JP2576472Y2 - 整形外科材料用包装袋 - Google Patents

整形外科材料用包装袋

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JP2576472Y2 JP1992018909U JP1890992U JP2576472Y2 JP 2576472 Y2 JP2576472 Y2 JP 2576472Y2 JP 1992018909 U JP1992018909 U JP 1992018909U JP 1890992 U JP1890992 U JP 1890992U JP 2576472 Y2 JP2576472 Y2 JP 2576472Y2
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    • A61F15/001Packages or dispensers for bandages, cotton balls, drapes, dressings, gauze, gowns, sheets, sponges, swabsticks or towels
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フィルムを重ねてその
周辺をシールした包装袋、特に整形外科材料を封入した
包装袋の開封構造に関する。
【0002】フィルムを重ねてその周辺をシールした包
装袋は種々の分野で使用されているが、内部に封入され
ているものを利用するためには包装袋を開封しなければ
ならない。開封には鋏のような切断器具を用いることも
できるが、フィルム包装袋は直接手で引き裂いて開封で
きることがその一つの大きな利点である。
【0003】医療の分野において、整形外科用材料とし
てウレタンプレポリマーを基布に塗布した水硬性キヤス
ト材が用いられるが、このキャスト材は空気中の湿分に
触れると硬化してしまうため、フィルム包装袋中に密封
して保管され、使用時に始めて開封される。このキャス
ト材は手に持って患部に巻く際キャスト材に含まれてい
る樹脂が手にべたつかないよう界面活性剤、脂肪酸エス
テル等の水溶性タックフリー剤が含まれているが、完全
なタックフリーとはならないため、通常手袋をはめて操
作することが多い。キャスト材を患部に装着するに当た
っては、袋からキャスト材を取り出して水に浸し、それ
から患部に巻き付けるが、こうして濡れた手袋でキャス
ト材を扱うことにより、手袋には水と共にタックフリー
剤が付着する。そのため更に次の包装袋を開封しようと
すると、付着した水分とタックフリー剤とにより手袋は
極めて滑りやすく、容易に開封ができなくなるという問
題が生じる。この点を解決するため、包装材の引裂き強
度を小さくすべく、包装材の厚みを薄くしたり、方向性
のある材料を使用したり、引裂き箇所に設ける切込みの
深さを大きくしたりすることが試みられたが、保存安定
性(耐久性)が低下したり十分なものが得られなかっ
た。
【0004】開封を容易にするため、近年本出願人より
包装袋のシール辺の少なくとも一辺に切り込みと切り込
みを挟んで両側に貫通孔を設けることが提案されてい
る。この包装袋によれば、開封時貫通孔に指を引っ掛け
ることができるため、濡れた手袋であっても確実に開封
操作ができるが、反面袋を製造する上で孔をあける工程
での抜き屑処理が面倒であり、製造装置が複雑化、大型
化するほか、指が入るだけの大きさの孔をシール辺を設
けるためにはシール幅が20mm以上必要となり、シー
ル強度に均一性が欠ける等の問題点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、水硬
性キャスト材を封入したフィルム包装袋において、製造
加工が容易で、引裂きによる開封を容易にすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案においては、水硬性キャスト材を封入した
装袋の外表面の少なくともシール辺近傍に吸水性部材を
設け、吸水性部材は5kg以下の引裂き強さを有する
のである。
【0007】また本考案においては、水硬性キャスト材
を封入した包装袋のシール辺の少なくとも一辺に開封部
を設け、包装袋の外表面の開封部近傍に5kg以下の引
裂き強さを有する吸水性部材を設けるようにしてもよ
い。
【0008】本考案における吸水性部材とは、吸水性材
料からなり表面に付着した水分を内部に吸収する性質を
有する部材のほか、手袋との接触面から水分を排除する
