸に巻装されて構成し
た回転子をケーシングに回転自在に軸承すると共に、ケ
ーシング内周面に磁石を設け、コイルに対する印加電流
を整流子で切換えることによつて回転子を強制回転させ
るようにしている。しかるに、このものでは、回転電機
の配設スペースが、ケーシングと同等またはそれ以上の
スペースを確保しなければならず、スペースが狭い部位
や特殊な空間に配設しようとした場合に、どうしても取
付けることができない場合が生じ、また、取付けられて
も、それはケーシング自体を小型化したものにせざるを
得ないことになつて、こうした場合では性能の面で劣る
ものとなつてしまい、新たなる回転電機の開発が望まれ
ていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる回転電機
を提供することを目的として創案されたものであつて、
第一の考案は、中空筒体をリング形状に湾曲して形成さ
れる無端筒のケーシングと、該ケーシング内にて前記リ
ング方向に移動自在となるようケーシングに内装される
リング形状をした回転体と、該回転体に所定間隔を存し
て設けられる複数の強磁性物質または永久磁石からなる
磁性体と、前記ケーシングの外周に対し、前記リング方
向に隣接する状態で順次巻装される複数のコイルと、ケ
ーシングに設けられ、前記回転体の移動に追従して動力
取出しをすべく回動する動力取出し手段と、回転体を強
制移動させるべく印加されるコイル励磁用の電流を順次
隣接するコイル側に切換えるよう制御して電流印加をす
る電流印加制御手段と、回転体に設けられた磁性体のコ
イル対向位置を検知する回転***置検知手段とを備えて
構成したことを特徴とするものである。このものにおい
て、前記動力取出し手段は、前記ケーシングに出力軸を
設けると共に、回転体をラツクに形成する一方、出力軸
には回転体のラツクに噛合するピニオンギアを形成し
て、回転体の移動に追従して出力軸が回転する構成とす
ることができる。さらに、前記動力取出し手段は、前記
ケーシングの外径側に出力軸を設けると共に液体を封入
し、出力軸には液体タービンを設け、前記回転体の移動
に追従して出力軸が回転する構成とすることができる。
また、第二の考案は、中空筒体をリング形状に湾曲して
形成される無端筒のケーシングと、該ケーシング内にて
前記リング方向に移動自在となるようケーシングに内装
されるリング形状をした回転体と、該回転体に所定間隔
を存して設けられるを複数の永久磁石と、前記ケーシン
グの外周に対し、前記リング方向に隣接する状態で順次
巻装される複数のコイルと、ケーシングに設けられ、回
転体の強制回転動を行わせるための強制移動手段と、前
記回転体の強制移動に基づいて誘導された電流を取出す
ため各コイルに設けられる電流取出し手段と、回転体に
設けられた永久磁石のコイル対向位置を検知すべく各コ
イルに設けられる回転*** 置検知手段とを備えて構成し
たことを特徴とするものである。
【0004】そして本考案は、この構成によつて、リン
グ状をした中心部が空隙状の回転電機とし、狭い部位や
特殊な空間に対応して取付けることができるようにした
ものである。
【0005】
【実施例】次に、本考案の第一実施例を図面に基づいて
説明する。図面において、1は回転電機を構成するケー
シングであつて、該ケーシング1は中空筒体をリング状
に湾曲形成することで、中空筒体が無端筒になるようリ
ング(円弧)形状に形成されているものであつて、ケー
シング1のリング形状の中心部は空隙1aとなつてい
る。さらにケーシング1の中心側外周面部には、後述す
るように動力取出しをする出力軸2が軸承される軸受部
1bが膨出形成されている。
【0006】一方、3はケーシング1の中空部に移動自
在に内装される回転体であつて、該回転体3は、内周に
ラツク歯4aが形成されたリング状のラツク4に、外形
が円弧状の強磁性物質(勿論、永久磁石でも良い)から
なる磁性体5が所定間隔を存して一体的に設けられて構
成されるものであるが、磁性体5としては鉄、ニツケ
ル、コバルト等の通常知られた遷移金属、希少金属、さ
らには強磁性を有した有機化合物を用いることができ
る。そして、磁性体5の内周部には嵌合溝5aが形成さ
れ、該嵌合溝5aに前記ラツク4が一体的に嵌合してお
り、この様にして本実施例における回転体3が構成され
ている。一方、前記軸受部1bに軸承される出力軸2に
はピニオンギア2aが一体的に設けられているが、該ピ
ニオンギア2aが前記ラツク歯4aに噛合しており、そ
して回転体3の回転に基づいて出力軸2が回転するよう
になつている。
【0007】さらに、ケーシング1の外周には、コイル
6がリング方向に隣接する状態で所定間隔を存して複数
巻装されているが、これらコイル6は電流印加制御手段
7に接続されている。そして、電流印加手段7は隣接す
るコイル6に順次エンドレスに印加するように制御され
たものであるが、さらに、電流印加手段7とコイル6と
のあいだには、回転位置検知器11aにより、例えば磁
性体5が近接したことに伴う電流変化を検知すること等
により磁性体5のコイル6に対する位置を検知する回転
***置検知手段11が設けられている。そして、コイル
6の励磁で引き寄せられる磁性体5が任意の励磁コイル
6位置に達したことを検知すると、電流印加手段7は電
流印加を隣接コイルに切換えるように制御されており、
これによつて、磁性体5が順次励磁される隣接コイルを
追い掛けるように移動して連続的な回転をするように設
定されている。
【0008】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、前述したように、隣接コイル6に順次電流印加す
ることで回転体3が強制的に回転移動せしめられ、これ
によつて出力軸2から回転駆動力が出力することになつ
て電動モータとして機能することになるが、このもので
は、ケーシング1がリング形状をしておりその中心部が
空隙1aとなつているため、該空隙1aに他部材を配設
することもできて、従来のケーシング中心部に出力軸を
設けた電動モータとは異なり、従来では不可能だつた特
殊なレイアウトに対応できることになる。
【0009】尚、本考案は前記実施例に限定されないも
のであることは勿論であるが、例えば、磁性体5を永久
磁石で構成しても良いが、この場合に、磁性体5の一端
側がN極で他端側がS極となるようにしたものであつて
も良いが、さらには、図3に示すように強磁性物質であ
る磁性体5の両端に永久磁石8をそれぞれ止着したもの
であつても構成できる。そしてこのものにおいては、出
力軸2を、図示しない強制回転手段(クラツチ等の適宜
手段で動力伝動の断続ができるようにしておくことが好
ましい)に接続しておいて、出力軸2の強制回転によつ
て回転体3を強制回転させることでコイルには誘導電流
が発生することになり、これを引出すことで発電機とし
て機能するようにできる。また、図4、5に示す第三実
施例のものは、ケーシング1は、オイル等の液体9が封
入されたものとし、ケーシング1の外周側面部に設けた
液体タービン10を回転させることで動力取出しをする
ようにしても良い。
【0010】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、電動モータとして機能するもので
あるが、ケーシングがリング形状をしており、従来の電
動モータのようにケーシング中心部に出力軸が配設され
ず、中心部は空隙となつており、該部位に他部材を配設
することができて、従来では不可能だつた特殊なレイア
ウトに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示す構造説明図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】本考案の第二実施例を示す構造説明図である。
【図4】本考案の第三実施例を示す構造説明図である。
【図5】図4におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 出力軸 2a ピニオンギア 3 回転体 4 ラツク 4a ラツク歯 5 磁性体 6 コイル 7 電流印加制御手段 11 回転***置検知手段

