JP2575799B2 - ホログラム熱転写記録方法及びそれに用いるホログラム熱転写記録材料 - Google Patents

ホログラム熱転写記録方法及びそれに用いるホログラム熱転写記録材料

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    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2250/00Laminate comprising a hologram layer
    • G03H2250/12Special arrangement of layers

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  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、基体1枚1枚に固有の情報をサーマルヘッ
ド等の熱媒体によりホログラムで記録させることを可能
とするホログラム熱転写記録方法に関するものである。
<従来技術と課題> ホログラムは、その画像の意外性のほか複製の困難さ
のため、装飾以外にもそのセキュリティ性によりクレジ
ットカードなど各種金券に広く利用されている。
従来、ホログラムの実装方法は、ホログラム転写箔を
ホットスタンプにより、カードなどの被転写体上に転写
するものであった。
この方式はセキュリティを持った被転写体の大量生産
には大きく寄与した。しかし、その大量性のために被転
写体1枚1枚が持つセキュリティ性は薄くなってしまっ
た。
そこで、任意のホログラムパターンを被転写体に記録
することができ、個々の被転写体が、ホログラムで固有
の情報を持つことが可能になることは、今後、被転写体
のセキュリティが重要視される時代に望ましいことであ
る。
<課題を解決するための手段> 本発明は以上の如くの現状に鑑みて成されたものであ
り,サーマルヘッドにより、プラスチックなどの基体上
にホログラムパターンでその基体固有の可変情報を容易
に転写記録することを可能とするホログラム熱転写記録
方法及びそれに使用されるホログラム熱転写記録材料を
提供することにある。
すなわち本発明は、耐熱性のあるフィルム上にガラス
転移点が50℃〜110℃となる熱可塑性樹脂及び滑剤を主
成分とする転写層を設け、さらにその転写層上にホログ
ラム形成樹脂層を設け、ホログラムパターンを表面レリ
ーフ型ホログラムスタンパにて加熱、加圧により刻し、
さらにそのパターン上に金属反射層を設け、その層上に
熱可塑性樹脂を主成分とする感熱接着層を設けることに
よりプラスチックなどの基体上に、サーマルヘッドによ
ってその基体固有の可変情報を転写記録することを可能
にした。
<作用> 例えば第1図に示す如く,カード10に本発明によるホ
ログラムを形成する場合,本発明によるホログラム熱転
写記録材料を該カード上に載せ,凸版太郎とサーマルヘ
ッドにより該ホログラム熱転写記録材料に対して印字
し,その後該ホログラム熱転写記録材料を剥離すること
で,印字された部分のホログラムの部分のみがカード10
に接着されて残り,個々のカードが持つべき固有の情報
が、ホログラムからなる文字情報であるホログラム12と
して得られることになる。
<発明の詳述> 本発明であるホログラム熱転写記録方法及びそれに利
用されるホログラム熱転写記録材料について図面を参照
して詳しく説明する。
第2図は、本発明のホログラム転写記録材料が表面レ
リーフ型スタンパーにてエンボスされる時の状態をわか
り易く図示したものである。すなわち、第2図において
(1)は基材フィルムを示し、(2)は転写層、(3)
はホログラム形成樹脂層を示し、(1)〜(3)がホロ
グラム熱転写記録材料の基礎部分の構成である。(4)
は表面レリーフ型ホログラムスタンパを示し、プレス上
部定盤(5)に固定されている。該プレス上部定盤には
エンボスに必要な加熱機構が内蔵されている。(6)は
