JP2573909B2 - 電子時計 - Google Patents
電子時計Info
- Publication number
- JP2573909B2 JP2573909B2 JP8673494A JP8673494A JP2573909B2 JP 2573909 B2 JP2573909 B2 JP 2573909B2 JP 8673494 A JP8673494 A JP 8673494A JP 8673494 A JP8673494 A JP 8673494A JP 2573909 B2 JP2573909 B2 JP 2573909B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- secondary battery
- switching element
- voltage
- generator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充電可能な電源を有す
る電子時計の発電効率及び充電効率の改良に関する。
る電子時計の発電効率及び充電効率の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来例を示す。太陽電池1の電気
エネルギーは順方向のダイオード2を介して二次電池3
に流れるになっている。この場合、タイオード2は、太
陽電他1の電位が二次電池3よりも低いときに、二次電
池3から太陽電池1に流れる電流(ロス電流)を防止す
るために設けられた逆流防止用のダイオードである。電
池電圧検出回路4は二次電池3が充電され過ぎてその電
圧が過充電防止電圧(例えば2.4V)になると、その
出力により、太陽電池1に対して並列接続されているM
OSトランジスタ5をONさせ、太陽電池1を短絡して
放電回路を形成し、太陽電池1の電位を下げて過充電を
防止するものである。
エネルギーは順方向のダイオード2を介して二次電池3
に流れるになっている。この場合、タイオード2は、太
陽電他1の電位が二次電池3よりも低いときに、二次電
池3から太陽電池1に流れる電流(ロス電流)を防止す
るために設けられた逆流防止用のダイオードである。電
池電圧検出回路4は二次電池3が充電され過ぎてその電
圧が過充電防止電圧(例えば2.4V)になると、その
出力により、太陽電池1に対して並列接続されているM
OSトランジスタ5をONさせ、太陽電池1を短絡して
放電回路を形成し、太陽電池1の電位を下げて過充電を
防止するものである。
【0003】なお6は、二次電池3の電気エネルギーで
駆動される発振回路・分周回路よりなる周知の時計回路
である。また7は、時刻を表示する表示装置である。電
池電圧検出回路4は常時動作させていると大きな電力を
消費するため、一定周期(例えば1秒)で間欠駆動す
る。
駆動される発振回路・分周回路よりなる周知の時計回路
である。また7は、時刻を表示する表示装置である。電
池電圧検出回路4は常時動作させていると大きな電力を
消費するため、一定周期(例えば1秒)で間欠駆動す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では二次電池3に図3に示すような充電内部抵抗が存
在するため、太陽電池1に光が照射していると、電圧検
出回路4は図4に示すように過充電防止電圧V1に達し
ていると誤判断し、時間t1よりMOSトランジスタ5
を短絡してしまい、次の電圧サンプリング時間までその
状態を持続する。すると二次電池電圧は図4に示すよう
にV2まで急激に電圧が低下し、時計回路の誤動作や、
表示不良を発生してしまう。
術では二次電池3に図3に示すような充電内部抵抗が存
在するため、太陽電池1に光が照射していると、電圧検
出回路4は図4に示すように過充電防止電圧V1に達し
ていると誤判断し、時間t1よりMOSトランジスタ5
を短絡してしまい、次の電圧サンプリング時間までその
状態を持続する。すると二次電池電圧は図4に示すよう
にV2まで急激に電圧が低下し、時計回路の誤動作や、
表示不良を発生してしまう。
【0005】また、図8に示すように、永久磁石とコイ
ルによりなる交流発電機等では、MOSトランジスタ5
のドレイン・ソース間に寄生ダイオード51が形成され
ていることにより、スイッチング素子5が短絡されてい
ないときにも逆方向に交流発電機に電流が流れ、交流発
電機に逆起電力が発生するため、発電効率が落ちてしま
うという課題があった。
ルによりなる交流発電機等では、MOSトランジスタ5
のドレイン・ソース間に寄生ダイオード51が形成され
ていることにより、スイッチング素子5が短絡されてい
ないときにも逆方向に交流発電機に電流が流れ、交流発
電機に逆起電力が発生するため、発電効率が落ちてしま
うという課題があった。
【0006】本発明の目的は、上記課題を解決し、交流
発電装置からリミッタ防止MOSトランジスタを経由し
ての逆流による交流発電装置の逆起電力発生を防止し、
二次電池から交流発電装置への逆流を防止し、発電ロス
及び二次電池の充電ロスを防止し、発電効率と充電効率
を向上する電子時計をもたらすことにある。
発電装置からリミッタ防止MOSトランジスタを経由し
ての逆流による交流発電装置の逆起電力発生を防止し、
二次電池から交流発電装置への逆流を防止し、発電ロス
及び二次電池の充電ロスを防止し、発電効率と充電効率
を向上する電子時計をもたらすことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子時計は、交
流発電手段と、該交流発電手段により充電される電源
と、該電源により駆動される時計回路とを備えた電子時
計において、前記交流発電手段と前記電源との間に直列
に、前記交流発電手段の交流出力を整流する第1の逆流
防止手段と、前記交流発電手段による発電電圧が前記電
源の耐電圧を超過しないよう前記交流発電手段を短絡制
御するスイッチング素子と、前記交流発電手段と前記ス
