JP2570759B2 - 低圧幹線用分岐付平形ケ−ブル - Google Patents

低圧幹線用分岐付平形ケ−ブル

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JP2570759B2 JP62207225A JP20722587A JP2570759B2 JP 2570759 B2 JP2570759 B2 JP 2570759B2 JP 62207225 A JP62207225 A JP 62207225A JP 20722587 A JP20722587 A JP 20722587A JP 2570759 B2 JP2570759 B2 JP 2570759B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビルの垂直幹線等に好適な低圧幹線用分岐
付平形ケーブルの提供に関する。
〔従来の技術〕
近年、ビルの高層化、大型化及び高度情報化に伴っ
て、ビル内における低圧幹線の電圧降下低減対策が益々
重要となってきている。
従来、かかる状況に鑑み、低インピーダンス化を図っ
て電圧降下を小さなものとするケーブルとして、複数の
導体を並列配置してこれらの上に当該導体上に施した絶
縁体を介して一括して平形シースを施して構成した平形
ケーブルがあり、この平形ケーブルの複数条を平形シー
スの平形面を利用して各ケーブル導体間距離が小さくな
るように積層し、そして各ケーブル毎に各相R,S,Tの電
流を流すことにより、低インピーダンス特性を保有させ
たものである。
このような平形ケーブルは、ビル内のシャフトに垂直
に布設され、適宜設定された分岐部から分岐ケーブルに
よって階上の分電盤につぎ込むものである。
ところで、このような平形ケーブルにおいて分岐ケー
ブルを分岐接続させる場合には、従来、第2図に示すよ
うに、平形ケーブル1に設定された分岐部2において、
平形シース3及び絶縁体4を除去することによって露出
された複数本の並列導体5に、分岐端子6を溶接もしく
は圧縮により接続一体化させ、同分岐端子6の接続枝部
6aに分岐ケーブル7の一端を圧縮スリーブ8等によって
終端接続し、これら並列導体5の露出部及び分岐端子6
並びに分岐ケーブル7の終端接続部を保護カバー9で覆
って絶縁処理して、所謂プレハブ分岐付平形ケーブルの
形となるように構成していた。
このように構成された分岐付平形ケーブルは、その平
形面を利用して所謂ラジアル方式で且つ分岐ケーブルを
一体化したままでドラム巻きされて出荷及び搬送に供す
ること、平形面を利用して複数条を積層して布設に供す
ること等に鑑み、分岐端子における接続枝部6aを平形シ
ース3の側縁側に突出するようにしてシース3の平形面
側に大きな突起を形成しないように配慮され、また分岐
ケーブル7を平形シース3の側縁に沿って延びるように
してドラム巻き時に障害とならないように配慮されてい
る。
かかる平形ケーブルにおける分岐部において、従来
は、ビルの各階に対応して設定されているが、一つの階
当たりで複数の異なる位置への電気系統へ接続する場合
には、それぞれの電気系統に個別に対応する分岐部を異
なる位置に設定してそれぞれの分岐部から導出される分
岐ケーブルを対応する系統へ導いていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように設定され且つ構成された分岐部は、分岐
端子の接続枝部や分岐ケーブルの導出方向を考慮するこ
とによって平形シースの平形面に大きな突起を形成しな
いように配慮されてはいるものの、その分岐部の厚みは
ケーブル本体の厚みよりも大きくなることは避けられ
ず、その部分ではケーブル導体相互間の中心間離間距離
がどうしても大きくなる。このような分岐部が上記のよ
うに各階に複数化されて増加すると、各相のケーブル導
体相互を接近させることで得られる低インピーダンス特
性に悪影響を及ぼし、延いては積層平形ケーブルによる
低電圧降下特性の特長を十分に引き出せない問題があっ
た。
また、上記のように分岐部が増加することによって、
多数の製造工程を経て製品化しなければならないので、
製造及び製品コストが大きくならざるを得なかった。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑み、多数の
分岐ケーブルを付帯させた上で低インピーダンス性能を
十分に引き出すことができ、而も製造及び製品コストの
小さい、この種の低圧幹線用分岐付平形ケーブルの提供
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために提供する本発明の低圧幹
線用分岐付平形ケーブルは、第1図に示した如く、導体
11の複数本を並列配置し、これら導体上に絶縁体12を介
して平形シース13を施して平形ケーブル本体10を構成し
ており、この平形ケーブル本体に設定される一つ当たり
の分岐部14において、平形シース及び絶縁体を除去して
複数本の導体を露出し、これら導体に略H字形の分岐端
子16の中央部割り入れ付筒状部16aを被嵌させて接続一
体化させ、同分岐端子の両側にある略T字形の接続枝部
16b,16bと16b,16bを平形ケーブル本体の幅方向の両側縁
にケーブル長手方向に沿って伸長するように位置づけ、
それら四方の各接続枝部の伸長端部に分岐ケーブル15の
