JP2573169B2 - ハーベスタ搭載用脱穀機 - Google Patents

ハーベスタ搭載用脱穀機

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JP2573169B2
JP2573169B2 JP20998795A JP20998795A JP2573169B2 JP 2573169 B2 JP2573169 B2 JP 2573169B2 JP 20998795 A JP20998795 A JP 20998795A JP 20998795 A JP20998795 A JP 20998795A JP 2573169 B2 JP2573169 B2 JP 2573169B2
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英美 袴田
薫 坂田
英尚 石田
恵治 太田
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーベスタに搭載
する脱穀機に関する。
【0002】
【従来の技術】ハーベスタに搭載する脱穀機において、
扱室の下側の選別室に設けた二番スロワの吐出口を扱室
内に連通させたものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
造のものは、二番スロワの吐出口の前面に扱胴が位置し
ており、二番スロワ内の吐出口部で二番物が詰まった場
合、扱胴が邪魔になって扱室内から上記詰まりを除去す
ることが極めて困難となる不具合がある。本発明の目的
は、上記従来の不具合を改善する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハーベスタ搭載用脱穀機は、扱室Aの一側
に穀稈搬送体6を張設し、扱室Aの下側から扱室Aの他
側に亘り選別室Bを配設し、該選別室B内の扱室A下側
には扱胴軸17と直交する方向に揺動すると共に穀稈搬送
体6側が被選別物の移送上手側となる揺動移送選別体21
を内装した脱穀機において、前記選別室Bには揺動移送
選別体21の移送終端側下方に配設した二番移送螺旋25の
終端に連通する二番スロワ26を設け、該二番スロワ26の
吐出口26a を扱室Aの前記穀稈搬送体6とは反対側に連
通する一方、脱穀機枠を扱室Aの供給口4及び排稈口8
より上方で左右機壁14,14 に扱胴16を内装軸架した扱室
側ケース1aと、前記選別室Bを形成する選別室側ケース
1bとに分割構成すると共に、扱室Aを挟んで前記穀稈搬
送体6と反対側で二番スロワ26の吐出口26a の上方部位
に扱胴軸17方向の回動支点Xを設け、上記扱室側ケース
1aを、前記回動支点X中心に上下回動自在に選別室側ケ
ース1bに支持し、上記扱室側ケース1aの上昇回動により
扱胴16を前記二番スロワ26の吐出口26a の前面から退避
すべく構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のハーベスタ搭載用脱穀機
の一実施例を図面に基づいて説明すると、1は走行装置
2を有する機台3上に搭載した脱穀機であって、その供
給口4側には供給台5を連設し、穀稈搬送体6は扱室A
の一側に形成した扱口7の上部にフィードチェン6aを、
下部に挟扼レール6bを取付けて構成してあり、排稈口8
の排出側には前記穀稈搬送体6と一連になった排藁搬送
体9が設けてあり、前記脱穀機1の後部にはエンジン10
と操縦部11と揚穀筒12上端の分配ホッパー12a の直下に
臨む受台12b とが設けてある。
【0006】また、前記脱穀機1の扱室Aは、供給口4
と排稈口8の上部の機壁14,14 及び着脱可能な受網15並
びに天板13等で形成されており、扱胴16は上記機壁14,1
4 に扱胴軸17により軸支されている。そして扱室Aの下
側から扱室Aの前記穀稈搬送体6と反対側部位に亘り選
別室Bを形成し、該選別室B内で前記受網15の下部から
排塵室18に亘る空間を、供給口4の下方に設けた横断流
ファン19と排塵室18の後端上部に設けた吸引ファン20と
により選別風路に構成し、受網15の下部には扱胴軸17と
直交する方向に揺動すると共に波型移送板と選別網21a
とからなる揺動移送選別体21を架設し、該揺動移送選別
体21により被選別物を前記穀稈搬送体6側から排塵室18
方向に揺動移送するように構成されている。
【0007】また、前記選別網21a の下方に一番受樋22
及び一番移送螺旋23を配設し、選別網21a の後方下部に
は二番受樋24及び二番移送螺旋25を配設し、二番移送螺
旋25の移送終端に連通して設けた二番スロワ26の吐出口
26a は、穀稈搬送体6とは反対側で扱室Aの後方上部に
連通している。また、脱穀機枠は、扱室Aの供給口4及
び排稈口8より上方で左右機壁14,14に扱胴16を軸架し
