JP2570174B2 - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

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JP2570174B2 JP11911294A JP11911294A JP2570174B2 JP 2570174 B2 JP2570174 B2 JP 2570174B2 JP 11911294 A JP11911294 A JP 11911294A JP 11911294 A JP11911294 A JP 11911294A JP 2570174 B2 JP2570174 B2 JP 2570174B2
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層プリント配線板に関
し、特に多層プリント配線板に発生するレジンスミアを
検出する為に用いられる多層プリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多層プリント板は、図4(A),
(B)に示すように基材7の両面のスルーホール4の周
囲に形成された外層ランド3と基材7の内部に形成され
た内層ランド5を有し、外層ランド3と内層ランド5は
スルーホール4のスルーホールめっき層9により所定の
位置で接続されている。
【0003】このように構成された多層プリント配線板
は、層間接続を行う場合、ドリル加工によりスルーホー
ル穴あけを行い、その後銅めっきによりスルーホールめ
っき層9を形成しているが、このとき、図5(A),
(B)に示すように、穴壁の内層ランド5の露出面への
融解コーティングによるレジンスミアを発生し、スルー
ホールめっき層9と内層ランド5との接続面積を減少さ
せ、部品を実装する半田付け工程での熱衝撃等により接
続不良を起こしていた。
【0004】このように、多層プリント配線板の内層ラ
ンド5とスルーホールめっき層9との接続部分に発生す
るレジンスミア10は、多層プリント配線板の外層面か
らは検出できなかった。そこで、まず、多層プリント配
線板を破壊し表面あるいは裏面より目的の内層まで削り
込み、内層ランド5を露出させる。次に、拡大鏡等の測
定器を用いて内層ランド5とスルーホールめっき層9の
接続部分を観察し、レジンスミア10が認められた場合
にはその長さを測定し、その測定結果をJISC501
4の3.9.2項の判定基準(レジンスミアの許容値は
穴円周の25%以下)に基いて良品,不良品の判定を行
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のレジンスミ
アの検出方法では、多層プリント配線板を破壊し内層ラ
ンドまで削り込んでレジンスミアの長さを測定して検査
を行うので検査に多大な工数と日程が必要であるという
問題点があった。その為、製品の納期に支障がでるとい
う問題点が生じていた。
【0006】本発明の目的は、レジンスミアの検査が容
易で、工数と日程を要せず、納期短縮が可能な検査パタ
ーンを備える多層プリント配線板を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の多層プリント配
線板は、レジンスミア検出用スルーホールと、このレジ
ンスミア検出用スルーホールに接続しこのレジンスミア
検出用スルーホールを中心に等角度で放射状に外側に伸
びる内層パターンと、この内層パターンの終端部に接続
する内層ランドと、この内層ランドに接続する外層との
貫通スルーホールまたは非貫通スルーホールとを有す
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1(A),(B)は本発明の第1の実施
例の平面図およびそのA−A′線断面図である。本発明
の第1の実施例は、図1(A),(B)に示すように、
回路形成部以外の領域に、レジンスミア検出用のスルー
ホール4とこのスルーホール4を中心とし等角度で放射
状の位置にスルーホール2a〜2hを設け、内層面には
スルーホール2a〜2hのそれぞれに内層ランド5a〜
5h(図示せず)を配置し内層パターン6により内層ラ
ンド5a〜5hそれぞれをスルーホール4に接続する。
この時、スルーホール4には内層ランドを設けない。一
方、外層面にはスルーホール2a〜2hのそれぞれに接
続する外層ランド1とスルーホール4に接続する外層ラ
ンド3を配置する。
【0010】図2(A),(B)はそれぞれ設計基準に
基ずく外層パターンおよび内層パターン製造用フィルム
の平面図である。多層プリント配線板の回路形成能力が
回路幅0.1mm,回路間隔0.15mmとすると内層
回路を8方向に配置できるレジンスミア検出用のスルー
ホール4の最***径は次式で表される。
【0011】〔(回路幅+回路間隔)×方向数〕/円周
率=〔(0.1+0.15)×8〕/3.14 そこで、レジンスミア検出用のスルーホール4の径は、