イッチング素子との間に直列に、前記スイッチング素子
を介して前記交流発電手段の逆流を防止する第2の逆流
防止手段と、を備えたことを特徴とする。
流発電手段と、該交流発電手段により充電される電源
と、該電源により駆動される時計回路とを備えた電子時
計において、前記交流発電手段と前記電源との間に直列
に、前記交流発電手段の交流出力を整流する第1の逆流
防止手段と、前記交流発電手段による発電電圧が前記電
源の耐電圧を超過しないよう前記交流発電手段を短絡制
御するスイッチング素子と、前記交流発電手段と前記ス
イッチング素子との間に直列に、前記スイッチング素子
を介して前記交流発電手段の逆流を防止する第2の逆流
防止手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す電子腕時計にお
ける回路ブロックである。なお図1において、図2に示
したものと同一のものは同一符号をもって示し、その説
明を省略する。
ける回路ブロックである。なお図1において、図2に示
したものと同一のものは同一符号をもって示し、その説
明を省略する。
【0009】電池電圧検出回路9は、一定周期(例えば
1秒)で間欠駆動し、二次電池3が充電され過ぎてその
電圧が過充電防止電圧(例えば2.4V)になると、そ
の出力によりMOSトランジスタ5をONさせ、太陽電
池1の電気エネルギーによりLED(発光ダイオード)
8を点燈させる。従って、MOSトランジスタ5とLE
D8が太陽電池1を短絡して放電回路を形成することに
なり、太陽電池1の電位を下げて過充電を防止すること
ができる。ここで、電池電圧検出回路9が二次電池3の
電圧を測定するときには常にMOSトランジスタ5をO
Nし、太陽電池1の出力の影響を無くし、正確な二次電
池3の出力電圧を測定するように構成した。
1秒)で間欠駆動し、二次電池3が充電され過ぎてその
電圧が過充電防止電圧(例えば2.4V)になると、そ
の出力によりMOSトランジスタ5をONさせ、太陽電
池1の電気エネルギーによりLED(発光ダイオード)
8を点燈させる。従って、MOSトランジスタ5とLE
D8が太陽電池1を短絡して放電回路を形成することに
なり、太陽電池1の電位を下げて過充電を防止すること
ができる。ここで、電池電圧検出回路9が二次電池3の
電圧を測定するときには常にMOSトランジスタ5をO
Nし、太陽電池1の出力の影響を無くし、正確な二次電
池3の出力電圧を測定するように構成した。
【0010】MOSトランジスタ5のゲート電圧は、図
5のタイミングチャートに示すように、1秒に1回10
msecの間Vss電圧となる。この10msecの間
が電池電圧の検出時間であり、この間MOSトランジス
タ5はONされ、太陽電池1の発電エネルギーはMOS
トランジスタ5とLED8を通って消費され、二次電池
3には流れないため、二次電池3の正確な出力電圧を測
定することが可能となる。
5のタイミングチャートに示すように、1秒に1回10
msecの間Vss電圧となる。この10msecの間
が電池電圧の検出時間であり、この間MOSトランジス
タ5はONされ、太陽電池1の発電エネルギーはMOS
トランジスタ5とLED8を通って消費され、二次電池
3には流れないため、二次電池3の正確な出力電圧を測
定することが可能となる。
【0011】以上のように構成された充電回路におい
て、LED8を図6、図7に示すよう時計の文字板11
から見える構造にした。ここで7aは時針、7bは秒
針、7cは分針、10はリューズ、11は文字板、12
は外装ケース、13は裏ブタ、14は時計ムーブメント
を示す。これによりLED8は太陽電池1に光が当って
いるときはいつも1秒周期で点滅し、充電が行なわれて
いることを示すインジゲータとなる。又、過充電電圧に
達すると太陽電池に光が当っている間は常時点燈するた
め、充電完了を示すインジケーターとなり、電子腕時計
のユーザーにとってきわめて便利な充電状況の告知装置
となっている。
て、LED8を図6、図7に示すよう時計の文字板11
から見える構造にした。ここで7aは時針、7bは秒
針、7cは分針、10はリューズ、11は文字板、12
は外装ケース、13は裏ブタ、14は時計ムーブメント
を示す。これによりLED8は太陽電池1に光が当って
いるときはいつも1秒周期で点滅し、充電が行なわれて
いることを示すインジゲータとなる。又、過充電電圧に
達すると太陽電池に光が当っている間は常時点燈するた
め、充電完了を示すインジケーターとなり、電子腕時計
のユーザーにとってきわめて便利な充電状況の告知装置
となっている。
【0012】なお本実施例においては、発電装置として
太陽電池を用いているが、発電するものであれば何でも
良く、永久磁石とコイルより成る発電機でも、外部磁界
により誘起電圧を発生させるためのコイルのみでも、ピ
エゾ効果を利用した発電機でも良い。また、電源の二次
電池としては充電可能ならば銀電池でもリチウム電池で
もNi−Cd電池でもコンデンサーでも何でも良い。
太陽電池を用いているが、発電するものであれば何でも
良く、永久磁石とコイルより成る発電機でも、外部磁界
により誘起電圧を発生させるためのコイルのみでも、ピ
エゾ効果を利用した発電機でも良い。また、電源の二次
電池としては充電可能ならば銀電池でもリチウム電池で
もNi−Cd電池でもコンデンサーでも何でも良い。
【0013】また、時計用の表示装置としては時刻のわ
かるものなら何でも良く、アナログ表示でもデジタル表
示でもかまわない。又、LED8をMOSトランジスタ
5と直列に接続しているが、LED8は電流を流して発
光するものが良い。また、インジケータとして使わない
ならダイオードでも良い。
かるものなら何でも良く、アナログ表示でもデジタル表
示でもかまわない。又、LED8をMOSトランジスタ
5と直列に接続しているが、LED8は電流を流して発
光するものが良い。また、インジケータとして使わない
