JP2577577Y2 - チュービング装置移動用台車 - Google Patents

チュービング装置移動用台車

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JP2577577Y2
JP2577577Y2 JP593193U JP593193U JP2577577Y2 JP 2577577 Y2 JP2577577 Y2 JP 2577577Y2 JP 593193 U JP593193 U JP 593193U JP 593193 U JP593193 U JP 593193U JP 2577577 Y2 JP2577577 Y2 JP 2577577Y2
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和夫 柳原
明 岩倉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オールケーシング工法
に用いられるチュービング装置の移動用台車に関する。
【0002】
【従来の技術】チュービング装置では、チュービング装
置と油圧ユニットが別体のスキッドタイプと、例えば、
実開平2−78634号公報に示されるようなチュービ
ング装置と油圧ユニットを搭載した自走式のものがあ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】スキッドタイプのチュ
ービング装置は、一般的に用いられている鋼管の直径が
1500ミリ程度のものでも約30トンと重量が重いの
で、移動や施工現場への設置に大型のクレーンが必要
で、しかも、チュービング装置本体と駆動油圧ユニット
とを結ぶホース類をその都度分解・組立しなければなら
ないため手間が掛かり、また、杭芯への位置合わせも難
しく、人手による調整を必要とするため危険を伴う。
【0004】一方、自走式のものは、チュービング装置
本体との重量バランスをとる必要上カウンターウエイト
を搭載したりして非常に大型になるので、狭い場所での
作業や敷地境界線近傍の作業が困難であり、特に角地へ
の施工ができないという問題があった。また、非常に大
型なところから、一体ではトレーラ輸送ができないの
で、工事現場を移動する際の分解組立にも多くの手間を
要していた。
【0005】そこで本考案は、チュービング装置の移動
・設置が容易に行える移動用台車を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案のチュービング装置移動用台車は、第1の
手段では、下部走行体にメインフレームを設け、該メイ
ンフレームにスライドフレームを車体前後方向に移動可
能に配設し、該スライドフレームの前部にチュービング
装置を着脱かつ昇降可能な保持装置を、後部に前記下部
走行体と前記チュービング装置の駆動用油圧ユニットを
それぞれ搭載したことを特徴とし、第2の手段では、下
部走行体にメインフレームを旋回可能に設け、該メイン
フレームにスライドフレームを車体前後方向に移動可能
に配設し、該スライドフレームの前部にチュービング装
置を着脱かつ昇降可能な保持装置を水平方向に回動可能
かつ俯仰可能に設け、後部に前記下部走行体と前記チュ
ービング装置の駆動用油圧ユニットを搭載したことを特
徴としている。
【0007】
【作 用】上記構成によれば、第1の手段では、スライ
ドフレームを車体前方へ移動して保持装置にてチュービ
ング装置を保持した後、スライドフレームを車体後方に
移動することによりチュービング装置と油圧ユニットの
重量バランスがとれるから、装置の小型化が図れ、移動
や施工現場への設置が容易に行える。また、トレーラ輸
送の場合でも、チュービング装置の切離しが簡単に行え
るので、チュービング装置と移動用台車を別々にトレー
ラ輸送できる。
【0008】さらに、第2の手段では、上記に加えて、
メインフレームの旋回と、保持装置の回動及び俯仰によ
って、杭芯への位置合わせや敷地境界線近傍、角地等へ
の設置が容易にできる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】移動用台車1は、クローラ式下部走行体2
にメインフレーム3を左右に約30度程度それぞれ旋回
可能に設け、該メインフレーム3にスライドフレーム4
を、メインフレーム3の両側に設けたスライドシリンダ
5,5にて車体前後方向へ移動可能に配設している。
【0011】また、メインフレーム3の車体前方側に
