JP2572237Y2 - 袋物用口金具 - Google Patents

袋物用口金具

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JP2572237Y2
JP2572237Y2 JP1993039441U JP3944193U JP2572237Y2 JP 2572237 Y2 JP2572237 Y2 JP 2572237Y2 JP 1993039441 U JP1993039441 U JP 1993039441U JP 3944193 U JP3944193 U JP 3944193U JP 2572237 Y2 JP2572237 Y2 JP 2572237Y2
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bag
holding
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mouthpiece
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JP1993039441U
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Inventor
道雄 矢沢
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株式会社角田商店
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鞄、ハンドバック等の
袋物類の開口部を開閉する袋物用口金具に関する。
【0002】
【従来技術】鞄、ハンドバック等の袋物類の開口部に
は、袋物内に収納した内容物が袋物外に飛散することを
防止するために、袋物用口金具がとりつけられている。
この袋物用口金具と袋物本体を形成する袋部材とは、異
なる部材、例えば袋物用金具は金属により形成され袋部
材は皮革或いは布等より形成されているため、これらの
結合が問題となっている。
【0003】そこで、従来から種々の提案がなされてお
り、たとえば、 (1)断面コ字状の口金部材に、袋部材の開口部端縁を
押込み、その後、袋部材が抜け落ちるのを防止するため
の抜止防止部材を押し込む等するもの。
【0004】(2)実公昭36−33087号公報に記
載の如く、断面U字状の係合片を嵌着し、この嵌着部の
係合片に設けた歯部で係止し、次に、この係合片を断面
コ字状に形成した口金内に嵌入した後、口金ならびに係
合片にそれぞれ相互に契合する突子及び突子の嵌合孔を
設け、ポンチ工具で両者を固定するもの。
【0005】(3)実開昭55−177728号公報に
記載の如く、口金本体の内面に数本の雄止金(例えばリ
ベットを植立し、リベットヘッド側を口金本体の内面に
埋め込むものである)を形成し、収納部を挟持した縁止
部材に係止孔を設け、雄止金にこの係止孔を嵌挿し且つ
雄止金の上部に雌止金を嵌合し固定するもの。
【0006】(4)図7に示すように、口金本体11か
ら外部に向かって係合突起12を形成し、この係合突起
12に袋物の収納部13の端部に有する縁止穴14に挿
入後、係合突起から離脱しないように係合突起をかしめ
収納部を保持するもの。等の提案がなされている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の口金具においては、 (1)作業が面倒であり、熟練を要する。また断面コ字
状の口金部材の製作に際しては特別の折曲機械等が必要
であり、多様化した顧客のニーズに対応するためにはコ
ストアップにつながっていた。 (2)口金に袋部材を係止する際の部品個数が多く、こ
のため作業工程も多い。 (3)袋部材を係合する係合突起が口金の外部に突出
し、鞄等のデザイン上の美観を損なうとともに、安全上
も問題がある。 (4)袋部材を係止するする際の係止強度が弱く、口金
から袋部材の離脱がおきる。 等、種々の問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み提案
されたもので、一対の口金部材の基端部を軸着して開閉
可能な口金本体を形成し、該口金本体に間隔をおいて複
数個の挟持部材を固着した袋物用口金具であって、上記
挟持部材は、口金本体への固着部と、該固着部から延設
した一対の挟持片とからなると共に、口金本体の開口部
に対して外側に位置する挟持片は、外側に向かって凸状
に湾曲させたことを特徴とする袋物用口金具である。
【0009】更に、物の端部の挟持部分を袋物内部に収
納し外観を増ために、挟持部材は、挟持片を折曲し断面
U字形の形状に形成すると共に、口金本体の開口部方向
より袋部材端部を挟持可能に袋物用金具を対の口金部材
の非開閉端面側に設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】口金本体には複数個の挟持部材が間隔をおいて
取付けている。この挟持部材は一対の挟持片からなり
口金本体の開口部に対して外側に位置する挟持片は、外
側に向かって凸状に湾曲している。そして、挟持片間に
袋部材の端縁を差し込み、ペンチ等の工具を用いて挟持
片をかしめ、挟持片間に袋部材の端縁を挟み込む。挟持
片をかしめ挟持片間に袋部材の端縁を挟み込むる際に加
えられた力に対して、外側に位置した挟持片は、外方に
向かって湾曲しているため、外方に向かって曲がりにく
い。従ってかしめ力に多少の大小があったとしても、袋
部材を挟持した後の挟持部材が口金本体に対して綺麗に
揃うこととなる。したがって、熟練を要せずに簡単に袋
物用口金具に袋部材を取り付けて、袋物を製作すること
ができる。また、挟持片は、外側に向かって凸状に湾曲
しているので、鞄等のデザイン上の美観を増大すること
ができる。
【0011】また、内側の挟持片に、外側に位置する挟
持片の凹みに向かって係止爪を突設させる構成とするこ
とにより、挟持片に設けた係止爪が袋部材に食い込むこ
とにより、袋物用口金具により一層強固に袋部材を取り
付けることがでるので、袋物の強度が向上する。
【0012】また、請求項2記載の考案では、袋部材端
部を挟持を対の口金部材の非開閉端面側に設けおり袋物
の開閉に支障がなく、更に袋部材端部は口金本体の開口
部方向より挟持されており、袋物の端部を内側に折曲げ
た先端を内部で挟持することになる為、体裁が良好とな
る。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説
明する。図1は袋物口金具の斜視図であり、図2は挟持
部材の斜視図であり、図3は挟持部材を取り付けた部分
の口金部材の断面図である。
【0014】袋物口金具は、口金本体1と、この口金本
体1に間隔をおいて固着した複数個の挟持部材2とを主
な構成要素とする。口金本体1は、略コ字状をした一対
