JP2577491Y2 - 小蓋開閉装置における自動芯出装置 - Google Patents

小蓋開閉装置における自動芯出装置

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JP2577491Y2
JP2577491Y2 JP1992032254U JP3225492U JP2577491Y2 JP 2577491 Y2 JP2577491 Y2 JP 2577491Y2 JP 1992032254 U JP1992032254 U JP 1992032254U JP 3225492 U JP3225492 U JP 3225492U JP 2577491 Y2 JP2577491 Y2 JP 2577491Y2
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Inventor
博一 瓜生
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株式会社幸袋工作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案はコークス炉のコークス押出
機に設けられる小蓋開閉装置における自動芯出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コークス炉炉蓋の均し口小蓋開閉
装置は固定機枠に前後左右方向への可動機枠が設けら
れ、該可動機枠に上記小蓋開閉装置及びその芯合せ装置
が設けられていたため、固定機枠に別途に均し口内掃除
装置を設ける必要があり、該掃除装置の芯合せ装置を別
途設け、かつスペースを要し、装置の軽量化を計ること
が困難であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本案は均し口小蓋開閉
装置及び均し口内掃除装置を共通の機枠に設けることに
よって省スペース及び装置の軽量化を計ることのできる
小蓋開閉装置及びその自動芯出装置を得ることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本案はコークス押出機上の機枠に設けられた芯合せ用
案内ガイドを備えた均し口小蓋開閉装置において、上記
機枠に左右方向に拘束された前後摺動枠を設け、該摺動
枠に上記小蓋開閉装置及び芯合せ用案内ガイドが設けら
れ、かつ上記機枠の基台をエアベアリングを介して上記
押出機に支持し、該基台の前後方向摺動阻止装置を設け
てなり、かつ上記機枠に均し口内掃除装置を設け、上記
芯合せ用案内ガイドと小蓋開閉軸との芯合せ動作に基づ
いて上記基台を左右方向に摺動可能としたものであるこ
とを特徴とする小蓋開閉装置における自動芯出装置によ
って構成される。
【0005】
【作用】本案では機枠3を昇降調整し、前後摺動枠4を
前進調整して均し口小蓋開閉装置5で均し口13の小蓋
19を180度外側に開く(図4仮想線位置から同図実
線位置に開く)。その状態で上記機枠3に設けた均し口
内掃除装置aによって均し口13の内面13’を掃除す
ることができる。
【0006】上記小蓋開閉装置5は上記摺動枠4を前方
に向って前進させることによって芯合せ用案内ガイド7
が前進し、小蓋開閉軸8を同ガイド7内に受入れ、該摺
動枠4をさらに前進させると該摺動枠4を介して機枠3
及びその基台2が上記ガイド7に案内されて左右方向に
押され、エアベアリング9の噴出圧気層を介してコーク
ス押出機1上を左右方向に若干移動し、結局小蓋開閉軸
8は上記ガイド7の中心部に嵌合して芯合せされる(そ
の状態を図3に示す)。その際基台2は前後方向摺動阻
止装置10によって均し口13と平行方向に移動する。
【0007】
【実施例】コークス炉のコークス押出機1上に4個のエ
アベアリング9を介して基台2が設けられ、該基台2と
上記押出機1とは2個の前後方向平行リンク10’、1
0’によって接続されて基台2の前後方向摺動阻止装置
10が形成され、左右方向には上記ベアリング9による
噴出圧気層を介して抵抗なく遊動することができる。
【0008】上記基台2上には前後方向の傾斜カム面2
0、20を備え該カム面20、20上にカムローラ2
1、21を介して機枠3が設けられ、カムローラ21、
21を水平連杆22で接続しかつこれをシリンダー23
で前後方向に移動させることによって機枠3の昇降水準
を調整することができる。
【0009】上記機枠3の内側には水平案内ガイド2
4、24に沿って車輪25、25によって前後に移動す
る摺動枠4が設けられ、かつ前後方向V形雄ガイド26
とV形雌ローラ27との噛合によって左右方向への移動
は拘束される(図2)。
【0010】上記摺動枠4の前端にはV字形芯合せ用案
内ガイド7(図3)を突設してあり、該摺動枠4の前進
によって該ガイド7のV字形案内面7’、7’間に均し
口小蓋19の開閉軸8が入り、該案内面7’、7’に沿
って該開閉軸8は上記V字ガイド7の中心部に嵌合す
る。芯合せ用案内ガイドは特開昭50−115202号
や特開昭50−135743号に示すものでも差支えな
い。
【0011】開閉軸8に案内面7’、7’の何れかが案
内されながら摺動枠4が前進するため該ガイド7、摺動