ならダイオードでも良い。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電子時計
は、交流発電手段と電源との間に直列に、前記交流発電
手段の交流出力を整流する第1の逆流防止手段と、前記
交流発電手段とスイッチング素子との間に直列に、前記
スイッチング素子を介して前記交流発電手段の逆流を防
止する第2の逆流防止手段とを備えたことにより、交流
発電手段からスイッチング素子を介しての交流発電手段
の逆起電力発生を防止するとともに、二次電池から交流
発電手段への逆流及び二次電池のスイッチング素子を介
しての短絡を防止し、発電ロス及び二次電池の充電ロス
を防止し、発電効率と充電効率を向上するという効果を
有する。
は、交流発電手段と電源との間に直列に、前記交流発電
手段の交流出力を整流する第1の逆流防止手段と、前記
交流発電手段とスイッチング素子との間に直列に、前記
スイッチング素子を介して前記交流発電手段の逆流を防
止する第2の逆流防止手段とを備えたことにより、交流
発電手段からスイッチング素子を介しての交流発電手段
の逆起電力発生を防止するとともに、二次電池から交流
発電手段への逆流及び二次電池のスイッチング素子を介
しての短絡を防止し、発電ロス及び二次電池の充電ロス
を防止し、発電効率と充電効率を向上するという効果を
有する。
【図1】本実施例を示す回路ブロック図。
【図2】従来例を示す回路ブロツク図。
【図3】二次電池の等価回路図。
【図4】二次電池の充電電圧特性図。
【図5】電池電圧検出回路図。
【図6】本実施例を示す腕時計の外観図。
【図7】本実施例を示す腕時計の断面図。
【図8】従来例を示す回路図。
【符号の説明】 1・・・太陽電池 2・・・ダイオード 3・・・二次電池 4・・・電池電圧検出回路 5・・・MOSトランジスタ 6・・・時計回路 7・・・表示装置 8・・・LED(発光ダイオード) 9・・・電池電圧検出回路 10・・リユーズ 11・・文字板 12・・外装ケース 13・・裏ブタ 14・・時計ムーブメント
Claims (1)
- 【請求項1】交流発電手段と、 該交流発電手段により充電される電源と、 該電源により駆動される時計回路とを備えた電子時計に
おいて、 前記交流発電手段と前記電源との間に直列に、前記交流
発電手段の交流出力を整流する第1の逆流防止手段と、 前記交流発電手段による発電電圧が前記電源の耐電圧を
超過しないよう前記交流発電手段を短絡制御するスイッ
チング素子と、 前記交流発電手段と前記スイッチング素子との間に直列
に、前記スイッチング素子を介して前記交流発電手段の
逆流を防止する第2の逆流防止手段と、 を備えたことを特徴とする電子時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8673494A JP2573909B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 電子時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8673494A JP2573909B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 電子時計 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60076006A Division JPH0740772B2 (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 電子腕時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06324166A JPH06324166A (ja) | 1994-11-25 |
JP2573909B2 true JP2573909B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=13895062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8673494A Expired - Lifetime JP2573909B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 電子時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573909B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104300647A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-01-21 | 广西师范学院 | 一种便携充电宝 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0891038B1 (en) * | 1996-11-13 | 2006-01-11 | Seiko Epson Corporation | Power supply device and portable electronic equipment |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP8673494A patent/JP2573909B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104300647A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-01-21 | 广西师范学院 | 一种便携充电宝 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06324166A (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |