JP2568780Y2 - 電磁スイッチ - Google Patents

電磁スイッチ

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JP2568780Y2
JP2568780Y2 JP1992012345U JP1234592U JP2568780Y2 JP 2568780 Y2 JP2568780 Y2 JP 2568780Y2 JP 1992012345 U JP1992012345 U JP 1992012345U JP 1234592 U JP1234592 U JP 1234592U JP 2568780 Y2 JP2568780 Y2 JP 2568780Y2
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木 良 徹 千
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自動車電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、励磁コイルの励磁ま
たは消磁により可動接点を固定接点に対して接触または
離隔させることで回路を接続状態または遮断状態にする
のに利用される電磁スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】ソレノイドコイルの励磁または消磁で回
路を接続状態または遮断状態とする電磁スイッチが実開
昭61−61738号公報に記載されている。
【0003】上記の公報に記載された電磁スイッチは、
電磁スイッチの本体を収容するゴム製の車体側取付け用
部材の外側に孔状のヒューズ収容部が設けられ、このヒ
ューズ収容部内にスペアのヒューズを収納していた。ヒ
ューズ収容部の孔径はヒューズの外形の大きさよりも小
さくしてあり、ヒューズ収容部の弾性力でヒューズを保
持していた。
【0004】
【従来の問題点】ところが、上記した電磁スイッチにお
いて、ヒューズはヒューズ収容部に収容された状態でヒ
ューズのヒューズ本体の四方をヒューズ収容部に有する
弾性力で保持されていたため、スペアのヒューズを使う
際に、ヒューズ収容部から取り外し易くないという問題
点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、ゴム製の車体取付け用部材に設けられたヒューズ収
容部にヒューズを収容すると、取り外し易くないので、
便利さを欠くことがある点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係わる電磁ス
イッチは、第1のケースと、第1のケースに組付けら
れる第2のケースと、第1のケース内に収容され、励磁
により吸引移動するプランジャを備え、第1のケースの
外側に配置されるソレノイド電源端子を備えたソレノイ
ドと、プランジャとともに移動する可動接点と、第1の
ケース内に収容され、可動接点の移動により離隔状態か
電気的に接続される第1、第2の固定接点と、第1の
固定接点に電気的に接続されて第1のケースの外側に配
置され、第1の負荷に接続される第1の負荷接続端子
と、第2の固定接点に電気的に接続されて第1のケース
の外側に配置され、電源に接続される電源端子と、電源
端子に電気的に接続されて第1のケース上に配置され、
ヒューズ接続部が形成された電源供給用端子と、第2の
負荷に電気的に接続される第2の負荷接続部が形成され
るとともにヒューズ接続部が形成され、第1のケース上
に配置された第2の負荷接続端子と、第1のケース上に
固定され、ソレノイド電源端子、第2の負荷接続端子の
第2の負荷接続部を収容するコネクタガイドと、電源供
給用端子のヒュ ーズ接続部、第2の負荷接続端子のヒュ
ーズ接続部を収容し、第1のヒューズが装着されるヒュ
ーズケースと、一方のヒューズ端子が電源供給用端子の
ヒューズ接続部に電気的に接続され、他方のヒューズ端
子が第2の負荷接続端子のヒューズ接続部に電気的に接
続された第1のヒューズと、ヒューズ端子をヒューズ本
体に有し、第2のケース上に配置される第2のヒューズ
を備えた電磁スイッチであって、第2のケースの底部の
面上には、第2のヒューズのヒューズ本体の厚さ寸法よ
