JP2575728B2 - 感熱記録制御装置 - Google Patents
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- H04N1/4015—Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head of the reproducing head
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は感熱記録制御装置に関し、特に同一画データ
を副走査方向に複数ライン記録する感熱記録制御装置に
関する。
を副走査方向に複数ライン記録する感熱記録制御装置に
関する。
（従来の技術） 例えば、発熱体サイズが副走査方向に7.7ライン/mmで
記録できる大きさのサーマルヘッドを使用して、3.85ラ
イン/mmの画データを記録する場合は、第５図に示すよ
うに同一画データを２ライン記録する２度書きを行なっ
ている。なお、第５図において斜線で示した部分は黒画
素、すなわちサーマルヘッドの発熱体が発熱される部分
を示す。ところで第７図（ａ）に示すように、サーマル
ヘッドの種類により発熱体の温度上昇、下降の速度が決
まっているので１ラインを5msで記録するサーマルヘッ
ドによって3.85ライン/mmの画データを２度書きで記録
する場合は、例えば１ライン分の画データを２ライン記
録するために10ms要していた。
記録できる大きさのサーマルヘッドを使用して、3.85ラ
イン/mmの画データを記録する場合は、第５図に示すよ
うに同一画データを２ライン記録する２度書きを行なっ
ている。なお、第５図において斜線で示した部分は黒画
素、すなわちサーマルヘッドの発熱体が発熱される部分
を示す。ところで第７図（ａ）に示すように、サーマル
ヘッドの種類により発熱体の温度上昇、下降の速度が決
まっているので１ラインを5msで記録するサーマルヘッ
ドによって3.85ライン/mmの画データを２度書きで記録
する場合は、例えば１ライン分の画データを２ライン記
録するために10ms要していた。
一般に、サーマルヘッドの発熱体に与える記録エネル
ギＥは で表わされる。ここでＶはヘッド印加電圧、Ｒは発熱体
の抵抗、Δｔは発熱体に加える記録パルスのパルス幅を
それぞれ表わす。
ギＥは で表わされる。ここでＶはヘッド印加電圧、Ｒは発熱体
の抵抗、Δｔは発熱体に加える記録パルスのパルス幅を
それぞれ表わす。
（１）式 で例えばΔｔを変化させることにより記録エネルギＥを
制御することができる。
制御することができる。
従来は、サーマルヘッド内の温度センサにより、サー
マルヘッド全体の温度上昇を検出し、これに応じてサー
マルヘッドの発熱体に加える記録パルスのパルス幅を制
御しており、第６図にサーマルヘッドの温度に対する記
録パルスのパルス幅の変化を示す。しかし、この従来の
記録方法において3.85ライン/mmの画データを２度書き
で記録する場合、１ラインを5msで記録するサーマルヘ
ッドにおいては第７図（ｂ）のように１ラインの記録時
間を半分の2.5msにすると、冷却時間がとれないで蓄熱
効果により発熱体の温度が上昇していき、記録画質が悪
化するという問題があった。したがって3.85ライン/mm
の画データを２度書きする場合には、同一の画データを
示す２ラインを5msで記録することはできなかった。
マルヘッド全体の温度上昇を検出し、これに応じてサー
マルヘッドの発熱体に加える記録パルスのパルス幅を制
御しており、第６図にサーマルヘッドの温度に対する記
録パルスのパルス幅の変化を示す。しかし、この従来の
記録方法において3.85ライン/mmの画データを２度書き
で記録する場合、１ラインを5msで記録するサーマルヘ
ッドにおいては第７図（ｂ）のように１ラインの記録時
間を半分の2.5msにすると、冷却時間がとれないで蓄熱
効果により発熱体の温度が上昇していき、記録画質が悪
