JP2570705Y2 - シールコネクタ - Google Patents

シールコネクタ

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JP2570705Y2
JP2570705Y2 JP1993073596U JP7359693U JP2570705Y2 JP 2570705 Y2 JP2570705 Y2 JP 2570705Y2 JP 1993073596 U JP1993073596 U JP 1993073596U JP 7359693 U JP7359693 U JP 7359693U JP 2570705 Y2 JP2570705 Y2 JP 2570705Y2
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cylindrical body
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/73Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall
    • H01R13/74Means for mounting coupling parts in openings of a panel
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5202Sealing means between parts of housing or between housing part and a wall, e.g. sealing rings

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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、壁材を貫通して回路を
配設する場合に使用して好適なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、特開昭
63−211577号公報に示すものが知られている。
図18および図19において、ガソリンタンクの上面パ
ネル1には貫通孔1aを形成するとともに、同貫通孔1
aに円筒状の筒体2を挿入して両者を気密的に接続して
いる。コネクタ本体3は同筒体2の内径よりもわずかに
小さめの径とした円柱部分3aを有しており、同円柱部
分3aの周囲には円環状の溝3bを形成してOリング4
を収容している。また、筒体2の下端には切り欠き片2
aを形成するとともに、円柱部分3aの下端であって同
切り欠き片2aが対面する位置には凹部3a1を形成し
ている。なお、コネクタ本体3の内部には電線路3cを
形成して、両端に端子3c1を備えている。
【0003】組み付けるときには、コネクタ本体3の溝
3bにOリング4をはめ込み、筒体2に挿入する。所定
の位置まで挿入したら、コネクタ本体3を回転させて凹
部3a1と切り欠き片2aとを対面させ、同切り欠き片
2aを同凹部3a1内に押し込むようにして屈曲させ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のコネク
タにおいては、次のような課題があった。切り欠き片を
屈曲させて係合させているため、切り欠き片には曲げ変
形して復帰せず、かつ、変形した状態で十分に強度を保
持できる金属製の素材で形成させることが必要であっ
た。このため、樹脂のように、曲げ変形しにくかった
り、素材自体の強度が低いなどの素材の場合には不適当
であった。特に、ガソリンタンクにおいては樹脂製の物
が要望され始め、かかるガソリンタンクには従来の構造
が使用できなくなってきた。
【0005】また、切り欠き片をかしめる作業は大きな
力が必要であるので、必然的に工具がなければ作業でき
なかった。本考案は、上記課題にかんがみてなされたも
ので、素材の自由度を増して樹脂などにも適用できるよ
うにするとともに、特に大きな力も必要としないで作業
性を向上させることが可能なコネクタの提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる考案は、端子を備えたコネクタ本
体が壁材を貫通する筒体の開口内に挿入されてなるもの
において、前記筒体の内周面には雌ネジが形成されると
ともに、前記コネクタ本体の外周面にはその雌ネジと螺
合可能な雄ネジが形成され、その雌ネジと雄ネジとの螺
合によって前記コネクタ本体の前記端子が前記壁材を貫
通した両側に位置するようにされ、前記コネクタ本体と
前記筒体との間にはシール部材が設けられ、前記筒体の
開口端と前記コネクタ本体の一部との接触により前記コ
ネクタ本体及び前記筒体の相対回転を規制して前記コネ
クタ本体が前記筒体内から抜け出ることを阻止する係合
機構が設けられた構成としてある。