りも小さい高さ寸法を有して、該底部の面と同一の方向
に角孔状に形成され、端部に第2のヒューズのヒューズ
本体が当接するヒューズ本体当接部をもち、第2のヒュ
ーズのヒューズ端子が収容されるヒューズ端子挿入部
と、ヒューズ端子挿入部に連設され、第2のケースの底
部に沿って底部から突出した一対のホルダ側板と一対の
ホルダ側板の端部に連設されたホルダ底板とにより囲ま
れて形成され、第2のヒューズのヒューズ本体が収容さ
れる本体挿入部と、本体挿入部のホルダ底板に形成され
た一対の切欠のあいだに、先端の底部からの離隔寸法が
第2のヒューズのヒューズ本体の厚さ寸法よりもわずか
に小さいものとして薄肉状に突出され、第2のケースの
底部から離れる方向に弾性変形可能にしてヒューズ端子
がヒューズ端子挿入部内に挿入された第2のヒューズの
ヒューズ本体を第2のケース側に押圧する本体押え部
と、ヒューズ本体当接部からの距離が第2のヒューズの
ヒューズ本体の長さ寸法よりもわずかに大きい位置に突
出形成され、本体挿入部に収容された第2のヒューズの
ヒューズ本体が本体押え部によって第2のケース側に押
圧されることによって該ヒューズ本体の端部に係止可能
抜け止め部とからなるヒューズホルダを備えている
成としたことを特徴としており、成形が極めて容易であ
って、ヒューズが取り外し易いヒューズホルダを備えた
電磁スイッチを提供するという目的を実現したものであ
る。
【0007】
【考案の作用】この考案に係わる電磁スイッチにおい
て、ヒューズホルダは、第2のヒューズのヒューズ本体
が本体挿入部に挿入されることにより、ヒューズ本体を
本体押え部によりケース側に押圧し且つヒューズ本体の
端部を抜け止め部によって係止するから、第2のヒュー
ズのヒューズ本体は本体押え部および抜け止め部により
本体挿入部に保持される。それ故、本体押え部を押圧側
とは反対の方向に引き上げることによりヒューズ本体の
端部が抜け止め部から外れて第2のヒューズがヒューズ
ホルダから取り外されるため、ヒューズ本体の四方を
性的に保持していたものと比べて取り外しを容易に行え
る。また、ヒューズホルダは、第2のケースの底部の面
上にヒューズ端子挿入部が角孔状に形成され、本体挿入
部、本体押え部、抜け止め部のそれぞれがヒューズ端子
挿入部に連設されている。それ故、ヒューズホルダは単
純な成形によって形成される。
【0008】
【実施例】図1ないし図7はこの考案に係わる電磁スイ
ッチの一実施例を示すものである。
【0009】図示する電磁スイッチ1はケース2内に主
としてソレノイド3、可動接点4、第1の固定接点5、
第2の固定接点6が収容されており、第1の負荷はエン
ジンを始動させるためのスタータモータ60であり、第
2の負荷は車両に装備されたラジオや電動シートなどの
アクセサリー部品61である。
【0010】ソレノイド3には樹脂を素材として成形さ
れたボビン3aの両端側に備えたフランジ部3a1、3
a2のあいだにコイル形成部3a3が設けられており、
このコイル形成部3a3に銅線を巻回したソレノイドコ
イル3bが配設されている。
【0011】また、コイル形成部3bの中央には丸孔状
のプランジャ移動部3cが形成されており、このプラン
ジャ移動部3c内に円柱形状をなし磁性体製のプランジ
ャ3dが収容されている。プランジャ3dの基端側には
プランジャ移動部3c内で第1の戻しばね3eが係止し
ており、プランジャ3dは第1の戻しばね3eの弾性反
発力により図1中の上方側に向けて付勢されている。
【0012】そして、図2に示すように、前記フランジ
部3a1、3a2のうちの上方側の一方のフランジ部3
a1の上面にはソレノイドコイル3bの銅線の端部を接
続させたソレノイド電源端子3f、3gが取付けられて
おり、ソレノイド電源端子3f、3gはケース2の外側
に形成されたヒューズケース固定部2a9において突出
している。前記一方のフランジ部3a1と他方のフラン
ジ部3a2の外側にはソレノイドフレーム3hが取付け
られている。
【0013】ソレノイドフレーム3hはコ字状をなすフ
レームコア3h1、フレームコア3h1に備えた側
h2,3h2に端部寄りが当接するフレームフランジ3
h3からなり、フレームコア3h1,フレームフランジ
3h3はともに磁性体を素材としている。
【0014】フレームフランジ3h3の中央には前記ボ
