JP2574368B2 - 回転型圧縮機 - Google Patents

回転型圧縮機

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JP2574368B2
JP2574368B2 JP5195088A JP5195088A JP2574368B2 JP 2574368 B2 JP2574368 B2 JP 2574368B2 JP 5195088 A JP5195088 A JP 5195088A JP 5195088 A JP5195088 A JP 5195088A JP 2574368 B2 JP2574368 B2 JP 2574368B2
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vibration
bearing
stator
rotary compressor
fixed
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隆 小山
利夫 上辻
郁友 梅岡
充 森田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷凍冷蔵装置等に用いられる回転型圧縮機
に関する。
従来の技術 近年、冷凍冷蔵装置等に用いられる圧縮機は、省エネ
ルギー,省スペースの見地より往復型より回転型が主流
となってきている。これらの回転型圧縮機は、通常密閉
ケース内に電動圧縮要素を直接固定して収納している。
したがって、電動圧縮要素にて生じた振動は、スプリン
グ等により吸振されることなく密閉ケースに伝わるた
め、密閉ケースを振動させ、密閉ケースに固定された配
管等を振動させることにより、配管から騒音を発生した
り、配管折れといった問題を有していた。
以下、図面を参照しながら、上述した従来の回転型圧
縮機の一例について説明する。
第6図は従来の回転型圧縮機の一例を示すものであ
る。
図において、1は回転型圧縮機、2は密閉ケースであ
る。3はモータのステータで、密閉ケース2に焼バメ固
定されている。4はモータのロータで、クランクシャフ
ト5に焼バメにて連結固定されている。6はピストン
で、クランクシャフト5の偏心部に回転自在に固定され
ている。7はシリンダである。8はロータ側の軸受で、
密閉ケース2に焼バメ固定されている。9はシャフト端
部の軸受、10はカップ状の吐出カバーで、軸受9に圧入
固定されている。11はセンターピンで、クランクシャフ
ト5の軸心と略同一となる位置にて密閉ケース2に溶接
固定され、さらに前部マウント12が防振ゴム13を介して
挿入されている。14は後部マウントで、密閉ケース2に
溶接固定されている。15はマウントガムで、前部マウン
ト12及び後部マウント14に固定され、回転型圧縮機1を
弾性支持固定している。16は吐出管で、密閉ケース2に
溶接されている。17は吸入管で、端部が軸受9に圧入固
定され、かつ一部が密閉ケース2に溶接固定されてい
る。
以上のように構成された回転型圧縮機について、以下
その動作について説明する。
シリンダ7内にて冷媒を圧縮する際、シリンダ7内に
て、一回転中に圧力が大きく変動することにより、クラ
ンクシャフト5の回転に角速度の変動が生じ、その反作
用としてシリンダ7等に力を受ける。そのために、クラ
ンクシャフト5の軸心を中心とするねじり方向の振動が
生じる。このことより密閉ケース2が振動をすることで
密閉ケースとより密閉ケース2が振動をすることで密閉
ケース2に固定された吐出管16,吸入管17よりシステム
配管に振動が伝わる。そして、配管から騒音を発生した
り、配管折れといった問題を生じる。そのために、ねじ
り方向の振動の中心となる位置に設けられたセンターピ
ン11にて圧縮機前部の支持固定を行ない、回転型圧縮機
1のねじり方向の振動に対してフリー状態とすること
で、圧縮機1の純粋なねじり方向の振動はあるものの揺
動振動といった比較的変位量の大きな振動を小さく抑え
ることができ、配管が大きく振動することにより生じる
騒音や、配管折れといった問題を解消できる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、圧縮機の中心振動であるねじり方向の
振動に対してフリー状態となっていることから、変位量
は小さいものの振動するために、配管が振動することに
より生じる騒音の低減は不充分であり、配管折れといっ
た問題も大きな気筒容積の回転型圧縮機では十分に解消
されないという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、配管からの騒音を低減す
るとともに、配管折れをなくした回転型圧縮機を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の回転型圧縮機は、
外周部に複数個の転動体を配したステータと、外周部に
複数個の転動体を配した軸受もしくはシリンダと、前記
ステータ及び軸受もしくはシリンダを前記転動体を介し
て固定する密閉ケースを備えたものである。
作用 本発明は、上記した構成によって、冷媒を圧縮するた
めに生じるねじり方向の振動が密閉ケースに伝わるのを
極力防止することにより、回転型圧縮機の中心振動であ
るねじり方向の振動を小さくできる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例の回転型圧縮機について、図
面を参照しながら説明する。尚、説明の重複をさけるた
め、従来例と同一部分については同一符号を付して説明
を省略する。
第1図〜第5図は本発明の回転型圧縮機の一実施例を
示すものである。図において、18はモータのステータ
で、外周部に複数個のボール19を収納する陥部18aと、
前記陥部18a内に、ボール19の内周方向にのみ可動し、
軸方向に可動させないような溝18bが設けられている。2
0はリング状の外殻で、凹部20aによりボール19を円周方
向にのみ可動するように保持し、かつその外周部を密閉
ケース2に焼バメ固定することにより、ステータ18を密
閉ケース2に支持固定している。21はロータ側の軸受
で、ステータ18側に伸ばした円筒形状のリブ21aにステ
ータ18を固定しており、かつ円形状の外周部に複数個の
