JP2576224B2 - 数値制御装置 - Google Patents
数値制御装置Info
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- JP2576224B2 JP2576224B2 JP1116347A JP11634789A JP2576224B2 JP 2576224 B2 JP2576224 B2 JP 2576224B2 JP 1116347 A JP1116347 A JP 1116347A JP 11634789 A JP11634789 A JP 11634789A JP 2576224 B2 JP2576224 B2 JP 2576224B2
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- Japan
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- spindle
- feed
- speed
- control unit
- control means
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マシニングセンタ等主軸によって切削加工
する工作機械を制御する数値制御装置に関する。
する工作機械を制御する数値制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の数値制御装置は、主軸の回転速度およ
び送り軸の送り速度についてプログラマないしはオペレ
ータに切削条件を考慮して最適な値を決め、実際に加工
する時は、主軸の回転速度が所望の値に到達してから、
送り軸の分配を開始し切削するのを常としていた。
び送り軸の送り速度についてプログラマないしはオペレ
ータに切削条件を考慮して最適な値を決め、実際に加工
する時は、主軸の回転速度が所望の値に到達してから、
送り軸の分配を開始し切削するのを常としていた。
[発明が解決しようとする課題] 近年工作機械の高速加工技術へのニーズが高まるにつ
れ、主軸の高速化がめざましい進歩を遂げているが、高
能率加工のためには、単に主軸の回転数を上げるだけで
なく立上り立下りの整定時間を短くすることが必要とな
る。例えば、マシニングセンサでの一般的に加工は、 工具交換→主軸回転→→切削→主軸停止という
サイクルをくり返すが、,において主軸が指定回転
数に到達するまで、あるいは主軸が停止するまでは次の
工程に移ることができずムダな時間を発生させている。
このムダは特に工具交換の頻度の高い部品加工の分野で
は無視できないもので、場合によってはの切削の時間
より,の主軸の起動停止の時間の方が長いこともあ
る。
れ、主軸の高速化がめざましい進歩を遂げているが、高
能率加工のためには、単に主軸の回転数を上げるだけで
なく立上り立下りの整定時間を短くすることが必要とな
る。例えば、マシニングセンサでの一般的に加工は、 工具交換→主軸回転→→切削→主軸停止という
サイクルをくり返すが、,において主軸が指定回転
数に到達するまで、あるいは主軸が停止するまでは次の
工程に移ることができずムダな時間を発生させている。
このムダは特に工具交換の頻度の高い部品加工の分野で
は無視できないもので、場合によってはの切削の時間
より,の主軸の起動停止の時間の方が長いこともあ
る。
しかし、主軸を駆動する主軸モータの性能には限界が
あり、むやみに整定時間を短くすることはできないとい
う欠点がある。
あり、むやみに整定時間を短くすることはできないとい
う欠点がある。
本発明は上記欠点に鑑み、主軸回転の立上りに要する
ムダ時間を排除し、加工時間の短い数値制御装置を提供
することを目的とする。
ムダ時間を排除し、加工時間の短い数値制御装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、工作機械の送り軸およ
び主軸を制御する数値制御装置であって、前記主軸の回
転速度が予め設定された回転速度Scとなるように、その
主軸を制御する第1の制御手段と、前記工作機械の送り
軸の送り速度が予め設定された送り速度Fcとなるよう
に、その送り軸を制御する第2の制御手段と、前記主軸
の回転速度Srを検出し、検出結果を前記第1の制御手段
にフィードバックするとともに、その検出結果を前記第
2の制御手段に供給する検出手段とを備え、前記第2の
制御手段は、前記主軸の回転開始後、前記主軸が回転速
度Srに達する前に、前記送り軸の分配を開始するととも
に、前記送り速度Frが、Fr=(Fc/Sc)・Srを満たすよ
うに、前記送り軸を制御するものである。
び主軸を制御する数値制御装置であって、前記主軸の回
転速度が予め設定された回転速度Scとなるように、その
主軸を制御する第1の制御手段と、前記工作機械の送り
軸の送り速度が予め設定された送り速度Fcとなるよう
に、その送り軸を制御する第2の制御手段と、前記主軸
の回転速度Srを検出し、検出結果を前記第1の制御手段
にフィードバックするとともに、その検出結果を前記第
2の制御手段に供給する検出手段とを備え、前記第2の
制御手段は、前記主軸の回転開始後、前記主軸が回転速
度Srに達する前に、前記送り軸の分配を開始するととも
に、前記送り速度Frが、Fr=(Fc/Sc)・Srを満たすよ
うに、前記送り軸を制御するものである。
[作用] 所望の加工精度を保ちながら、加工能率を上げるため
には、切削力を一定に制御する必要があり、かつ、切削
力は送り速度に比例し、主軸回転速度に反比例すること
が知られている。すなわち f∝F/S f:切削力 F:送り速度 S:主軸回転速度 である。従って、F/S=constなるように制御すれば、他
の条件が一定ならば、切削力は一定となる。
には、切削力を一定に制御する必要があり、かつ、切削
力は送り速度に比例し、主軸回転速度に反比例すること
が知られている。すなわち f∝F/S f:切削力 F:送り速度 S:主軸回転速度 である。従って、F/S=constなるように制御すれば、他
の条件が一定ならば、切削力は一定となる。
本発明の数値制御装置は、主軸回転速度検出信号を受
ける入力を持ち、主軸回転速度に比例して、送り速度を
制御する。
ける入力を持ち、主軸回転速度に比例して、送り速度を
制御する。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の数値制御装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
数値制御装置100において、主演算部110から送り速度
制御部120、軌跡制御部130、主軸制御部160へ各々送り
速度、軌跡、主軸速度に関する指令が与えられる。送り
速度制御部120及び軌跡制御部130によりサーボ制御部14
1,142,143は送りモータ151,152,153が所望の速度と位置
で動くように制御する。
制御部120、軌跡制御部130、主軸制御部160へ各々送り
速度、軌跡、主軸速度に関する指令が与えられる。送り
速度制御部120及び軌跡制御部130によりサーボ制御部14
1,142,143は送りモータ151,152,153が所望の速度と位置
で動くように制御する。
一方工作機械200には主軸210があり、主軸モータ211
により駆動される。主軸モータ211は、数値制御装置100
の主軸制御部160により所望の回転速度になるように制
御される。主軸モータ211には、主軸回転速度検出器212
が取付けられ主軸制御部160へフィードバックすると同
時に入力回路121を通して送り速度制御部120へ主軸回転
速度を伝達する。
により駆動される。主軸モータ211は、数値制御装置100
の主軸制御部160により所望の回転速度になるように制
御される。主軸モータ211には、主軸回転速度検出器212
が取付けられ主軸制御部160へフィードバックすると同
時に入力回路121を通して送り速度制御部120へ主軸回転
速度を伝達する。
主演算部110は、主軸回転の指令を受けると、直ちに
主軸制御部160により主軸モータを起動するが、主軸回
転速度が立上るのを待たずに、送り速度制御部120及び
軌跡制御部130に対し、分配開始を指示する。
主軸制御部160により主軸モータを起動するが、主軸回
転速度が立上るのを待たずに、送り速度制御部120及び
軌跡制御部130に対し、分配開始を指示する。
送り速度制御部120は、指令送り速度Fcに対し現在の
送り速度Frが Fr=(Fc/Sc)・Sr のなるように、送り速度を制御する、ここでScは指令主
軸回転速度、Srは実際の主軸回転速度であって、入力回
路121を介して得られる。これによりFr/Sr=一定なる関
数が得られ、ひいては切削力一定の条件が満たされる。
送り速度Frが Fr=(Fc/Sc)・Sr のなるように、送り速度を制御する、ここでScは指令主
軸回転速度、Srは実際の主軸回転速度であって、入力回
路121を介して得られる。これによりFr/Sr=一定なる関
数が得られ、ひいては切削力一定の条件が満たされる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、工作機械の主軸の回転
速度の完全な立上りを待たずに、送りを開始することに
より、起動に係わる無駄時間を排除することができ加工
時間の短縮ができる効果がある。
速度の完全な立上りを待たずに、送りを開始することに
より、起動に係わる無駄時間を排除することができ加工
時間の短縮ができる効果がある。
第1図は、本発明の数値制御装置の一実施例を示すブロ
ック図である。 100……数値制御装置、110……主演算部、 120……送り速度制御部、130……軌跡制御部、 141,142,143……サーボ制御部、 151,152,153……送りモータ、 160……主軸制御部、200……工作機械、 210……主軸、211……主軸モータ、 212……主軸回転速度検出器。
ック図である。 100……数値制御装置、110……主演算部、 120……送り速度制御部、130……軌跡制御部、 141,142,143……サーボ制御部、 151,152,153……送りモータ、 160……主軸制御部、200……工作機械、 210……主軸、211……主軸モータ、 212……主軸回転速度検出器。
Claims (1)
- 【請求項1】工作機械の送り軸及び主軸を制御する数値
制御装置であって、 前記主軸の回転速度が予め設定された回転速度Scとなる
ように、その主軸を制御する第1の制御手段と、 前記工作機械の送り軸の送り速度が予め設定された送り
速度Fcとなるように、その送り軸を制御する第2の制御
手段と、 前記主軸の回転速度Srを検出し、検出結果を前記第1の
制御手段にフィードバックするとともに、その検出結果
を前記第2の制御手段に供給する検出手段とを備え、 前記第2の制御手段は、 前記主軸の回転開始後、前記主軸が回転速度Srに達する
前に、前記送り軸の分配を開始するとともに、前記送り
速度Frが、Fr=(Fc/Sc)・Srを満たすように、前記送
り軸を制御することを特徴とする数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1116347A JP2576224B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1116347A JP2576224B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 数値制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02294704A JPH02294704A (ja) | 1990-12-05 |
JP2576224B2 true JP2576224B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=14684703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1116347A Expired - Lifetime JP2576224B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576224B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013206330A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Brother Ind Ltd | 工作機械及び工作方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6089201A (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-20 | Nissin Electric Co Ltd | 数値制御装置 |
JPS62179605U (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-14 |
-
1989
- 1989-05-09 JP JP1116347A patent/JP2576224B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013206330A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Brother Ind Ltd | 工作機械及び工作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02294704A (ja) | 1990-12-05 |
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