化するという問題があった。したがって3.85ライン/mm
の画データを２度書きする場合には、同一の画データを
示す２ラインを5msで記録することはできなかった。
（発明が解決しようとする問題点） 上述の説明のように、従来の装置では、例えば7.7ラ
イン/mmの画データを記録速度１ライン/5msで記録する
サーマルヘッドを用いた場合、3.85ライン/mmの画デー
タを記録速度１ライン/5msで２度書きしていたために画
データの記録速度を速くすることができなかった。ま
た、3.85ライン/mmの画データを２ライン/5msで２度書
きすると記録画質が、悪化するという問題点があった。
イン/mmの画データを記録速度１ライン/5msで記録する
サーマルヘッドを用いた場合、3.85ライン/mmの画デー
タを記録速度１ライン/5msで２度書きしていたために画
データの記録速度を速くすることができなかった。ま
た、3.85ライン/mmの画データを２ライン/5msで２度書
きすると記録画質が、悪化するという問題点があった。
本発明はこの問題に鑑み、同一画データをｎ度書きに
より記録する場合には早い記録速度で安定した記録画像
を得ることができ、しかもｎ度書きにより記録する機能
を持つことにより１度書きによる通常の記録制御に影響
を与えずに済む感熱記録制御装置を提供する事を目的と
する。
より記録する場合には早い記録速度で安定した記録画像
を得ることができ、しかもｎ度書きにより記録する機能
を持つことにより１度書きによる通常の記録制御に影響
を与えずに済む感熱記録制御装置を提供する事を目的と
する。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、複数の発熱体を１ラインに並べたライン形
のサーマルヘッドと、前記各発熱体に対応して設けら
れ、１ライン分の記録信号を保持するラッチ回路とを具
備し、イネーブル信号により前記発熱体を複数ドット分
まとめてイネーブルし、該イネーブル期間中、前記各発
熱体を前記ラッチ回路のラッチ出力を用いて駆動するこ
とにより、画データを各ライン毎に副走査方向にｎ回に
分けて記録可能な感熱記録制御装置において、記録開始
指令に同期してカウントアップし、該カウント値を１ラ
インの画データに関する記録回数値として出力する計数
手段と、前記記録開始指令を出力すると共に、該記録開
始指令の出力回数が前記記録回数ｎに達する毎に前記計
数手段をリセットする記録回数制御手段と、前記記録回
数ｎに対応して設定され、該記録回数ｎが増す毎に順次
小さい値となるようなパルス幅情報を記憶したパルス幅
情報記憶手段と、前記記録開始指令に同期して前記パル
ス幅情報記憶手段から前記計数手段の出力に対応するパ
ルス幅情報を読み出し、該パルス幅情報に対応するパル
ス幅を有する記録パルスを前記イネーブル信号として前
記サーマルヘッドに与えるイネーブル信号発生手段とを
具備したことを特徴とする。
のサーマルヘッドと、前記各発熱体に対応して設けら
れ、１ライン分の記録信号を保持するラッチ回路とを具
備し、イネーブル信号により前記発熱体を複数ドット分
まとめてイネーブルし、該イネーブル期間中、前記各発
熱体を前記ラッチ回路のラッチ出力を用いて駆動するこ
とにより、画データを各ライン毎に副走査方向にｎ回に
分けて記録可能な感熱記録制御装置において、記録開始
指令に同期してカウントアップし、該カウント値を１ラ
インの画データに関する記録回数値として出力する計数
手段と、前記記録開始指令を出力すると共に、該記録開
始指令の出力回数が前記記録回数ｎに達する毎に前記計
数手段をリセットする記録回数制御手段と、前記記録回
数ｎに対応して設定され、該記録回数ｎが増す毎に順次
小さい値となるようなパルス幅情報を記憶したパルス幅
情報記憶手段と、前記記録開始指令に同期して前記パル
ス幅情報記憶手段から前記計数手段の出力に対応するパ
ルス幅情報を読み出し、該パルス幅情報に対応するパル
