JP2576276B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JP2576276B2
JP2576276B2 JP2223098A JP22309890A JP2576276B2 JP 2576276 B2 JP2576276 B2 JP 2576276B2 JP 2223098 A JP2223098 A JP 2223098A JP 22309890 A JP22309890 A JP 22309890A JP 2576276 B2 JP2576276 B2 JP 2576276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
head switching
conversion
input
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2223098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04105246A (ja
Inventor
信義 奥村
教敬 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2223098A priority Critical patent/JP2576276B2/ja
Publication of JPH04105246A publication Critical patent/JPH04105246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2576276B2 publication Critical patent/JP2576276B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気記録再生装置(以下、「VTR」とい
う)に関し、特に可変抵抗器の電圧値をA/D変換したデ
ジタル量を用いてヘッド切換信号の遅延時間を設定する
ソフトウエア・サーボ方式のVTRに関するものである。
〔従来の技術〕
第7図は従来のVTRにおけるハードウエアで速度検出
器や位相検出器等が構成されたディジタル・サーボ方式
のブロック回路図である。図において、(1)は可変抵
抗器、(2)はキャパシタ、(3)はPG−MM(PG Monos
table Multivibrator)、(4)はPG入力端子(5)か
ら入力されるPG信号と、FG入力端子(6)から入力され
るFG信号からPG−MM(3)に対するタイミング信号を作
成するタイミング信号作成回路、(7)はPG−MM(3)
の出力信号eとPGの両者からヘッド切換信号fを作成す
るフリップ・フロップ、(8)はヘッド切換信号fの出
力端子、(9)は記録時はVsync信号入力端子(10)か
ら入力されるVsync信号にもとづいて、また再生時は内
部クロックにもとづいて基準位相信号を作成する基準位
相信号作成回路、(11)はヘッド切換信号と基準位相信
号の位相を比較する位相比較回路、(12)は位相比較回
路(11)から出力される位相誤差信号をパルス幅変調
(Pulse Width Moduration;PWM)信号に変換するPWM変
調回路、(13)はPWM誤差信号の出力端子である。
次に第8図に示したタイミングチャートを用いて動作
について説明する。
図示していない回路磁気ヘッドを搭載したドラムが回
転すると、1回転につき1パルスのPG信号(第8図
(a))と、例えば16パルスのFG信号(第8図(b))
が発生し、それぞれPG入力端子(5)とFG入力端子
(6)から入力されてタイミング信号作成回路(4)に
供給される。タイミング信号作成回路(4)において
は、PG信号が入力された後の最初のFG信号の立上りエッ
ヂから3パルスの期間と、PG信号が入力された後の9パ
ルス目のFG信号の立上りエッヂから3パルスの期間が
「H」となり、それ以外の期間は「L」となるタイミン
グ信号(第8図(c))が作成され、PG−MM(3)に供
給される。PG−MM(3)はタイミング信号が「L」のと
きは接続されている可変抵抗器(1)およびキャパシタ
(2)との接続点Aの電位VA(第8図(d))を「L」
に固定し、タイミング信号(c)が「H」になると接続
点Aの電位の固定を解除して可変抵抗器(1)を通して
キャパシタ(2)を充電させる。PG−MM(3)はこの接
続Aの電位VAを入力とし、スレッショルドレベルを越え
た時点で一定パルス幅のPG−MM出力信号(第8図
(e))を出力する。フリップフロップ(7)はPG信号
でクリアされ、次のPG−MM出力信号で「H」になり、そ