【0007】また、請求項2にかかる考案は、請求項1
に記載のコネクタにおいて、上記係合機構を、締結方向
への回転は許容するが、逆回転の方向を禁止するラチェ
ット機構を有する構成としてある。また、請求項3にか
かる考案は、請求項2に記載のコネクタにおいて、上記
ラチェット機構を、回転方向後方側に角部を面した突起
を有するアーム部材と、同突起の回転面に対応して形成
されて同突起に係止可能な角部を有する係止部を備えた
ロック部材とを備えて構成してある。また、請求項4に
かかる考案は、請求項3に記載のコネクタにおいて、上
記アーム部材は、上記筒体あるいはコネクタ本体のいず
れか一方に形成したフランジの一部に形成して構成して
ある。
【0008】また、請求項4にかかる考案は、請求項1
に記載のコネクタにおいて、上記係合機構は、上記筒体
と上記コネクタ本体とにピンを挿入して係合せしめるよ
うに構成してある。また、請求項6にかかる考案は、請
求項5に記載のコネクタにおいて、上記筒体と上記コネ
クタ本体とのいずれか一方には上記ピンを挿入可能な円
弧状の長孔を形成して構成してある。
【0009】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる考案に
おいては、雌ネジ側の筒体内に雄ネジ側のコネクタ本体
を回転させながら挿入して螺合させていき、筒体の開口
端にコネクタ本体が当接するときには、係合機構によっ
てコネクタ本体の回転が規制される。すなわち、ネジに
よる螺合によって挿入方向への抜け止めが図られ、さら
には、回転を規制してネジが回転してゆるんでしまうこ
とを防止している。
【0010】また、上記のように構成した請求項2にか
かる考案においては、ラチェット機構がコネクタ本体が
締結方向へ回転するのは許容するものの逆方向へは回転
できないようにしている。さらに、上記のように構成し
た請求項3にかかる考案においては、可撓性を有するア
ーム部材の先端に突起を形成しているため、締結時には
容易にアーム部材が撓むが、逆方向にはロック部材の係
止部に対して正確に係合する。なお、アーム部材が挿入
方向に対面していればロック部材も同様に挿入方向に対
面させればよいし、アーム部材が径方向に対面していれ
ばロック部材も径方向に対面するようにすればよい。
【0011】そして、上記のように構成した請求項4に
かかる考案においては、フランジを形成することによっ
てそのフランジ構造自体に可撓性を備えさせ、ラチェッ
ト機構の構成を簡易にしている。この場合、フランジを
円形にしてその一部に突起を形成したり、全周にわたっ
て形成してもよいし、フランジの一部を径方向に延ばし
てその部分に突起を形成してもよい。また、フランジを
部分的に薄くして可撓性を備えるようにしてもよい。ま
た、上記のように構成した請求項5にかかる考案におい
ては、筒体とコネクタ本体とをピンで留めて両者を係合
せしめ、回動を規制して抜け止めを図っている。
【0012】さらに、上記のように構成した請求項6に
かかる考案は、ピンにて筒体とコネクタ本体とを係合さ
せるにあたり、同ピンが挿入される一方の孔が円弧状の
長孔となっており、コネクタ本体のわずかな角度ずれが
あっても両者を貫通して係合させる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、回転させ
ていくだけで装着できるため、作業性を向上させること
ができるとともに、切り欠き片などをかしめたりする必
要がないので、金属製の素材に限定されず、素材の自由
度を向上させることが可能なコネクタを提供することが
できる。特に、請求項2にかかる考案によれば、ラチェ
ット機構により、締結方向への回転は容易にしつつ、確
実にゆるみ止めを図ることができる。
【0014】また、請求項3にかかる考案によれば、ア
ーム部材の可撓性によって突起を係止孔に押しつけるよ
うにしており、構成が簡素であるし、樹脂などで成形す
る場合にはコネクタ本体や筒体と一体的に形成し易い。
そして、請求項4にかかる考案によれば、フランジの構
造によって可撓性を備えることができるので、特に、可
撓性を有する部材を成形しなくてもよいし、フランジが
相手部材に近接する過程が視認できるため、作業性も向
上する。すなわち、係合機構の位置が分かりやすいた
め、無理に押し込み過ぎることがなく、装着作業が容易
になるまた、請求項5にかかる考案によれば、筒体とコ
ネクタ本体とのゆるみ止めをピンで留めるだけであるの
で、構成部品をシンプルにすることができる。
【0015】さらに、請求項6にかかる考案によれば、
ピンを留めるにあたってピンが挿入される孔の一方が長
孔となっているので、筒体とコネクタ本体とが必ずしも
所定の相対角度である必要はなく、コネクタ本体の回転
角度が多少ずれている場合にも組み付けることができて
作業性を向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説