ス幅を有する記録パルスを前記イネーブル信号として前
記サーマルヘッドに与えるイネーブル信号発生手段とを
具備したことを特徴とする。
（作用） 本発明では、画データ１ラインをｎ度書きにより記録
する場合、２回目以降は１回目に対して短いイネーブル
信号を設定することにより、１ライン中のｎ度書き終了
毎に確実に発色温度未満とするに足る十分な冷却効果を
引き出すことができ、該冷却効果が及ぶ範囲内で１ライ
ン内のｎ回の記録に関連するヘッド駆動間隔の調整を可
能にして記録速度を向上させ得るとともに、尾びきの発
生しない良質な記録画像を得ることができる。
する場合、２回目以降は１回目に対して短いイネーブル
信号を設定することにより、１ライン中のｎ度書き終了
毎に確実に発色温度未満とするに足る十分な冷却効果を
引き出すことができ、該冷却効果が及ぶ範囲内で１ライ
ン内のｎ回の記録に関連するヘッド駆動間隔の調整を可
能にして記録速度を向上させ得るとともに、尾びきの発
生しない良質な記録画像を得ることができる。
また、記録回数制御手段により、記録開始指令の発行
回数が記録回数ｎに達する毎に計数手段をリセットして
イネーブル信号の時間幅を初期値に戻す構成を採用した
ため、記録回数制御手段に所望の記録回数ｎ（１以上の
整数）を設定するだけでｎ度書きモードと１度書きによ
る通常記録モードの切り換えを容易に行うことができ、
ｎ度書きモードに対処するにあたって通常記録モードで
の動作制御に影響を与えずに済む。
回数が記録回数ｎに達する毎に計数手段をリセットして
イネーブル信号の時間幅を初期値に戻す構成を採用した
ため、記録回数制御手段に所望の記録回数ｎ（１以上の
整数）を設定するだけでｎ度書きモードと１度書きによ
る通常記録モードの切り換えを容易に行うことができ、
ｎ度書きモードに対処するにあたって通常記録モードで
の動作制御に影響を与えずに済む。
（実施例） 第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。第８図は、サーマルヘッドのドライブ回路でCKに同
期してＤから入力される画信号を802のＤ−FFにラッチ
していく。そして、その画信号はＱから出力されて803
のアンドゲートでENの入力とアンドをとり801の発熱体
ドライバをドライブする。105は記録コントローラ、107
は画データ転送用クロック発生器、104はカウンタ、101
はアナログデジタル変換器（以下A/D変換器という）、1
02はパルス幅メモリ、103はパルス幅発生器、106はサー
マルヘッドである。
る。第８図は、サーマルヘッドのドライブ回路でCKに同
期してＤから入力される画信号を802のＤ−FFにラッチ
していく。そして、その画信号はＱから出力されて803
のアンドゲートでENの入力とアンドをとり801の発熱体
ドライバをドライブする。105は記録コントローラ、107
は画データ転送用クロック発生器、104はカウンタ、101
はアナログデジタル変換器（以下A/D変換器という）、1
02はパルス幅メモリ、103はパルス幅発生器、106はサー
マルヘッドである。
上記各ブロックで構成されている回路の働きを順を追
い、個々に述べれば以下の様になる。
い、個々に述べれば以下の様になる。
記録コントローラ105は、記録コントローラ105を除く
他のブロックで構成されている回路の監視および制御を
行なう。記録コントローラ105は、端子Ｔ−STから画デ
ータ転送用クロック発生器107に転送スタート信号を加
え、画データ転送用クロック発生器107はこれに同期し
て所定のクロック信号をサーマルヘッド106の端子CKに
加える。サーマルヘッド106はこのクロック信号に同期
して端子Ｄに入力される画データを１ラインずつ取り込
む。
他のブロックで構成されている回路の監視および制御を
行なう。記録コントローラ105は、端子Ｔ−STから画デ
ータ転送用クロック発生器107に転送スタート信号を加
え、画データ転送用クロック発生器107はこれに同期し