は、2本の腕3a,3aが突出しており、該腕3a,3
aの先端には、フロントジャッキシリンダ6がそれぞれ
設けられている。
【0012】スライドフレーム4の前部には、約30ト
ンの重量を有するチュービング装置7を着脱可能な保持
装置8が、後部には約5トンの重量を有するチュービン
グ装置7用の油圧ユニット9がそれぞれ搭載されてお
り、油圧ユニット9は、チュービング装置7の駆動源に
なるとともに、クローラ式下部走行体2や後述する各シ
リンダの駆動源としても切換使用されるように図示しな
いホース等によって接続されている。。
【0013】保持装置8は、俯仰シリンダ10の伸縮に
より俯仰可能に設けられる俯仰フレーム11と、該俯仰
フレーム11に左右に回動可能に設けられるチルトフレ
ーム12,12と、該チルトフレーム12,12を回動
するチルトシリンダ13,13と、チルトフレーム1
2,12に設けられる昇降用シリンダを内蔵したテレス
コピックラム14,14とで構成されている。
【0014】俯仰フレーム11は、俯仰シリンダ10が
連結された左右の縦柱11a,11aの上下に平面視T
字形の支持フレーム11b,11bを固設し、支持フレ
ーム11b,11bの先端にそれぞれチルトフレーム1
2,12をピン連結している。
【0015】この保持装置8は、テレスコピックラム1
4,14の下端14a,14aと、テレスコピックラム
14,14の上部にそれぞれ上下方向に移動可能に設け
られる連結具15とをチュービング装置7にボルト連結
して、チュービング装置7を保持する。
【0016】このように構成された移動用台車1は、チ
ュービング装置7を移動するために積み込む際には、先
ず、クローラ式下部走行体2にて自走してチュービング
装置7に近付き、図1に示す如く、スライドシリンダ
5,5を縮小あるいは伸長してスライドフレーム4を移
動させてチュービング装置7と位置合わせをして、テレ
スコピックラム14,14の昇降用シリンダを伸長して
テレスコピックラム14,14下端と連結具15とをチ
ュービング装置7にボルト連結して、チュービング装置
7を保持した後、メインフレーム3の2本の腕3a,3
a先端のフロントジャッキシリンダ6を伸長して移動用
台車1を固定する。
【0017】次いで、図2に示す如く、テレスコピック
ラム14,14の昇降用シリンダを縮小してチュービン
グ装置7を持ち上げ、スライドシリンダ5,5を伸長し
てスライドフレーム4を車体後方へ移動し、チュービン
グ装置7をメインフレーム3の2本の腕3a,3a間へ
引き込み、チュービング装置7と油圧ユニット9の重量
バランスを合わせて、フロントジャッキシリンダ6を縮
小する。そして、この状態で移動用台車1は自走してチ
ュービング装置7を所定の位置へ移動する。
【0018】したがって、カウンターウエイトを搭載し
なくてもチュービング装置7を移動でき、移動用台車1
を小型化できるとともに、移動が容易に行える。
【0019】チュービング装置7を設置する際には、上
記と逆の順序で、移動用台車1は設置場所まで自走し
て、メインフレーム3の2本の腕3a,3a先端のフロ
ントジャッキシリンダ6を伸長して移動用台車1を固定
し、スライドシリンダ5,5を縮小あるいは伸長してス
ライドフレーム4を移動させてチュービング装置7の位
置合わせを行い、テレスコピックラム14,14の昇降
用シリンダを伸長してチュービング装置7を所定の位置
に設置する。
【0020】また、杭芯合わせは、スライドシリンダ
5,5の他に、俯仰シリンダ10、チルトシリンダ1
3,13及びクローラ式走行体2に設けられた左右高さ
調整装置16を用いて調整することもできる。
【0021】また、角地や敷地境界線近傍等の車体前面
に車体と直線上に配置できない場所にチュービング装置
7を設置する場合には、図3に2点鎖線で示される如
く、メインフレーム3を回動し、さらに、チルトシリン
ダ13,13の一方を伸長し、他方を縮小してチュービ
ング装置7を斜め前方の杭芯に合わせて設置する。
【0022】したがって、敷地境界線近傍、角地等への
チュービング装置7の設置が容易にできる。
【0023】チュービング装置7を所定の位置に設置し
たら、油圧ユニット9の接続を移動用台車1の駆動から
チュービング装置7に切換えてチュービング装置7を駆
動する。
【0024】尚、移動用台車1とチュービング装置7
は、通常は分離せずにを結合した状態で施工するので、
移動用台車1はチュービング装置7を押さえて固定する