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空筒体をリング形状に湾曲して形成さ
    れる無端筒のケーシングと、該ケーシング内にて前記リ
    ング方向に移動自在となるようケーシングに内装される
    リング形状をした回転体と、該回転体に所定間隔を存し
    て設けられる複数の強磁性物質または永久磁石からなる
    磁性体と、前記ケーシングの外周に対し、前記リング方
    向に隣接する状態で順次巻装される複数のコイルと、ケ
    ーシングに設けられ、前記回転体の移動に追従して動力
    取出しをすべく回動する動力取出し手段と、回転体を強
    制移動させるべく印加されるコイル励磁用の電流を順次
    隣接するコイル側に切換えるよう制御して電流印加をす
    る電流印加制御手段と、回転体に設けられた磁性体のコ
    イル対向位置を検知する回転***置検知手段とを備えて
    構成したことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1項に記載される回転電機に
    おいて、前記動力取出し手段は、前記ケーシングに出力
    軸を設けると共に、回転体をラツクに形成する一方、出
    力軸には回転体のラツクに噛合するピニオンギアを形成
    して、回転体の移動に追従して出力軸が回転する構成と
    したことを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 前記請求項1項に記載される回転電機に
    おいて、前記動力取出し手段は、前記ケーシングの外径
    側に出力軸を設けると共に液体を封入し、出力軸には液
    体タービンを設け、前記回転体の移動に追従して出力軸
    が回転する構成としたことを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】 中空筒体をリング形状に湾曲して形成さ
    れる無端筒のケーシングと、該ケーシング内にて前記リ
    ング方向に移動自在となるようケーシングに内装される
    リング形状をした回転体と、該回転体に所定間隔を存し
    て設けられるを複数の永久磁石と、前記ケーシングの外
    周に対し、前記リング方向に隣接する状態で順次巻装さ
    れる複数のコイルと、ケーシングに設けられ、回転体の
    強制回転動を行わせるための強制移動手段と、前記回転
    体の強制移動に基づいて誘導された電流を取出すため各
    コイルに設けられる電流取出し手段と、回転体に設けら
    れた永久磁石のコイル対向位置を検知すべく各コイルに
    設けられる回転***置検知手段とを備えて構成したこと
    を特徴とする回転電機。
JP1992046384U 1992-06-10 1992-06-10 回転電機 Expired - Lifetime JP2577923Y2 (ja)

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JP1992046384U JP2577923Y2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 回転電機

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JPH062981U JPH062981U (ja) 1994-01-14
JP2577923Y2 true JP2577923Y2 (ja) 1998-08-06

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ID=12745648

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4639626A (en) * 1985-04-26 1987-01-27 Magnetics Research International Corporation Permanent magnet variable reluctance generator
JPH0693056B2 (ja) * 1985-12-11 1994-11-16 ソニー株式会社 カメラ用モ−タ
JPS62239852A (ja) * 1986-04-10 1987-10-20 Fanuc Ltd 無鉄心ブラシレスシリンドリカルモ−タ
JPH0370457A (ja) * 1989-08-08 1991-03-26 Nippon Steel Corp 直流モータ

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JPH062981U (ja) 1994-01-14

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