JP2572247B2 - 測量機の視準用望遠鏡 - Google Patents

測量機の視準用望遠鏡

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JP2572247B2 JP33543187A JP33543187A JP2572247B2 JP 2572247 B2 JP2572247 B2 JP 2572247B2 JP 33543187 A JP33543187 A JP 33543187A JP 33543187 A JP33543187 A JP 33543187A JP 2572247 B2 JP2572247 B2 JP 2572247B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は測量機の視準用望遠鏡に係り、特にアイポイ
ントを改良した測量機の視準用望遠鏡に関する。
[従来の技術] 従来、望遠鏡のレンズ配置は、第4図で示すように、
一般に対物レンズ42a合焦レンズ組42b,正立プリズム42c
等からなる対物レンズ系42と接眼レンズ系43からなり、
これら対物レンズ系42と接眼レンズ系43の間に焦点板41
を配設して形成している。この焦点板41は、視準線を決
定するため、対物レンズの焦点距離に、十字線を入れて
配置されるものであり、その交点を通る視準軸を望遠鏡
の視準軸としている。そして焦点板41は、防塵のため2
枚の平行ガラス41a,41bを用いて、一方の平行ガラス41a
の合せ面側に十字線を設けて、他方の合せ両側に視野絞
りを設けた平行ガラス41bを接着して形成している。
[発明が解決しようとする問題点] また一般に、測量機械の接眼レンズ系43としては、観
測がし易いように全視野を見るための目の位置つまり射
出瞳の位置E(以下「アイポイント」という)が長くな
るように設定することが好ましい。しかしながら高倍率
つまり焦点距離の短い接眼レンズ系43を使用すると、ア
イポイントEが接眼レンズ系43に近づくことになり、観
測しづらくなる。特に眼鏡使用者は眼鏡が接眼レンズに
当って望遠鏡を覗きづらいという問題がある。また通常
の視力を有する者でも、まつ毛が接眼レンズに当ってわ
ずらわしいだけでなく、接眼レンズがまつ毛によって汚
れて観測しにくくなるという不都合もある。
これを解決するために、アイポイントを接眼レンズ系
から離すように、接眼レンズ系に改良を加えることが考
えられる。
しかし上述のようにアイポイントを接眼レンズ系から
離すようにすると、複数のレンズ群からなる接眼レンズ
系の肉厚が大きくなってしまい、同じ大きさの望遠鏡に
おいては、それだけ焦点板41と接眼レンズ系43間の距離
が縮められてしまうこととなる。このように焦点板41と
接眼レンズ系43間の距離が縮められてしまうと、対物レ
ンズ系による結像面にピントを合わせるように接眼レン
ズ系43を光軸に沿って移動させたとき、観測者の網膜に
像が結像するように調整する視度調整における移動距離
が制限されて観測できる人とできない人がでてくる。
本発明は上記不都合を解決するためになされたもので
あり、視度調整に影響を及ばさずアイポイントを長くす
ることができ、しかも接眼レンズ系によって生じる収差
を補正できる測量機の視準用望遠鏡の提供を目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は上記目的を達成するために種々研究し、測
量機の望遠鏡において配置されている対物レンズ系と接
眼レンズ系の間に配置されている焦点板に着目して上記
目的を達成したものである。
つまり本発明者は、上記焦点板に凹レンズを用いて、
上記各問題点を解決したものであり、これによって、接
眼レンズ系の幅を大きくすることなくアイポイントの位
置を長くしたことを基本的な構成とするものである。す
なわち本願発明は、対物レンズ系と接眼レンズ系の間
に、十字線の形成された焦点板を設置した測量機の視準
用望遠鏡において、前記焦点板が少なくとも凹レンズを
用いて構成されていることを特徴とする測量機の視準用
望遠鏡である。
[作用] したがって、焦点板に凹レンズを用い、この作用によ
り接眼レンズ系の肉厚を大きくしないので視度調整にお
ける接眼レンズの移動量に影響を及ばさずアイポイント
を長くすることができる。
即ち、凹レンズは第1A図、第1B図に示した如く、対物
レンズ2aからの光線は焦点板の凹レンズの作用により、
接眼レンズの周辺方向に曲げられる。しかるに接眼レン
ズは少し径が大きくなり、アイポイントの位置は倍率を
同じにすると改良前より長くなる。
また焦点板に凹レンズを用いたので、接眼レンズ系に
よって生じる収差を補正できる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお
以下の説明における部材,配置等は、本発明を限定する
趣旨ではなく、本発明の趣旨に反しない範囲で種々改変
することができるものである。
第1A図及び第1B図は本発明の第1実施例を示し、第1A
図は光学系の概略構成図、第1B図は第1A図の焦点板と接