の次のPG−MM出力信号で「L」になるヘッド切換信号
(第8図(f))を作成する。このFG信号の立上りエッ
ヂからヘッド切換信号の立上りエッヂ、あるいは立下り
エッヂまでの遅延時間tは、可変抵抗器(1)の抵抗値
を調整してキャパシタ(2)の充電電流を変化させ、充
電時間を変化させることによって調整される。
ヘッド切換信号は、ヘッド切換信号出力端子(8)か
ら図示していない映像信号処理系などに供給されるとと
もに、位相比較回路(11)に供給される。位相比較回路
(11)は、基準位相信号作成回路(9)で作成された基
準位相信号とヘッド切換信号の位相を比較して位相誤差
を検出し、この誤差信号がPWM変調回路(12)においてP
WM信号に変換され、出力端子(13)から図示していない
位相制御系に出力される。
ドラム・サーボ系においては、図示しない速度制御系
と前述の位相制御系の働きによりドラムの回転が制御さ
れる。
VTRの組立,調整の段階において、回転磁気ヘッドが
所定の位置に来た時点でヘッド切換信号が立上る、ある
いは立下るように可変抵抗器(1)の抵抗値が調整され
てPG−MM出力信号の遅延時間tが調整され、ヘッド切換
タイミング、すなわちスイッチングポイントの調整がな
される。その結果、記録時にはVsync信号とヘッド切換
信号が所定の位相関係になって所定の位置にVsync信号
が記録され、再生時には回転磁気ヘッドが所定の位置に
来た時点で、再生信号が切換えられる。
第9図は、従来のマイクロコンピュータにより速度検
出器、位相検出器等が構成されたソフトウェア・サーボ
方式のブロック回路図である。図において、(22)は可
変抵抗器(1)の電圧値をディジタル量に変換するA/D
コンバータ、(26)はPG,FGおよびVsync信号その他の信
号入力時刻および出力信号の出力時刻を計測するフリー
ランニングカウンタ、(27)は中央処理装置(以下、
「CPU」という)である。
次に第10図に示したタイミングチャートをもとに動作
について説明する。ドラムが回転してPG信号が入力され
るごとに可変抵抗器(1)の電圧値をA/Dコンバータ(2
2)でディジタル量に変換し、これをCPU(27)に伝送す
る。CPU(27)のヘッド切換信号発生タイミング計算手
段(28)は、このディジタル量Nに適当な係数Kを掛け
て遅延時間tを算出する(t=N×K)。
他方、フリーランニングカウンタ(26)は、PG,FGお
よびVsync信号が入力された時刻を計測し、CPU(27)に
伝送する。CPU(27)は、PG信号が入力された後、最初
のFG信号が入力された時刻T1に遅延時間tを加えた時刻
T2(=T1+t)を計算し、フリーランニングカウンタ
(26)がT2になった時にヘッド切換信号を立上げ、次に
PG信号が入力された後、9パルス目のFG信号が入力され
たときの時刻T3に遅延時間tを加えた時刻T4(=T3
t)を計算し、フリーランニングカウンタ(26)がT4
なったときにヘッド切換信号を立下る。このヘッド切換
信号はヘッド切換信号出力端子(8)から映像信号処理
系に出力される。
またCPU(27)の位相誤差計算手段(29)は、FGが入
力されるごとにその入力時刻からFGの周期を求め、速度
誤差を算出する。記録時にはVsync信号の入力時刻から
基準位相を計算し、再生時には独立して基準位相を計算
し、基準位相とヘッド切換信号の位相差を求め位相誤差
を算出し、速度誤差と位相誤差を適当な重み付けして加
算してPWM変調回路(12)でPWM信号に変換して出力端子
(13)から出力する。
このソフトウェア・サーボ方式は、ディジタル・サー
ボ方式と同様に、VTRの組立調整の段階において回転磁
気ヘッドが所定の位置に来た時点でヘッド切換信号が立
上る、あるいは立下るように可変抵抗器(1)の抵抗値
が調整され、遅延時間tが調整されスイッチングポイン
トの調整がなされる。その結果、記録時にはVsync信号
とヘッド切換信号が所定の関係になって磁気テープの所
定の位置にVsync信号が記録され、再生時には回転磁気
ヘッドが所定の位置に来た時点で再生信号が切り換えら
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のソフトウェア・サーボ方式のVTRは以上のよう
に構成されているので、A/Dコンバータ(22)の精度が
十分でないと、可変抵抗器(1)の抵抗値が一定であっ
てもこれをディジタル量に変換した値Nが変動し、この
変動量をΔNとすると、遅延時間tはΔt=ΔN×Kだ
け変動し、ヘッド切換信号の発生タイミングがΔtだけ
変動する。
位相制御系においては、このヘッド切換信号の変動が
位相誤差として検出されるのでドラムの回転むらの原因
となる。