ような表面状態を有する部材をも含むものである。
【0009】
【作用】本考案においては、開封時、包装袋の吸水性部
材の部分に指をかけ、袋を引き裂くように力を加える
が、手袋に水分、タックフリー剤等が付着していても、
手袋の吸水性部材と接触する部分に付着していた水分、
タックフリー剤等は手袋から離れて吸水性部材の方へ移
行し、手袋と吸水性部材との接触面にはこれらの水膜が
なくなり、手袋と吸水性部材との間にハイドロプレーニ
ング現象のような滑りが生じることなく、袋は十分な力
で引裂かれ、確実に開封が行われる。
【0010】
【実施例】次に本考案の実施例を図面について説明す
る。なお各図において同等部分には同符号を付してあ
る。
【0011】図1において、1は包装袋で、フィルムを
重ねてその周辺2をシールして形成され、その一つのシ
ール辺3には開封部として切り込み4が設けられ、この
切り込み4の近傍の外表面上にほぼ四辺形状の吸水性部
材11が設けられている。この包装袋中には水溶性タッ
クフリー剤を含むウレタンプレポリマーを基布に塗布し
た水硬性キャスト材が封入されている
【0012】図2は、切り込み4を有するシール辺3に
沿って外表面に吸水性部材21を設けた例である。
【0013】図3は、切り込み4を有するシール辺3か
らそれに対向するシール辺5に向け縦方向に、両シール
辺3、5の一部に対し吸水性部材31を設けた例であ
る。
【0014】図4は、図1と同じパターンの吸水性部材
41、42を包装袋1の両面に設けた例である。
【0015】図5は、図2と同じパターンの吸水性部材
51、52を包装袋1の両面に設けた例である。
【0016】図6は、図3と同じパターンの吸水性部材
61、62を包装袋1の両面に設けた例である。
【0017】図7は、包装袋1のシール辺3に設けた切
り込み4を挟んでその両側に円形の吸水性部材71、7
2を設けた例である。
【0018】図8は、図7に示す吸水性部材71、72
の変形例で、aは楕円形、bは星形、cは五角形、dは
正方形、eは菱形である。
【0019】図9は、シール辺3の切り込み4を挟んで
その両側に、シール辺3からそれに対向するシール辺5
に向けそれぞれ縦方向に吸水性部材91、92を設けた
例である。なお図7〜図9の吸水性部材も、包装袋1の
片面のみでなく両面に設けることもできる。
【0020】図10は、包装袋1の外表面の全面に吸水
性部材101を設けた例である。なお全面に設ける場合
も包装袋の片面のみでなく全面に設けることもできる。
【0021】図11は図10と同様に包装袋1の外表面
の全面に吸水性部材111を設けたものであるが、更に
シール辺3の切り込み4の引き裂き方向に沿って吸水性
部材111にスリット112を設け、必要な引き裂き力
を小さくしたものである。
【0022】上述の例では、包装袋のシール辺に切り込
みを設けたものを示したが、切り込みは必ずしも必要と
するものではない。
【0023】包装袋のフィルム材としては種々のものを
使用することができ、例えばポリエステル/アルミニウ
ム/ポリエチレン/リニア低密度ポリエチレン、Kナイ
ロン/アルミニウム/ポリプロピレン、ポリエチレン/
ポリ塩化ビニリデン/ポリエチレン、ポリエチレン/K
ナイロン/ポリエチレン等の多層フィルムがある。なお
包装袋のフィルム材は引裂性を考慮したものが好まし
い。
【0024】吸水性部材としては、紙、不織布、布帛、
発泡体等がある。より具体的には、紙としては植物繊
維、動物繊維、合成繊維等の繊維をからみ合わせ、こう
着させて作ったもので、新聞用巻き取り紙、印刷用紙、
筆記用紙、図画用紙、包装紙、薄素紙などの洋紙類、段
ボール厚紙、白板紙、黄板紙、チップボール、色板紙な
どの板紙類、障子紙、書道用紙、ちり紙、紙綿、かんか
紙などの和紙類がある。厚さは0.01〜5mm、好ま
しくは0.04〜1mmである。また紙の表面に無機物
の小粒子、例えば金属粉、鉱物粉等を接着したいわゆる
サンドペーパーであってもよい。しかし紙の表面に疎水
性の樹脂で処理して、紙の繊維表面や繊維間を被覆した
ものは好ましくない。
【0025】不織布としては、レーヨン、ビニロン、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリアミド、アセテ
ートポリプロピレン等の素材を段式又は湿式方式で製造
したもので、目付量が5〜300g/m2 と幅広い範囲
のものを使用できる。好ましくはレーヨンのような吸水
性が高く、目付量が15〜100g/m2 、厚さが0.