た扱室側ケース1aと、前記選別室Bを形成する選別室ケ
ース1bとに分割構成されていると共に、前記二番スロワ
26の吐出口26a の上方部位に扱胴軸17方向の回動支点X
を設け、上記扱室側ケース1aを、回動支点X中心に上下
回動自在に選別室側ケース1bに支持している。そして、
上記扱室側ケース1aを上方に回動させることによって、
前記二番スロワ26の吐出口26a の前面に対向位置してい
る扱胴16が上記吐出口26a の前面から退避するように構
成されている。
【0008】即ち、前記機壁14,14 及び天板13は供給口
4及び排稈口8の奥側後端と対応する部位で前後に分割
されて扱室側ケース1aに形成されており、天板13の分割
部は回動支点Xで蝶番37,37 により選別室B側の固定天
板13a に開閉可能に連結し、機壁14,14 の分割部は受金
38・・と蝶ボルト39,39 により着脱可能に螺着してあ
る。
【0009】次に、伝動装置について説明すると、前記
横断流ファン19の軸はエンジン10により駆動され、横断
流ファン19の軸に取付けたプーリー27と、カウンタプー
リー28,29 と、扱胴プーリー30と、二番移送螺旋プーリ
ー31とにベルト32を掛け回し、前記カウンタプーリー28
は一番移送プーリー33及び揺動プーリー34をベルト35に
より駆動し、フィードチェン6aはウォームとウォームギ
ヤ及び軸36を介して駆動され、前記吸引ファン20のプー
リー20aはカウンタプーリー29によりベルト29aを介し
て駆動される。
【0010】前述のハーベスタ搭載用脱穀機において、
供給台5上に載せた穀稈を持って穂側を供給口4に挿入
し、株元側を穀稈搬送体6の始端に供給して搬送する
と、扱胴16が脱穀処理し、脱穀物中の穀粒及び小さな藁
屑は受網15から揺動移送選別体21の移送板上に漏下
し、上記穀粒は揺動移送選別体21の選別網21a から漏下
すると共に風選されて一番受樋22に落入し、前記選別網
21a の終端から投擲されて風選された網上物中の二番物
は二番受樋24に落入して二番スロワ26に移送され、二番
スロワ26はそれを吐出口26a から扱室A内に還元する。
また、扱室Aの前記吐出口26a 側に形成された送塵口24
a から放出される排塵物は風選されて吸引ファン20によ
り機外に吸引排出される。
【0011】而して、扱室A内や二番スロワ26内の吐出
口26a 部に詰りを生じた時、又はかかる部分の点検整備
を行なう場合、前記供給台5を下降回動させて折畳んだ
状態になしてから前記蝶ボルト39,39 を抜き取ると共に
ベルト32を扱胴プーリー30から外し、扱室側ケース1aを
天板13の垂下部と一体なフィードチェン6aを持って上昇
回動すると、前記天板13、機壁14,14 及び扱胴16が一体
になって回動支点Xを中心に約180度回動して、第4
図に示す如く選別室側ケース1bの吸引ファン20寄りにあ
る排塵室18上部の固定天板13a 上に乗り、受網15が全面
露出すると共に、扱胴16が二番スロワ26の吐出口26a の
前面から完全に退避するから、この状態で扱室A内の詰
りの除去、及び開放した吐出口26a から二番スロワ26内
の詰まりの除去を行なうことができ、また点検整備も行
なうことができる。また扱室側ケース1aを上昇回動する
と前記送塵口24a も前面が開放され、送塵口24a 部の点
検整備も可能となる。
【0012】その際、長大でかつ多数の搬送突起を有す
るフィードチェン6aは、天板13及び扱胴16と共に上方へ
大きく退避しているので、該フィードチェン6aが点検整
備作業の障害になることがなく、しかも、前記搬送突起
が手や衣服に突き刺さることがない。また、扱室A及び
二番スロワ26等の点検整備が終わり、前記扱室側ケース
1aを下降回動させると、機壁14,14 の分割部が選別室側
ケース1bに接合し、受金38,38 がそれぞれ重合するから
前記蝶ボルト39,39 をねじ込んで締着する。
【0013】尚、図5は伝動機構及び蝶番37,37 の他の
例を示すものであって、カウンタプーリー29のV溝を3
段となし、前記ベルト32の上端を上記カウンタプーリー
29に掛け、該カウンタプーリー29と扱胴プーリー30にベ
ルト40を掛けて扱胴16を駆動するようになっており、扱
室A及び二番スロワ26等を点検整備する場合は上記ベル
ト40を外して行なう。
【0014】図6は第2番目の実施例におけるカウンタ
プーリー29のカウンター軸29b を天板13の分割部上に支
承して回動支点Xとしたものであって、点検整備時に扱
室側ケース1aを上昇回動させる時、ベルト40を外したり
掛けたりする必要がないものである。
【0015】図7は係脱装置の他の例を示すもので、扱
室側ケース1aの回動機構及び伝動機構は図6に示す例と
同一であり、前記機壁14,14 と固定機壁14a,14a との接
