JP2576393B2 - 無線機用ブースタ - Google Patents

無線機用ブースタ

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JP2576393B2
JP2576393B2 JP5317279A JP31727993A JP2576393B2 JP 2576393 B2 JP2576393 B2 JP 2576393B2 JP 5317279 A JP5317279 A JP 5317279A JP 31727993 A JP31727993 A JP 31727993A JP 2576393 B2 JP2576393 B2 JP 2576393B2
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burst
power amplifier
booster
signal
transmission
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直人 畠山
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線機と組合せて用いて
無線機の出力をアップするためのブースタに関し、特に
バースト状送信信号を増幅する電力増幅器の低消費電力
化をはかったブースタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯無線機が普及しつつあり、そ
の方式もアナログ方式のほかにデジタル方式が実用化さ
れ始めた。
【0003】一方、それ以前から自動車電話が広く用い
られているが、最近は携帯無線機を自動車内に持ち込ん
で自動車電話として利用したいという要望が高まりつつ
ある。ところが、携帯無線機は自動車電話に比べて、
(1)送信電波のレベルが小さい、(2)使用時間に制
限がある、(3)アンテナのゲインが小さい、(4)サ
ービスエリアが狭いなどの問題があり、そのまま自動車
電話として利用することができない。
【0004】そこでゲインの大きな車載アンテナおよび
容量の大きな車載バッテリーを電源に用い、送信電波の
レベルを自動車電話で許容されたレベルにまで増幅する
ブースタと呼ばれる増幅器を携帯無線機と組合せて用い
ることによりデジタル式携帯無線機を自動車電話として
利用することが可能になる。
【0005】図5はこのような目的で従来技術に基づい
て考えられるブースタと携帯無線機との接続状態を示し
ている。
【0006】携帯無線機1は、音声入力用のマイクロホ
ン11と、送信部12と、バースト信号送信部13と、
バースト制御回路14と、送受共用器(デュープレク
サ)15と、受信部16と、スピーカ17とにより構成
されている。送信部12は、マイクロホン11から受け
た音声信号をA/D変換し、バースト状送信信号を生成
するのに必要なデジタル変調された高周波数信号を生成
し、増幅する機能を有し、受信部16は受信したデジタ
ル変調された高周波信号を復調し、D/A変換し、音声
出力に変換してスピーカ17に出力する機能を有し、い
ずれもその回路構成はよく知られているが、本発明の要
旨ではないので説明は省略する。
【0007】一方、ブースタ2は、送受共用器(デュー
プレクサ)21と、携帯無線機1からのバースト状送信
信号のレベルを増幅する電力増幅器22と、バイアス制
御回路23と、送受共用器(デュープレクサ)24とに
より構成されている。
【0008】携帯無線機1およびブースタ2のいずれも
CPUを内蔵しており、このCPUにより送信時の回路
動作が制御される。3は車載アンテナである。 携帯無
線機1の出力端子1bとブースタ2の入力端子2aとは
ケーブル4で接続されており、ブースタ2の出力端子2
bは車載アンテナ3に接続される。
【0009】デジタル式携帯無線機1は、図6(a)に
示すように、TDMA(Time DivisionMulti Access) 方式に
基づいて図6(b)に示したように複数(n)のスロッ
トに分割したデータを1スロットごと送信している。従
ってバースト制御回路14は1TDMAごとにバースト
信号送信部13を間欠的に制御し、それによりバースト
信号送信部13の出力端子1bからバースト状送信信号
Sが出力され、ケーブル4を介してブースタ2の入力端
子2aに送出される。ブースタ2ではこの送信信号Sの
立上り波形、立下り波形、変調波形等を電力増幅器22
により歪みなく増幅して送信用出力端子2bから出力す
る。バイアス制御回路23は電力増幅器22が完全な線
形増幅特性を有するようにバイアス条件を制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の携帯無線機用ブースタ2においては、電力増幅器2
2の線形領域での増幅が必要になるので、電力増幅器2
2は図7に示すように、最大飽和出力点Bより3〜4d
B以上レベルの低い出力点Aに動作点をずらす(これを
バックオフという)必要がある。この線形動作ゆえに消
費電力が従来の非線形動作をするアナログFM用電力増
幅器に比較して非常に大きく、かつ、装置が大型になる
という欠点がある。
【0011】本発明の目的は、この課題を解決するため
に、バースト状送信信号増幅用の電力増幅器の消費電力
を少なくした無線機用ブースタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、バーストタイミングを決定するとともに
該バーストタイミングの情報とバースト状送信信号の波
高値情報とを含む制御信号を出力する制御信号発生回路
を有する無線機から出力するバースト状送信信号を増幅
する電力増幅器と、前記制御信号発生回路からの制御信
号に基づいてバースト状送信信号の有無を判断する手段
と、バースト状送信信号が存在しないときは前記電力増
幅器の消費電力が小さくなるように該電力増幅器を制御
するバースト制御手段とを有する無線機用ブースタにお
いて、前記バースト制御手段に前記電力増幅器のバイア
スを制御するバイアス制御機能を与えた
【0013】
【作用】本発明の無線機用のブースタは、無線機から出
力されるバースト状送信信号の立ち上りおよび立ち下が
りのタイミング情報に基づいて、バースト状送信信号の
ない時間領域では、バースト状送信信号を増幅する電力
増幅器をほぼ無通電となるように制御する。
【0014】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は本発明によるブースタの一実施例を
携帯無線機に接続した状態で示すブロック図である。図
中、図5と同じ参照数字は同じ構成部分を示しており、
説明は省略する。
【0016】携帯無線機1は、マイクロホン11と、送
信部12と、バースト信号送信部13と、制御信号発生