ビン3aのプランジャ移動部3cに対応したものとして
丸孔状に形成したプランジャ孔3h4が設けられてお
り、フレームコア3h1に他方のフランジ部3a2を当
接させるとともにフレームフランジ3h3に一方のフラ
ンジ部3a1を当接させたボビン3aがフレームコア3
h1とフレームフランジ3h3のあいだに組付けられて
いる。
【0015】一方、プランジャ3dの先端側には図2に
より明らかなように、駒形状をなすスライダ7の基端側
が当接させてあり、スライダ7の中央に設けた接点保持
部7aには円盤形状をなす可動接点4が固定されてい
る。
【0016】また、図1により明らかなように、スライ
ダ7の前記接点保持部7aの上側には第2の戻しばね8
の一端が係止されており、この第2の戻しばね8の他端
側はケース2に係止されていて、スライダ7は第2の戻
しばね8の弾性反発力により図1中の下方側に向けて付
勢されている。
【0017】他方、ケース2は図1中に示すように、断
面形状がコ字状をなす樹脂製の第1のケース2aと第1
のケース2aの開口端部を閉塞する樹脂製の第2のケー
ス2bからなり、第1のケース2aの厚肉に形成された
中央にスライダ7を支持するための円筒状をなすスライ
ダ支持部2a1と、前記第2の戻しばね8の他端側を係
止するためのばね係止部2a2が設けられており、スラ
イダ支持部2a1、ばね係止部2a2の図中の下方側に
設けられた丸孔状のスライダ移動部2a3内で前記スラ
イダ7が上方側、下方側に移動するようになっている。
【0018】また、第1のケース2aには、前記スライ
ダ移動部2a3の図1中の下方側で前記スライダ移動部
2a3の孔径よりも大きい孔径を有する固定接点取付け
部2a4が設けられており、固定接点取付け部の2a4
の前記可動接点4に対応した図1中の下側には板状をな
す第1の固定接点5、第2の固定接点6の基端側が夫々
固定されており、第1の固定接点5,第2の固定接点6
の先端側は可動接点4から離隔した位置で前記スライダ
7側に夫々接近した状態で突出している。
【0019】第1の固定接点5は、第1のケース2aに
おいて図2中の上方側に向けて矩形状に突出した端子支
持部2a10に固定された第1の負荷接続端子9に接続
されている第2の固定接点6は前記第1の負荷接続端
子9から離隔した端子支持部2a10に固定された電源
端子10に接続されている。
【0020】第1の負荷接続端子9には図4に示され
ように、第1の負荷であるスタータモータ60に接続
された接続線60aが電気的に接続可能にねじ止めして
ある。電源端子10には図4に示されるように、電源
63に接続された接続線63aが電気的に接続可能にね
じ止めしてある。
【0021】そして、図3により明らかなように、ケー
ス本体2aの前記ヒューズケース固定部2a9には、第
2の負荷接続端子11と電源供給用端子12を挿着した
コネクタガイド13、ヒューズケース14が固定されて
いる。
【0022】コネクタガイド13とヒューズケース14
とは一体に成形されており、コネクタガイド13には矩
形の筒状をなすコネクタ挿入孔13aが形成されてお
り、ヒューズケース14には矩形の孔状をなすヒューズ
保持部14aが形成されている。
【0023】第2の負荷接続端子11に備えられた第2
の負荷接続部11a、11aはコネクタ挿入孔13a内
に挿入されているとともに、第2の負荷接続端子11に
備えられたヒューズ接続部11bがヒューズ保持部14
a内の一方寄りに挿入されており、前記ソレノイド電源
端子3f、3gもコネクタ挿入孔13a内に挿入されて
いる。
【0024】また、電源供給用端子12に備えられた電
源端子接続部12aが前記ケース本体2aの端子支持部
2a10に固定された電源端子10に接続されていると
ともに、ヒューズ接続部12bが前記ヒューズ保持部1
4a内に挿入されており、前記第2の負荷接続用端子1
1のヒューズ接続部11b、電源供給用端子12のヒュ
ーズ接続部12bには第1のヒューズ15に備えたヒュ
ーズ端子15a、15aが装着される。第1のヒューズ
15はヒューズ本体15bをヒューズケース14のヒュ
ーズ保持部14a内に挿入することにより保持される。
【0025】そして、第2の負荷接続端子11の第2の
負荷接続部11a、11aは、第2の負荷であるアクセ
