JP2573243B2

JP2573243B2 - 表示装置

Info

Publication number: JP2573243B2
Application number: JP62215334A
Authority: JP
Inventors: 佳正足立
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Toshiba Development and Engineering Corp
Priority date: 1987-08-31
Filing date: 1987-08-31
Publication date: 1997-01-22
Anticipated expiration: 2012-01-22
Also published as: JPS6459292A

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、Ｘ−Ｙマトリクス型液晶表示装置などの
表示装置に関し、特に表示パネルと駆動用集積回路素子
との接続構造の改良に関する。

（従来の技術）一般にＸ−Ｙマトリクス型液晶表示パネルでは、表示
画素の増加に伴ない電極端子の数が多くなる。このた
め、液晶表示パネルと駆動用集積回路素子との接続に
は、いわゆるテープオートメイテッドボンディング（TA
B）技術が利用されている。即ち、個々の駆動用集積回
路素子を、個別にフレキシブル基板に実装し、このフレ
キシブル基板の外部接続端子を表示パネルの電極端子に
接続している。

（発明が解決しようとする問題点）多数の電極端子を有する表示パネルを駆動する集積回
路素子としては、１つで多数の電極を駆動できるものが
好ましい。しかし、パッケージ技術等により集積回路素
子の電極端子数は無闇に多くできず、現状では駆動用集
積回路素子としては駆動電極本数が120程度のものが実
用に供されている。

いま、Ｘ−Ｙマトリクス型液晶表示パネルの画素数が
480（Ｘ方向）×220（Ｙ方向）とする。このような場合
には、Ｘ方向、Ｙ方向とも電極本数が多く、双方とも１
つの駆動用集積回路素子では駆動できない。このため、
例えばＹ方向では電極端子を120本と100本の２つの電極
端子群に分割し、２つの駆動用集積回路素子を用い、TA
B技術により表示パネルと駆動用集積回路素子とを接続
している。この際、120の駆動端子をもつ集積回路素子
を２つ用い、１つは120の外部接続端子を有するフレキ
シブル基板、もう１つは100の外部接続端子を有するフ
レキシブル基板（残り20の集積回路素子の駆動端子は利
用せず）を用いて表示パネルと接続している。

ところで、このような場合には、２種類のフレキシブ
ル基板が必要となり、フレキシブル基板の種別の管理が
必要となるほか、実装時に間違いが生じ易いという問題
がある。

なお、新規に110の駆動端子をもつ専用の駆動用集積
回路素子を作成すれば、上述の問題はなくなるが、生産
コストが高くなるという問題がある。特に集積回路素子
としては、特定機種に専用とするよりも、汎用とした方
が量産により低コストとすることができる。このため、
Ｙ方向では220本の電極を有する表示パネルのみなら
ず、230本、240本等種々の表示パネルにも利用できるこ
とが望ましい。このため、上述の如く、例えば120の駆
動端子をもつ集積回路素子を２つ用い、異なるフレキシ
ブル基板を用いることが一般的である。

本発明は、表示パネルに駆動用集積回路素子を実装す
る際に、専用の駆動用集積回路素子ではなく、他機種に
も利用可能な汎用の駆動用集積回路素子が利用でき、し
かも複数種のフレキシブル基板を必要としない表示装置
を提供することを目的とする。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）本発明では、表示パネルは内部電極に接続されないダ
ミー電極端子を有し、また同一種類の駆動用集積回路素
子が実装された同一のフレキシブル基板を複数有し、こ
のうちの少くとも１つのフレキシブル基板の複数の外部
接続端子の一部は表示パネルのダミー電極端子に接続さ
れていることを特徴とする。

（作用）表示パネルに内部電極と接続されないダミー電極端子
を形成するので、フレキシブル基板は同一のものを利用
できる。ダミー電極端子と接続された駆動用集積回路素
子の駆動端子は、表示パネルの内部電極とは接続されな
いので何等支障を来たさない。しかも、ダミー電極端子
をフレキシブル基板の外部接続端子と接続するので、フ
レキシブル基板と表示パネルとの接続強度も大きくする
ことができ、信頼性が向上する。