枠4、機枠3及び基台2は左右方向に若干摺動するが、
その摺動は4個のエアベアリング9を介して行われ自動
芯出装置11が形成される。
【0012】上記V字形ガイド7の上方には摺動枠4の
上端部に小蓋開閉用カム溝28が設けられ(図1実線、
図4仮想線で示す)、小蓋開閉軸8の上端に設けた短い
横腕8’の先端に直立ピン8”を設け、該ピン8”をシ
リンダー29で前後方向に往復摺動させることによって
均し口小蓋開閉装置5が形成され、上記自動芯出装置1
1によって該開閉装置5は自動的に芯出しされる。小蓋
19は上下に開閉するものでも良い。
【0013】小蓋面19’及び小蓋シート面19”の小
蓋掃除装置6は上記摺動枠4内に直立案内ガイド30、
30に案内輪31を介してシリンダー32により昇降自
在に支持された支持枠33に設けられ図2に示すように
スクレーパ6’やシリンダー34により左右方向に往復
する噴出水ノズル6”によって形成されるが、スクレー
パ6’に代えて上記ノズル6”を用い或はノズル6”を
小蓋シート面19”に併用することができる。
【0014】又上記摺動枠4の上部中央には水平案内ガ
イド35、35に沿って車輪36、36を介して該機枠
に設けたシリンダー37によって前後進する前後方向
往復台車12を設け、該台車12に均し口13内に出入
可能な2個の腕14、14を左右方向水平ピン38によ
って枢支し、後端のシリンダー39によって該腕14を
昇降方向に回動させることができるし(図1)、又図6
に示すように直立ピン40、40の回りに水平方向にシ
リンダー41によって互いに逆方向に回動させることに
よって左右開閉自在となすことができるもので、該腕1
4、14の先端部に均し口内スクレーパ15、15を設
けて均し口内掃除装置aを形成するものである。
【0015】さらに図1及び図5に示すように基台2の
前部直下にタール受固定シュート16が押出機1側に設
けられ、かつ上記摺動枠4の前面にはタール受可動シュ
ート17を設け、さらに該可動シュート17の上部に開
放した小蓋19の裏面又は背面に配置される水受板18
を設けるものである。
【0016】尚図中42で示すものは上記摺動枠4の駆
動用シリンダー、43は機枠3の直立案内ガイド、44
はそのガイドローラ、45は摺動枠4の下部水平ガイ
ド、46はその水平ガイドローラ、図3中47は平行リ
ンク10’、10’の基台2側支持杆、48は上記スク
レーパ6’の前後動作用シリンダーである。
【0017】
【考案の効果】本案は上述のように構成したので均し口
小蓋開閉装置5の芯合せを行うのみで共通の機枠3に設
けられた均し口内掃除装置aの少くとも左右方向芯合せ
を同時に行うことができるばかりでなく、共通の機枠3
に小蓋開閉装置5とその芯合せ用案内ガイド7及び均し
口内掃除装置aを設け得て省スペース化及び軽量化を計
り得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の小蓋開閉装置における自動芯出装置を示
す側面図である。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】図1A−A線による平面図である。
【図4】図1B−B線による拡大平面図である。
【図5】図4C−C線による側面図である。
【図6】均し口内スクレーパの平面図である。
【符号の説明】
1 コークス押出機 2 基台 3 機枠 4 前後摺動枠 5 均し口小蓋開閉装置 a 均し口内掃除装置 7 芯合せ用案内ガイド 8 小蓋開閉軸 9 エアベアリング 10 前後方向摺動阻止装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス押出機上の機枠に設けられた芯
    合せ用案内ガイドを備えた均し口小蓋開閉装置におい
    て、上記機枠に左右方向に拘束された前後摺動枠を設
    け、該摺動枠に上記小蓋開閉装置及び芯合せ用案内ガイ
    ドが設けられ、かつ上記機枠の基台をエアベアリングを
    介して上記押出機に支持し、該基台の前後方向摺動阻止
    装置を設けてなり、かつ上記機枠に均し口内掃除装置を
    設け、上記芯合せ用案内ガイドと小蓋開閉軸との芯合せ
    動作に基づいて上記基台を左右方向に摺動可能としたも
    のであることを特徴とする小蓋開閉装置における自動芯
    出装置。
JP1992032254U 1992-05-15 1992-05-15 小蓋開閉装置における自動芯出装置 Expired - Lifetime JP2577491Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0581254U JPH0581254U (ja) 1993-11-05
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JPS5636906Y2 (ja) * 1975-07-12 1981-08-31

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JPH0581254U (ja) 1993-11-05

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