この計算値以上のスルーホール径で、製品内に使用して
いて、かつレジンスミアの発生の有無を検査したいスル
ーホールの径を基に設定し、スルーホール2a〜2hの
穴径は、製造工程能力に応じた最***径以上に制定す
る。
【0012】一方、スルーホール4とスルーホール2a
〜2hの最小間隔は、次式で表される。
【0013】(外層ランド3の径+外層ランド1の径)
/2+回路間隔 まず、上記の設計基準に基いて作成された図2(B)に
示す内層パターン製造用フィルムを用いて内層の所定の
位置に内層ランド5と内層パターン6を形成し、プリプ
レグを介して片面に銅箔を有する基材を積み重ねて公知
の熱圧着手段で積層体を形成する。次に、同様に設計基
準に基いて作成された図2(A)に示す外層パターン製
造用フィルムを用いて外層ランド3の中心が内層パター
ン6の交差する位置に、外層パターン1が内層パターン
5と対応する位置に外層パターンを形成する。次に、そ
れぞれの外層ランド3,1の中心にスルーホール用の穴
開けを行った後、めっき工程を経て、内層パターン6と
接続するスルーホール4,内層パターン6を介してそれ
ぞれスルーホール4に接続するスルーホール2a〜2h
を形成した後、ソルダレジスト,文字印刷,外径加工を
施す。
【0014】次に、電気検査工程にてスルーホール4を
基準にしてスルーホール2a〜2hとの接続を検査す
る。この時、スルーホール4とスルーホール2a〜2h
全てが導通状態にある場合はレジンスミアの発生はな
く、スルーホール4は図4(A),(B)の状態であ
る。一方、スルーホール2aのみが断線している場合は
その部分にレジンスミアが発生していることを示し、レ
ジンスミアの長さはスルーホール4の円周の25%以下
といえる。この時のスルーホール4の状態は図5
(A),(B)の状態である。また、スルーホール2a
と2bが断線している場合はレジンスミアの長さはスル
ーホール4の円周の25%以上37.5%以下といえ
る。
【0015】図3は本発明の第2の実施の断面図であ
る。第2の実施例は図3に示すように、第1の実施例の
貫通スルーホール2の代りに非貫通スルール8を2層に
形成し電気検査を両面より実施する。このため、第1の
実施例と同じ面積で検査パターンが設けられ、4層の多
層プリント配線板に対応させることが可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、レジンス
ミア検査用のスルーホールを設け、このスルーホールを
中心として放射状に内層パターンを設け、この内層パタ
ーンの終端部に外層とのスルーホールを設けることによ
り、電気検査工程にてレジンスミアの発生の有無と、そ
の大きさを多層プリント配線板を破壊することなしに容
易に検出できるという効果がある。
【0017】また、電気検査工程で検査を実施するた
め、従来実施していたレジンスミアの検査工数が不要と
なるので、製品納期短縮にも貢献できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は本発明の第1の実施例の平面
図およびそのA−A′線断面図である。
【図2】(A),(B)はそれぞれ設計基準に基ずく外
層パターンおよび内層パターン製造用フィルムの平面図
である。
【図3】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図4】(A),(B)は従来の多層プリント配線板の
スルーホールの一例の平面図およびそのB−B′線断面
図である。
【図5】(A),(B)は従来の多層プリント配線板の
レジンスミアの一例を説明する平面図およびそのC−
C′線断面図である。
【符号の説明】
1,3 外層ランド 2,2a〜2h,4 スルーホール 5 内層ランド 6 内層パターン 7 基材 8 非貫通スルーホール 9 スルーホールめっき層 10 レジンスミア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジンスミア検出用スルーホールと、こ
    のレジンスミア検出用スルーホールに接続しこのレジン
    スミア検出用スルーホールを中心に等角度で放射状に外
    側に伸びる内層パターンと、この内層パターンの終端部
    に接続する内層ランドと、この内層ランドに接続するス
    ルーホールとを有することを特徴とする多層プリント配
    線板。
  2. 【請求項2】 前記内層ランドに接続するスルーホール
    が外層との貫通スルーホールであることを特徴とする請
    求項1記載の多層プリント配線板。
  3. 【請求項3】 前記スルーホールが外層との非貫通スル
    ーホールであることを特徴とする請求項1記載の多層プ
    リント配線板。
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