JP2573947Y2 - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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JP2573947Y2
JP2573947Y2 JP1990061887U JP6188790U JP2573947Y2 JP 2573947 Y2 JP2573947 Y2 JP 2573947Y2 JP 1990061887 U JP1990061887 U JP 1990061887U JP 6188790 U JP6188790 U JP 6188790U JP 2573947 Y2 JP2573947 Y2 JP 2573947Y2
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JP1990061887U
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Inventor
宗二 紀平
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住友電装 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、U字状スロットからなる圧接刃を有し、被
覆のままの電線を圧入して、電線導体とその圧接刃を導
通接続させる圧接端子に関するものである。
「従来の技術」 圧接端子は、第2図参照、上方開口のU字状スロット
1からなる板体の圧接刃2を有し、そのU字状スロット
1に被覆のままの電線4を圧入して被覆を切り込み、U
字状スロット1の縁部と電線導体5を圧接させて導通接
続する構造を有し、その圧接刃2は第2図(B)(C)
のように、端子の底板6の一部を切り抜いて引き起し、
底板6に対して90°曲げした板材曲げの形状になってい
る。
そして、その圧接刃2の板板の上端両側をフランジ部
3になして外方突出させると共に、フランジ部3の下端
をU字状スロット1の縦中心線8に対して直交する保持
部11となし、その保持部11を端子側壁9の上端10に重ね
合せると共に、そのフランジ部3は端子側壁9のポケッ
ト15に挿入され、立設姿勢の安定を図る構造になってい
る。
「考案が解決しようとする課題」 以上の圧接刃2は、電線4を圧入するとき大きな圧入
力を受けるものの、前記のフランジ部3と端子側壁9の
係合によって下方変位を拘束した剛構造の立設姿勢とな
っているので、圧入抵抗が大きい太径電線や撚り線導体
の場合には、その大きな圧入抵抗力が電線導体5と圧接
刃2との間にダイレクトに顕出して、第2図(D)のよ
うに導体5の素線配列崩れや、撚り線の撚り崩れ(ほぐ
れ)の不良素線7を生じて、圧接不安定となることがあ
る。
本考案は、以上の従来手段の難点を解消する圧接端子
を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本考案の圧接端子は、端子
底部の一部を切り抜いて引き起した立設板体に、上方開
口のU字状スロットを設けた圧接刃を有する圧接端子に
おいて、 該圧接刃の上端外側両縁を「下縁が上方拡がりのテー
パー縁をなす外方突出のフランジ部」になして、該テー
パー縁の下端と端子側壁の上端を係合構成し、さらに、
該端子側壁と圧接刃の両縁間に撓用クリヤランスを設け
ると共に、前記U字状スロットの底は前記端子側壁の下
端より下方に位置し、前記U字状スロットに電線を挿入
圧接した状態において、前記U字状スロットが、先端す
ぼみにして上下方向中間膨大の溝形状を呈する柔構造圧
接刃に構成した構造」になっている。
「作用」 以上の構成の本考案の圧接端子は、端子板材の一部を
切り抜いて引き起された圧接刃の上端のフランジ部下縁
が上方拡がりのテーパー縁をなし、そのテーパー縁の下
端部位が端子側壁の上端と係合し、さらに、その圧接刃
の左右に撓用クリヤランスを有するので、先端自由端と
して端子底面と接合曲げ部位を下端となす立設姿勢の圧
接刃は、下方と左右変位可能の板状弾性梁の柔構造とな
る。
従って、大きな電線圧入力による押し下げ力をU字状
スロットに受けると、圧接刃は下端の接合曲げ部位で座
屈して下降変位をなし、その下降作用に連動して前記テ