明する。図1〜図5にコネクタ本体10を示しており、
図6〜図8にガソリンタンク20の上面パネルを示して
いる。内部に電線路を配設したコネクタ本体10は、胴
部11aの上端と下端に相手側コネクタと接続するため
のフード部11b,11cを備えており、各フード部1
1b,11c内に端子12を露出させて備えている。上
方のフード部11bは水平方向に開口し、下方のフード
部11cは下方に開口しており、当該コネクタ本体10
は全体的に逆L字形になっている。コネクタ本体10
は、胴部11aにおける下方部分の外周にネジ山を形成
した雄ネジ部13を備え、また、雄ネジ部13の上方に
は径を一回りだけ細くした溝部14を備えている。な
お、胴部11a上面には六角形のボルト状の突起11a
1が形成してある。このため、大きな力で締め付けた
り、締付を自動化するときなどには、同突起11a1を
利用すればよい。
【0017】溝部14とフード部11bとの間には、下
方から上方に向かって徐々に径を大きくしてテーパー状
の斜面を形成するとともに上端をフランジ状に径方向に
延設した蓋部15を備えている。フランジ部分の縁部で
あって上方のフード部11bの逆の方向の一部を外方に
延設したアーム部15aを形成してある。同アーム部1
5aの先端は、周方向における上記雄ネジ部13の螺合
方向後方側に湾曲しているとともに、下面側には同後方
側に向かうにつれて突出するくさび状の係止突起15a
1を形成している。なお、アーム部15aの先端を螺合
方向後方側に湾曲させているので、螺合方向がわかりや
すくなっている。
【0018】なお、コネクタ本体10は樹脂で成型され
ており、特に、フランジ部分のアーム部15aについて
は外方に突出していることもあって上下方向に対する可
撓性を備えている。ガソリンタンク20の上面パネルに
は、円形の開口を有する円筒部21を形成してある。同
円筒部21の内周面にはネジ山を形成して雌ネジ部22
を形成してあり、同円筒部21における上方側の開口2
1a付近は、端部方向に向かって徐々に径が大きくなる
テーパー状の斜面を形成している。開口21aの縁部の
一部は径方向に突出してロック部24を形成しており、
図8に示すように、同ロック部24の上面側には、雌ネ
ジ部22の螺合方向の先方側から後方側に向かうにつれ
て徐々に開口方向に突出する斜面を備えたくさび状の係
止突起24aを形成している。ガソリンタンク20の上
面パネルも樹脂で形成されており、円筒部21とその周
辺の壁材部分は一体成型されている。
【0019】コネクタ本体10の溝部14にはOリング
30が収容され、同Oリング30は当該溝部14に収容
されつつコネクタ本体10を上記円筒部21に挿入した
ときに円筒部21の内周壁面と溝部14との間でわずか
に圧縮されるような大きさになっている。なお、コネク
タ本体10と円筒部21の内周面とのシール保持は、コ
ネクタ本体10の外周に保持するOリング以外にも、開
口21aにOリングを保持しておき、蓋部15のフラン
ジ部分で押さえ込むようにすることもできる。次に、上
記構成からなる本実施例の動作を説明する。まず、Oリ
ング30を広げてコネクタ本体10の溝部14に配設
し、下方のフード部11cの側からガソリンタンク20
の円筒部21に挿入する。コネクタ本体10が徐々に挿
入されていくと、雄ネジ部13のネジ山と雌ネジ部22
のネジ山とが当接する。当接したら、コネクタ本体10
を回転させて雄ネジ部13と雌ネジ部22とを螺合させ
る。
【0020】当初、溝部14に配設したOリング30は
円筒部21の開口21aよりも外側にあるが、コネクタ
本体10を回転させるにつれてコネクタ本体10は徐々
に円筒部21内に入り込んでいくので、Oリング30は
開口21aのテーパー状の斜面に摺接しながら徐々に内
側に圧縮され、ついには円筒部21の内部に入ってい
く。上述したようにOリング30は円筒部21内では同
円筒部21の内周壁面と溝部14の内周壁面とによって
わずかに圧縮されているので、この部分でシールをす
る。コネクタ本体10が円筒部21内に入り込んでいく
と、コネクタ本体10の蓋部15が円筒部21の開口2
1aに近づいてくる。一方、蓋部15の上端のフランジ
部分には径方向に突出するアーム部15aが形成されて
おり、開口21aの縁部からはロック部24が突出して
いるので、蓋部15が開口21aに近づいてくるにつれ
て、同アーム部15aは回転しながらも当該ロック部2
4に近づいていく。
【0021】アーム部15aの下面には係止突起15a
1が形成されているので、図に示すネジ山のピッチの場
合、残り二回転となるころに、同係止突起15a1がロ
ック部24の上面に接触する。しかし、係止突起15a
1のくさび形の形状と、ロック部24の側の係止突起2
4aのくさび形の形状は、互いに螺合し合う方向に向か
い合ったときには、係止突起15a1がロック部24の