導体15a端部を接続してなることを特徴とする。
〔実施例〕
第1図は、本発明の好ましい実施例を示したもので、
平形ケーブル本体10は、銅線を同心撚りして構成された
導体11の複数本(4〜6本程度)を並列に配置し、これ
ら導体11上に各導体毎に若しくは一括してポリ塩化ビニ
ルや架橋ポリエチレン等の樹脂押出による絶縁体12が被
覆され、さらにその上からビニル樹脂等の樹脂押出によ
る平形シース13が施されてなるものである。
低圧幹線の例えば3相3線式線路の場合には、かかる
平形ケーブル本体11を3条にして平形シース13の平形面
を利用してケーブル相互を積層しあい、各ケーブル導体
11毎に各相R,S,Tの1相を担うようにしてなるもので、
このように各相を担う各ケーブル導体が平形シース13の
平形面を介して十分に接近することにより、低インピー
ダンス特性を保有させる訳である。
さて、上記のように構成してなる平形ケーブル本体10
に対しては、ビルの各階の電気系統に対応して所定の間
隔で分岐部14が設定されるが、本発明によれば、一つ当
たりの分岐部14において複数本つまり4本までの分岐ケ
ーブル15,15,15,15を引き出すようにしている。
即ち、平形ケーブル本体10に設定された一つ当たりの
分岐部14において、平形シース13及び絶縁体12を除去し
て複数本の導体11(以下、並列導体という。)を露出
し、この露出した並列導体11に対して、略H字形の分岐
端子16の中央にある割り入れ付筒状部16aを被嵌させて
溶接若しくは圧縮により一体的に接続し、それによって
同分岐端子の両側にある略T字形の接続枝部16b,16bと1
6b,16bを平形ケーブル本体10の幅方向の両側縁にケーブ
ル長手方向に沿って伸長するように位置づけ、それら四
方の接続枝部16b,16b,16b,16bのそれぞれに分岐ケーブ
ル15の導体15aを圧縮スリーブ17により接続してなるも
のである。このようにして共通の分岐端子16に対して分
岐接続された4本の分岐ケーブル15,15,15,15は、平形
ケーブル本体の平形シース13の両側縁において2本ずつ
相反する方向に伸長するように設けられることになる。
18はビニル製の保護カバーにして、それ自身に適宜形
成された割り部より開いて、平形シース13の除去分離部
間及び分岐ケーブル15の絶縁被覆15bの端部に跨がって
覆設し、それによって並列導体11及び分岐端子16及び圧
縮スリーブ17の露出部を含めた分岐ケーブル接続部を絶
縁保護するものである。
なお、保護カバー18の中には絶縁性のコンバウンド19
を充填し、且つまた当該カバー18と平形シース13及び各
分岐ケーブル15との間には絶縁性テープ巻き処理20を施
すことにより、水密化を図ってある。
〔発明の効果〕
以上のような本発明の低圧幹線用分岐付平形ケーブル
によれば、一つ当たりの分岐部において、平形ケーブル
本体の並列導体に対して略H字形の分岐端子を接続一体
化し、同分岐端子の両側略T字形の接続枝部を平形ケー
ブルの幅方向両側縁においてケーブル長手方向に伸長す
るように位置づけ、これら四方の接続枝部に分岐ケーブ
ルを接続するようにしてなるので、この分岐部により平
形ケーブル本体の厚み方向に大きな突出部を形成するこ
となしに4本までの分岐ケーブルを分岐することができ
たものであり、従って、分岐部の設定数を大幅に少なく
することができる。このことにより、多数の分岐ケーブ
ルを付帯させることと、1本の平形ケーブル本体を1相
に割当てて相数分の平形ケーブル本体を平形シースの平
形面により積層して各ケーブル導体相互を近接すること
により得んとする、低インピーダンス性能の十分な引き
出しとを両立させることができ、而も分岐数の低減によ
り製造及び製品コストを小さくすることができ、実用上
の効果は大きいといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る低圧幹線用分岐付平形ケーブル
の実施例を分岐部付近で示す説明図、第2図は、従来の
低圧幹線用分岐付平形ケーブルの例を分岐部付近で示す
説明図である。 符号において、10は平形ケーブル本体、11は並列導体、
12は絶縁体、13は平形シース、14は分岐部、15は分岐ケ
ーブル、16は分岐端子、16aは中央の割り入れ付筒状
部、16bは接続枝部、17は圧縮スリーブである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体11の複数本を並列配置し、これら導体
    上に絶縁体12を介して平形シース13を施して平形ケーブ
    ル本体10を構成しており、この平形ケーブル本体に設定
    される一つ当たりの分岐部14において、平形シース及び
    絶縁体を除去して複数本の導体を露出し、これら導体に
    略H字形の分岐端子16の中央部割り入れ付筒状部16aを
    被嵌させて接続一体化させ、同分岐端子の両側にある略
    T字形の接続枝部16b,16bと16b,16bを平形ケーブル本体
    の幅方向の両側縁にケーブル長手方向に沿って伸長する
    ように位置づけ、それら四方の各接続枝部の伸長端部に
    分岐ケーブル15の導体15a端部を接続してなることを特
    徴とする低圧幹線用分岐付平形ケーブル。
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