JP2574750Y2 - 摺合せ検査装置 - Google Patents

摺合せ検査装置

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JP2574750Y2
JP2574750Y2 JP1992015382U JP1538292U JP2574750Y2 JP 2574750 Y2 JP2574750 Y2 JP 2574750Y2 JP 1992015382 U JP1992015382 U JP 1992015382U JP 1538292 U JP1538292 U JP 1538292U JP 2574750 Y2 JP2574750 Y2 JP 2574750Y2
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浩之 道久
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、せん断加工装置の切刃
本体に対し、その刃面の垂直精度の検査が容易にできる
摺合せ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車製造工程において、せん断加工装
置は、製造ライン上での初期工程、つまり、自動車の各
部品となる材料を圧延板から切断したり、押し抜いたり
する加工を行うものである。せん断加工装置は、互いに
向かい合って、接離した固定刃と可動刃により構成され
ており、これら一対の切刃は自動車各部品の型に合わせ
てさまざまな形状に形成されている。
【0003】金属の圧延板は固定刃と可動刃の間に置か
れて、可動刃が押し下げられ固定刃に合わされることに
より、圧延板の板厚方向にせん断応力が生じて、切断さ
れる。このせん断加工装置も長い間使用していると、固
定刃及び可動刃(以下切刃本体と呼ぶ)に摩耗が生じて
くるので、材料の切断面に粗さが目立つようになってく
る。そのため、せん断加工装置からこれらの切刃本体を
取り外して、刃面の摩耗度を定期的に検査している。一
般に摩耗度の検査は、切刃本体の下面に対する刃面の垂
直精度を確かめるものである。
【0004】従来、これら切刃本体の刃面の垂直精度を
検査するには、先ず図1に示すように、水平な定盤10
の上に切刃本体11を置いて、この切刃本体11の刃面
11aの側に金属製の平行台12、13を積み重ね、平
行台13の上面13aが切刃本体11の刃面11aのレ
ベル近くとなるように準備する。そして、この後、平行
台13の上面13aに直円柱形の摺合せ体14を置き、
この摺合せ体14の周面14aと切刃本体11の刃面1
1aとが接した状態で、刃面11aの一端から他端側に
向けて摺合せ体14を回転させながら移動させる。ここ
で、摺合せ体14の周面14aにはあらかじめ鉛丹が塗
布してあるので、摺合せ体14を回転移動させたとき、
摺合せ体14の周面14aと接した切刃本体11の刃面
11aに鉛丹が付着する。
【0005】切刃本体11の刃面11aに鉛丹が一様に
付着すれば、刃面11a全体が定盤10に対して垂直で
あり、かつ、その刃面11aが平坦であることがわか
る。逆に、刃面11aに鉛丹が付着しない箇所が少しで
もあれば、刃面11aには摩耗した箇所があることがわ
かり、すなわち平坦でないことがわかる。このような場
合には、鉛丹が一様に付着するようになるまで刃面11
aを研磨し、刃面11aを平坦に整えている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、切刃本体1
1の刃面11aの垂直精度の検査には、上述したよう
に、定盤10の上に、切刃本体11の大きさに応じて、
いろいろな大きさからなる平行台から適当なものを選ん
で、それらを積み重ねて、その高さをなす準備作業を必
要とする。
【0007】しかしながら、切刃本体11の大きさには
自動車の部品点数の応じてたくさん種類があり、切刃本
体11によっては、新たに平行台を組み換えたりしなけ
ればならず、このため、準備作業には、平行台を運搬す
るという労力のかかる作業をも含まれることになる。ま
た、これらの平行台は金属製で、大きなものになると重
量が重くなるので、これら平行台の運搬作業には十分注
意を払わなければならない。
【0008】本考案は、上述した事情を考慮してなさ
れ、その目的は、平行台を使用することなく、大きさの
違う切刃本体や形状の異なる刃面に対応でき、切刃本体
にある刃面の垂直精度の検査を容易にした摺合せ検査装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、上記目