これを解消するためには、例えばCPU(27)がリセッ
トされた時点で一度だけ可変抵抗器(1)の電圧値をA/
D変換して取り込むようにすればよいが、スイッチング
ポイントの調整を行う際に可変抵抗器(1)の抵抗値を
変えるたびにCPU(27)をリセットしなければならなく
なるので、スイッチングポイントの調整に非常に手間が
かかるという問題点が生じる。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、スイッチングポイントの調整が従来どお
り手間がかからず行え、かつ、ヘッド切換信号の変動に
よるドラムの回転むらもないソフトウェア・サーボ方式
のVTRを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の請求項1の磁気記録再生装置は、FG(Freq
uency Generator)信号、PG(Pulse Generator)信号お
よび垂直同期信号の入力時刻を計測する入力時刻計測手
段と、ヘッド切換信号のタイミングを制御するための可
変電圧信号を発生する制御電圧可変手段と、この制御電
圧可変手段の出力をA/D変換するA/D変換手段と、A/D変
換手段および入力時刻計測手段の出力信号に基づいてヘ
ッド切換信号の発生時刻を設定し、ヘッド切換のタイミ
ングを調整するヘッド切換タイミング調整手段と、A/D
変換手段および入力時刻計測手段の出力信号に基づいて
ヘッドが搭載された回転ドラムの回転速度と回転位相を
検出し、回転ドラムの回転速度および回転位相を制御す
る回転ドラム制御手段と、A/D変換手段の出力信号をヘ
ッド切換タイミング調整手段あるいは上記回転ドラム制
御手段のいずれかの側へ切換える信号切換手段を備え、 ヘッド切換のタイミングを調整する場合には、信号切
換手段によって上記A/D変換手段の出力信号を上記ヘッ
ド切換タイミング調整手段へ入力させ、ヘッド切換のタ
イミングを調整しない場合は、信号切換手段によってA/
D変換手段の出力信号を回転ドラム制御手段の側に切換
える共に、電源投入に伴うCPUリセット後の所定時間後
にA/D変換手段より得らる固定のA/D変換値を常時回転ド
ラム制御手段に入力させるようにしたものである。
また、この発明の請求項2の磁気記録再生装置は、FG
信号、PG信号および垂直同期信号の入力時刻を計測する
入力時刻計測手段と、ヘッド切換信号のタイミングを制
御するための可変電圧信号を発生する制御電圧可変手段
と、この制御電圧可変手段の出力をA/D変換するA/D変換
手段と、A/D変換手段および入力時刻計測手段の出力信
号に基づいてヘッド切換信号の発生時刻を設定し、ヘッ
ド切換のタイミングを調整するヘッド切換タイミング調
整手段と、A/D変換手段および入力時刻計測手段の出力
信号に基づいてヘッドが搭載された回転ドラムの回転速
度と回転位相を検出し、回転ドラムの回転速度および回
転位相を制御する回転ドラム制御手段と、A/D変換手段
の出力信号の所定時間内における変動量に基づいてヘッ
ド切換のタイミングを調整中であるか否かを判定する判
定手段を備え、 この判定手段がヘッド切換のタイミングの調整中であ
ると判定した場合には、A/D変換手段からの出力信号を
ヘッド切換タイミング調整手段へ入力させ、判定手段が
ヘッド切換のタイミングの調整中でないと判定した場合
には、A/D変換手段からの出力信号をヘッド切換のタイ
ミング調整の最後に得られるA/D変換値に固定して回転
ドラム制御手段に入力させるようにしたものである。
〔作用〕
請求項1の発明による磁気記録再生装置は、CPUリセ
ット後の所定時間後にA/D変換手段より得らる固定のA/D
変換値を回転ドラムの回転位相制御に用い、それ以外の
逐次出力されるA/D変換手段の出力はヘッド切換信号の
発生時刻を設定するために用いる。
また、請求項2の発明においては、A/D変換手段の出
力の変動量からヘッド切換タイミングの調整中であるか
否かを判定し、ヘッド切換タイミングの調整中と判定し
た場合には逐次出力されるA/D変換値を用いてヘッド切
換信号の発生時刻を設定し、ヘッド切換タイミングの調
整中でないと判定した場合にはヘッド切換タイミング調
整の最後に得られる固定のA/D変換値を用いて回転ドラ
ムの回転位相制御を行う。
〔実施例〕
以下、請求項1の発明の一実施例について説明する。
第1図は、この実施例のブロック回路図である。図に
おいて、(30)は切換スイッチで、A/Dコンバータ(2
2)からCPU(27)に入力されるスイッチングポイント設
定電圧VAのディジタルデータを、PG信号入力時にはCPU
(27)内のヘッド切換信号発生タイミング計算手段(2
8)で用いられ、リセット時には位相誤差計算手段(2