役目をするが、特に作業に支障がある場合には、チュー
ビング装置7との連結を解除してもよく、チュービング
装置7を容易に従来のスキッドタイプに戻して使用する
こともできる。
【0025】以上のようにして、チュービング装置7を
移動・設置するので、カウンターウエイトを搭載しなく
てもチュービング装置7を移動でき、移動用台車1を小
型化できるとともに、移動や施工現場への設置が容易に
行える。
【0026】また、トレーラ輸送の場合でも、チュービ
ング装置7を結合した移動用台車1の重量がトレーラの
積載重量内であれば、移動用台車1は自走してトレーラ
に乗り降りできるので能率的であり、また、積載重量を
越える場合でも、テレスコピックラム14,14の昇降
用シリンダを縮小してチュービング装置7を持ち上げ、
チュービング装置7のみを1台のトレーラに搭載し、チ
ュービング装置7を切離した後、移動用台車1は別のト
レーラに自走して乗り降りできる。
【0027】したがって、クレーンを用いなくてもトレ
ーラ輸送ができる。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の移動用台
車は、下部走行体にメインフレームを設け、該メインフ
レームにスライドフレームを車体前後方向に移動可能に
配設し、該スライドフレームの前部にチュービング装置
を着脱かつ昇降可能な保持装置を、後部に前記下部走行
体と前記チュービング装置の駆動用油圧ユニットをそれ
ぞれ搭載したので、スライドフレームを車体前方へ移動
して保持装置にてチュービング装置を保持した後、スラ
イドフレームを車体後方に移動することによりチュービ
ング装置と油圧ユニットの重量バランスがとれるから、
移動や施工現場への設置が容易に行える。
【0029】また、下部走行体にメインフレームを旋回
可能に設け、該メインフレームにスライドフレームを車
体前後方向に移動可能に配設し、該スライドフレームの
前部にチュービング装置を着脱かつ昇降可能な保持装置
を水平方向に回動可能かつ俯仰可能に設けることによ
り、上記に加えて、メインフレームの旋回と、保持装置
の回動及び俯仰によって、杭芯への位置合わせや敷地境
界線近傍、角地等への設置が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チュービング装置を積み込む際の側面図であ
る。
【図2】 チュービング装置を保持して移動する際の側
面図である。
【図3】 チュービング装置を設置する際の平面図であ
る。
【図4】 移動用台車の一部断面背面図である。
【符号の説明】
1…移動用台車、2…クローラ式下部走行体、3…メイ
ンフレーム、4…スライドフレーム、5…スライドシリ
ンダ、7…チュービング装置、8…保持装置、9…油圧
ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 7/20 E02D 11/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体にメインフレームを設け、該
    メインフレームにスライドフレームを車体前後方向に移
    動可能に配設し、該スライドフレームの前部にチュービ
    ング装置を着脱かつ昇降可能な保持装置を、後部に前記
    下部走行体と前記チュービング装置の駆動用油圧ユニッ
    トを搭載したことを特徴とするチュービング装置移動用
    台車。
  2. 【請求項2】 下部走行体にメインフレームを旋回可能
    に設け、該メインフレームにスライドフレームを車体前
    後方向に移動可能に配設し、該スライドフレームの前部
    にチュービング装置を着脱かつ昇降可能な保持装置を水
    平方向に回動可能かつ俯仰可能に設け、後部に前記下部
    走行体と前記チュービング装置の駆動用油圧ユニットを
    搭載したことを特徴とするチュービング装置移動用台
    車。
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JP6084872B2 (ja) * 2013-03-22 2017-02-22 日本車輌製造株式会社 チュービング装置
JP6368519B2 (ja) * 2014-03-31 2018-08-01 アボロンシステム株式会社 掘削装置
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