01〜5.0mmで、引き裂き強度の小さいものがよ
い。
【0026】布帛としては、天然繊維、半合成繊維、合
成繊維等からなる織物、編物で、例えばガーゼ、金巾、
ブロード地、レース地等がある。好ましくは少なくとも
縦方向又は横方向に手切れ性のよい設計生地がよい。こ
のため一般に糸の太さを細くする方法が用いられる。
【0027】発泡体としては、大別して連続気泡体と独
立気泡体との二種類がある。素材としてはポリビニルア
ルコール、ポリビニルホルマール、ポリウレタン、エチ
レン酢酸ビニル共重合体、天然ゴム、ポリ塩化ビニル、
及び吸水性高分子を含有するポリマーがある。好ましく
は連続気泡体で親水性のある素材で、セル径が小さく発
泡倍率の高い方がよい。
【0028】表1は素材とその構成面から本考案の適応
内容を整理したものである。横軸方向には素材の吸水特
性を示し、左側ほど吸水作用が高く、右側へ行くほど吸
水作用が小さくなっている。縦軸方向には繊維集合体即
ち紙、不織布、布帛を密度の大きい順に配列し、発泡体
を連続気泡体と独立気泡体とに区分し、さらにそれぞれ
をセル径と発泡倍率とを組合わせたもので区分したもの
である。表中○は全く滑りがなく極めて良好なもの、△
は使用可能なもの、×は使用不能なものを示す。この表
から、吸水性の高いものほど好ましく、構造面からは繊
維集合体は密度が大きい方が好ましく、発泡体では連続
気泡体でセル径が小さく且つ発泡倍率が大きいものほど
好ましいことが分かる。即ち、吸水性の高い素材のもの
は構造の型にかかわらずすべて使用可能である。又吸水
性が小さくとも構造面で密度を大きくすることにより、
繊維間や発泡体のセル壁間が毛細管現象により水を吸い
取るため適用可能である。なお表1記載の素材で吸水性
が小さいものであっても親水性の素材、例えば鎖状で、
架橋の無い高分子が−OH、−CONH2 、−COO
H、−NH2 、−COO- 、−SO3 - 、−NR3 + 等
の親水基をもつもので、デンプン系、セルロース系タン
ニン、リグニン系、多糖類系、PVA系、ポリエチレン
オキサイド系、アクリル酸系、無水マレイン酸系、フタ
ル酸系、ポリエステル、ポリオキシ化合物、アクリルア
ミド系、ポリビニルピロリドン及びこれらの共重合体系
をブレンドしたもの、界面活性材を表面処理したものは
好ましい効果が得られる。
【0029】
【表1】
【0030】なお吸水性部材としては手切れ性も重要な
要素であり、本考案においてはJIS K6772の短
ざく形引裂試験で5kg以下、好ましくは0.2kg以
下のものがよい。
【0031】本考案による包装袋を製造する方法は大別
して三つある。第一は袋を形成した後吸水性部材を取り
付ける方法、第二は袋を製造するときに吸水性部材を接
合する方法、第三は袋を形成するフィルム材を製造する
ときに吸水性部材を接合する方法である。第一の方法
は、吸水性部材の片面に粘着剤や接着剤を塗布したもの
を利用するもので、粘着剤や接着剤を塗布した吸水性部
材を適当な大きさに切って袋の表面に手貼りするか、又
は粘着剤や接着剤を塗布した長尺の吸水性部材を用い、
袋をコンベアで連続的に流しながらベリングマシンで貼
着する。この方法はロット的に少量でも可能であり、設
備投資も少なくてすむという利点がある。第二の方法
は、製袋機のフィルム材繰り出し部分からシール工程の
間又はシール工程と裁断工程の間に貼り合わせ機構を設
けて製袋と同時に粘着剤又は接着剤付き吸水性部材を接
合する方法である。第三の方法は、フィルム素材の一面
に粘着剤又は接着剤を塗布し、この面に吸水性部材を貼
り合わせ、加圧接着する方法である。
【0032】図12は前述の第一の方法の説明図で、1
21はコンベアで、左側より包装袋122が順次コンベ
ア上に載せられ右側へ流され、ロール123から台紙1
24上に置かれた粘着剤付き吸水性部材125がコンベ
ア121に導かれ、吸水性部材125は剥離機構126
により台紙124よりはがされ、包装袋122の表面の
所定箇所上に貼着され、一方台紙124はロール127
に巻き取られる。その結果コンベア121の末端より吸
水性部材付きの包装袋1が得られる。
【0033】図13は前述の第二の方法の説明図で、1
31、132のロールよりそれぞれ繰り出されたフィル
ム材133、134が案内ロール135、136により
重ね合わされ、ロール137から台紙138上に置かれ
た粘着剤付き吸水性部材139が上側のフィルム材13
3上に導かれ、剥離機構1310により台紙138より
はがされた吸水性部材139はフィルム材133上に貼
着され、台紙138はロール1311に巻き取られる。
両フィルム材133、134はシールロール1312、
1313によりシールされ、ダイカットロール131
4、1315により最終的な包装袋の形にカットされ、
フィルム材133、134のカット部分はロール131
6に巻き取られ、右端に吸水性部材付き包装袋1が得ら
れる。
【0034】本考案により設けた吸水性部材の仕組は次
のように説明することができる。整形外科材料用包装袋
を扱う場合、包装袋を開封して内部の水硬性キャスト材
を取り出し、これを水に浸けるが、この際包装袋を操作
する手袋に付着した水や界面活性剤は手袋の表面に水滴
又は水膜状態で付着している。このような手袋で、非吸
水性で平滑な、又はゆるい曲面からなる凹凸を持った包
装袋のフィルム材を摘むと、水滴や水膜はフィルム材表
面と手袋の表面との間に極めて薄い水膜として形成さ
れ、手袋とフィルム材との間の摩擦は極度に小さくな
り、非常によく滑り、手の力で包装袋を引き裂くことは
困難である。それ故更に強く摘んでも水膜はより薄くな