的を達成するために、摺合せ検査装置は、水平面上に被
検査物とともに載置される固定台と、この固定台から
直に立設された支持ポストと、支持ポストの外周に昇降
且つ回動自在にして設けられたスライダと、支持ポスト
の外周に昇降可能に嵌合され、スライダを下側から支え
且つ被検査物に応じた高さ位置に回動自在に保持する滑
り止めリングと、スライダに基端が水平方向に回動自在
支持され、スライダから延びる第1アームと、第1ア
ームの先端に基端が水平方向に回動自在に支持され、第
1アームから延びる第2アームと、第2アームの先端に
回転自在に設けられ、水平面に対して鉛直な回転軸線を
有するとともに、外周面が被検査物の被検査面に付着す
べき鉛丹の塗布面として形成された円柱形状の摺合せ体
とを備えている。
【0010】
【作用】本考案による、摺合せ検査装置によれば、被検
査物である切刃本体の刃面の位置に応じ、支持ポスト上
のスライダを昇降させて、第2アームの先端にある摺合
せ体の高さを調節する。そして、摺合せ体の鉛直な外周
面に鉛丹を塗布して、この摺合せ体をスライダ、第1ア
ーム及び第2アームの回動を伴って、切刃本体の刃面と
接触させながら、水平方向に移動させて、刃面の検査を
行う。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図2に基づいて詳
細に説明する。摺合せ検査装置は、固定台20を備えて
おり、この固定台20は、水平な定盤上に置くため、そ
の下面20dが平坦に成形されている。固定台20は、
装置全体の重量を支えるため、重量が重く、その上面に
は凸部20aが形成されている。
【0012】固定台20の凸部20aの一端側20bに
は、支持ポスト25の下端25aが固定され、支持ポス
ト25は鉛直となるように固定台20から立設されてい
る。支持ポスト25の上端25bには、連結部26の一
端側26aが固定されており、この連結部26の他端側
26bは、テンションロッド27の上端27aと固定さ
れている。このテンションロッド27の下端27bは支
持ポストと平行に下方に延び、固定台20の凸部20a
の他端側20cに固定されている。テンションロッド2
7は、支持ポスト25に撓み力が加わっても、支持ポス
ト25に歪みが生じるのを防止する。
【0013】支持ポスト25には、昇降自在にして円筒
形のスライダ28が嵌合されており、スライダ28の下
端側には、滑止リング29が嵌合されている。また、滑
止リング29には蝶ねじ30が設けられており、この蝶
ねじ30を締めたり弛めたりすることにより、滑止リン
グ29は上下任意の位置で固定することができ、それ
故、滑止リング29上のスライダ28を任意の高さに回
動自在に保持することができる。
【0014】スライダ28の周面には、肩部31の基端
31aが取り付けられ、この肩部31は、スライダ28
の周面からその径方向に延びてから、下方に鉛直に折り
曲げられており、肩部31の先端31bは水平方向のブ
ラケットとなっている。肩部31のブラケットには、水
平回動自在にして、第1アーム32の基端32aが接続
されており、また、第1アーム32の先端32bには、
水平回動自在にして、第2アーム33の基端33aが接
続されている。更に、第2アーム33の先端33bに
は、正円柱形の摺合せ体34が鉛直にして接続されてい
る。
【0015】なお、摺合せ体34の外周面34aは滑ら
かに成形されおり、また、第1アーム32及び第2ア
ーム33の回動により摺合せ体34を移動させても、摺
合せ体34の周面34aの垂直性は変化しないようにな
っている。上述した検査装置によれば、滑止リング29
とともに、スライダ28を昇降させてこのスライダを任
意の高さに回動自在にして位置決めでき、摺合せ体34
の高さを切刃本体35の刃面35aの高さに応じて合わ
せることができる。また、スライダ28と支持ポスト2
5との間の回動部、肩部31と第1アーム32との間の
回動部及び第1アーム32と第2アーム33との間の回
動部と3つの関節を有しているため、摺合せ体34を直
線的に、かつ、曲線的に水平移動させることができ、摺
合せ体34を切刃本体35のいろいろな形状の刃面35
aに沿って移動させることができる。従って、摺合せ体
34の外周面34aに鉛丹を塗布しておけば、刃面35
aの垂直精度の検査を行うことができる。
【0016】図3に示す変形例の摺合せ体36は、鉛直
な回転軸37と、この回転軸37の上下に水平回転自在
に嵌合したローラ38,39からなっており、回転軸3
7の中央部37aが前記第2アーム33の先端33bに