9)で用いられるように切換える。
次に第2図に示したフローチャートを用いて動作につ
いて説明する。なお、タイミングチャートは第10図に示
した従来のものと同じである。
ステップ(40)でCPU(27)がリセットされると、ま
ず、ステップ(41)において可変抵抗器(1)の電圧値
VAをA/Dコンバータ(22)でディジタル値に変換してNi
とする。次にステップ(42)においてCPU(27)にNi
取り込み、遅延時間t1=N1×Kを計算する。次にステッ
プ(43)においてFG信号が入力されているかどうかを判
別し、FG信号が入力されていなければステップ(44)へ
移り、PG信号が入力されているかどうか判別し、PG信号
が入力されていなければ、ステップ(43)へ戻る。以
後、FG信号またはPG信号が入力されるまでステップ(4
3),(44)を繰返す。
次に、ステップ(43)においてFG信号入力端子(6)
からFGが入力されるとステップ(45)に移り、FG信号が
入力された時刻をフリーランニングカウンタ(26)で計
測し、CPU(27)でひとつ前のFG入力時刻との時間差が
らFG信号の周期を求めて速度誤差を計算し、位相誤差と
重み付け加算し、その出力をPWM変調回路(12)におい
てPWM信号に変換してPWM信号を出力端子(13)から出力
する。
次に、ステップ(46)においてFG信号のパルス数をカ
ウントするFGカウンタの値を1増加し、次にステップ
(47)においてFGカウンタの値が1かどうか判定する。
1であれば、すなわちその時入力されたFG信号が、PG信
号入力後初めてのFG信号であり、ステップ(48)に移っ
て、FG入力時刻T1に遅延時間tを加算してヘッド切換信
号の立ち上がり時刻T2(=T1+t)を計算する。次にス
テップ(49)において、FG信号入力時刻T1にステップ
(42)で算出した遅延時間tiを加算して、位相比較を行
うためのヘッド切換信号の立ち上がり時刻に相当する時
間Ti(=T1+ti)を計算する。その後ステップ(50)で
遅延時間Tiと基準位相との時間差から位相誤差を計算し
た後、ステップ(43)に戻る。
また、ステップ(47)において、FGカウンタが1でな
ければステップ(51)に移りFGカウンタの値が9である
かどうか判定する。9であれば、すなわちその時のFG信
号がPG信号入力後の9パルス目のFG信号であり、ステッ
プ(52)に移ってFG信号入力時刻T3に遅延時間tを加算
してヘッド切換信号の立下り時刻T4(=T3+t)を計算
した後ステップ(43)に戻る。
第2図のフローチャートには図示してないが、フリー
ランニングカウンタ(26)の値がT2,T4になると第10図
(d)に示すように、ヘッド切換信号の「H」,「L」
レベルが切り換わる。
また、ステップ(44)でPG信号が入力されているとス
テップ(53)に移り、FGカウンタ値を0にしてステップ
(54)に移り、可変抵抗器(1)の電圧値VAをA/D変換
してNとし、ステップ(55)において遅延時間t(=N
×K)を計算した後、ステップ(43)に戻る。
この実施例において、スイッチングポイント調整を行
った際、リセット時のA/Dコンバータ(22)の値に比
べ、スイッチングポイント調整のA/Dコンバータの値は
大きくずれる可能性があるが、調整作業には問題となら
ない。また実際の使用時においては、調整後必ず電源の
オンオフによるリセットがかかるので、リセット時のA/
Dコンバータの値と、スイッチングポイント調整後の毎
回出力されるA/Dコンバータの値はほぼ等しくなり問題
とはならない。
従来例では可変抵抗器(1)の値が一定であっても電
源電圧が変動したり、A/Dコンバータの精度が十分でな
いとA/Dコンバータ(22)の値は変動することになる。
この値を用いてドラムの位相誤差を計算すると、ドラム
の回転むらが生じる。しかるに本実施例においては、リ
セット時に出力されるA/Dコンバータ(22)の出力値か
ら求められる遅延時間にもとづいて位相誤差を計算する
構成としているので上記変動による回転むらは生じな
い。
また、ステップ(54)によりPG信号が入力される毎に
A/D変換された値を用いて計算された遅延時間に基づい
てヘッド切換信号の発生時刻が作成されるので、A/D変
換の精度(即ち、A/D変換値の変動)によりヘッド切換
信号の発生タイミングは若干変動する。ヘッド切換信号
の発生タイミングが変動するとヘッドアンプ出力の切換
タイミングも変動することになるが、一般的にVTRにお
いてはVHS規格等により、映像信号はオーバラップ記録
されているので、再生信号のヘッドアンプ出力が途切れ
ることはない。
また、ヘッドアンプ出力の切換え位置では映像信号の
不連続が生じて、画面上にスキューひずみが発生し、そ