サリー部品61に接続された配線61aを保持したコネ
クタ64がコネクタガイド13のコネクタ挿入部13a
内に装着されることにより第2の負荷61に接続され
る。前記コネクタ64にはソレノイド電源端子3f、3
gに接続させるソレノイド電源線65も保持されてい
る。
【0026】加えて、第1のケース2aの端部に取付け
られた第2のケース2bに備えた平坦状をなす底部2b
1の外側寄りには、前記第1のケース2aの周壁2a7
の端部に対応した第1のケース固定部2b2が環状に設
けられており、前記底部2b1の下面にはスペアヒュー
ズである第2のヒューズ17を取付けるためのヒューズ
ホルダ16が第2のケース2bに一体で設けられてい
る。
【0027】ヒューズホルダ16には図1,図5,図
6,図7により明らかなように、矩形の孔状に形成され
た本体挿入部16aが備えられている。
【0028】この本体挿入部16aは第2のケース2b
の底部2b1に沿い且つ底部2b1の図1中の下方に向
けて突出したホルダ側16a1,16a1とホルダ側
16a1,16a1の端部に連設されたホルダ底
6a2とにより囲まれた部分に形成されており、図1中
の右端に形成したヒューズ挿入口16a3側のホルダ底
16a2には矩形に切除した切欠16a4,16a4
を介して図中の右方側に向けて薄肉状に突出した本体押
え部16a5が設けられている。この本体押え部16a
5の突出側の先端が底部2b1から離隔する寸法は第2
のヒューズ17に備えたヒューズ本体17aの厚さ寸法
よりもわずかに小さいものとして設定してあり、前記先
端は図5中の上方側であるケース2側および下方側であ
るケース2とは反対側にわずかに弾性変形する。
【0029】また、本体挿入部16aの図1中の左端寄
りには、本体挿入部16a内の高さ寸法よりも小さい高
さ寸法を有するとともに第2のヒューズ17のヒューズ
本体17aの先端側の厚さ寸法よりも小さい高さ寸法を
有するヒューズ端子挿入部16a6が設けられており、
このヒューズ端子挿入部16a6は一方で本体挿入部1
6a内に連通し他方で外部に連通していて、本体挿入部
16a側に平坦状を成すヒューズ本体当接部16a7が
形成されている。
【0030】そして、前記ヒューズ挿入口16a3から
図1中において右方側にわずかに離隔した底部2b1の
下面には、図中の下方に向けてわずかに突出し且つ台形
の断面形状を有する抜け止め部16a8が設けられてい
る。この抜け止め部16a8から前記ヒューズ本体当接
部16a7までの長さ寸法は第2のヒューズ17のヒュ
ーズ本体17aに有する長さ寸法よりもわずかに大きい
長さに設定してある。
【0031】ここで、図5に示すように、第2のヒュー
ズ17のヒューズ本体17aに備えられたヒューズ端子
17b,17bを先にして本体挿入部16aのヒューズ
挿入口16a3から第2のヒューズ17を押圧していく
と、図1に示すように、ヒューズ端子17b,17bが
ヒューズ端子挿入部16a6内に挿入されるとともにヒ
ューズ本体17aが本体押え部16a5を図中の下方側
に向けて押し下げながら本体挿入部16a内に挿入され
る。
【0032】ヒューズ本体17aが本体挿入部16a内
に挿入されていくにつれ、ヒューズ本体17aがヒュー
ズ本体当接部16a7に当接したところで、ヒューズ本
体17aの端部が抜け止め部16a8に係止される。
【0033】これにより、ヒューズ本体17aは、一方
でヒューズ本体当接部16a7に当接し他方で抜け止め
部16a8に係止した状態で本体押え部16a5により
ケース2側に押圧されるため、ヒューズホルダ16に確
実に保持される。
【0034】このような構造をなす電磁スイッチは、ア
クセサリー部品61に接続された配線61a、ソレノイ
ド電源線65を保持したコネクタ64をコネクタガイド
13のコネクタ挿入口13aに装着させることにより前
記配線61aは第2の負荷接続端子11に、ソレノイド
電源線65はソレノイド電源供給用端子3f,3gに夫
々接続される。
【0035】そして、ヒューズケース14のヒューズ保
持部14aに第1のヒューズ15を挿入することにより
第1のヒューズ15を介して電源供給用端子12が第2
の負荷接続端子11に接続される。
【0036】そこで、図示しないスイッチを切換えるこ
