JP2573375Y2 - ディーゼル機関車用無線アンテナ装置 - Google Patents

ディーゼル機関車用無線アンテナ装置

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JP2573375Y2
JP2573375Y2 JP1992015499U JP1549992U JP2573375Y2 JP 2573375 Y2 JP2573375 Y2 JP 2573375Y2 JP 1992015499 U JP1992015499 U JP 1992015499U JP 1549992 U JP1549992 U JP 1549992U JP 2573375 Y2 JP2573375 Y2 JP 2573375Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ディーゼル機関車を
無線操縦する場合に用いられるディーゼル機関車用無線
アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関車に台車を連結し、オペ
レータが台車の先頭に乗り、他の台車を連結する場合が
ある。つまり、ディーゼル機関車をワンマン運転しよう
とするする場合、ディーゼル機関車の台車を連結した上
で進行方向を確認しながら運転するため、オペレータが
台車の先頭にのる。この場合、オペレータが機関車に乗
らないので、無線によりディーゼル機関車を操縦してい
る。
【0003】図2(A)は、機関車10に複数の台車
1、2、3を連結し、オペレータ4が最端の台車3の先
頭に乗り、機関車10を無線操縦している様子を示して
いる。ディーゼル機関車10のアンテナ方式は、2通り
あり、同図(B)或いは(C)に示すような方式であ
る。同図(B)及び(C)の方式は、アンテナ11と1
2を機関車10のレール方向に対して、前後に取り付
け、アンテナ11の指向方向を第1の方向A、アンテナ
12の指向方向を第2の方向B(第1の方向とは正反
対)に向けている。これは、同図(A)の状態でのみ使
用されるとは限らず、図の状態とは反対側である機関車
10の他方側に台車が連結されて使用されることがあ
り、このときのオペレータの無線機からの電波は、方向
Bから到来するからである。
【0004】図2(B)の方式では、アンテナ11、1
2から到来する高周波を、結合器21に導入し、合成し
て受信機22に導いている。また図2(C)の方式で
は、アンテナ11、12から到来する高周波を、選択回
路31の第1、第2入力端に導き、受信状態のよいアン
テナ出力を選択して受信機32に導いている。
【0005】図2(B)のアンテナ方式によると、電波
の到来方向とアンテナの指向性の関係で、受信入力レベ
ルの大きいアンテナ出力と、小さいアンテナ出力との合
成出力が平滑化されて受信機に入力されることになる。
またこのとき合成による結合損失も生じている。このた
めに、受信機は、機関車の走行によって生じる受信入力
の変動(フェージング)をほぼダイレクトに受けてい
る。よって、周囲条件によっても異なるが、ある程度の
通達距離になると、フェージングの影響をおさえ切れ
ず、通達限界となり、遠隔制御が不安定となる。
【0006】図2(C)のアンテナ方式では、通常は電
波到来方向の指向性をもつアンテナ1本で受信してい
る。先の方式に比べて合成によるアンテナ結合損が無い
分、受信効率はよいが、フェージングにより受信入力レ
ベルが低下した場合、一方のアンテナから他方のアンテ
ナに切り替わるが、切り替わっても指向性が異なってい
るので平均受信レベルが低い。よってすぐに元の一方の
アンテナに切り替わってしまうような受信レベルとなっ
てしまう。アンテナ切り換えは、受信レベルを監視する
ことにより自動切り換えが可能であるが、フェージング
により受信入力レベルが低下したときに、切り換え頻度
が多くなる。そしてある程度の通達距離(車両連結数)
までいくと、通達限界となり、遠隔制御が不安定とな
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記したように従来の
機関車の操縦のためのアンテナ方式は、2本のアンテナ
を用いているにもかかわらず、その有効利用が得られて
いない。そこでこの考案は、受信効率を向上し、遠隔制
御の信頼性を向上することができるディーゼル機関車用
無線アンテナ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、機関車のレ
ール方向の一方と他方のそれぞれにレール方向へ双方向
の指向性をもつアンテナを設置し、各双方向指向性アン
テナの出力を受信入力レベルの大きい方を選択する選択
回路に供給し、この選択回路で選択された出力を受信機
に導く構成とするものである。
【0009】
【作用】上記の手段により、常に2本のアンテナにより
無線が受信されるようになり、受信入力レベルの高い受
信状態の良いものが選択されるので、受信状態の安定化
を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図1はこの考案の一実施例である。100
はディーゼル機関車であり、この機関車100には、受
信機101が搭載されている。受信機101へのアンテ
ナ入力は、選択回路102から導入されている。選択回
路102は、2つのアンテナ端子を有し、それぞれには
機関車のレール方向の一方と他方に設置された第1と第
2のアンテナ103、104からのアンテナ出力が導入
されている。選択回路102は、例えば受信機103で
得られている中間周波のレベルを検出し、このレベルが
あるしきい値以下になると、アンテナ切り換え信号を発
生し、受信機103へ導入するアンテナ経路を切り換え
るようになっている。
【0012】ここでアンテナ103と104は、それぞ
れが双方向指向性を持つものである。従って、例えばア
ンテナ103の指向方向Aから電波が到来しているとき
に受信レベルが低下し、アンテナ104に切り替わった
としても、アンテナ104も指向方向Aを持つので、従
来の如く入力レベルが急激に低下することはない。また
アンテナ104で指向方向Bからの電波を受けていると
きに、アンテナ103側に切り替わったときも同様であ
る。このようにこの方式であると、フェージングによる
レベル低下を互いに補うように2本のアンテナを選択し
ており、ダイバーシティー効果を十分に得られる。使用
電波の強度を従来と同一出力で用いても通達距離(車両
連結数)が伸び、受信状態の信頼性、遠隔制御の信頼性
を向上できる。
【0013】
【考案の効果】上記したようにこの考案によれば、受信
効率を向上し、受信状態を安定化し遠隔制御の信頼性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す構成説明図。
【図2】従来のディーゼル機関車のアンテナ方式を説明
するために示した説明図。
【符号の説明】
100…ディーゼル機関車、101…受信機、102…
選択回路、103、104…アンテナ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 1/00 - 23/34 H04B 7/10 B61C 17/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関車のレール方向の一方と他方のそれぞ
    れにレール方向へ双方向の指向性をもつアンテナを設置
    し、各双方向指向性アンテナの出力を受信入力レベルの
    大きい方を選択する選択回路に供給し、この選択回路で
    選択された出力を受信機に導く構成としたことを特徴と
    するディーゼル機関車用無線アンテナ装置。
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EP3439333B1 (en) * 2016-04-01 2020-04-01 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Train communication system

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