プレス下部定盤を示し,(1)〜(3)の基礎部分はプ
レス定盤(5)、(6)により一定時間加熱、加圧さ
れ、ホログラムスタンパの模様がホログラム形成樹脂層
にエンボスされる。第3図はこのようにしてエンボスさ
れた後のホログラム熱転写記録材料の基礎部分を図示し
たもので、樹脂層(7)は(3)のホログラム形成樹脂
層にホログラム模様がエンボスされた後の状態を示す。
さらに第4図はホログラム転写記録材料の全体像を示す
概念断面図で、(8)はホログラム模様エンボス形成後
の樹脂層(7)上に施された蒸着金属反射層を示し、
(9)は前記蒸着金属反射層(8)の上に設けられた感
熱接着層を示す。
基材フィルム(1)としては耐熱性のある、ポリエス
テルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネ
ートフィルムなどの使用が可能で、厚味が3.0〜10.0μ
m程度のものが望ましい。中でもポリエステルフィルム
は耐熱性、物理的強度、平滑性、フィッシュアイが少な
い、などの点で最も良好な結果が得られる。
転写層(2)は、サーマルヘッドにより任意のホログ
ラムパターンを転写記録させるために設けた層である。
この層を構成する材料は下記熱可塑性樹脂及び滑剤より
なる。
転写層(2)の構成物として使用される熱可塑性樹脂
はガラス転移点50〜110℃の範囲にあるものであり、サ
ーマルヘッドによって熱転写記録できる感度を有するも
のである。すなわち、ガラス転移点が110℃以上である
と通常の印字条件(サーマルヘッドの寿命を極端に低下
させない印字エネルギー範囲)によっては容易に熱転写
記録できず、印字エネルギーを上げてやらなければなら
ない。仮に印字エネルギーを上げて熱転写記録しても基
材フィルムの劣化がおこり、サーマルヘッドへの支持体
の付着、ステックがおこり好ましくない。
さらに、ガラス転移点を50℃以上に設定した理由は被
転写材へ熱転写記録された画像の安定性を重視した為で
ある。熱転写記録された画像の安定性とは、通常使用す
る環境下において、手でこすったりして尾引きを発生し
ないことである。
従来の熱転写記録材に使用されている熱溶融性物質
は、例えばワックス又は低融点の熱可塑性樹脂が使用さ
れており、これ等のものは、被転写体上に熱転写記録し
たものを手でこすると尾引きを発生する。本発明におい
て,この尾引きの発生をなくすことができる熱可塑性樹
脂として、その熱可塑性樹脂のガラス転移点を50℃以上
とし、更にガラス転移点が50℃〜110℃の熱可塑性樹脂
の中から、ポリエステル系樹脂、塩ビ系樹脂、アクリル
系樹脂、並びにビニル系樹脂を選択することにより、被
転写材へ熱転写記録された画像への耐薬品性の付与をも
可能とした。
このような熱可塑性樹脂を具体例をもって示せば、例
えばポリエステル系樹脂として飽和ポリエステル樹脂、
塩ビ系樹脂として、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩酢ビ樹
脂、アクリル系樹脂としてポリエチルアクリレート、ポ
リクロロアクリル酸メチル、ポリメチルメタアクリレー
ト、ポリメタクリロニトリル、ポリアクリロニトリル、
エチレン−エチルアクリレートコポリマー、アクリル−
スチレンコポリマー、ビニル系樹脂として、ポリスチレ
ン、ポリジビニルベンゼン、ポリビニルトルエン、スチ
レン−ブタジエンコポリマー等を上げることができる。
転写層(2)の成分である滑剤は、熱転写するときの
転写性及び熱転写記録された画像の耐摩耗性向上の為に
必要な成分である。サーマルヘッドによって被転写材へ
熱転写記録する時、未熱転写部分がはがれて、被転写材
へ移向する現象、すなわち切れの問題がある。
転写層(2)に滑剤を添加することによって熱転写記
録の際、切れが改善され、解像力の優れた転写画像が得
られる。さらに記録された画像の耐摩耗性が一段と向上
する。その耐摩耗性の向上によってスクラッチ等のヒッ
カキによる画像の破損がなく、消しゴム等に対しての耐
