JP2576152Y2 - 補助便座 - Google Patents

補助便座

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JP2576152Y2
JP2576152Y2 JP1992070900U JP7090092U JP2576152Y2 JP 2576152 Y2 JP2576152 Y2 JP 2576152Y2 JP 1992070900 U JP1992070900 U JP 1992070900U JP 7090092 U JP7090092 U JP 7090092U JP 2576152 Y2 JP2576152 Y2 JP 2576152Y2
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JP
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toilet seat
auxiliary
auxiliary toilet
synthetic resin
fitting
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Inventor
徹郎 岡本
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株式会社オスカー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、洋式便器の通常の便
座の上に載置して使用される補助便座に関する。
【0002】
【従来の技術】洋式便器の便座は、通常大人の使用を考
えて作られているため、これを子供が使用するとき、便
座の中にはまり込んでしまうことが多く、非常に不都合
である。
【0003】また、洋式便器の便座は、普通硬質プラス
チックで作られていることが多く、着座するに些か堅す
ぎることがあるうえ、冬期などには冷たく使用感が悪い
ので、布製の便座カバーなどをかぶせて使用されている
ことが多い。
【0004】このような問題点を解決するため、発泡合
成樹脂製の補助便座がある。これは、洋式便器の通常の
便座の内側の孔部に補助便座の下部を挿入し、補助便座
を便座に載せる形で載置固定するものである。この補助
便座は、おもに小児用として用いられるものであるが、
これを使用することにより、子供が便座にはまりこむこ
ともなく、子供が一人で安全に用を足すことができる。
また、大人用の普通サイズの補助便座においても、発泡
合成樹脂という素材の弾力性、使用時の温度感のため、
便座カバーなしでも快適に使用することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述の通り、上記補助
便座の主たる対象は、通常の便座が大きすぎる小学生以
下の子供、特にようやくおむつを外すという程度の幼児
である。このような子供、幼児の場合、排便中もじっと
していることは少なく、動き回ることが多いため、排便
時に補助便座を汚損してまうことがある。また特に男の
子の場合、小便時に、便座に座っていても小便を便器の
外に飛ばしたり、便座にかけてしまったりすることも多
いものである。
【0006】この考案は、これらの状況を踏まえ、従来
の補助便座にさらなる機能を付加することによって、従
来の補助便座の欠点を補い、より快適に使用できる補助
便座を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、発泡
合成樹脂の便座本体と、これの上面に立ち上がり状に取
り付けられる小便飛散防止板、座り位置規制板などの発
泡合成樹脂よりなる立設部材との組合せからなり、前記
便座本体の上面と立設部材の下面とに、相対的に硬質の
発泡合成樹脂片からなる取り付け用嵌合突起とこれが緊
密嵌合される嵌合孔とがそれぞれ設けられてなることを
特徴とする補助便座を要旨とする。
【0008】また、実施態様としては、前記発泡樹脂製
の便座本体側に前記取り付け用嵌合突起が設けられ、前
記立設部材側に前記嵌合孔が設けられてなることが好ま
しい。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図示実施例に基づいて説明
する。
【0010】この実施例の補助便座は、通常の便座では
おしりの落ちてしまう小さな子供、幼児を対象とした子
供用補助便座である。
【0011】図1および図2において、(1)は環状の
補助便座本体であり、洋式便器の通常の便座上に載置し
うる大きさを有し、その下部内周縁部には、上記便座の
内側にちょうどはまり込む安定用の凸縁(1a)が設け
られている。またその上面には、所定位置に立設部材取
り付け用の嵌合突起(4)が突設され、該取り付け用嵌
合突起(4)によって小便飛散防止板(2)、座り位置
規制板(3)等の立設部材を所定位置に着脱自在にかつ
立ち上がり状に取り付けうるものとなされている。すな
わち上記小便飛散防止板(2)及び座り位置規制板
(3)の下面には、上記嵌合突起(4)に対応してこれ
を緊密嵌合しうる嵌合孔(5)が設けられている。
【0012】上記の補助便座本体(1)は、独立気泡の
熱可塑性発泡合成樹脂を熱圧成形することにより形成さ
れたものである。補助便座本体(1)の上面に突設され
る前記取り付け用嵌合突起(4)は、補助便座本体より
相対的に硬質の熱可塑性発泡合成樹脂により形成されて
いる。これは、補助便座本体と同素材の別部材により形
成されているもので、熱圧成形時における圧縮度を補助
便座本体と比して高いものとすることにより補助便座本
体より相対的に硬質なものとなされている。しかしこの
取り付け用嵌合突起(4)は、補助便座本体素材と異な
る素材によって構成しても、さらには本体と同一の部材
によって形成してもよい。また取り付け用嵌合突起
(4)の形状は、円形であることが好ましいが、楕円
状、長円状などでもよく、その個数も小便飛散防止板
(2)、座り位置規制板(3)等の立設部材のサイズに
必要なだけあればよい。
【0013】前述のように補助便座本体(1)の素材
に、独立気泡の熱可塑性発泡合成樹脂を用いているの