ーパー縁が端子側壁と係合してU字状スロットを「先端
すぼみにして中間膨大の溝形」に変形作用するので、電
線圧入力の一部がその変形作用に吸収されて電線導体と
U字状スロットの過大圧接を緩和し、その中間膨大先す
ぼみ形状を呈したU字状スロットに、電線導体が素線姿
勢を崩すことなく円滑に収容されると共に、その変形に
伴うU字状スロットの弾性反力を受けて安定した状態で
圧接される作用がある。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。本考案一実
施例を示す第1図を参照して、第2図(A)の圧接刃2
と同様に、端子底板6の一部を切り抜いて概ね垂直に引
き起した板材にして、上方開口のU字状スロット1から
なる圧接刃2を有する圧接端子において、圧接刃2の上
端部分の左右両縁は左右突出のフランジ部3になると共
に、そのフランジ部3の下縁が上方拡がりのテーパー縁
12に形成され、そのテーパー縁12の下端13(テーパー起
点)が端子側壁9の上端10と「接触するか極めて近接し
た状態」となって係合すると共に、U字状スロット1の
底が端子側壁9の下端より若干下に位置し、さらに、圧
接刃2は端子側壁9との間に撓用クリヤランス14を有し
て下方と左右方向に変形し得る柔構造に形成されてい
る。なお、圧接刃2は第2図(A)に示す従来物と同様
に、端子側壁9に形成したポケット15にフランジ部3を
挿入しており、圧接刃2は倒れないように立設姿勢が規
制されている。
以上の構成の圧接刃2は、U字状スロット1に太径電
線や撚り線導体の大きな圧入力を要する電線が圧入され
ると、その圧入力がU字状スロット1に加わって圧接刃
2を押し下げるので、第1図(C)のように、その押し
下げ力Fによって、圧接刃2の下端に当る端子底板6の
曲成部位7が図示実線のように座屈して圧接刃2を下降
させる。そして、その下降変位に伴って第1図(B)の
ように、テーパー縁12が端子側壁9に食い込んで、U字
状スロット1を「先すぼみにして中間膨出」の形状に変
形させ、電線導体5をその膨出部分に円滑に収容する。
そして、圧入される電線導体5は、その圧入力が圧接刃
2の変形に吸収されてU字状スロット1との過大圧接が
緩和され、導体素線の撚り崩れや配列崩れが低減防止さ
れると共に、そのU字状スロット1内の導体5は、その
膨出変位の弾性反力を受けてU字状スロット1の縁部と
安定した圧接状態を維持することができる。
「考案の効果」 以上の説明のとおり、本考案の圧接端子は、圧入力が
大きい太径電線や撚り線導体の場合も、導体素線の崩れ
を低減防止して安定した圧接状態を確保し、圧接端子の
電気的性能の安定向上を図る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案一実施例の圧接端子を示し、(A)はそ
の圧接刃の正面図、(B)はその圧接刃の作用状態の正
面図、(C)はその圧接刃の側面図、第2図:従来の圧
接端子を示し、(A)はその斜視図、(B)はその圧接
刃の正面図、(C)はその圧接刃の側面図、(D)はそ
の圧接刃の使用状態の正面図 主な符号、1:U字状スロット、2:圧接刃、3:フランジ
部、4:電線、5:導体、6:端子底板、9:端子側壁、10:端
子側壁の上端、12:テーパー縁、14:撓用クリヤランス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子底部の一部を切り抜いて引き起した立
    設板体に、上方開口のU字状スロットを設けた圧接刃を
    有する圧接端子において、 該圧接刃の上端外側両縁を「下縁が上方拡がりのテーパ
    ー縁をなす外方突出のフランジ部」になして、該テーパ
    ー縁の下端と端子側壁の上端を係合構成し、さらに、該
    端子側壁と圧接刃の両縁間に撓用クリヤランスを設ける
    と共に、前記U字状スロットの底は前記端子側壁の下端
    より下方に位置し、前記U字状スロットに電線を挿入圧
    接した状態において、前記U字状スロットが、先端すぼ
    みにして上下方向中間膨大の溝形状を呈する柔構造圧接
    刃に構成したことを特徴とする圧接端子。
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