久性が付与される。
転写層(2)に使用する滑剤を具体例をもって示せ
ば、例えばテフロンパウダー、ポリエチレンパウダー、
動物系、植物系、鉱物系および石油系等の天然ワック
ス、合成炭化水素系、変性ワックス系、脂肪族アルコー
ルと酸系、脂肪酸エステルとグリセライト系、水素化ワ
ックス系、合成ケトン、アミン及びアマイド系、塩素化
炭化水素系、合成物動ロウ系、アルフォーオレフィン、
ワックス系等の合成ワックス、及びステアリン酸亜鉛等
の高級脂肪酸の金属塩等をあげることができる。
転写層(2)の組成比は、転写記録層の固形分総量10
0重量部に対して熱可塑性樹脂が70〜90重量部、滑剤が1
0〜30重量部である。
転写層(2)には上記成分の他、各種添加剤を含有さ
せても、なんら本発明の特性を損なうことはない。
但し、その添加量は、上記成分100重量部に対して0
〜10重量部である。
転写層(2)の製造方法は熱可塑性樹脂及び滑剤を主
体とする熱転写記録組成物を適当な溶剤により均一に分
散又は溶解し、塗工液を製造する。その塗工液をポリエ
ステルフィルム等の支持体上にバー塗布、ブレード塗
布、エアナイフ塗布、グラビア塗布、又はロールコーテ
ィング塗布等の塗布法により塗布乾燥して転写層(2)
を設けることにより製造することができる。
ホログラム形成樹脂層(3)に適する樹脂としては2
液反応型ウレタン樹脂を使用することにより極めて良好
な良結果が得られる。すなわち、2液反応型ウレタン樹
脂はエンボス成形性が良好でプレスむらが生じ難く、明
るい再生像が得られ、その上、エンボス成形時の基材へ
の密着性が良好で、金属反応層との接着性も良好でかつ
被転写体へ転写する際の剥離性が極めて良い。
ホログラム形成樹脂層(3)としての2液反応型ウレ
タン樹脂は、耐溶剤性、耐熱性、加工性などの諸物性か
ら、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、アクリルポリオールなどのポリオール成分と、イソ
シアネート基を持つプレポリマーとから成るポリオール
硬化型ウレタン樹脂が適当であるが、中でもポリオール
成分がガラス転移点70〜105℃の範囲でかつOH価が50〜1
50の範囲にあるアクリルポリオール樹脂を用いることに
より、塗工適性も良好で、ホログラム転写に要求される
エンボス成形性、基材フィルムとの剥離性が極めて良好
な転写記録材料を得ることができる。イソシアネート成
分としては、トルエンジイソシアネート(TDI)、キシ
レンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HMDI)などの使用であるが、ホログラム形
成樹脂層(3)の良否を決定する因子としては、ポリオ
ール成分程、重要ではない。
また塗工適性の向上、転写性の調製剤として、ニトロ
セルロース、アセチルセルロース、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、
エチルセルロース、メチルセルロース等のセルロース系
樹脂を2液反応型ウレタン樹脂に対し、最大で30%重量
部併用添加することにより、さらに良好な結果が得られ
る。
このようなホログラム形成樹脂層を塗工する方法とし
て、塗工液料化した樹脂をロールコート、ブレードコー
トなどの方法により塗布、乾燥させて0.5〜5μmの膜
厚を形成させればよい。
エンボス成形は、プレス機(上部定盤(5)及び下部
定盤(6))にて、ホログラム形成樹脂層(3)とスタ
ンパ(4)のレリーフ型ホログラム模様を重ね合わせ、
70℃〜120℃の条件にて加熱、加圧した後、冷却をおこ
なうことにより樹脂層(3)の表面にホログラム模様が
形成される。
金属反射層(8)、すなわち金属蒸着層は表面の反射
率が高い金属が好ましく、具体的にはアルミニウム、
金、銀、銅等及びこれらの金属を含む合金を使用するこ
とができ、通常よく知られている真空蒸着法、スパッタ
リング法、イオンプレーティング法などの方法によって
