JP2572725Y2 - 時計用回転飾り - Google Patents

時計用回転飾り

Info

Publication number
JP2572725Y2
JP2572725Y2 JP1993070250U JP7025093U JP2572725Y2 JP 2572725 Y2 JP2572725 Y2 JP 2572725Y2 JP 1993070250 U JP1993070250 U JP 1993070250U JP 7025093 U JP7025093 U JP 7025093U JP 2572725 Y2 JP2572725 Y2 JP 2572725Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotation
pulse
rotating
decorative body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993070250U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0741489U (ja
Inventor
義典 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP1993070250U priority Critical patent/JP2572725Y2/ja
Publication of JPH0741489U publication Critical patent/JPH0741489U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572725Y2 publication Critical patent/JP2572725Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、置時計などの時計体に
組み込む回転飾りに関するものであり、なお詳しくは、
同一回転軸を有する2個の装飾体が設けられる2重回転
飾りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、時計体においては、振り子に替え
て動きを見せる装飾体が用いられることがあり、例えば
垂直な回転軸により装飾体を往復回転させ、動きを見せ
て装飾効果を高めるとともに、時計としての雰囲気を強
調することがある。また、装飾効果を高めるため、回転
軸を2本とし、この回転軸を同軸としつつ各回転軸に各
々装飾体を取り付け、2個の装飾体を互いに逆方向に往
復回転させるようにしているものがある(例えば実公昭
60−33427号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】時計体に用いる回転飾
り等は、時計体に組み込むものであるために駆動部を小
型に形成することが要求され、小型の駆動部内に回転伝
達機構を組み込む故、装飾体の動きが比較的単純である
にも拘わらず、駆動部の機構が複雑となることがある。
【0004】また、装飾体の動きに変更を加える場合、
伝達機構を組み直す必要が生じることもあり、商品に合
わせて動作の変更を行うことが困難な欠点もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、2本の回転軸
を同軸に配置した回転飾りにおいて、正逆回転可能なス
テッピングモータを2個設け、各モータから各回転軸に
各々別個に回転速度を減速して伝達する減速歯車列を設
けて回転駆動部とし、両ステッピングモータを駆動する
駆動制御回路と駆動制御回路が各モータに出力するパル
ス数をカウントするパルスカウンタと、モータの回転速
度及び回転方向の制御を切り換え設定する切り換えため
のスイッチを複数個有する設定スイッチ回路を設け、前
記駆動制御回路は設定スイッチ回路からの信号と前記パ
ルスカウンタからの信号に応答して前記第1モータ及び
第2モータの正逆回転を制御する駆動制御回路とする。
【0006】
【作 用】本考案は、同軸に配置された2本の回転軸
と、両回転軸へ回転を伝達する数個の歯車列と、2個の
ステッピングモータで回転駆動部を構成している故、駆
動機構を小さくすることができる。また、2本の回転軸
を各々別個のモータで回転させる故、2個の装飾体に異
なる動きをさせることが容易である。
【0007】そして、駆動制御回路により各ステッピン
グモータを駆動制御するとともに、駆動制御回路から出
力するパルス信号のパルス数をカウントするパルスカウ
ンタを設けている故、パルスカウンタにより出力パルス
数、すなわちモータの回転量を検出することができ、モ
ータが一定量回転する毎に制御回路により制御を切り換
えることができる。
【0008】また、回転速度や回転方向制御を切り換え
る切り換えスイッチを設けた設定スイッチ回路を有して
いる故、回転飾りの回転速度や回転方向の設定切り換え
を行うことができる。
【0009】
【実施例】本考案に係る時計用回転飾りの実施例は、図
1に示すように、回転軸を同軸とした2個の装飾体11,2
1を回転させるものであり、この第1装飾体11及び第2
装飾体21を駆動する回転駆動部は、図2に示すように、
2個のステッピングモータ17,27を用いて各モータ17,27
から各々別個の減速歯車列15,25により同軸に配置した
回転軸13,23を回転させるものである。
【0010】このステッピングモータは、小型の単極モ
ータを用い、図2に示したように、同軸に配置した第1
回転軸13及び第2回転軸23を中心として対称に配置す
る。そして、第1モータ17のステータ19に挟まれるロー
タ18から第1回転軸13に取り付けた歯車14へは複数個の
歯車を用いた第1減速歯車列15により回転を伝達するも
のとし、同様に第2モータ27のステータ29挟まれるロー
タ28から第2減速歯車列25により第2回転軸23に取り付
けた歯車24に回転を伝達するように、2系列の回転駆動
系統を形成する。
【0011】そして、この第1モータ17及び第2モータ
27の駆動制御は、図3に示すように、設定スイッチ回路
45と駆動制御回路31と2個のパルスカウンタ41,43とで
構成し、駆動制御回路31は、集積回路を用いた制御回路
33とこの制御回路33の出力する制御信号により第1モー
タ17に駆動パルス信号を出力する第1駆動回路35及び第
2モータ27に駆動パルス信号を出力する第2駆動回路36
とで形成し、2個のパルスカウンタには駆動制御回路31
が第1モータ17及び第2モータ27に各々出力するパルス
信号のパルス数をカウントさせ、設定スイッチ回路45は
駆動制御回路31の設定を変更する複数の切り換えスイッ
チを設けているものである。
【0012】そして、この制御部では、駆動制御回路31
から第1モータ17に出力するパルス信号の内、第1線に
出力するA信号のパルス数を第1パルスカウンタ41でカ
ウントし、パルスカウンタが所定のカウント値nを出力