は、断熱保温性を有して快適に使用でき、また耐水性を
有して洗浄が可能であることの有利性に依る。その発泡
合成樹脂としては、熱圧成形の可能な熱可塑性合成樹脂
であればよいが、具体的には発泡ポリエチレン、発泡ポ
リウレタン等を好適に用いうる。
【0014】補助便座本体(1)の上面の前部に、立ち
上がり状に取り付けられる小便飛散防止板(2)は、補
助便座本体(1)と同様独立気泡の発泡合成樹脂を熱圧
成形することによって形成される。この小便飛散防止板
(2)の目的は、特に男児が用を足すときにしばしば小
便を便器の外に飛ばしてしまうことがあるが、これを小
便飛散防止板(2)にあてることにより防止するためで
ある。このため小便飛散防止板(2)は、この目的を達
成するに十分な大きさを有するものであれば形状はどん
なものでも構わないが、子供を対象としたものであるた
め、本実施例においては動物を型どったものとして子供
の興味を引くものとしている。
【0015】補助便座本体(1)の上面の両側部から後
部かけて立ち上がり状に取り付けられる座り位置規制板
(3)は、補助便座本体(1)と同様独立気泡の発泡合
成樹脂を熱圧成形することによって形成される。座り位
置規制板(3)は、この実施例による補助便座の対象た
る子供、幼児が排便中じっとせず、動き回ることが多い
ためしばしば便座を汚すことがあるが、これを防ぐため
に取り付けられるものである。この座り位置規制板
(3)は、この補助便座の対象となる子供でも、特に小
さい幼児を想定しているもので、便座に座った子供のお
しりが固定されるように、補助便座本体(1)上面の両
側部から後部にかけて畝状のU字形部材として形成され
たものである。
【0016】小便飛散防止板(2)、座り位置規制板
(3)の下面には、上記取り付け用嵌合突起(4)を緊
密嵌合しうる嵌合孔(4)が、対応する取り付け用嵌合
突起(4)よりやや小さな孔として形成されている。こ
れは熱圧成形用金型に、補助便座本体(1)の対応する
取り付け用嵌合突起(4)よりやや小さい突起を形成し
ておくことにより形成されるものである。
【0017】なお図2に、取り付け用嵌合突起(4)と
嵌合孔(5)の嵌合状態の詳細を示す。
【0018】同図に示すように、嵌合突起(4)は下部
を便座本体(1)に埋設して強固に取付けられる一方、
便座本体(1)の上面から突出した上部は、上端に至る
に従ってやや径大な逆テーパー状のものに形成され、こ
れより相対的にやや小径の嵌合孔(5)に強制嵌合する
ことで、上記小便飛散防止板(2)や、座り位置規制板
(3)等の立設部材を容易に外れないようにしっかりと
取付けうるものとなされている。
【0019】上記の実施例による補助便座を使用するこ
とにより、子供が便座の定位置に座り小便を飛散させる
ことなく用を足すことができる。また、子供が成長して
座り位置規制板が邪魔になったときには、これを取り外
すことにより対応できるものである。さらに補助便座本
体、及び小便飛散防止板、座り位置規制板は、発泡合成
樹脂製であるので容易に洗浄できるため、いつでも清潔
に保つことができる。
【0020】
【考案の効果】この考案は、従来の発泡合成樹脂製の補
助便座に、脱着自在の立設部材を取り付けられるように
し、付加価値を高めたものである。従来の補助便座は、
その大半が子供を対象としたものであったが、子供が用
を足すときのいくつかの問題、例えば小便を便器の外に
飛ばしたり、便座上で動いて便座自体を汚してしまう等
の問題が未解決であった。この考案は、これらの問題を
簡単な立設部材を取り付けることで解決可能としたもの
である。
【0021】即ち、この考案に係る補助便座において、
立設部材として小便飛散防止板を用いることにより、前
述の子供が用を足すとき小便を便器の外に飛ばしてしま
うという一つの問題を解決できる。
【0022】また、この考案に係る補助便座において、
立設部材として座り位置規制板を用いることにより、前
述の子供が用を足すとき横向きになって着座し便座の孔
部にはまり込んだり便座を汚してしまうという問題を解
決できる。
【0023】さらにまた、この考案に係る補助便座本体
及び立設部材は発泡合成樹脂で形成されるため、容易に
洗浄できるから清潔に保つことができる。さらに取り付
け用嵌合突起を補助便座本体側に突設し、立設部材側に
嵌合孔を設けられた補助便座においては、嵌合孔に小便
等が溜ることがなくより清潔に保つことができる。
【0024】さらに、これら立設部材は、取り付け用嵌
合突起と嵌合孔という脱着自在な取り付け方法によって
取り付けられるため、不用になれば外して通常の補助便
座として支障なく使用できるものであるから、小さな子
供にはいくらかの立設部材を取り付け使用することで子
供が用を足すときの様々な問題を解決し、大きな子供や
大人には、立設部材を外して、断熱保温効果と適当な弾
力性をもつ通常の補助便座として使用するなど、様々な
ニーズに任意に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る補助便座の全体斜視図である。
【図2】図1のII−II線の断面図である。
【符号の説明】
(1)…補助便座本体 (2)…小便飛散防止板 (3)…座り位置規制板 (4)…取り付け用嵌合突起 (5)…嵌合孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡合成樹脂の便座本体と、これの上面
    に立ち上がり状に取り付けられる小便飛散防止板、座り
    位置規制板などの発泡合成樹脂よりなる立て板部材との
    組合せからなり、前記便座本体の上面と立設部材の下面
    とに、相対的に硬質の発泡合成樹脂片からなる取り付け
    用嵌合突起とこれが緊密嵌合される嵌合孔とがそれぞれ
    設けられてなることを特徴とする補助便座。
  2. 【請求項2】 本体側に前記取り付け用嵌合突起が設け
    られ、立設部材側に前記嵌合孔が設けられてなること特
    徴とする請求項1記載の補助便座。
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