て所定のクロック信号をサーマルヘッド106の端子CKに
加える。サーマルヘッド106はこのクロック信号に同期
して端子Ｄに入力される画データを１ラインずつ取り込
む。
サーマルヘッド106に１ライン分の画データが取り込
まれると、記録コントローラ105は端子Ｗ−STから記録
開始信号を送出し、この記録開始信号をパルス幅発生器
103に加える。パルス幅発生器103には、後に詳述するパ
ルス幅メモリ102から記録パルス幅を示す８ビットのデ
ータが加えられており、記録開始信号に同期してこの８
ビットのデータに対応するパルス幅の記録パルスを形成
し、この記録パルスをサーマルヘッド106のイネーブル
端子ENに加える。イネーブル端子ENは図１では１本で１
ライン分を制御して例を示しているが、ほかに１ライン
を数ブロックに分けて、それ毎にイネーブル端子ENを設
けてもよい。サーマルヘッド106はイネーブル端子ENに
パルス信号が加わっている間だけ図示しない複数の発熱
体に電流を流すように構成されており、このイネーブル
端子ENに加えられるパルス信号のパルス幅が図示しない
複数の発熱体に供給する記録エネルギを決定する。
まれると、記録コントローラ105は端子Ｗ−STから記録
開始信号を送出し、この記録開始信号をパルス幅発生器
103に加える。パルス幅発生器103には、後に詳述するパ
ルス幅メモリ102から記録パルス幅を示す８ビットのデ
ータが加えられており、記録開始信号に同期してこの８
ビットのデータに対応するパルス幅の記録パルスを形成
し、この記録パルスをサーマルヘッド106のイネーブル
端子ENに加える。イネーブル端子ENは図１では１本で１
ライン分を制御して例を示しているが、ほかに１ライン
を数ブロックに分けて、それ毎にイネーブル端子ENを設
けてもよい。サーマルヘッド106はイネーブル端子ENに
パルス信号が加わっている間だけ図示しない複数の発熱
体に電流を流すように構成されており、このイネーブル
端子ENに加えられるパルス信号のパルス幅が図示しない
複数の発熱体に供給する記録エネルギを決定する。
記録コントローラ105は端子Ｗ−STから記録開始信号
を発生する毎に１発のパルス信号を端子Ｋから発生し、
このパルス信号をカウンタ104のクロック入力に加え
る。カウンタ104はこのパルス信号によってカウントア
ップする。
を発生する毎に１発のパルス信号を端子Ｋから発生し、
このパルス信号をカウンタ104のクロック入力に加え
る。カウンタ104はこのパルス信号によってカウントア
ップする。
今、１ライン分の画データを２度書きする場合を考え
ると、記録コントローラ105は端子Ｔ−STから１発の転
送スタート信号が出力されると、これに対応して端子Ｗ
−STおよび端子Ｋからそれぞれ２発の記録スタート信号
およびパルス信号を出力する。また、記録コントローラ
105は２発目の記録スタート信号およびパルス信号を出
力すると、端子Ｃからリセット信号を発生し、これをカ
ウンタ104のリセット端子Ｒに加える。結局、カウンタ1
04の計数値は２度書きの１ライン目の記録時に“00"か
ら“01"となり、２ライン目の記録時に“01"から“10"
となり、２ライン目の記録が終了すると初期値である
“00"に戻る。このカウンタ104の計数値、すなわち２ビ
ットの出力はパルス幅メモリ102に第１のアドレス信号
として加えられる。
ると、記録コントローラ105は端子Ｔ−STから１発の転
送スタート信号が出力されると、これに対応して端子Ｗ
−STおよび端子Ｋからそれぞれ２発の記録スタート信号
およびパルス信号を出力する。また、記録コントローラ
105は２発目の記録スタート信号およびパルス信号を出
力すると、端子Ｃからリセット信号を発生し、これをカ
ウンタ104のリセット端子Ｒに加える。結局、カウンタ1
04の計数値は２度書きの１ライン目の記録時に“00"か
ら“01"となり、２ライン目の記録時に“01"から“10"