とによりソレノイド電源線65からソレノイド電源供給
端子3f,3gにソレノイド駆動用電流を供給すると、
ソレノイドコイル3bが励磁されるため、フレームコア
3h1フレームフランジ3h3プランジャ3d
レームコア3h1を通る磁束が発生し、プランジャ3d
を第1の戻しばね3eの弾性反発力に抗して図1中の下
方側に向けて吸引移動させる。
【0037】プランジャ3dが図1中の下方側に向けて
吸引移動されることによりスライダ7は第2の戻しばね
8の弾性復元力により図1中の下方側に向けて移動する
ので、可動接点4を第1の固定接点5および第2の固定
接点6に接触させ、可動接点4が両固定接点5,6に接
触することから、第1の固定接点6に接続された電源6
の電流がスタータモータ60に供給されるため、スタ
ータモータ60を回転させる。
【0038】そして、前記スイッチを復帰させると、ソ
レノイドコイル3bはソレノイド駆動用電流が供給され
なくなって消磁されるため、磁束は発生しなくなり、プ
ランジャ3dは第1の戻しばね3eの弾性復元力により
図1中の上方側に向けて戻り移動する。プランジャ3d
が戻り移動することにより、スライダ7も図1中の上方
側に戻り移動するので、可動接点4を第1の固定接点5
および第2の固定接点6から離隔させてスタータモータ
60に対しての電源63の電流の供給を中止し、スター
タモータ60を停止させるものとなる。
【0039】そこで、万が一第1のヒューズ15が溶断
した際には、ヒューズホルダ16の本体押え部16a5
をケース2とは反対側である図1中の下方側に向けて引
き下げると、第2のヒューズ17のヒューズ本体17a
は抜け止め部16a8からの係止が外れるので、本体挿
入部16aから容易に取り外しを行え、ヒューズホルダ
16から取外した第2のヒューズ16をヒューズケース
14のヒューズ保持部14aから取外した第1のヒュー
ズ15と交換することで正常な状態への復帰を行うもの
となる。
【0040】なお、この考案の一実施例においては、ヒ
ューズホルダ16を第2のケース2bに一体に形成され
ているものを示したが、一体ではなく、例えばケース2
にねじ止めした場合等においても、この考案を同様に実
施できることは言うまでもない。
【0041】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
わる電磁スイッチによれば、ヒューズホルダは、第2の
ヒューズのヒューズ本体が本体挿入部に挿入されること
により、ヒューズ本体を本体押え部によりケース側に押
圧し且つヒューズ本体の端部を抜け止め部によって係止
するから、第2のヒューズのヒューズ本体は本体押え部
および抜け止め部により本体挿入部に保持される。それ
故、本体押え部を押圧側とは反対の方向に引き上げるこ
とによりヒューズ本体の端部が抜け止め部から外れて第
2のヒューズがヒューズホルダから取り外されるため、
ヒューズ本体の四方を弾性的に保持していたものと比較
して取り外しを容易に行える。よって、使い易いという
優れた効果を奏する。また、ヒューズホルダは、第2の
ケースの底部の面上にヒューズ端子挿入部が角孔状に形
成され、本体挿入部、本体押え部、抜け止め部のそれぞ
れがヒューズ端子挿入部に連設されている。それ故、ヒ
ューズホルダは単純な成形によって形成されるから、複
雑な成形を行わずに、工数の減少が図れるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる電磁スイッチの一実施例の縦
断正面図である。
【図2】図1に示した電磁スイッチのケース部分の各部
品の組み付け関係を示す外観斜視説明図である。
【図3】図1に示した電磁スイッチにおいてのヒューズ
ケースのケースに対しての組付け関係を示す外観斜視説
明図である。
【図4】図1に示した電磁スイッチの内部回路を説明す
る回路構成図である。
【図5】図1に示した電磁スイッチにおいてヒューズホ
ルダと第2のヒューズとの組付け関係を説明する外観斜
視説明図である。
【図6】図5に示したヒューズホルダの側面図である。
【図7】図6に示したヒューズホルダの底面図である。
【符号の説明】