したとき、第1モータ17に出力しているパルス信号の内
の第2線に出力するパルスを1個省略して第1モータ17
の回転方向を逆転させるものとし、同様に第2モータ27
に対しても、第1線に出力するD信号のパルス数を第2
パルスカウンタ43でカウントして所定のパルス数nが出
力されると第2線に出力するC信号のパルスを1個省略
して第2モータ27の回転方向を逆転させることとしてい
る。
【0013】さらに、この制御部には、設定スイッチ回
路45を設けてこの設定スイッチ回路45に設けた複数の切
り換えスイッチを操作することにより、駆動制御回路31
が第1モータ17や第2モータ27に出力するパルス信号の
周波数を設定変更可能とし、また、第1モータ17及び第
2モータ27の回転開始時の回転方向の設定、さらには、
第1パルスカウンタ41や第2パルスカウンタ43から入力
されるカウント値信号を遮断をしたり、第1モータ17や
第2モータ27への第2線のパルスを1個省略する際のパ
ルスカウント数nを変更することができるようにしてい
る。
【0014】なお、駆動制御回路31が両モータの第2線
に出力するパルスの省略を行うパルスカウント数nは、
基本的には減速歯車列により減速されて第1回転軸13や
第2回転軸23が約1回転する第1モータ17及び第2モー
タ27のパルス数に設定しており、また、第1モータ17と
第2モータ27の回転開始時の回転方向は、基本的には第
1装飾体11と第2装飾体21とを逆方向に回転させるよう
に設定している。
【0015】このように、本実施例は、第1装飾体11及
び第2装飾体21がほぼ1回転するパルス数で第1モータ
17や第2モータ27を逆転させるパルス信号を駆動制御回
路31から出力し、回転開始時には第1装飾体11と第2装
飾体21との回転方向が逆回転となるように設定している
故、第1装飾体11と第2装飾体21とを逆方向として第1
装飾体11及び第2装飾体21が各々1回転する毎に回転方
向を逆方法とするように動作させることができる。
【0016】また、切り換えスイッチの操作により駆動
制御回路31が出力するパルス信号の周波数を変えて第1
装飾体11や第2装飾体21の回転速度を変更し、さらに、
パルスカウンタのカウント値nによる第2線のパルスを
1個省略する区間を変更し、第1装飾体11や第2装飾体
21の回転範囲を例えば4分の3回転や1回転半などに変
更することもできる。
【0017】さらに、第1装飾体11や第2装飾体21を一
方向のみの回転として両装飾体を常に逆方向に回転させ
ることもでき、又、両装飾体を同方向に回転させて1個
の装飾体のように見せることや、一方の装飾対は一方向
回転として他方の装飾対は一定回転範囲で正逆回転させ
る等、種々の変化のある動きを設定することができるも
のである。
【0018】本考案は、このように小型の単極ステッピ
ングモータと複数個の歯車による減速歯車列により回転
軸を回転させる構造とし、且つ、同軸の第1回転軸13と
第2回転軸23とを別個に回転させるようにステッピング
モータを2個用いて伝達系統を2系統としている故、構
造を単純とし、且つ、小型のモータと数個の歯車で構成
している故に駆動部を小型化することが容易なものであ
る。
【0019】また、制御部も集積回路とパルスカウンタ
及び複数の切り換えスイッチで構成する故、極めて小さ
く組み立てることができる。そして、本実施例は第1モ
ータ17と第2モータ27との2個のステッピングモータを
用いて第1回転軸13と第2回転軸23を別個に回転駆動す
るものである故、第1装飾体11と第2装飾体21の動きを
独立させて2個の装飾体に異なる動きをさせることが容
易であり、この装飾体11,21の動作を変更する設定も、
設定スイッチ回路45に設けた切り換えスイッチにより極
めて容易に行うことができ、種々の時計体に合わせた装
飾体を回転軸13,23に取り付け、時計体に合わせた装飾
体の動きを設定することができるものである。
【0020】なお、第1装飾体11及び第2装飾体21の形
状は図1に示した複数の球形状の重錘を用いた形状に限
るものでないことは言うまでもない。
【0021】
【考案の効果】本考案に係る時計用の回転飾りは、同軸
とした2本の回転軸により2個の装飾体を回転させ、2
本の回転軸を回転させるに際し、この2個のステッピン
グモータと2系統の減速歯車列とを用いている故、単純
な構造で2本の回転軸を別個に回転させる回転駆動部を
小型化することが容易であり、制御部に切り換えスイッ
チを設けていることと2個の装飾体を2系統の駆動系に
より作動させることが相まって、2個の装飾体の回転方
向や回転速度、更に回転量の設定を切り換え設定するこ
とを容易とし、2個の装飾体の種々の動作を組み合わせ
た回転飾りの動作を行わせることができ、装飾効果を高
めることが容易な時計用回転飾りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る時計用回転飾りの構造を示す一部
断面側面図。
【図2】本考案に係る時計用回転飾りの制御部を示す平
面図。
【図3】本考案に係る時計用回転飾りの制御部を示すブ
ロック図。
【図4】本考案に係る時計用回転飾りの駆動パルス波形
の一例を示す図。
【符号の説明】
11 第1装飾体 13 第1回転軸 15 第1減速歯車列 17 第1モータ 21 第2装飾体 23 第2回転軸 25 第2減速歯車列 27 第2モータ 31 駆動制御回路 33 制御回路 35 第1駆動回路 36 第2駆動回
路 41 第1パルスカウンタ 43 第2パルス
カウンタ 45 設定スイッチ回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の装飾体の回転軸を同軸に配置して
    備え、且つ、2個の正逆回転可能なステッピングモータ
    を備え、第1モータから第1回転軸に独自に回転を伝達
    する第1減速歯車列と第2モータから第2回転軸に独自
    に回転を伝達する第2減速歯車列とを備え、各ステッピ
    ングモータに出力するパルスのパルス数を各々カウント
    して信号を出力する2個のパルスカウンタと、該パルス
    カウンタからの信号の遮断を可能とするとともに各ステ
    ピングモータの正逆回転の設定を切り換える設定スイ
    ッチ回路と、前記設定スイッチ回路からの信号と前記パ
    ルスカウンタからの信号に応答して前記第1モータ及び
    第2モータの正逆回転を制御する駆動制御回路と、を備
    えたことを特徴とする時計用回転飾り。
JP1993070250U 1993-12-28 1993-12-28 時計用回転飾り Expired - Fee Related JP2572725Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070250U JP2572725Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 時計用回転飾り