の発生位置はヘッド切換信号の発生タイミナグ変動に応
じて変動することになるが、もともとこれは画面下部の
有効画面範囲外に設定されており、視覚上問題となるこ
とは全くない。
従って、A/D変換値の変動によりヘッド切換信号発生
タイミングが若干変動しても、これは問題のないレベル
であり、CPUリセットを介さないでスイッチングポイン
トの調整を簡単に行える。
なお、上記実施例ではドラム1回転につき、1周期の
ヘッド切換信号を作成する場合について示したが、ドラ
ム1.5回転につき1周期のヘッド切換信号を作成する場
合や、その他の割合でヘッド切換信号を作成する場合で
も上記実施例と同様の効果を奏する。
また、上記実施例では、PG信号入力後の所定のFG信号
の入力時刻に遅延時間を加算してヘッド切換信号の発生
時刻を設定するようにしたものを示したが、PG信号の入
力時刻に直接遅延時間を加算してヘッド切換信号の発生
時刻を設定するようにしてもよい。
また、上記実施例では、A/Dコンバータの第一の出力
として、リセット時にA/D変換を行っているが、これ
は、リセットから一定時間後など、他の任意のタイミン
グで定めても良い。
また、上記実施例ではA/Dコンバータの第二の出力と
してPG信号入力後にA/D変換を行っているが、これはFG
信号入力後やタイマ割込など他のタイミングで定めても
良い。
次に、請求項2の発明の一実施例について説明する。
第3図は、この実施例の構成を示すブロック図で、ハ
ードウェアの構成は第9図に示した従来例と同じである
が、可変抵抗器(1)の設定電圧VAによって遅延時間の
設定と、スイッチングポイント調整開始を指示するよう
にした点が異なる。
次に第4図および第5図に示したフローチャートを用
いて動作について説明する。なお、タイミングチャート
は第10図に示した従来のものと同じである。
ステップ(40)でCPU(27)がリセットされると、ま
ずステップ(41)において可変抵抗器(1)の電圧値VA
をA/Dコンバータ(22)でディジタル値に変換してNと
する。次にステップ(42)において、CPU(27)にNを
取り込み、遅延時間t=N×Kを計算する。次にステッ
プ(43)においてFG信号が入力されているかどうかを判
別し、FG信号が入力されていなければステップ(44)へ
移り、PG信号が入力されているかどうか判別し、PG信号
が入力されていなければステップ(43)へ戻る。以後FG
信号またはPG信号が入力されるまでステップ(43),
(44)を繰返す。
次に、ステップ(43)においてFG信号入力端子(6)
からFG信号が入力されるとステップ(45)に移り、FG信
号が入力された時刻をフリーランニングカウンタ(26)
で計測し、CPU(27)でひとつ前のFG入力時刻との時間
差からFG信号の周期を求めて速度誤差を計算し、位相誤
差と重み付け加算し、その出力をPWM変調回路(12)に
おいてPWM信号に変換してPWM信号出力端子(13)から出
力する。
次にステップ(46)においてFG信号のパルス数をカウ
ントするFGカウンタの値を1増加し、ステップ(47)に
おいてFGカウンタの値が1かどうか判定する。1であれ
ばすなわちその時入力されたFG信号がPG信号入力後初め
てのFG信号であり、ステップ(48)に移ってFG入力時刻
T1に遅延時間tを加算してヘッド切換信号の立上り時刻
T2(=T1+t)を計算する。次にステップ(49)におい
て、ヘッド切換信号の立上り時刻T2と基準位相の時間差
から位相誤差を計算した後ステップ(43)に戻る。
また、ステップ(47)において、FGカウンタが1でな
ければステップ(50)に移り、FGカウンタの値が9かど
うか判定する。9であれば、すなわちその時のFG信号が
PG信号入力後の9パルス目のFG信号であり、ステップ
(51)に移ってFG信号入力時刻T3に遅延時間tを加算し
てヘッド切換信号の立下り時刻T4(=T3+t)を計算し
た後ステップ(43)に戻る。なお、ステップ(50)にお
いて、FGカウンタの値が9でなければステップ(43)に
戻る。
第4図および第5図のフローチャートには図示してい
ないが、フリーランニングカウンタ(26)の時刻がT2,T
4になるとヘッド切換信号の「H」,「L」レベルが切
換る。
また、ステップ(44)においてPG信号が入力されてい
るとステップ(52)に移ってFGカウンタの値を0にす
る。次にステップ(53)に移って、可変抵抗器(1)の
電圧値VAをA/D変換してN1とする。
次にステップ(54)に移って調整フラグが1かどうか
判定し、1であれば、すなわちスイッチングポイント調
整中であるのでステップ(58)に移り、1でなければス
テップ(55)に移ってNとN1の差(=|N1−N|)を計算