上面に接触してもアーム部15aが上方に撓み、コネク
タ本体10はたいした抵抗を受けずにそのまま回転でき
る。しかし、最後の一回転を行なうとき、アーム部15
aの係止突起15a1がロック部24の係止突起24a
を乗り越えるときにアーム部15aの撓み量は大きく、
乗り越えた後はアーム部15aによって互いの係止突起
15a1,24aが十分にかみ合った状態となる。そし
て、これ以降は、コネクタ本体10の蓋部15が円筒部
21の開口21a部分に当接するため、コネクタ本体1
0を今までの方向に回転させることができなくなる。
【0022】コネクタ本体10が円筒部21内に螺合し
ているだけであるならば、緩んできてしまう可能性もあ
る。しかし、上述したように、最後の一回転を行なうと
きに両者の係止突起15a1,24aが十分にかみ合っ
ており、互いにくさび状となった係止突起15a1,2
4aの背面同士が対面しているので、逆方向への回転は
できない。すなわち、このくさび形の係止突起15a
1,24aの方向性により、簡易なラチェット機構を構
成している。なお、係止突起については、少なくとも一
方の側に円周にわたって係止突起を形成するようにして
もよい。このようにすればどのような角度で停止しても
逆方向への回転を容易に禁止することができる。また、
一体で成型するのではなく、複数の部品を使用して形成
してもよいが、例えば、コネクタ本体10を引き抜こう
とする大きな力がかかった場合、この力は雄ネジ部13
と雌ネジ部22とが螺合するネジ山同士で負担されてし
まい、コネクタ本体10を回転させようとする力はさほ
どかからないため、可撓性を有するアーム部15aで支
持されている係止突起15a1であっても十分に耐える
ことができる。このように、作業はコネクタ本体10を
回転させていくだけであり、従来のようにかしめる作業
もない。従って、大きな力を必要としないし、手で締め
付けることも可能である。また、かしめないので金属製
である必要もなく、素材の自由度も向上する。
【0023】なお、上述した実施例においては、コネク
タ本体10の側に可撓性を有するアーム部15aを形成
し、円筒部21の側に不動の係止突起24aを形成して
いるが、円筒部21の側に可撓性を有するアーム部を介
して係止突起を形成し、コネクタ本体10の側に不動の
係止突起を形成してもよい。また、係止突起15a1,
24aはくさび形としているが、単に突出するだけの形
態であってもよい。この場合に、相手には突出した係止
突起が入り込む孔を形成してもよい。可撓性を有するよ
うにアーム部15aを蓋部15から径方向に突出させて
形成しているが、樹脂の素材が有する弾性だけを利用し
て、弾性変形が復帰してロックするようにしてもよい。
また、フランジ部分の鍔を広くして薄板部分を形成し、
薄板構造によって可撓性が生まれるようにしてもよい。
【0024】円筒部21と周辺とは一体成型によって形
成しているが、円筒部21とガソリンタンクとは別に形
成しておいて、接着あるいは溶着などによって気密的に
接続するようにしてもよい。このように、コネクタ本体
10の側には外周面に雄ネジ部13を形成し、円筒部2
1の側には内周面に雌ネジ22を形成し、両者を螺合し
て抜け止めを図っている。一方、コネクタ本体10の側
に形成したアーム部15aの下面には係止突起15a1
を備えており、開口21aの縁部に形成したロック部材
24の係止突起24aに対して締付方向へは回転可能と
しつつ逆方向へは回転不能に係止するようにしている。
すなわち、コネクタ本体10が円筒部21に螺合してく
るときに両者の係止突起15a1,24aが係止し、逆
回転して緩んでしまわないようにしている。
【0025】図11〜図17は、本考案の他の実施例を
示している。上述した実施例においては、コネクタ本体
10の側にくさび状の係止突起15a1を有するアーム
部15aを形成し、円筒部21の側には開口21aの縁
部に係止突起24aを有するロック部材24を形成し、
コネクタ本体10と円筒部21とを螺合したときに両者
の係止突起15a1,24aが係止して螺合が解除され
てしまうのを防止している。しかるに、本実施例におい
ては、ピン40を使用し、同ピン40にてコネクタ本体
10と円筒部21とを係止してゆるみ止めを図ってい
る。図において、コネクタ本体10における蓋部15の
フランジ部分の端部には上下方向に貫通孔15bを形成
してあり、開口21aの周縁には同貫通孔15bに対面
する位置に円弧状の長孔21bを形成してある。ピン4
0は、図16に示すよう、一端に平坦な鍔部41を形成
し、他端は矢尻のように先端に向かうほど径の小さくな
る係止部42を形成してあり、中央部分は上記貫通孔1
5bと長孔21bの内径と概ね等しくなっている。
【0026】コネクタ本体10を円筒部21に挿入し、
蓋部15のテーパー面が円筒部21の開口21aに接す
るまで螺合させたら、コネクタ本体10の貫通孔15b