回路18と、送受共用器(デュープレクサ)15と、受
信部16と、スピーカ17とにより構成されている。制
御信号発生回路18は、図5に示した従来例における携
帯無線機1のバースト制御回路14と同様に、バースト
信号送信部13を1TDMAの間隔で間欠的に制御する
とともに、バースト状送信信号のタイミング情報(送信
バースト波形)と送信信号の波高値の情報を含む制御信
号Tを出力する。
【0017】ブースタ2のバースト制御回路25は、携
帯無線機1の制御信号発生回路18から出力される制御
信号Tに含まれるバースト状送信信号のタイミング情報
と送信信号の波高値情報とに基づいて電力増幅器22を
制御する。
【0018】次に図2および図4を参照して本発明によ
るブースタの動作を説明する。
【0019】図2は携帯無線機1の制御信号発生回路1
8の動作を示すフローチャートである。
【0020】車載アンテナ3により基地局からのバース
ト信号を受信すると(F−1)、バースト信号中に含ま
れる同期信号を検出する(F−2)。この同期信号に基
づいて基地局の送信タイミングに合わせたクロックを発
生し、基地局との同期を確立する(F−3)。同期が確
立したクロックに基づいて、図3に示すように、基地局
が受信モードにあるとき移動局(携帯無線機)から送信
するバースト送信信号の送信バースト波形を発生し(F
−4)、この送信バースト波形をバースト信号送信部1
3へ送出する(F−5)。
【0021】一方、制御信号発生回路18からは同期ク
ロックと送信バースト波形が送信制御情報とともにケー
ブル5を介してバースト制御回路25に送出される(F
−6)。送信制御情報としては、(a)ブースタ2を送
信可能にするか、(b)携帯無線機1が送信状態か、
(c)送信信号レベルの情報を含む。
【0022】一方、ブースタ2においては、図4に示す
ように、バースト制御回路25が入力端子2cから携帯
無線機1の制御信号発生回路18からの制御信号Tを受
信する(P−1)。この制御信号Tには、同期クロッ
ク、送信バースト波形、送信制御情報が含まれている。
バースト制御回路25には、この制御信号Tに基づいて
電力増幅器2を次のように制御する。
【0023】まずブースタ2のCPUが制御信号Tに基
づいてバースト状送信信号の有無を判別する(P−
2)。バースト状送信信号がないときはその期間中電力
増幅器22のバイアスをカットオフする(P−3)。こ
れにより電力増幅器22への通電がカットされ節電が図
れる。これに対してバースト状送信信号があるときは制
御信号Tに含まれる送信信号の波高値情報に基づいて電
力増幅器22のゲインを所定の割合だけ低下させるいわ
ゆるパワーダウンが行なわれる(P−4)。
【0024】こうしてバースト制御回路25の制御によ
り電力増幅器22によりパワーアップされたバースト送
信信号Kが車載アンテナ3から基地局に対して発信され
る。
【0025】上記実施例では本発明によるブースタをデ
ュプレクス(同時送受信)方式の携帯無線機と接続する
ことによって自動車電話として用いる例を説明したが、
本発明はデュプレクス方式の無線機に限らず、たとえば
単一周波数を用いて交互に送受信を行なうたとえばパー
ソナル無線で採用されるプレストーク(Press-to-talkま
たはSimplex)方式や、2周波数を用いて交互に送受信を
行なうたとえばMCA(Multi Channel Access)システム
で採用されるデュシンプレクス(Dusimplex) 方式の無線
機にも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バースト信号のない時間領域はブースタの電力増幅器が
ほぼ無通電状態となり、消費電力を減少させる効果があ
る。また、バースト信号の波形を送信ドライブ用のバー
スト送信部と同じ波形を保持しながら電力増幅器を使用
することができ、高効率化と低消費電力化および装置の
小型化も実現できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブースタの一実施例を携帯無線機
に接続した状態で示すブロック線図である。
【図2】携帯無線機の制御信号発生回路の動作を説明す
るフローチャートである。
【図3】移動局である携帯無線機と基地局との送信およ
び受信のタイミングを表す図である。
【図4】ブースタのバースト制御回路の動作を説明する
フローチャートである。
【図5】携帯無線機と従来技術に基づいて考えられるブ
ースタとを組合せて接続した一例のブロック線図であ
る。
【図6】(a)はデジタル式携帯無線機で採用されてい
るTDMA方式を説明する図、(b)はスロットに分割
されたデータのフォーマットを示す図である。
【図7】ブースタの電力増幅器の増幅特性を示しバック
オフを説明する図である。
【符号の説明】
1 携帯無線機 2 ブースタ 3 車載アンテナ 4 ケーブル 12 送信部 13 バースト信号送信部 15、21、24 デュープレクサ 16 受信部 18 制御信号発生回路 22 電力増幅器 25 バースト制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーストタイミングを決定するとともに
    該バーストタイミングの情報とバースト状送信信号の波
    高値情報とを含む制御信号を出力する制御信号発生回路
    を有する無線機から出力するバースト状送信信号を増幅
    する電力増幅器と、前記制御信号発生回路からの制御信
    号に基づいてバースト状送信信号の有無を判断する手段
    と、バースト状送信信号が存在しないときは前記電力増
    幅器の消費電力が小さくなるように該電力増幅器を制御
    するバースト制御手段とを有し、前記バースト制御手段
    は前記電力増幅器のバイアスを制御するバイアス制御機
    能を有することを特徴とする無線機用ブースタ。
JP5317279A 1992-11-26 1993-11-24 無線機用ブースタ Expired - Lifetime JP2576393B2 (ja)

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JP31703592 1992-11-26
JP4-317035 1992-11-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH05236249A (ja) * 1992-02-24 1993-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ファクシミリアダプタ

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