眼レンズ系の光学系の拡大構成図である。
図において、符号2は対物レンズ組2a,合焦レンズ組2
b,正立プリズム2cからなる対物レンズ系であり、符号3
は接眼レンズ系である。本例の対物レンズ系2は二枚構
成からなるが、三枚構成にしても良く、また接眼レンズ
系3は対称型からなるが、オルソスコピック型等を用い
ることもできる。また、正立プリズム2cとしてはポロプ
リズム、屋根型プリズム、その他等を用いることができ
る。そして、これら対物レンズ系2と接眼レンズ系3の
間には焦点板1が配設されている。なお記号Aは光軸で
ある。
対物レンズ系2と接眼レンズ系3に配設された本例の
焦点板1は、平行ガラス1aと、一面が平面となっている
凹レンズ1bからなり、この平行ガラス1aの接眼レンズ系
3側の面に図示しない十字線(クロスヘア)を設け、こ
の面と凹レンズ1bの平面を接合して、凹レンズ1bの凹面
を接眼レンズ系3側に配置するようにして構成してい
る。このように構成すると、焦点板1を通過した光が、
焦点板1の凹レンズ1bによって屈折する。そして、接眼
レンズ系3を矢印X方向に移動調節することによって、
接眼レンズ系3からアイポイントEへ出た光が平行にな
るように調節する。つまり、本例によれば焦点板1が平
行ガラスである場合よりも接眼レンズの位置から離れた
位置にアイポイントEを形成することができる。
さらに接眼レンズ系3は、一般に、正レンズの集まり
であり、ペッツファールの和が次式で表わされるよう
に、 正となって、湾曲した像となるが、上記構成のように
すると、焦点板1が負レンズとなり、接眼レンズ系3に
よって生じる収差を補正し、像面が平坦となり、望遠鏡
を覗いたときに視野周辺まで鮮明とすることができる。
なお本例において、上記従来例と同一倍率にするときに
は、接眼レンズ系3の焦点距離を従来例の接眼レンズ系
43の焦点距離より短く構成して、接眼レンズ系3と凹レ
ンズ1bの合成系の焦点距離を同一にする。これは、焦点
距離計算上で、凹レンズ1bが接眼レンズ側の一部分とし
て計算され、接眼レンズ系3を従来例(第4図参照)の
接眼レンズ系43と同一にすると、接眼レンズ系全体(接
眼レンズ系3及び凹レンズ1bを含む)の焦点距離は、従
来例の接眼レンズ系43より長くなるためである。
第2図及び第3図は第2実施例及び第3実施例を示す
ものであり、これらの実施例では上記実施例と同一部材
等については同一符号を付してその説明を省略する。
第2図で示す第2実施例においては、第1図で示す焦
点板21の平行ガラス1aと凹レンズ1bを逆にした例を示す
ものである。このように構成しても上記実施例と同様の
効果を奏することができる。
なお本例において上記従来例と同一倍率にするときに
は、上記第1実施例とは逆に、接眼レンズ系3の焦点距
離を従来例の接眼レンズ系43の焦点距離より長く構成す
るものである。これは、第2図で示す凹レンズ1bは、焦
点距離計算上、対物レンズ側の一部分と考えられ、対物
レンズ系の対物レンズ組2a,合焦レンズ組2bを、従来例
と同様にした場合に、対物レンズ系の焦点距離が長くな
るためである。
第3図で示す第3実施例では、平行ガラスを用いない
で構成したものであり、本例の焦点板31は、二枚の凹レ
ンズ1b,1bを用いて、一方の凹レンズ1bの平面に十字線
を設け、凹レンズ1b,1bの互いの平面を貼着したもので
ある。本例のように構成しても上記実施例と同様の効果
を奏することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、アイポイント
が接眼レンズ系から遠くすることができ、高倍率のとき
や、眼鏡をかけたときに見易くなる。また、まつ毛によ
る接眼レンズの汚れもない。さらに接眼レンズ系の幅を
変化させないので、視度調整に影響を及ばさない。その
うえ焦点板に凹レンズを用いたので、接眼レンズ系によ
って生じる収差を補正できる等種々の顕著な効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は本発明の第1実施例を示す光学系の
概略構成図、第1B図は第1A図の光学系の拡大構成図、第
2図及び第3図は第2実施例及び第3実施例を示す光学
系の概略構成図、第4図は従来例を示す光学系の概略構
成図である。 1,21,31……焦点板、 1a……平面平行ガラス、 1b……凹レンズ、2……対物レンズ系、 3……接眼レンズ系。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズ系と接眼レンズ系の間に、十字
    線の形成された焦点板を設置した測量機の視準用望遠鏡
    において、前記焦点板が少なくとも凹レンズを用いて構
    成されていることを特徴とする測量機の視準用望遠鏡。
JP33543187A 1987-12-31 1987-12-31 測量機の視準用望遠鏡 Expired - Fee Related JP2572247B2 (ja)

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