JP2571958Y2 - スイング式逆止弁 - Google Patents

スイング式逆止弁

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JP2571958Y2
JP2571958Y2 JP1991064773U JP6477391U JP2571958Y2 JP 2571958 Y2 JP2571958 Y2 JP 2571958Y2 JP 1991064773 U JP1991064773 U JP 1991064773U JP 6477391 U JP6477391 U JP 6477391U JP 2571958 Y2 JP2571958 Y2 JP 2571958Y2
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JP
Japan
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valve
valve seat
box
valve body
check valve
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JP1991064773U
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English (en)
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JPH0517277U (ja
Inventor
松夫 杉田
善行 有留
好之 北島
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流入口と流出口とを有
する弁箱を備え、その弁箱には弁棒により流出口側に回
動できる弁体が設けられているスイング式逆止弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に示す従来のスイング式逆止弁の弁
体20は、取扱液が特殊でない限り鋳鉄製であり、弁体
1に弁棒6により回動自在に支持された弁体20の弁座
面には、弁座2に当接するゴムシート21をゴムシート
押え板22及びボルト23により取付けているのが一般
的である。したがって、鋳鉄製の弁体20は、鋳造に手
間がかかって面倒である。また、弁閉時に逆流によりゴ
ムシート21がめくれ折れ曲って弁座2との間に噛み込
まれ損傷することがあり、更に、水流で弁体20が開口
して回動したとき、弁体20の背面部の突部20aが弁
箱1に係止されて開口角度θを形成する際の衝突音が大
きいという欠点がある。
【0003】また特開昭52−32130号公報に記載
されている逆止弁は開閉時の衝撃力を緩和するために弁
体の開弁位置および閉弁位置にダイヤフラムを設け、液
圧をダイヤフラムに作用させるものが開示されている。
しかしながら、かかる公知技術では装置全体が配管等に
より複雑化すると共に、ヒンジ部がゴムモールドのため
ゴムの弾性により弁体が閉方向に動こうとするためゴム
の弾性により弁体が閉方向に動こうとするので、圧力損
失が多く、さらに開弁時に弁体が弁箱に係合状態になる
ために、弁体背面部に流体力が作用せず、したがって閉
弁作動が遅くなる。さらに、実開平3−35378号公
報には開弁時に弁体が係合するストッパをケーシングと
弁体とに設けた技術が開示されている。しかしながら、
かかる公知技術では衝撃による損傷が多くそのために翼
により緩衝力を与えており、いずれにしろ衝撃音は除去
できない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案
は、構成が簡単で開閉弁作動が円滑であり、しかも衝突
音を充分に軽減できるスイング式逆止弁を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、流入口
(3)と流出口(5)とを有する弁箱(1)内に弁座
(2)が形成され、弁座(2)に着座する弁体(10)
が弁箱(1)に設けた弁棒(6)により流出口(5)側
に回動自在に設けられているスイング式逆止弁におい
て、弁体(10)の本体(11)は鋼板製であり、円形
部(12)と弁棒(6)を巻回するヒンジ部(15)と
がプレス成形されており、前記円形部(12)の中心に
は彎曲部(12a)が形成され、前記円形部(12)の
弁座(2)側には弁座板(14)が前記彎曲部(12
a)を除いてゴムモールドで一体に取付けられ、そして
弁座板(14)に対向する側の彎曲部(12a)の所に
は突起部(13)がゴムモールドにより一体に形成され
ている。
【0006】
【作用効果の説明】したがって、開弁時に弁体は突起部
が弁箱に係合することによって停止するが、ゴムモール
ドで一体形成されているため衝撃力が吸収される。ま
た、突起部のため弁体背面部に流体力が作用し、閉弁作
動がスムーズに行われる。
【0007】またヒンジ部がプレス成形のため弁棒との
摩擦が少なく、円滑な開閉作動ができる。さらに弁座板
がゴムモールド成形で弁体と一体に形成されているの
で、めくれ折れや曲がりで弁座との間に噛み込むことが
ない。
【0008】このように本考案によれば、軽量で衝撃音
が少なく、かつ作動が円滑なスイング式逆止弁を得るこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0010】図1において、弁箱1内には、弁座2が形