となり、２ライン目の記録が終了すると初期値である
“00"に戻る。このカウンタ104の計数値、すなわち２ビ
ットの出力はパルス幅メモリ102に第１のアドレス信号
として加えられる。
パルス幅メモリ102はリードオンリイメモリ（ROM）か
らなり、カウンタ104から出力される２ビットの第１の
アドレス信号およびA/D変換器101から出力される第２の
アドレス信号に対応してそれぞれ所定のパルス幅を示す
８ビットのパルス幅データが記憶されている。この８ビ
ットのパルス幅データはA/D変換器101から加えられる８
ビットの第２のアドレス信号によって示されるサーマル
ヘッド106の基板温度が大きくなるにしたがって小さく
なるパルス幅を示し、またカウンタ104から加えられる
２ビットの第１のアドレス信号が第１ライン目を示す
“01"のときよりも第２のライン目を示す“10"のときの
方が小さくなるパルス幅を示すように設定されている。
らなり、カウンタ104から出力される２ビットの第１の
アドレス信号およびA/D変換器101から出力される第２の
アドレス信号に対応してそれぞれ所定のパルス幅を示す
８ビットのパルス幅データが記憶されている。この８ビ
ットのパルス幅データはA/D変換器101から加えられる８
ビットの第２のアドレス信号によって示されるサーマル
ヘッド106の基板温度が大きくなるにしたがって小さく
なるパルス幅を示し、またカウンタ104から加えられる
２ビットの第１のアドレス信号が第１ライン目を示す
“01"のときよりも第２のライン目を示す“10"のときの
方が小さくなるパルス幅を示すように設定されている。
カウンタ104から出力された２ビットの第１のアドレ
ス信号およびA/D変換器101から出力された８ビットの第
２のアドレス信号からなる計10ビットのアドレス信号に
対応してパルス幅メモリ102から読み出されたパルス幅
データはパルス幅発生器103に加えられ、このパルス幅
発生器103において、前述したように上記パルス幅デー
タに対応するパルス幅の記録パルスが発生される。
ス信号およびA/D変換器101から出力された８ビットの第
２のアドレス信号からなる計10ビットのアドレス信号に
対応してパルス幅メモリ102から読み出されたパルス幅
データはパルス幅発生器103に加えられ、このパルス幅
発生器103において、前述したように上記パルス幅デー
タに対応するパルス幅の記録パルスが発生される。
第２図は上記パルス幅発生器103から発生される記録
パルスのパルス幅の変化の様子を示したものである。
パルスのパルス幅の変化の様子を示したものである。
第２図から明らかなように記録パルスのパルス幅は、
２度書きの１ライン目の記録時にΔt1であり２ライン目
の記録時にΔt1よりも短いΔt1′となる。また、時間ｔ
の経過とともにサーマルヘッド106の基板の温度が蓄熱
効果により徐々に上昇する傾向にある。このため、記録
パルスのパルス幅は２度書きが繰り返されるたびに徐々
に短くなり、ｎ回繰り返された２度書きの１ライン目の
記録時に、前記Δt1よりも短いΔtnとなり、２ライン目
の記録時に前記Δt1′よりも短いΔtn′なる。
２度書きの１ライン目の記録時にΔt1であり２ライン目
の記録時にΔt1よりも短いΔt1′となる。また、時間ｔ
の経過とともにサーマルヘッド106の基板の温度が蓄熱
効果により徐々に上昇する傾向にある。このため、記録
パルスのパルス幅は２度書きが繰り返されるたびに徐々
に短くなり、ｎ回繰り返された２度書きの１ライン目の
記録時に、前記Δt1よりも短いΔtnとなり、２ライン目
の記録時に前記Δt1′よりも短いΔtn′なる。
そしてサーマルヘッド106は第２図に示した各記録パ
ルスをイネーブル端子ENに順次加えられると、これらの
記録パルスのパルス幅に対応する記録エネルギを発熱体
に順次供給する。この結果、サーマルヘッド106の発熱
体は、第３図に示すように１ラインの記録ごとに発色温
度以上に発熱するとともに、１ラインの記録終了毎に特
に２度書きの２ライン目記録終了毎に発色温度未満に確
実に冷める。したがって、２度書きを行っても“尾び
き”が発生せず良好な記録画質を得ることができる。こ
のように２度書きに際しては少なくとも２ライン目のパ
ルス幅を短くしているので、画データの記録速度を速く
することが可能であり、例えば7.7ライン/mmで受信した
画データを記録速度１ライン/5msで記録するサーマルヘ
ッドを用いていた場合、3.85ライン/mmの画データを記
録速度１ライン/5msよりも早い速度で２度書きすること
ができる。
ルスをイネーブル端子ENに順次加えられると、これらの
記録パルスのパルス幅に対応する記録エネルギを発熱体
に順次供給する。この結果、サーマルヘッド106の発熱
体は、第３図に示すように１ラインの記録ごとに発色温
度以上に発熱するとともに、１ラインの記録終了毎に特
に２度書きの２ライン目記録終了毎に発色温度未満に確
実に冷める。したがって、２度書きを行っても“尾び
き”が発生せず良好な記録画質を得ることができる。こ
のように２度書きに際しては少なくとも２ライン目のパ
ルス幅を短くしているので、画データの記録速度を速く
することが可能であり、例えば7.7ライン/mmで受信した
画データを記録速度１ライン/5msで記録するサーマルヘ
ッドを用いていた場合、3.85ライン/mmの画データを記
録速度１ライン/5msよりも早い速度で２度書きすること
ができる。
なお、本実施例では２度書きを例示しているが、これ
に限定されるものでなく、３度書き以上にも本発明を適
用することができる。例えば、４度書きを行う場合は、
第４図に示すように４度書きの１ライン目から４ライン
目までの各記録パルスのパルス幅をΔt1〜Δt1″と徐々
に短くするとともにサーマルヘッドの基板温度の上昇に
伴ってパルス幅を短くするように設定すればよい。ま
た、本実施例では、副走査7.7ライン/mmのヘッドで3.85
ライン/mmについて述べているが、副走査15.4ライン/mm
のヘッドで7.7ライン/mm,3.85ライン/mmをそれぞれ２度
書き、４度書きするのにも適用できる。
に限定されるものでなく、３度書き以上にも本発明を適
用することができる。例えば、４度書きを行う場合は、
第４図に示すように４度書きの１ライン目から４ライン
目までの各記録パルスのパルス幅をΔt1〜Δt1″と徐々
に短くするとともにサーマルヘッドの基板温度の上昇に
伴ってパルス幅を短くするように設定すればよい。ま
た、本実施例では、副走査7.7ライン/mmのヘッドで3.85
ライン/mmについて述べているが、副走査15.4ライン/mm
のヘッドで7.7ライン/mm,3.85ライン/mmをそれぞれ２度
書き、４度書きするのにも適用できる。
以上説明したように、本発明によれば、画データ１ラ
インをｎ度書きにより記録する場合、２回目以降は１回
目に対して短いイネーブル信号を設定することにより、
１ライン中のｎ度書き終了毎に確実に発色温度未満とす
るに足る十分な冷却効果を引き出すことができ、該冷却
効果が及ぶ範囲内で１ライン内のｎ回の記録に関連する
ヘッド駆動間隔の調整を可能にして記録速度を向上させ
得るとともに、尾びきの発生しない良質な記録画像を得
ることができる。
インをｎ度書きにより記録する場合、２回目以降は１回
目に対して短いイネーブル信号を設定することにより、
１ライン中のｎ度書き終了毎に確実に発色温度未満とす
るに足る十分な冷却効果を引き出すことができ、該冷却
効果が及ぶ範囲内で１ライン内のｎ回の記録に関連する
ヘッド駆動間隔の調整を可能にして記録速度を向上させ
得るとともに、尾びきの発生しない良質な記録画像を得
ることができる。
また、記録回数制御手段により、記録開始指令の発行
回数が記録回数ｎに達する毎に計数手段をリセットして
イネーブル信号の時間幅を初期値に戻す構成を採用した
ため、記録回数制御手段に所望の記録回数ｎ（１以上の