ボール22を円周方向にのみ可動し、軸方向に可動させな
いような溝21bが設けられている。23は保持器でリング
状にして前記軸受21の溝21b付近に配置し、かつ孔23aに
ボール22の挿入することによりボール22同士が互いに接
触するのを防止している。24はリング状の外殻で、凹部
24aによりボール22を円周方向にのみ可動するように保
持し、かつその外周を密閉ケース2に焼バメ固定するこ
とにより軸受21を密閉ケース2に支持固定している。25
は吸入管で、端部が軸受9に圧入固定され、一部が密閉
ケース2に溶接固定されており、かつ圧入部と溶接部の
間にジャバラ状の振動吸収部25aを設けている。
以上のように構成された回転型圧縮機について、以下
その動作を説明する。
シリンダ7内にて冷媒を圧縮する際、シリンダ7内に
て一回転中に圧力が大きく変動することにより、クラン
クシャフト5の回転に角速度の変動を生じ、その反作用
としてシリンダ7等にねじり方向の力が生じ、かつモー
タとしても角速度の変動によるトルク変動による反力と
してステータ18にもねじり方向の力を生じる。その際、
軸受21及びステータ18の外周部にボール22及びボール19
を配していることにより、軸受21及びステータ18はねじ
り方向の振動が密閉ケース2に対してフリー状態とな
り、密閉ケース2にねじり方向の振動が伝わらなくな
る。又、吸入管25に設けた振動吸収部25aにて軸受9か
ら吸入管25を通じて伝達する振動を吸収し、密閉ケース
2に振動が伝わらなくなる。その上、単に軸受21,ステ
ータ18の外周部にボール22,19を配しただけでは、冷媒
圧縮時に生じる負荷トルクにより、軸受21及びステータ
18自体が自転運動をする可能性があるが、ステータ18を
軸受21に固定しているため、ステータ18は軸受21と一体
となって動き、かつ吸入管25により密閉ケース2に支持
されているために軸受21及びステータ18の自転運動を特
別な自転運動防止機構を設けなくとも抑制できる。又、
自転運動を与える大きな負荷トルクは、クランクシャフ
ト5の一回転中に常時かかるわけではないため、振動吸
収部25aにより、大きな負荷トルク時に生じる自転運転
を吸収して、軸受21及びステータ18の自転を防止しつつ
ねじり方向の振動を密閉ケース2に伝わらなくすること
ができ、密閉ケース2に溶接固定された配管の振動によ
り騒音が発生したり、配管折れといった問題を皆無に近
く少なくすることができる。又、密閉ケース2の振動が
大幅に減少することにより、マウントゴム15を介して圧
縮機1を設置しているベース(図示せず)に振動が伝わ
るものも防止でき、振動により生じるベースの音鳴等の
異常騒音の発生も防止することができる。さらにボール
19,22は、ステータ18の陥部18a内にある溝18bと外殻20
の凹部20a及び軸受21の溝21bと外殻24の凹部24aにより
円周方向にのみ可動し、軸方向には動きを抑制されてい
るため、ステータ18,軸受21が軸方向に動くことを防止
し、軸方向に動くことにより生じるモータ損失の増大等
をも防止できる。その上、ボール19はステータ18の陥部
18aに、ボール22は保持器23の孔23aに挿入されているこ
とにより、ボール19同士及びボール22同士が接触して異
常騒音を発生するといった問題も解消できる。
発明の効果 以上のように本発明は、密閉ケース内に電動圧縮要素
を固定収納した回転型圧縮機において、外周部に複数個
の転動体を配し、前記転動体を介して前記密閉ケースに
固定されるステータと、外周部に複数個の転動体を配
し、前記転動体を介して前記密閉ケースに固定される軸
受もしくはシリンダとを備えることにより、回転型圧縮
機の中心振動である冷媒圧縮時に生じる電動圧縮要素の
ねじり方向の振動を、ステータ及び軸受もしくはシリン
ダを、外周部に設けた転動体により密閉ケースに対して
フリー状態とすることで、密閉ケースに伝わるのを防止
し、密閉ケースに固定された配管が振動することにより
生じる騒音の発生や配管折れといった問題を皆無に近く
少なくすることができるものである。さらに、圧縮機を
設置した際にも、密閉ケースの振動が大幅に減少してい
ることにより、設置するベースの圧縮機の振動に生じる
音鳴等の異常騒音の発生も防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回転型圧縮機のステー
タの縦断面図、第2図は同圧縮機の軸受付近の縦断面
図、第3図は同圧縮機の軸受の縦断面図、第4図は同圧
縮機の保持器の展開斜視図、第5図は同圧縮機の横断面
図、第6図は従来の回転型圧縮機の横断面図である。 2……密閉ケース、18……ステータ、19……ボール、21
……軸受、22……ボール、25……吸入管、25a……振動
吸収部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に複数個の転動体を配置したステー
    タと、外周部に複数個の転動体を配置した軸受もしくは
    シリンダと、前記ステータ及び軸受もしくは、シリンダ
    を前記転動体を介して固定する密閉ケースとを備えた回
    転型圧縮機。
JP5195088A 1988-03-04 1988-03-04 回転型圧縮機 Expired - Lifetime JP2574368B2 (ja)

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JP5195088A JP2574368B2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04 回転型圧縮機

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JPH01227892A JPH01227892A (ja) 1989-09-12
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JP7117607B2 (ja) * 2017-09-04 2022-08-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 圧縮機
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