してmとする。
次にステップ(56)において差mと、あらかじめ設定
した基準値nを比較し、m>nであれば、スイッチング
ポイント調整開始としてステップ(57)に移り、調整フ
ラグを1として、スイッチングポイント調整中とすると
ともに、調整回路をカウントする調整カウンタを0にす
る。m>n以外ならばステップ(43)に戻る。
次にステップ(58)において調整カウンタの値を1増
加し、ステップ(59)において調整カウンタの値が300
かどうか判定する。300でなければすなわちスイッチン
グポイント調整中なのでステップ(60)に移って遅延時
間t=N1×Kを計算し、ステップ(43)に戻る。300な
らび、すなわちスイッチングポイント調整終了なのでス
テップ(61)に移って調整フラグを0にしてステップ
(43)に戻る。
以上、一連の動作を第4図および第5図のフローチャ
ートにより説明したが、ステップ(44)からステップ
(61)における処理内容について第6図を用いて説明す
る。
可変抵抗器(1)の値が一定であっても、電源電圧が
変動したり、A/Dコンバータ(22)の精度が十分でない
と、A/Dコンバータ(22)の出力値N1は、変動すること
とになる。よってその変動量より十分大きな値をあらか
じめ設定しておきこれを基準値nとする。
リセット後、あるいは調整終了時にA/Dコンバータ(2
2)から出力された値をNとし、ステップ(55)で計算
したX0〜X4なるタイミングでのN1とNの差(=|N1−N
|)をmとする。ステップ(56)でm>n以外と判定し
た時は、すなわちこの時のN1は上記変動と判定するの
で、リセット後、あるいは調整終了時の値Nを保持して
ステップ(43)に戻る。
調整したい時は、調整者が意図的に可変抵抗器(1)
を大きく動かし(第6図中でX5に相当)A/Dコンバータ
(22)の出力を大きく変化させると、CPU(27)はステ
ップ(55)で差mを計算し、ステップ(56)でm>nと
判定した時、すなわちスイッチングポイント調整開始と
判定するので調整フラグを1としてスイッチングポイン
ト調整時間を定めるために、調整カウンタをカウントし
始める。調整時間は調整しやすい範囲内であればいくら
でも良い。ここにおいては、調整カウンタはPG信号が入
力されるごとにカウントするので、PG信号の周期の調整
カウンタ値倍が調整時間となる。調整時間を約10秒とす
ると、PG信号の周期は約1/30秒なので調整カウンタ値は
300となる。
よって、調整カウンタが300以内、例えば第6図中のX
5〜X8においては、ステップ(60)において遅延時間t
=N1×Kを計算し、ステップ(43)に戻る。調整カウン
タの値が300になると、スイッチングポイント調整終了
なのでステップ(61)に移り、調整フラグを0にして、
X9で変換した値N1をNとして遅延時間t=N×Kを計算
し、ステップ(43)に戻る。
以後、例えば第6図中のX10〜X13においては、調整者
が意図的に可変抵抗の値を大きく変化させてなく、Nと
N1の差は電源電圧の変動あるいはA/Dコンバータの精度
が十分でないことによる変動なので、スイッチングポイ
ント調整終了時の値Nは固定され続ける。
よって、スイッチングポイントの調整をリセットを介
さないで簡単に行うことができるとともに、スイッチン
グポイント調整以外の時はスイッチングポイントの値
を、前回の値に固定するようにしたので可変抵抗器の電
圧値のA/D変換値の変動による回転むらを防止できる。
なお、上記実施例では、スイッチングポイント調整中
の時間をカウント値300として判定するようにしたもの
について示したが、これはスイッチングポイントの調整
時間を定めるカウント値であり、任意の値に設定でき
る。
また、上記実施例では、PGが入力されるたびに調整カ
ウンタを増加してスイッチングポイント調整時間を定め
ていたが、これはタイマ割込など他のタイミングで定め
ても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の請求項1によれば、
CPUリセット後の所定時間後にA/D変換手段より得らる固
定のA/D変換値を回転ドラムの回転位相制御に用い、そ
れ以外の逐次出力されるA/D変換手段の出力はヘッド切
換信号の発生時刻を設定するために用いるようにしたの
で、A/D変換値の変動に起因して発生する回転ドラムの
回転むらが防止され、かつ、ヘッド切換のタイミング調
整をCPUリセットを介さずに簡単に行うことができる磁
気記録再生装置を提供できるという効果がある。
また、この発明の請求項2によれば、A/D変換手段の
出力の変動量からヘッド切換タイミングの調整中である
か否かを判定し、ヘッド切換タイミングの調整中と判定
