JP2568316Y2 - バンパー取り付けアーム構造 - Google Patents

バンパー取り付けアーム構造

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JP2568316Y2
JP2568316Y2 JP1992052180U JP5218092U JP2568316Y2 JP 2568316 Y2 JP2568316 Y2 JP 2568316Y2 JP 1992052180 U JP1992052180 U JP 1992052180U JP 5218092 U JP5218092 U JP 5218092U JP 2568316 Y2 JP2568316 Y2 JP 2568316Y2
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JP
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bumper
mounting arm
mounting
arm structure
shock
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一成 安土
清人 刑部
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Aisin Keikinzoku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用バンパーの取り
付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に装着されるバンパーの働
きは、軽衝突時における衝撃吸収することを目的として
いる。従って、中、高速での衝突は車体自体のフロント
部で衝撃吸収することで乗員保護を図ってきた。
【0003】しかし、自動車の燃費向上から車体そのも
のが軽量化されつつあり、また軽衝突後の修復において
もバンパー等の部品交換で対応できれば経済的に優れる
ことから、バンパーにおける衝撃吸収量の増大が望まれ
ていた。
【0004】そこで、バンパーにおける衝撃吸収構造が
各種提案されているが、本考案はバンパーそのものにお
ける衝撃吸収にも限界があることから、車体へのバンパ
ー取り付けアームに衝撃吸収機能を付加することにあ
る。
【0005】このようなバンパー取り付けアームにおけ
る衝撃吸収構造としては、これまで特開平2−1754
52に開示されるごとく、中空矩形断面に内外方向に凸
のビートを設けたものが知られている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、公知のような
構造ではビート部を起点に座屈させることで衝撃を吸収
するもので、変位に対する荷重曲線が波形状にならざる
を得ず、滑らかな衝撃吸収が得られない。
【0007】また、当該中空矩形体の軸方向に対する衝
撃に対しては、順次ビートを起点に座屈するが、斜め方
向の衝撃に対しては中折れてしまう問題があり、また所
定の吸収量を得るための成形性にも難点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、衝撃吸収機構と
して座屈変形ではなく、曲げ変形となるように対となる
略半円形状の有する筒体を円弧部略中央部で接合させ、
一方の弦部にバンパー取り付け部を有し、他方の弦部に
車体サイドメンバー取り付け部を有する構造としたもの
である。
【0009】ここで、円弧部で接合した形状を得る方法
としては、半円形状の筒を別体で成形した後に溶接、リ
ベット等で接合しても良く、また押出成形等で一体に成
形しても良い。
【0010】また、弦部には適宜、リブを設け、ボルト
ナット等でバンパーおよびサイドメンバーと取り付けて
も良い。また、バンパーにあらかじめ一体的に溶接して
も良い。
【0011】すなわち、バンパーと車体との間に介在し
ていれば目的が達成され、取り付け方法は任意に選定す
れば良い。
【0012】また、衝撃吸収量は半円筒の長さを調整す
ることで、適宜、選定できるので車種に応じた、いわゆ
るシリーズ化が容易である。
【0013】
【作用】バンパーに衝撃が加わると、まずバンパーに取
り付けられたアブソーバーおよびバンパー・リィンホー
スメントのたわみで衝撃が吸収され、その吸収量よりも
衝撃が大きい場合には本考案による取り付けアームにて
衝撃が吸収される。
【0014】この際に、略半円形部が曲げ変形の方向に
作用するが、円弧部にて接合されているので約30°程
度の偏心した衝撃が加わっても吸収される。
【0015】
【実施例】本考案における実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0016】図1に示す車両1の前部もしくは後部に配
設されるバンパー装置を上部から見た模式図を図2に、
またバンパーの車体への取り付け部の断面の模式図を図
3に示す。
【0017】バンパー・リィンホースメント3にアブソ
ーバー4、さらにその外側にバンパーカバー5から構成
されているバンパーをバンパー取り付けアーム7、7´
を介して車体のサイドメンバー6、6´に取り付けた。
【0018】アブソーバー4はウレタンフォームまたは
ポリプロピレンフォーム材料からなる低密度の衝撃吸収
体であり、まずここで衝撃エネルギーの一部が吸収され
る。
【0019】次に、バンパー・リィンホースメント3は
アルミ押出材または樹脂材料等で形成されていて、たわ
み変形、断面座屈変形により衝撃エネルギーの一部が吸
収される。
【0020】衝撃力の全てをバンパー・リィンホースメ
ント3で吸収できない場合には、バンパー取り付けアー
ム7、7´が変形することにより従来よりも大きい衝撃
力を吸収することができる。
【0021】この際に、アーム7、7´に作用した力は
7a、7a´から7c、7c´に伝幡され、さらに7
b、7b´を介してサイドメンバー6、6´に伝えられ
るが、アームの変形荷重をサイドメンバーの破壊荷重よ
りも若干小さく設定する。
【0022】そうすると、取り付けアーム7、7´は図
4に示すような変形が発生し、その際の変位、荷重曲線
は図5のようになった。
【0023】これにより、従来以上に衝撃吸収量が増大
し、サイドメンバー以降の車体部の変形を抑制すること
ができる。
【0024】また、所定のエネルギー吸収量はアームの
筒方向の長さを適宜、選定することにより、断面形状を
偏向することなく容易に得られる。
【0025】
【効果】本考案によるアーム形状によれば、略半円形円
弧部接点を起点とした曲げ変形を利用した衝撃吸収とな
るために連続して安定した衝撃吸収曲線となる。また、
約30°程度の偏心した衝撃も吸収できる。
【0026】また、アームの断面形状は車両の仕様によ
って大きさが制限されるが、垂直方向の長さは自由度が
大きいために所定のエネルギー吸収量を容易に設定でき
る。例えば、アルミ押出形材等を利用して同一断面形材
を使用すれば、非常に安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両外部を示す斜視図である。
【図2】車両前部もしくは後部に配設されるバンパー装
置を上部から見た模式図である。
【図3】バンパーの車体への取り付け部の断面の模式図
である。
【図4】バンパー取り付けアームの変形状態を示す模式
図である。
【図5】バンパー取り付けアームの変形荷重状態を示す
模式図である。
【符号の説明】
1・・・車両 2・・・バンパー 3・・・バンパー・リィンホース 4・・・アブソーバー 5・・・バンパー・カバー 6、6´・・・サイドメンバー 7、7´・・・バンパー取り付けアーム 7a、7a´・・・バンパー取り付けアーム前面(バン
パー側) 7b、7b´・・・バンパー取り付けアーム中央部 7c、7c´・・・バンパー取り付けアーム後面(車両
側)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーを車体に取り付けるアーム構造
    にて、一対の略半円形状の筒を円弧部で接合させ、一方
    の弦部にバンパー取り付け部を有し、他方の弦部に車体
    サンドメンバー取り付け部を有するアームを用いて、バ
    ンパー長手方向に対して、半円筒方向が略直交するよう
    に取り付けることを特徴とするアーム構造。
JP1992052180U 1992-06-30 1992-06-30 バンパー取り付けアーム構造 Expired - Fee Related JP2568316Y2 (ja)

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JPH066120U JPH066120U (ja) 1994-01-25
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