（実施例）本発明を実施例を示す第１図を参照して詳細に説明す
る。

表示パネル１として、アクティブマトリクス型液晶表
示パネルを用いた。画素数は480（Ｘ方向：信号側）×2
20（Ｙ方向：走査側）である。液晶表示パネル１は、上
下一対の基板2,3間に液晶を挟持してなる。基板２はＸ
−Ｙマトリクス状に信号電極、走査電極が形成され、そ
の交点に薄膜トランジスタ（TFT）を介して画素電極が
設けられている。内部電極である信号電極、走査電極
は、図において基板２の上下および左に引出されて、電
極端子と接続されている。信号電極の電極端子５は基板
２の上下に240本ずつに分配して配置されている。また
走査電極の電極端子６は、基板２の左に配置され、120
本と100本の２つの電極端子群6a,6bに分割されている。
また、この電極端子6a,6bの下方に20個の走査電極と接
続されないダミー電極端子6cを備えている。このダミー
電極端子6cは、電極端子6a,6bと同一のピッチで形成さ
れている。これらの電極端子は同一プロセスで形成でき
るので、製造上何等の工程増加を招かない。

一方、走査用の駆動用集積回路素子7a,7bは120の駆動
電極数を有するもので、フレキシブル基板8a,8bに実装
されている。ここで、駆動用集積回路素子7a,7bは同一
のもの、またフレキシブル基板8a,8bも同一のものであ
る。フレキシブル基板8a,8bのインナーリード（図示せ
ず）は集積回路素子の電極端子と接続され、またアウタ
ーリード（外部接続端子）（図示せず）は液晶表示パネ
ル１の電極端子6a,6b,6cと接続される。集積回路素子7a
を実装したフレキシブル基板8aは、内部電極と接続され
た120個の電極端子6aと接続される。また、集積回路素
子7bを実装したフレキシブル回路基板8bは、内部電極と
接続された100個の電極端子6bと内部電極と接続されな
い20個のダミー電極端子6cの双方に接続される。

なお、特に詳細は説明しないが、信号用の駆動用集積
回路素子10a,10b,10c,10dをフレキシブル基板11a,11b,1
1c,11dに実装し、これを表示パネルの電極端子５に接続
する。この場合、120の駆動電極数を持つ集積回路素子
を４つ用いれば、丁度480本の内部電極が駆動できるの
で、走査電極端子のようにダミー電極端子は設けない。
また表示装置として動作させるには、図示しないがフレ
キシブル基板の表示パネルとの接続側の反対側より、更
に電源、コントロール信号、映像信号等が加えられる。

上述の実施例では、走査電極端子側にダミー電極端子
を付加したものを例にとり説明したが、本発明は信号電
極端子側にダミー電極を設けるものであってもよい。更
には、走査電極端子側、信号電極端子側の双方にダミー
電極を設けるものであってもよい。

［発明の効果］本発明によれば、同一の駆動集積回路素子および同一
のフレキシブル基板を利用しつつ、表示パネルに内部電
極と接続されないダミー電極端子を形成している。従っ
て、駆動集積回路素子は汎用性の高い同一のものを利用
でき、低コストとすることができる。また、フレキシブ
ル基板も同一であり、２種類使用する場合に比べ、種別
管理も不要で表示パネルとの接続の際の誤接続が生じな
い。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明の実施例の要部を示す図である。１……表示パネル 2,3……基板５……信号電極端子 6a,6b……走査電極端子 6c……ダミー電極端子 7a,7b……駆動用集積回路素子 8a,8b……フレキシブル基板

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の駆動用集積回路素子と、駆動用集積
回路素子を個別に実装する複数のフレキシブル基板と、
フレキシブル基板の外部接続端子と接続される複数の電
極端子を有する表示パネルとを備えた表示装置におい
て、表示パネルは内部電極に接続されないダミー電極端子を
有し、またフレキシブル基板は同一種類の駆動用集積回
路素子が実装された同一のフレキシブル基板を複数有
し、このうちの少くとも１つのフレキシブル基板の複数
の外部接続端子の一部は表示パネルのダミー電極端子に
接続されていることを特徴とする表示装置。