1 電磁スイッチ 2a 第1のケース 2b 第2のケース 3 ソレノイド 3d プランジャ3f ソレノイド電源端子 3g ソレノイド電源端子 4 可動接点 5 第1の固定接点 6 第2の固定接点 9 第1の負荷接続端子 10 電源端子11 第2の負荷接続端子 11b ヒューズ接続部 12 電源供給用端子 12b ヒューズ接続部 13 コネクタガイド 14 ヒューズケース 15 第1のヒューズ 16 ヒューズホルダ 16a 本体挿入部16a1 ホルダ側板 16a2 ホルダ底板 16a4 切欠 16a5 本体押え部 16a6 ヒューズ端子挿入部16a7 ヒューズ本体当接部 16a8 抜け止め部 17 第2のヒューズ 17a ヒューズ本体17b ヒューズ端子 60 (第1の負荷)スタータモータ 61 (第2の負荷)アクセサリー部品

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のケースと、 前記第1のケースに組付けられる第2のケースと、 前記第1のケース内に収容され、 励磁により吸引移動す
    るプランジャを備え、第1のケースの外側に配置される
    ソレノイド電源端子を備えたソレノイドと、 前記プランジャとともに移動する可動接点と、前記第1のケース内に収容され、 前記可動接点の移動に
    より離隔状態から電気的に接続される第1、第2の固定
    接点と、前記第1の固定接点に電気的に接続されて第1のケース
    の外側に配置され、第1の負荷に接続される第1の負荷
    接続端子と、 前記第2の固定接点に電気的に接続されて第1のケース
    の外側に配置され、電源に接続される電源端子と、 前記電源端子に電気的に接続されて第1のケース上に配
    置され、ヒューズ接続部が形成された電源供給用端子
    と、 第2の負荷に電気的に接続される第2の負荷接続部が形
    成されるとともにヒューズ接続部が形成され、第1のケ
    ース上に配置された第2の負荷接続端子と、 前記第1のケース上に固定され、前記ソレノイド電源端
    子、第2の負荷接続端子の第2の負荷接続部を収容する
    コネクタガイドと、 前記電源供給用端子のヒューズ接続部、第2の負荷接続
    端子のヒューズ接続部を収容し、第1のヒューズが装着
    されるヒューズケースと、 一方のヒューズ端子が電源供給用端子のヒューズ接続部
    に電気的に接続され、他方のヒューズ端子が第2の負荷
    接続端子のヒューズ接続部に電気的に接続された 第1の
    ヒューズと、ヒューズ端子をヒューズ本体に有し、前記第2のケース
    上に配置される第2のヒューズを備えた 電磁スイッチ
    あって、 第2のケースの底部の面上には、第2のヒューズのヒュ
    ーズ本体の厚さ寸法よ りも小さい高さ寸法を有して、該
    底部の面と同一の方向に角孔状に形成され、端部に第2
    のヒューズのヒューズ本体が当接するヒューズ本体当接
    部をもち、第2のヒューズのヒューズ端子が収容される
    ヒューズ端子挿入部と、該ヒューズ端子挿入部に連設さ
    れ、第2のケースの底部に沿って底部から突出した一対
    のホルダ側板と一対のホルダ側板の端部に連設されたホ
    ルダ底板とにより囲まれて形成され、第2のヒューズの
    ヒューズ本体が収容される 本体挿入部と、該本体挿入部
    のホルダ底板に形成された一対の切欠のあいだに、先端
    の底部からの離隔寸法が第2のヒューズのヒューズ本体
    の厚さ寸法よりもわずかに小さいものとして薄肉状に突
    出され、第2のケースの底部から離れる方向に弾性変形
    可能にしてヒューズ端子がヒューズ端子挿入部内に挿入
    された第2のヒューズのヒューズ本体を第2のケース側
    に押圧する本体押え部と、該ヒューズ本体当接部からの
    距離が第2のヒューズのヒューズ本体の長さ寸法よりも
    わずかに大きい位置に突出形成され、本体挿入部に収容
    された第2のヒューズのヒューズ本体が本体押え部によ
    って第2のケース側に押圧されることによって該ヒュー
    ズ本体の端部に係止可能な抜け止め部とからなるヒュー
    ズホルダを備えていることを特徴とする電磁スイッチ。
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