が長孔21bに重なるようにコネクタ本体10の回転角
度を合わせる。両者が重なり合ったら、ピン40を係止
部42の側からコネクタ本体10の貫通孔15bに挿入
し、そのまま長孔21bを突き抜けるまで挿入する。振
動などによってコネクタ本体10が回転しようとして
も、ピン40が両者を貫通しているので、緩んでしまう
ことはない。特に、本実施例の場合は、円筒部21の側
に形成する貫通孔を円弧状の長孔21bにしているの
で、コネクタ本体10の角度が多少ずれていてもピン4
0を挿入することができ、作業性が向上する。むろん、
長孔とするのはコネクタ本体10の側であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタ本体の上面図である。
【図2】コネクタ本体の正面図である。
【図3】コネクタ本体の底面図である。
【図4】コネクタ本体の側面図である。
【図5】コネクタ本体の蓋部の部分背面図である。
【図6】円筒部の上面図である。
【図7】円筒部の断面図である。
【図8】円筒部の開口の部分背面図である。
【図9】組付状態におけるコネクタ本体と円筒部の部分
断面図である。
【図10】組付状態におけるコネクタ本体と円筒部の部
分背面図である。
【図11】他の実施例にかかるコネクタ本体の平面図で
ある。
【図12】コネクタ本体の正面図である。
【図13】コネクタ本体の底面図である。
【図14】コネクタ本体の右側面図である。
【図15】円筒部の平面図である。
【図16】円筒部の断面図である。
【図17】組付状態におけるコネクタ本体と円筒部の部
分断面図である。
【図18】従来のコネクタの断面図である。
【図19】従来のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
10…コネクタ本体 11a…胴部 13…雄ネジ部 14…溝部 15a…アーム部 15a1…係止突起 15b…貫通孔 20…ガソリンタンク 21…円筒部 21b…長孔 22…雌ネジ部 24…ロック部 24a…係止突起 30…Oリング 40…ピン

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子を備えたコネクタ本体が壁材を貫通
    する筒体の開口内に挿入されてなるものにおいて、 前記筒体の内周面には雌ネジが形成されるとともに、前
    記コネクタ本体の外周面にはその雌ネジと螺合可能な雄
    ネジが形成され、その雌ネジと雄ネジとの螺合によって
    前記コネクタ本体の前記端子が前記壁材を貫通した両側
    に位置するようにされ、 前記コネクタ本体と前記筒体との間にはシール部材が設
    けられ、 前記筒体の開口端と前記コネクタ本体の一部との接触に
    より前記コネクタ本体及び前記筒体の相対回転を規制し
    て前記コネクタ本体が前記筒体内から抜け出ることを阻
    止する係合機構が設けられていることを特徴とするコネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のコネクタにおい
    て、上記係合機構は、締結方向への回転は許容するが、
    逆回転の方向を禁止するラチェット機構を有することを
    特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のコネクタにおい
    て、上記ラチェット機構は、回転方向後方側に角部を面
    した突起を有するアーム部材と、同突起の回転面に対応
    して形成されて同突起に係止可能な角部を有する係止部
    を備えたロック部材とを有することを特徴とするコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載のコネクタにおい
    て、上記アーム部材は、上記筒体あるいはコネクタ本体
    のいずれか一方に形成したフランジの一部に形成された
    ことを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 上記請求項1に記載のコネクタにおい
    て、上記係合機構は、上記筒体と上記コネクタ本体とに
    ピンを挿入して係合せしめるように構成したことを特徴
    とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載のコネクタにおい
    て、上記筒体と上記コネクタ本体とのいずれか一方には
    上記ピンを挿入可能な円弧状の長孔を形成したことを特
    徴とするコネクタ。
JP1993073596U 1993-12-21 1993-12-21 シールコネクタ Expired - Fee Related JP2570705Y2 (ja)

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