整数）を設定するだけでｎ度書きモードと１度書きによ
る通常記録モードの切り換えを容易に行うことができ、
ｎ度書きモードに対処するにあたって通常記録モードで
の動作制御に影響を与えずに済む。
回数が記録回数ｎに達する毎に計数手段をリセットして
イネーブル信号の時間幅を初期値に戻す構成を採用した
ため、記録回数制御手段に所望の記録回数ｎ（１以上の
整数）を設定するだけでｎ度書きモードと１度書きによ
る通常記録モードの切り換えを容易に行うことができ、
ｎ度書きモードに対処するにあたって通常記録モードで
の動作制御に影響を与えずに済む。
第１図は本発明の感熱記録制御装置の一実施例を示すブ
ロック図、第２図は第１図に示した実施例における２度
書きのための記録パルスの記録エネルギを示す図、第３
図は第１図に示した実施例におけるサーマルヘッドの発
熱体の温度変化を示すグラフ、第４図は４度書きのため
の記録パルスの記録エネルギを例示する図、第５図は２
度書きされた画データを示す図、第６図は従来装置にお
けるサーマルヘッドの発熱体の温度と記録パルスの幅と
の関係を示すグラフ、第７図は従来装置におけるサーマ
ルヘッドの発熱体の温度変化を示すグラフ、第８図はサ
ーマルヘッドのドライブ回路を示すブロック図である。 101……アナログデジタル変換器、 102……パルス幅メモリ、 103……パルス幅発生器、 104……カウンタ、105……記録コントローラ、 106……サーマルヘッド、 107……画データ転送用クロック発生器。
ロック図、第２図は第１図に示した実施例における２度
書きのための記録パルスの記録エネルギを示す図、第３
図は第１図に示した実施例におけるサーマルヘッドの発
熱体の温度変化を示すグラフ、第４図は４度書きのため
の記録パルスの記録エネルギを例示する図、第５図は２
度書きされた画データを示す図、第６図は従来装置にお
けるサーマルヘッドの発熱体の温度と記録パルスの幅と
の関係を示すグラフ、第７図は従来装置におけるサーマ
ルヘッドの発熱体の温度変化を示すグラフ、第８図はサ
ーマルヘッドのドライブ回路を示すブロック図である。 101……アナログデジタル変換器、 102……パルス幅メモリ、 103……パルス幅発生器、 104……カウンタ、105……記録コントローラ、 106……サーマルヘッド、 107……画データ転送用クロック発生器。
Claims (1)
- 【請求項１】複数の発熱体を１ラインに並べたライン形
のサーマルヘッドと、前記各発熱体に対応して設けら
れ、１ライン分の記録信号を保持するラッチ回路とを具
備し、イネーブル信号により前記発熱体を複数ドット分
まとめてイネーブルし、該イネーブル期間中、前記各発
熱体を前記ラッチ回路のラッチ出力を用いて駆動するこ
とにより、画データを各ライン毎に副走査方向にｎ回に
分けて記録可能な感熱記録制御装置において、 記録開始指令に同期してカウントアップし、該カウント
値を１ラインの画データに関する記録回数値として出力
する計数手段と、 前記記録開始指令を出力すると共に、該記録開始指令の
出力回数が前記記録回数ｎに達する毎に前記計数手段を
リセットする記録回数制御手段と、 前記記録回数ｎに対応して設定され、該記録回数ｎが増
す毎に順次小さい値となるようなパルス幅情報を記憶し
たパルス幅情報記憶手段と、 前記記録開始指令に同期して前記パルス幅情報記憶手段
から前記計数手段の出力に対応するパルス幅情報を読み
出し、該パルス幅情報に対応するパルス幅を有する記録
パルスを前記イネーブル信号として前記サーマルヘッド
に与えるイネーブル信号発生手段と を具備したことを特徴とする感熱記録制御装置。
Priority Applications (5)
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|---|---|---|---|
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