設けることができる。厚味としては100Åから10000Åの
範囲が適当である。
感熱接着層(9)は熱的に被転写体へ接着させるため
に設けた物であり、具体的にはガラス転移温度が80℃以
下の熱可塑性樹脂を用いることができる。例えば、塩ビ
系樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、飽和ポリエステル
樹脂、塩酢ビ系樹脂を挙げることができる。
感熱接着層(9)の製造方法は、上記熱可塑性樹脂を
適当な溶剤により溶解し、塗工液を製造する。その塗工
液をポリエステルフィルム等の基材フィルム上にバー塗
布、ブレード塗布、エアナイフ塗布、グラビア塗布、又
はロールコーティング塗布等の塗布方法により塗布乾燥
して感熱接着層(9)を製造することができる。
<実施例> 以下に、本発明の実施例を示す。なお、各実施例中
「部」は重量部を示す。
《実施例1》 ・転写層(2)の組成 上記組成から成る塗液をサンドミルにて2時間粉砕、
分散して転写層塗液とし、乾燥重量が3g/m2になるよう
に、あらかじめ裏面にステッキング防止層を設けて成る
6μのポリエステルフィルム上にワイヤーバーにて塗布
乾燥して転写層(2)を得た。
・ホログラム形成樹脂層(3)の組成 (※ JISK6703に準ずる樹脂粘度測定法による) 上記組成からなる溶液をワイヤーバーにて転写層
(2)上に乾燥重量が1.0g/m2となるように塗布し、60
℃72時間の養生を行ない、ホログラム形成樹脂層(3)
を得た。
その後、プレス機にて樹脂層とスタンパーのホログラ
ム模様形成面を重ね合わせ、エンボス加工を120℃、40k
g/cm2の加熱、加圧条件にておこない樹脂表面へホログ
ラム模様を形成させた。
次に該樹脂層面に約500Åの厚みにアルミ蒸着を施
し、さらに下記組成からなる感熱接着層塗液をワイヤー
バーにて乾燥重量が3.0g/cm2となるように塗布、乾燥し
て感熱接着層(9)を得た。
・感熱接着層(9)の組成 以上により、ホログラム熱転写記録材料を得た。
次いで、このホログラム熱転写記録材料の感熱接着層
の側をコード上に載せ、ホログラム熱転写記録材料の耐
熱性フィルム側からサーマルヘッドを用いて、カード上
にホログラムで形成したい個別の情報に応じて選択的に
加熱し、しかる後に耐熱性フィルムを剥離し、良好なホ
ログラムが形成されたカードを得た。
続けて、同材料を用いて他のカードに対して、カード
上にホログラムとして形成する個別の情報を1枚毎に違
えた以外は同様にして、ホログラムが良好に形成された
カードを得た。
カード上に形成する個別情報を一枚毎に変更すること
は、サーマルヘッドの発熱を制御する信号を操作するこ
とによって、いとも簡単に変更可能できた。
《実施例2》 ・転写層(2)の組成 上記組成から成る塗液をサンドミルにて1時間粉砕、
分散して転写層塗液とし、乾燥重量が3g/m2に成るよう
に、あらかじめ裏面にステッキング防止層を設けて成る
6μのポリエステルフィルム上にワイヤーバーにて塗布
乾燥して、転写層(2)を得た。
・ホログラム形成樹脂層(3)の組成 (※ JISK6703に準ずる樹脂粘度測定法による) 上記組成からなる溶液をワイヤーバーにて転写層
(2)上に乾燥重量が1.0g/m2となるように塗布し、60
℃72時間の養生を行ない、ホログラム形成樹脂層(3)
を得た。
その後、プレス機にて樹脂層とスタンパーのホログラ
ム模様形成面を重ね合わせ、エンボス加工を120℃、40k
g/cm2の加熱、加圧条件にておこない樹脂表面へホログ
ラム模様を形成させた。
次に該樹脂層面に約500Åの厚みにアルミ蒸着を施
し、さらに下記組成からなる感熱接着層塗液をワイヤー
バーにて乾燥重量が3.0g/m2になるように塗布、乾燥し
て感熱接着層(9)を得た。
・感熱接着層(9)の組成 以上により、ホログラム熱転写記録材料を得た。
次いで、使用するホログラム熱転写記録材料以外は
《実施例1》と同様にして、カード上に個別の情報を、