の口金部材1a,1bの両基端部を軸着して開閉可能と
してある。それぞれの口金部材1a,1bの頂部には、
弾性を有する係止部材3a,3bが設けてあり、両係止
部材3a,3bが噛み合うことにより、口金本体1を閉
状態に係止することかできる。また、一方の口金部材1
aには間隔をおいて一対の肩掛け具取付部材4が設けて
あり、この肩掛け具取付部材4にベルトや鎖等を取り付
けて、肩掛けとして使用する。
【0015】挟持部材2は、断面が略U字状をした部材
で、口金部材1a,1bに取り付ける固着部2cから一
対の挟持片2a,2bを延設してある。そして、口金本
体1で形成する袋部材5の開口部に対して外側に位置す
る挟持片2aは、外側に向かって凸状に湾曲させてあ
り、内側の挟持片2bには、対向する外側挟持片2a
凹み部2dに向かってV字形の係止爪6を突設してあ
る。
【0016】本実施例では、係止爪6をV字形に打ち抜
いて形成したが、係止爪6は対向する挟持片2aに向か
って突設してあればどのような方法で形成してもよく、
例えば、別体として構成した爪片を溶接等により挟持片
内面に取り付けてもよい。本考案は、袋部材5の開閉縁
を狭持する複数個の狭持部材2を口金本体の適宜箇所に
固着できるようにし、狭持部材2と口金本体1とを別個
に成形するようにしたから、口金本体1及び袋部材5の
形状に合わせて袋部材5を最も効果的に狭持できる位置
を選択し、狭持部材2を口金本体1に固着させ、袋部材
5を確実に狭持することができる。更に、袋部材5の狭
持を口金本体1自体で行わずに狭持部材2で狭持するか
ら、狭持する力を口金本体1にまったく加えることがな
く狭持できるため、口金本体1を変形させたり、傷つけ
たりすることなく狭持できると共に、狭持部材2のみに
力を加えるため、狭持作業を小さな力で楽にできる。し
かも、狭持部材2を独自に成形するから、大きさや形を
自由に変えたり、模様を施す等し、口金本体1と袋部材
5とは別にデザインできるため、ファッション性の強い
袋物のデザインを高める要素の一つとして利用でき、ま
た、狭持部材2は、袋部材5の外側を狭持する狭持部材
2の狭持片2aを外側に向かって凸条状に湾曲させ、袋
部材5の内側を狭持する狭持部材2の狭持片2aと対向
させた狭持片2bより突設した係止爪6を、狭持片2a
の内側に形成した凹み部2dへ食い込むように向けたか
ら、袋部材5を狭持する場合、狭持部材2は口金本体1
と異なり小さく且つ対向する狭持片2aと狭持片2bは
予め大きく開いておけるため、袋部材5の開口縁を狭持
片2aと狭持片2bの間に楽に剪み込んで小さな力で容
易にかしめられ、作業を円滑で且つ能率的に行うことの
でき、その上内側に凹み部2dを形成した狭持片2aと
対向う狭持片2bに突設した係止爪6を凹み部2dへ食
い込むように向けて設けたから、係止爪6を袋部材5の
開口縁へ深く突き刺し確実に止着でき、更に、狭持部材
2を口金本体1と無関係に成形できるとともに、狭持片
2aを外側に向かって凸条状に湾曲させ且つ係止爪6を
凹み部2dへ食い込むように向けて設けたから、袋部材
5の開口縁の厚みが厚く係止爪6を長くしたり、係止爪
6を突き刺す巾を長くしてするために係止爪6の巾を長
くする場合、狭持部材2を口金本体1に拘束されずに確
実に止着狭持できる形に成形できる。
【0017】本実施例は上述のように構成し、口金本体
1と袋部材5の固定作業は、袋部材5の開口部を口金本
体1の所定位置にあわせ、次いで挟持片2a,2bの間
に袋部材5の端縁を差し込み、ペンチ等の適宜工具を用
いて挟持片をかしめ、挟持片2a,2b間に袋部材5
の端縁を挟み込む。このとき、挟持片2a,2bをかし
めこの間に袋部材5の端縁を挟み込む際に加えられた力
に対して、外側に位置した挟持片2aは、上部の口金本
体1への固着部の方まで湾曲部か有することより曲がり
にくい。従って、かしめ力に多少の大小があったとして
も、かしめ力は優先的に内側に位置した挟持片2bに作
用するため、袋部材5を挟持した後の挟持片2aが口金
本体1に対して綺麗に揃えることが可能となり外観上美
麗に出来る。したがって、熟練を要せずに簡単に袋物用
口金具に袋部材5を取り付けて、袋物を熟練を要するこ
となく製作することができる。
【0018】また、挟持片2bに設けた係止爪6が袋部
材5に食い込むことにより、袋部材5と口金本体1との
取付強度が増し、袋物自体の強度も向上する。この際挟
持片2aは、外側に向かって凸状に湾曲させてある為、
前記係止爪6は食い込みと同時に、袋部材5を挟持片2
aの湾曲した内面の凹み部2dに押し付けるように作用
する為、より確実な固定がなされる。
【0019】さらに、口金本体1の開口部に対して外側
に位置する挟持片2aは、外側に向かって凸状に湾曲し
ているので、鞄等のデザイン上の美観を増大することが
できる。
【0020】図5は前記袋物口金具の取付位置を変更し
た実施例の斜視図であり、図6は図5を取り付けた部分
の口金部材の断面図である。袋物口金具の挟持片2の取
付位置は口金部材1の非開閉端面側の側面に設け、袋部
材5の端部を挿入する側を口金本体1の開口部方向に向
けて設けている。そして、図6に示す如く、袋部材5の
端部を内側に折曲げ、前記挟持片2にその先端を挟持し
ている。上述のように、袋物用金具で袋部材5の端部が
内側に折曲げた状態、即ち袋物内部で袋物の端部を挟持
することになる為、体裁が良好となる。
【0021】
【考案の効果】本考案は上述のように、袋部材の端部を
口金本体の挟持片直接固定することができ、短時間に簡
単で作業が完了することが出来る。また、口金の製作に
際しては、口金部材の製作後にのみ挟持片を固定すれば
よい為、顧客が異なるデザインの口金を要求した場合で
も、口金部材の変更製作ですみ効率的な生産が可能であ
る。更に、袋部材を係合する挟持片は外側に向かって凸
状に湾曲し全体としてソフト感のある仕上がりとなって
いるため、係止部材による鞄等のデザイン上の美観を損
なうことがない。また、請求項2記載の考案では、袋部
材端部を袋内部で挟持することになり、挟持金具が外部
に見えることが無く体裁が良好となる等優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】本考案の袋物用口金具に用いる挟持片の斜視図
である。
【図3】挟持部材を取り付けた部分の口金部材の断面図
である。
【図4】袋物用口金具に袋部材を取付けた状態を示す断
面図である。
【図5】袋物口金具の取付位置を変更した実施例を示す
斜視図である。
【図6】図5の実施例を取り付けた部分の口金部材の断
面図である。
【図7】従来の袋物用口金具を示す説明図である。
【符号の説明】
1 口金本体 1a,1b 口金部材 2 挟持部材 2a, 2b 挟持片 2c 固着部2d 凹み部 3a, 3b 係止部材 4 肩掛け具取付部材 5 袋部材 6 係止爪