成され、流入口3と弁座2との間は、バイパス弁取付部
4に連通されている。その弁座2に着座する全体を符号
10で示す弁体は、弁箱1に固設された弁棒6により流
出口5側に回動自在に設けられている。
【0011】図2及び図3をも参照し、弁体10の本体
11は鋼板製で作られ、円形部12と弁棒6を巻回する
ヒンジ部15とがプレス成形されている。そして円形部
12の中心には彎曲部12aが形成され、その円形部1
2の弁座2側には、弁座板14が彎曲部12aを除いて
ゴムモールドで一体に取付けられている。そして、弁座
板14に対向する側の彎曲部12aの所には、突起部す
なわちストッパ13がゴムモールドにより一体に形成さ
れている。
【0012】したがって、閉弁時に逆流により一体に取
付けられた弁座板14がめくれ折れ曲って弁座2との間
に噛み込まれることが防止される。また、水流で弁体1
0が回動して開口し、図1の鎖線で示すようにストッパ
13が弁箱1に係止されて適切な開口角度θを形成する
際、ストッパ13と弁箱1との衝突音が極めて軽減され
る。また、閉弁時の衝撃は弁座板14で吸収し、圧力を
彎曲部12aで吸収し、強度を高めることができる。
【0013】
【考案の効果】以上の通り本考案によれば、下記のすぐ
れた効果を奏する。 (a) 突起部により閉弁時に流体が弁体の背面にまわ
り込むことができ、流体力により閉弁作用が円滑に行わ
れる。 (b) ヒンジ部が鋼板製のため弁棒との回転摩擦が少
なく、圧力損失が少ない。 (c) 弁座板がゴムモールドで弁体と一体化されてい
るので、めくれ等により弁座との間に噛み込むことがな
い。 (d) 鋼板製のため軽量であり、衝撃音が少なく、作
動が円滑なスイング式逆止弁を得ることができる。
【0014】弁座板をゴムモールドにより弁体を一体に
成形し、弁座板のめくれ折り曲がりによる損傷を防止す
ることができる。
【0015】ストッパをゴムモールドで成形し、弁体開
口時の衝突音を極めて軽減することができる。
【0016】弁体本体を鋼板プレス成形し、加工、組立
を容易にすると共に、圧力損失水頭を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図。
【図2】弁体の上面図。
【図3】弁体の側断面図。
【図4】従来のスイング式逆止弁の側断面図。
【符号の説明】
θ・・・開口角度 1・・・弁箱 2・・・弁座 3・・・流入口 4・・・バイパス弁取付部 5・・・流出口 6・・・弁棒 10・・・弁体 11・・・本体 12・・・円形部 13・・・ストッパ 14・・・弁座板 15・・・ヒンジ部 20・・・弁体 21・・・ゴムシート 22・・・ゴムシート押え板 23・・・ボルト
フロントページの続き (72)考案者 北島 好之 神奈川県川崎市高津区久地873番地 株 式会社熊谷鉄工所内 (56)参考文献 特開 昭52−32130(JP,A) 実開 平3−35378(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 15/00 - 15/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口(3)と流出口(5)とを有する
    弁箱(1)内に弁座(2)が形成され、弁座(2)に着
    座する弁体(10)が弁箱(1)に設けた弁棒(6)に
    より流出口(5)側に回動自在に設けられているスイン
    グ式逆止弁において、弁体(10)の本体(11)は鋼
    板製であり、円形部(12)と弁棒(6)を巻回するヒ
    ンジ部(15)とがプレス成形されており、前記円形部
    (12)の中心には彎曲部(12a)が形成され、前記
    円形部(12)の弁座(2)側には弁座板(14)が前
    記彎曲部(12a)を除いてゴムモールドで一体に取付
    けられ、そして弁座板(14)に対向する側の彎曲部
    (12a)の所には突起部(13)がゴムモールドによ
    り一体に形成されていることを特徴とするスイング式逆
    止弁。
JP1991064773U 1991-08-15 1991-08-15 スイング式逆止弁 Expired - Lifetime JP2571958Y2 (ja)

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JPH0517277U JPH0517277U (ja) 1993-03-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021183816A (ja) * 2020-05-21 2021-12-02 株式会社川本製作所 給水装置

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JP5284202B2 (ja) * 2009-07-03 2013-09-11 株式会社パイオラックス フラップ弁装置
EP3220024B1 (en) 2016-03-15 2021-01-06 Hamilton Sundstrand Corporation Check valve

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