るだけで水膜はなくならないため、滑りを止めることは
できない。又一般にシール金型に凹凸を設け、フィルム
材表面に凹凸模様を付けたものも指の入った手袋が非常
に柔らかいため凹凸になじんでしまい、水膜を切るよう
な作用を起こさない。本考案によれば、袋表面に設けた
吸水性部材が手袋に付着した水滴や界面活性剤を吸い取
るため、手袋とフィルム材との間には水膜が形成されな
くなる。即ち、手袋の表面に付着し水膜を形成する水又
は界面活性剤の量はごく僅かな量(数ml程度)であ
り、フィルム材表面に吸水性部材を設けることにより容
易に水膜をなくすことができる。又吸水性部材が水又は
界面活性剤で飽和された状態の袋を手袋で摘んだ場合、
余分な水又は界面活性剤ははじきだされ、手袋と包装袋
との界面には水膜は生じない。この吸水性部材は5kg
以下という引裂き強さを有することにより、吸水性部材
がフィルム材の強度を過度に高めるようなことはなく、
袋は容易に引き裂かれる
【0035】
【考案の効果】本考案によれば、包装袋の外表面の少な
くともシール辺近傍に吸水性部材を設け、この吸水性部
材に手を当てて引き裂くことにより、たとえタックフリ
ー剤を含む水硬性キャスト材を扱ってタックフリー剤を
含んだ水で手又は手に装着した手袋が濡れていても、手
又は手袋の吸水性部材と接触する部分に付着していた水
分は吸水性部材の方に移行し、少なくとも手又は手袋と
吸水性部材との接触面には水膜が全く存在しない状態と
なり、手又は手袋と包装袋との間の摩擦係数が大とな
り、十分な引き裂き力で包装袋を開封することができ、
しかも吸水性部材は包装袋の表面に接着等の簡単な手段
で設けることができるから、その製造工程も容易であ
り、複雑な製造装置を必要としない特長を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。
【図2】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。
【図3】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。
【図4】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。
【図5】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。
【図6】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。
【図7】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。
【図8】図7に示す吸水性部材の形状の異なる例の正面
図である。
【図9】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。
【図10】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正
面図、cは側面図である。
【図11】本考案の別の実施例の、aは平面図、bは正
面図、cは側面図である。
【図12】本考案の包装袋の製造方法の一例の説明図で
ある。
【図13】本考案の包装袋の製造方法の異なる例の説明
図である。
【符号の説明】
1 包装袋 2 包装袋の周辺 3 シール辺 4 切り込み 5 シール辺 11、21、31、41、42、51、52、61、6
2、71、72、91、92 、101、111 吸水
性部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性キャスト材を封入した包装袋の外
    表面の少なくともシール辺近傍に吸水性部材を設け、吸
    水性部材は5kg以下の引裂き強さを有することを特徴
    とする整形外科材料用包装袋。
  2. 【請求項2】 水硬性キャスト材を封入した包装袋のシ
    ール辺の少なくとも一辺に開封部を設け、包装袋の外表
    面の開封部近傍に吸水性部材を設け、吸水性部材は5k
    g以下の引裂き強さを有することを特徴とする整形外科
    材料用包装袋。
JP1992018909U 1992-02-28 1992-02-28 整形外科材料用包装袋 Expired - Lifetime JP2576472Y2 (ja)

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JP1992018909U JP2576472Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 整形外科材料用包装袋
DE4305662A DE4305662C2 (de) 1992-02-28 1993-02-24 Verpackungsbeutel
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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992018909U JP2576472Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 整形外科材料用包装袋

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JPH0571146U JPH0571146U (ja) 1993-09-24
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