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の口金部材の基端部を軸着して開閉可
    能な口金本体を形成し、該口金本体に間隔をおいて複数
    個の挟持部材を固着した袋物用口金具であって、 上記挟持部材は、口金本体への固着部と、該固着部から
    延設した一対の挟持片とからなると共に、口金本体の開
    口部に対して外側に位置する挟持片は、外側に向かって
    凸状に湾曲させたことを特徴とする袋物用口金具。
  2. 【請求項2】一対の棒状口金部材の両基端部を軸着し開
    閉可能とした口金本体に、間隔をおいて複数個の挟持部
    材を固着した袋物用口金具であって、 挟持部材は、挟持片を折曲し断面U字形の形状に形成す
    ると共に、 口金本体の開口部方向より袋部材端部を挟持可能に袋物
    用金具を対の口金部材の非開閉端面側に設けたことを特
    徴とする袋物用金具。
JP1993039441U 1992-12-28 1993-06-28 袋物用口金具 Expired - Lifetime JP2572237Y2 (ja)

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JP9300492 1992-12-28
JP4-93004 1992-12-28
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JPH0662822U JPH0662822U (ja) 1994-09-06
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Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4019992Y1 (ja) * 1964-04-03 1965-07-12
JPS4723308U (ja) * 1971-04-10 1972-11-15
JPS5218251Y2 (ja) * 1974-12-10 1977-04-25
JPS5755323U (ja) * 1980-09-19 1982-03-31
JPH02102821A (ja) * 1988-10-11 1990-04-16 Yamakawa Ind Co Ltd 金属板の補強リブ構造とそのプレス成形方法

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JPH0662822U (ja) 1994-09-06

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