合部両側に支承板41,42 を固定し、選別室側ケース1bの
支承板42に傾斜部42a を設け、扱室側ケース1aの支承板
41に扱室側ケース1aが閉じた状態で前記傾斜部42a に重
合する係止腕43を突出させて設け、一方支承板42の傾斜
部42a には、下端が上記係止腕43の下面に係脱する折曲
部を有するアーム44を支点軸45で枢着し、該アーム44の
ボスに操作レバー46を突設してある。そして、アーム44
の折曲部は図7に実線で示すように係止腕43の先端を経
て中間点Cに係合する軌跡R1で回動し、前記中間点Cは
カウンター軸29b を中心として軌跡R2で回動する。従っ
て、操作レバー46の傾動という極めて簡単な操作により
アーム44と係止腕43を係脱することができると共に、一
旦係止すると、扱胴16に脱穀負荷がかかっても強固に係
止されて外れることがない。
【0016】図8は株元ガイド47の支持装置を示すもの
であって、該株元ガイド47の両端を昇降調節可能に支持
した取付アーム48の両端部を脱穀機1の外側に向けて屈
曲し、この屈曲部を前記機壁14,14 の浮き出しリブに螺
着してある。従って、扱室Aや二番スロワ26を点検整備
すべく扱室側ケース1aを上昇回動する時、前記取付アー
ム48a を把持して容易に持ち上げることができる。
【0017】図9及び図10は作業者用日除けを示すも
のであって、供給口4側の機壁14に支持パイプ49を固定
して立設し、該支持パイプ49の上部に作業者用日除け50
の支柱50a の下部を昇降可能に嵌挿して止着ボルト51に
て螺着すると共に、扱室側ケース1aを上昇回動するため
の取手52を固定してある。
【0018】
【発明の効果】本発明は、扱室側ケース1aを二番スロワ
26の吐出口26a の上方部位に配設した回動支点Xを中心
に上昇回動させて、扱胴16が二番スロワ26の吐出口26a
の前面から退避するように構成したことにより、二番ス
ロワ26内の先端部分で二番物が詰まっても、前面が開放
した吐出口26a から容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハーベスタの側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】脱穀機の側面図である。
【図4】脱穀機の扱室を開放した状態の斜視図である。
【図5】他の伝動装置を備えた脱穀機の斜視図である。
【図6】更に別の伝動装置を備えた脱穀機の側面図であ
る。
【図7】他の係止装置を備えた脱穀機の側面図である。
【図8】株元ガイド支持装置の斜視図である。
【図9】作業者用日除け支持部の側面図である。
【図10】同上斜視図である。
【符号の説明】
1 脱穀機 1a 扱室側ケース 1b 選別室側ケース 4 供給口 6 穀稈搬送体 8 排稈口 14 機壁 16 扱胴 17 扱胴軸 21 揺動移送選別体 25 二番移送螺旋 26 二番スロワ 26a 吐出口 A 扱室 B 選別室 X 回動支点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 吉田 英一 (56)参考文献 特開 昭58−220618(JP,A) 実開 昭56−55339(JP,U) 実開 昭52−25967(JP,U) 実開 昭58−62841(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室Aの一側に穀稈搬送体6を張設し、
    扱室Aの下側から扱室Aの他側に亘り選別室Bを配設
    し、該選別室B内の扱室A下側には扱胴軸17と直交する
    方向に揺動すると共に穀稈搬送体6側が被選別物の移送
    上手側となる揺動移送選別体21を内装した脱穀機におい
    て、前記選別室Bには揺動移送選別体21の移送終端側下
    方に配設した二番移送螺旋25の終端に連通する二番スロ
    ワ26を設け、該二番スロワ26の吐出口26a を扱室Aの前
    記穀稈搬送体6とは反対側に連通する一方、脱穀機枠を
    扱室Aの供給口4及び排稈口8より上方で左右機壁14,1
    4に扱胴16を内装軸架した扱室側ケース1aと、前記選別
    室Bを形成する選別室側ケース1bとに分割構成すると共
    に、扱室Aを挟んで前記穀稈搬送体6と反対側で二番ス
    ロワ26の吐出口26a の上方部位に扱胴軸17方向の回動支
    点Xを設け、上記扱室側ケース1aを、前記回動支点X中
    心に上下回動自在に選別室側ケース1bに支持し、上記扱
    室側ケース1aの上昇回動により扱胴16を前記二番スロワ
    26の吐出口26a の前面から退避すべく構成したことを特
    徴とするハーベスタ搭載用脱穀機。
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