した場合には逐次出力されるA/D変換値を用いてヘッド
切換信号の発生時刻を設定し、ヘッド切換タイミングの
調整中でないと判定した場合にはヘッド切換タイミング
調整の最後に得られる固定のA/D変換値を用いて回転ド
ラムの回転位相制御を行うようにしたので、単に制御電
圧可変手段を調整するのみでヘッド切換のタイミング調
整をCPUリセットを介さずに簡単に行うことができ、か
つ、A/D変換値の変動に起因して発生する回転ドラムの
回転むらも防止できる磁気記録再生装置を提供できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の発明の一実施例による磁気記録再生
装置のソフトウェア・サーボのドラム制御部の概略を示
すブロック回路図、第2図はこの実施例のソフトウェア
のアルゴリズムを示すフローチャート、第3図は請求項
2の発明の一実施例による磁気記録再生装置のソフトウ
ェア・サーボのドラム制御部の概略を示すブロック回路
図、第4図および第5図はこの実施例のソフトウェアの
アルゴリズムを示すフローチャート、第6図は、第5図
のフローチャートの処理内容を説明するための信号波形
図、第7図は従来のディジタル・サーボのドラム制御部
の概略を示すブロック回路図、第8図はこの従来例の動
作を説明するためのタイミングチャート、第9図は従来
のソフトウェア・サーボのドラム制御部の概略を示すブ
ロック回路図、第10図はこの従来例の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。 (1)……可変抵抗器、(22)……A/Dコンバータ、(2
6)……フリーランニングカウンタ、(27)……マイク
ロコンピュータ、(28)……ヘッド切換信号発生タイミ
ング計算手段、(29)……位相誤差計算手段、(30)…
…切換スイッチ。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示
す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FG(Frequency Generator)信号、PG(Pul
    se Generator)信号および垂直同期信号の入力時刻を
    計測する入力時刻計測手段と、 ヘッド切換信号のタイミングを制御するための可変電圧
    信号を発生する制御電圧可変手段と、 上記制御電圧可変手段の出力をA/D変換するA/D変換手段
    と、 上記A/D変換手段および上記入力時刻計測手段の出力信
    号に基づいてヘッド切換信号の発生時刻を設定し、ヘッ
    ド切換のタイミングを調整するヘッド切換タイミング調
    整手段と、 上記A/D変換手段および上記入力時刻計測手段の出力信
    号に基づいてヘッドが搭載された回転ドラムの回転速度
    と回転位相を検出し、上記回転ドラムの回転速度および
    回転位相を制御する回転ドラム制御手段と、 上記A/D変換手段の出力信号を上記ヘッド切換タイミン
    グ調整手段あるいは上記回転ドラム制御手段のいずれか
    の側へ切換える信号切換手段を備え、 ヘッド切換のタイミングを調整する場合には、上記信号
    切換手段によって上記A/D変換手段の出力信号を上記ヘ
    ッド切換タイミング調整手段へ入力させ、 ヘッド切換のタイミングを調整しない場合は、上記信号
    切換手段によって上記A/D変換手段の出力信号を上記回
    転ドラム制御手段の側に切換える共に、電源投入に伴う
    CPUリセット後の所定時間後に上記A/D変換手段より得ら
    る固定のA/D変換値を常時上記回転ドラム制御手段に入
    力させるように構成したことを特徴とする磁気記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】FG(Frequency Generator)信号、PG(Pul
    se Generator)信号および垂直同期信号の入力時刻を計
    測する入力時刻計測手段と、 ヘッド切換信号のタイミングを制御するための可変電圧
    信号を発生する制御電圧可変手段と、 上記制御電圧可変手段の出力をA/D変換するA/D変換手段
    と、 上記A/D変換手段および上記入力時刻計測手段の出力信
    号に基づいてヘッド切換信号の発生時刻を設定し、ヘッ
    ド切換のタイミングを調整するヘッド切換タイミング調
    整手段と、 上記A/D変換手段および上記入力時刻計測手段の出力信
    号に基づいてヘッドが搭載された回転ドラムの回転速度
    と回転位相を検出し、上記回転ドラムの回転速度および