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070250U JP2572725Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 時計用回転飾り

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0741489U JPH0741489U (ja) 1995-07-21
JP2572725Y2 true JP2572725Y2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=13426133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993070250U Expired - Fee Related JP2572725Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 時計用回転飾り

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572725Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735689U (ja) * 1980-08-07 1982-02-25
JP2500504B2 (ja) * 1990-11-29 1996-05-29 株式会社精工舎 回転飾りの駆動装置
JP3016092U (ja) * 1994-10-12 1995-09-26 満男 江口 2ケ所開閉口付petボトル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0741489U (ja) 1995-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0888504A1 (en) Dual-drive three-speed differential transmission for gimbal actuator
JP2572725Y2 (ja) 時計用回転飾り
JPS63254254A (ja) 駆動装置
EP0347251A3 (en) A multi-functional analog electronic watch
US5177715A (en) Timepiece capable of being worn in various ways
JP2001113489A (ja) 産業用ロボット
JPS6334344B2 (ja)
US4270198A (en) Electronic timepiece
JP3895597B2 (ja) 表示針付き電子時計
JPH10311383A (ja) 遊星歯車機構を用いた回転伝達機構
JPS6231903Y2 (ja)
JPS6128110B2 (ja)
JPS61239190A (ja) アニメ−シヨン表示装置
GB8926324D0 (en) Dynamic coupling device to transmit a rotatory motion between two shafts
JPS582776A (ja) 指針式時差修正時計
JPH08285958A (ja) 歯車列の速度変換機構
US5673239A (en) Clock movement power transmission union
JPS5499472A (en) Analog type alarm watch
CN219997736U (zh) 一种典型舵回路模拟实验装置
JPH10257715A (ja) ボールスクリュースプライン軸の駆動方法
JPS6317030Y2 (ja)
JP2809390B2 (ja) 回転直線運動出力装置
JPS5715139A (en) Speed reducer
US3777582A (en) Time switches
JP2002346834A (ja) 歯切盤

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees