JP2576909Y2 - ファンモータ - Google Patents

ファンモータ

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JP2576909Y2
JP2576909Y2 JP1991068357U JP6835791U JP2576909Y2 JP 2576909 Y2 JP2576909 Y2 JP 2576909Y2 JP 1991068357 U JP1991068357 U JP 1991068357U JP 6835791 U JP6835791 U JP 6835791U JP 2576909 Y2 JP2576909 Y2 JP 2576909Y2
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JP
Japan
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rotor
rotating shaft
support wall
bearing
fan motor
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勝 冨阪
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Nidec America Corp
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Nidec Corp
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、コンピュー
タ、ワードプロセッサ等の内部を冷却するために使用さ
れる小型ファンモータに関する。
【0002】
【従来の技術】ファンモータは、矩形状のハウジング
と、ハウジングに対して相対的に回転自在であるロータ
と、ロータに取付けられたロータマグネットと、これに
対向してハウジングに装着されたステータを備え、ロー
タに冷却用羽根体が取付けられている。そして、ハウジ
ングには軸受部材を介して回転軸が回転自在に支持され
ている。
【0003】しかし、軸受部材として、含油メタルから
形成したスリーブ軸受を使用した場合には、樹脂製のワ
ッシャを回転軸の先端に挿入し、抜け止めリングあるい
は真鍮ブッシュを装着していた。そのため、作業工程が
増え効率が上がらなかった。また、樹脂製ワッシャが回
転軸とともに回転することにより、スリーブ軸受の端面
に擦れて摩耗し、異音が発生する。さらに、潤滑油も飛
散する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記事実に鑑
みてなされたものであり、その主目的は、樹脂製ワッシ
ャ、抜け止めリングあるいは真鍮ブッシュ等の部品を省
略することができる、比較的簡単な構成のファンモータ
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案によれば、円筒
状軸受支持壁を有するハウジングと、該軸受支持壁の内
に軸受を介して回転自在に支持された回転軸と、該回
転軸に装着されたロータと、該ロータに設けられた羽根
体と、該ロータに取付けられたロータマグネットと、該
ロータマグネットに対向して該ハウジングに装着された
ステータと、を具備するファンモータにおいて、該回転
軸の先端部の外周には環状溝が形成され、該軸受支持壁
における該回転軸の先端部に対応する内周面には半径方
向内方に突出する薄板状突部が一体成形され、該突部の
内側端縁の軸心からの寸法は、該回転軸の外周面の半径
より小さく該環状溝の底面の半径より大きく形成されて
おり、該回転軸の環状溝が該突部に直接係止される。
【0006】
【作用】樹脂製ワッシャ、抜け止めリングあるいは真鍮
ブッシュ等の部品が不要となり、組立工程が簡単且つ容
易となる。また樹脂製ブッシュが不要であるため軸受の
端面との接触がなく、潤滑油の飛散も少ない。
【0007】
【実施例】以下添付図面を参照して、本考案に従うファ
ンモータの実施例を説明する。図1は、本考案に従うフ
ァンモータの断面図である。図1において、1はインペ
ラ、2は回転軸、3はスリーブ軸受、4はステータ、5
はロータマグネット、6はロータ、7は回路基板、8は
ハウジングである。
【0008】インペラ1には周方向に間隔を置いて複数
の羽根10が設けられ、その椀形部12の内周面13に
はロータマグネット5を有するロータ6が嵌合圧入され
ており、回転軸2が椀形部12の中央部に一体成形、も
しくは圧入されている。回転軸2と一体に回転するイン
ペラ1は1個のスリーブ軸受3を介して回転自在に支持
されている。
【0009】80はハウジング8の略中央に突設された
円筒状の軸受支持壁であり、ステータコイル40を巻装
したステータ4は、軸受支持壁80の外周面85に外嵌
されている。ステータコイル40からのリード線は支持
壁80に装着された回路基板7に半田付けされている。
【0010】ステータ4は、ロータマグネット5に対向
して配置され、ステータ4に対するロータマグネット5
の相対回転により、インペラ1が回転駆動される。
【0011】 図2は軸受支持壁80の基部の要部拡大
断面図であり、図3は図2の矢印Xの方向から見た矢視