ホログラムからなる文字情報として形成された、1枚毎
に個別の情報が異なるカードを得た。
やはり、カード上にホログラムで形成する個別の情報
を変更することは、やはり簡便であり、且つ熱転写は良
好に行うことが出来た。
<発明の効果> 以上、詳述したごとく、本発明によるホログラム熱転
写記録材料は、転写層(2)をガラス転移点が50〜110
℃なる熱可塑性樹脂及び滑剤を主体として構成し、か
つ、ホログラム形成樹脂層(3)を2液反応型ウレタン
樹脂を用いたことにより、サーマルヘッド等の熱媒体に
よってプラスチック等の基体上に固有のホログラムパタ
ーンを記録することが可能となった。また、被転写材へ
熱転写記録された画像の耐久性を付与することができる
ようになり、ホログラムと可変情報の印字という二重の
セキュリティ機能が容易に行われ、偽造防止の必要なカ
ード類(クレジットカード・IDカード)などの分野に利
用することができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すもので第1図は本発明によ
るホログラムが付されたカードを示す説明図,第2、
3、4図はホログラム転写材料が、表面レリーフ型スタ
ンパにてエンボスされる状態を示す断面で表した説明図
である。 (1)……基材フィルム (2)……転写層 (3)……ホログラム形成樹脂層 (4)……表面レリーフ型ホログラムスタンパ (5)……プレス機上部定盤 (6)……プレス機下部定盤 (7)……ホログラム模様エンボス後の樹脂層 (8)……金属反射層 (9)……感熱接着層 (10)……カード (12)……ホログラムパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−190370(JP,A) 特開 昭61−292181(JP,A) 特開 昭55−121092(JP,A) 特開 昭61−273569(JP,A) 特開 昭61−190369(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性のあるフィルム上にガラス転移点が
    50〜110℃となる熱可塑性樹脂及び滑剤を主成分とする
    る転写層を設け、 さらに該転写層上にホログラム形成樹脂層を設け、ホロ
    グラムパターンを表面レリーフ型ホログラムスタンパに
    て、加熱、加圧により刻し、さらにそのパターン上に金
    属反射層を設け、その層上に感熱接着剤層を設けたホロ
    グラム熱転写記録材料を用意し、 次いで、該感熱接着剤層側がプラスチックなどの基体に
    接するべく該ホログラム熱転写記録材料を配置し、該ホ
    ログラム熱転写記録材料側からサーマルヘッドを用いて
    可変に選択的に加熱することにより、該基体上に各基体
    の固有情報を示すパターン状をなすように該ホログラム
    パターンを熱転写することを特徴とするホログラム熱転
    写記録方法。
  2. 【請求項2】耐熱性のあるフィルム上にガラス転移点が
    50〜110℃となる熱可塑性樹脂及び滑剤を主成分とする
    転写層を設けられ、 さらに該転写層上にホログラム形成樹脂層が設けられ、
    ホログラムパターンを表面レリーフ型ホログラムスタン
    パにて、加熱、加圧により刻し、さらにそのパターン上
    に金属反射層が設けられ、その層上に感熱接着剤層が設
    けられてなる第1項記載の方法に使用されるホログラム
    熱転写記録材料。
  3. 【請求項3】ホログラム形成樹脂層が、ポリオール成分
    がガラス転移点が70〜105℃の範囲でかつOH基が50〜150
    の範囲にあるアクリルポリオール樹脂と最大で30%重量
    部のセルロース系樹脂を併用した2液反応型ウレタン樹
    脂であることを特徴とする第2項記載のホログラム熱転
    写記録材料。
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