取付けられている。図2の摺合せ体34の場合、摺合せ
体34の鉛直面34aのうち切刃本体35の刃面35a
と接する部分が限らるため、鉛丹を何度も布しなけ
ればならないしかしながら、図3の摺合せ体36のよ
うにローラ38,39を備えたことで、ローラ面を切刃
本体35の刃面35aに接触させて第2アーム33を移
動させると、切刃本体35の刃面35aに沿ってローラ
38、39が回転しローラ面に塗布された鉛丹をその刃
面35aに付着させることができ、鉛丹を塗布する回数
を少なくすることができる。
【0017】図4に示す更に別の変形例の摺合せ体40
は、鉛直に水平回転自在としたローラ41と、このロー
ラ41を上下から挟むようにして、そのローラ41を回
転自在に支持する軸支体43とからなっており、この軸
支体43が前記第2アーム33の先端33bに取付けら
れている。
【0018】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案の摺合せ
検査装置は、切刃本体の刃面の位置に応じて、支持ポス
ト上のスライダを昇降させることができ、第1アーム及
び第2アームを介してスライダと接続された摺合せ体の
高さを自由に調節できる。また、スライダと支持ポスト
との間の回動部、スライダと第1アームとの間の回動部
及び第1アームと第2アームとの間の回動部と3つの関
節を有しているため、摺合せ体を直線的に、かつ、曲線
的に水平移動させることができる。そのため、摺合せ体
は切刃本体の大きさや、その刃面の形状にかかわらず、
その刃面に沿って移動できるから、摺合せ体の外周面に
鉛丹を塗布しておくことで、刃面の垂直精度の検査を行
うことができる。
【0019】従って、切刃本体の形状や大きさに応じ
て、平行台を選択したり、定盤上でそれらを積み重ねて
高さを調整するという煩雑な作業がなくなり、また、平
行台の運搬作業に伴う危険性もなくなるので、産業上の
利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の摺合せ検査装置の斜視図である。
【図2】本考案の摺合せ検査装置の斜視図である。
【図3】摺合せ体の他の変形例を示す斜視図である。
【図4】摺合せ体の更に別の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
20 固定台 25 支持ポスト 26 連結部 27 テンションロッド 28 スライダ 29 滑止リング 31 肩部 32 第1アーム 33 第2アーム 34 摺合せ体 35 切刃本体 35a 刃面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 5/24,5/20 B23D 35/00 B23Q 17/09

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面上に被検査物とともに載置される
    固定台と、 前記固定台から 鉛直に立設された支持ポストと、前記 支持ポストの外周に昇降且つ回動自在にして設けら
    れたスライダと、前記支持ポストの外周に昇降可能に嵌合され、前記スラ
    イダを下側から支え且つ前記被検査物に応じた高さ位置
    に回動自在に保持する滑り止めリングと、 前記 スライダに基端が水平方向に回動自在に支持され、
    前記スライダから延びる第1アームと、前記 第1アームの先端に基端が水平方向に回動自在に
    持され、前記第1アームから延びる第2アームと、前記 第2アームの先端に回転自在に設けられ、前記水平
    面に対して鉛直な回転軸線を有するとともに、外周面が
    前記被検査物の被検査面に付着すべき鉛丹の塗布面とし
    て形成された円筒形状の摺合せ体とを具備したことを特
    徴とする摺合せ検査装置。
JP1992015382U 1992-03-24 1992-03-24 摺合せ検査装置 Expired - Fee Related JP2574750Y2 (ja)

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JPH0577704U JPH0577704U (ja) 1993-10-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02103079U (ja) * 1989-02-01 1990-08-16

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