図である。82はハウジング8の軸受支持壁80の基部
に形成された突部である。突部82は環状に形成され、
支持壁80の内周面から半径方向内方に突出している。
インペラ1をハウジング8に組み付けた際に、突部82
は回転軸2の先端部に施された環状溝21に係止され
る。すなわち、突部82の内径は回転軸2の外径より小
さく、環状溝21の底部の外径より大きく設定されてい
る。環状溝21は突部82の厚みよりやや幅が広く形成
され、インペラ1の回転中は突部82が環状溝21の軸
線方向略中央部に位置するようになり、回転軸2がスム
ーズに回転する。スリーブ軸受3と突部82との間に間
隙部87が形成されている。
【0012】軸受支持壁80の基部に回転軸2が挿通し
易いように回転軸2の先端形状は図2に示すようにテー
パになっている。この回転軸2を装着する際には支持壁
80の突部82が弾性変形し、これにより回転軸2の環
状溝21と突部82が所要の通り係合する。
【0013】図4は突部の変形例であり、突部82に切
込み部83を入れている。切込み部83を入れることで
回転軸2を挿通する際に突部82に掛かる力が分散さ
れ、半径方向に放射状に延びる図1の実施例より比較的
挿通し易くなる。ハウジング8及び軸受支持壁80は合
成樹脂の一体形成することができ、図4の変形例では切
込み部83を4ケ所入れているが、切込み部の数等は任
意である。
【0014】以上、本考案に従うファンモータの一実施
例について説明したが、本考案はかかる実施例に限定さ
れるものでなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々
の変形乃至修正が可能である。
【0015】例えば、本考案では軸受部材に1つのスリ
ーブ軸受を使用した場合を説明しているが、これに代え
て1つのボール軸受と1つのスリーブ軸受を使用しても
よい。この場合、軸受支持壁80の形状は1つのスリー
ブ軸受を使用するものと同じであるため、2つの軸受の
間にはブッシュ部材等を介在させるのが好ましい。スリ
ーブ軸受はハウジングの突部側に、ボール軸受はインペ
ラの椀形部側に挿入することができる。また、これに代
えて2個のボール軸受を使用することができる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上述の構成を有するので次の
効果を奏する。ハウジングに設けられた突部と回転軸の
環状溝で止まるため、樹脂製ワッシャ、抜け止めリング
等の部品が不要となり、作業工数が減る。また、従来必
要であったブッシュとスリーブ軸受端面との接触がな
く、潤滑油の飛散が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従うファンモータの一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1のファンモータの一部を示す要部拡大断面
図である。
【図3】図2における矢印Xから見た矢視図である。
【図4】図3における変形例の矢視図である。
【符号の説明】 1 インペラ 2 回転軸 3 スリーブ軸受 8 ハウジング 80 軸受支持壁 82 突部 83 切込み部 87 間隙部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状軸受支持壁を有するハウジング
    と、該軸受支持壁の内側に軸受を介して回転自在に支持
    された回転軸と、該回転軸に装着されたロータと、該ロ
    ータに設けられた羽根体と、該ロータに取付けられたロ
    ータマグネットと、該ロータマグネットに対向して該ハ
    ウジングに装着されたステータと、を具備するファンモ
    ータにおいて、該回転軸の先端部の外周には環状溝が形成され、該軸受
    支持壁における該回転軸の先端部に対応する内周面には
    半径方向内方に突出する薄板状突部が一体成形され、該
    突部の内側端縁の軸心からの寸法は、該回転軸の外周面
    の半径より小さく該環状溝の底面の半径より大きく形成
    されており、該回転軸の環状溝に該突部が直接係止され
    ている 、ことを特徴とするファンモータ。
JP1991068357U 1991-07-31 1991-07-31 ファンモータ Expired - Fee Related JP2576909Y2 (ja)

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JPH0515660U JPH0515660U (ja) 1993-02-26
JP2576909Y2 true JP2576909Y2 (ja) 1998-07-23

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711337U (ja) * 1980-06-25 1982-01-21
JP2785034B2 (ja) * 1989-03-30 1998-08-13 株式会社シコー技研 ディスク型ブラシレスモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0515660U (ja) 1993-02-26

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