    回転位相を制御する回転ドラム制御手段と、 上記A/D変換手段の出力信号の所定時間内における変動
    量に基づいてヘッド切換のタイミングを調整中であるか
    否かを判定する判定手段を備え、 上記判定手段がヘッド切換のタイミングの調整中である
    と判定した場合には、上記A/D変換手段からの出力信号
    をヘッド切換タイミング調整手段へ入力させ、 上記判定手段がヘッド切換のタイミングの調整中でない
    と判定した場合には、上記A/D変換手段からの出力信号
    をヘッド切換のタイミング調整の最後に得られるA/D変
    換値に固定して上記回転ドラム制御手段に入力させるよ
    うに構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP2223098A 1990-08-24 1990-08-24 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2576276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2223098A JP2576276B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2223098A JP2576276B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04105246A JPH04105246A (ja) 1992-04-07
JP2576276B2 true JP2576276B2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=16792799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2223098A Expired - Lifetime JP2576276B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2576276B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04105246A (ja) 1992-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4242619A (en) Digital servo control circuit
JPS6056394B2 (ja) モ−タの制御装置
US4287458A (en) Digital servo control circuit
US4109184A (en) Method and apparatus for providing a stable, high gain servo system
KR960011212B1 (ko) 서보모터 제어장치
JP2576276B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3048816B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0648594Y2 (ja) 回転ドラム制御装置
JPH0779556B2 (ja) 速度制御装置
JPH0648566B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2788371B2 (ja) 位相補正回路
JPH0517563B2 (ja)
KR920009099B1 (ko) 타코 펄스발생회로
JP2772855B2 (ja) ビデオ機器の位相パルス分離回路
JP2987833B2 (ja) 回転ドラムのスイッチングパルス発生装置
JP3736907B2 (ja) 記録ペン駆動装置
JPH05176581A (ja) モータ速度制御装置
JP3367137B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR970006806B1 (ko) 테이프 기록 재생기기의 자동 드럼위상 조정장치 및 방법
JPS60217503A (ja) 記録電流調整装置
JPH01270786A (ja) モータ速度制御装置
JPS62226459A (ja) トラツキング調整回路
JPH0719434B2 (ja) 回転体駆動装置
JPH0767082B2 (ja) 分周装置
JPH0630191B2 (ja) Vtrのキヤプスタンサ−ボ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040921