JP2567694B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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JP2567694B2 JP1054508A JP5450889A JP2567694B2 JP 2567694 B2 JP2567694 B2 JP 2567694B2 JP 1054508 A JP1054508 A JP 1054508A JP 5450889 A JP5450889 A JP 5450889A JP 2567694 B2 JP2567694 B2 JP 2567694B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は断熱箱体の内部に画成された貯蔵室を間接的
に冷却し、貯蔵室を高湿に保持する冷却貯蔵庫に関する
ものである。
(ロ) 従来の技術 従来技術として、実開昭60−93882号公報には、断熱
外箱と熱良導内箱とを一定の空間を置いて固着装備し、
外箱・内箱の間の空間に冷風を循環させて内箱を冷や
し、内箱の中を冷蔵室とし、冷風を作るための冷凍機の
蒸発器と冷風を循環させるためのフアンとを外箱・内箱
の間の冷風循環空間内に置き、冷凍機の蒸発器以外のセ
ツトを外箱の外に装備することを特徴とする冷蔵庫の構
造について開示されている。
また、特開昭61−6570号公報には、外箱内箱及び両箱
間に充填した断熱材等によって構成した断熱箱体の貯蔵
室内に、内装箱により相互に連通しない複数の区画室を
形成し、冷却器で熱交換された冷気を送風機によって冷
気通路に循環し最上部の区画室から順次間接冷却するよ
うにした貯蔵庫が開示されている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 斯かる従来技術の冷蔵庫及び貯蔵庫は、熱良導内箱及
び内装箱を冷却し、冷蔵室及び区画室を間接冷却しよう
とするものである。このような間接冷却方式における庫
内湿度は、庫内空気と壁面温度(露点)との差によって
決定される。即ち、庫内負荷と扉面からの侵入熱の合計
をQ、庫内壁面の熱伝達率をα、庫内5面の冷却面積を
A、壁面温度をtW、庫内温度をtRとすると次式が成り立
つ Q=α・A・(tR−tW) ……(1) tR−tW=Q/α・A ……(2) ここで庫内湿度を高くするためには、(2)式におい
て、(イ)Qを小さくする。(ロ)αを大きくする。
(ハ)Aを大きくする。の3つの方法がある。しかし、
(ロ)は自然対流なので決定されてしまう。(イ)及び
(ハ)は設計上でカバーすることができるが、その数値
には限界があり、従って、高湿度にも限界があった。
本発明は、外部空気(以下、単に外気と言う)温度が
庫内温度に比較して高い時、上記(2)式のQが大きく
なることによってtR−tWが大きくなり、湿度が低くなる
点、また、外気に含まれる絶対湿度は外気温度が高い場
合、庫内の絶対湿度よりかなり高くなるという点に着目
し、極めて簡単な構造で庫内を高湿度に維持し、食品を
高鮮度に保持するようにした冷却貯蔵庫を提供するもの
である。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するために、前面開口部に
開閉扉が密着する縦中仕切り柱及び横中仕切り柱を備え
る断熱箱体の内部に、該断熱箱体と間隔を存して上下熱
良導箱を配設し、該上下熱良導箱の内側を、夫々上貯蔵
室及び下貯蔵室とすると共に、前記断熱箱体と熱良導箱
との空間に上下の貯蔵室を間接冷却する冷却手段を配設
して成る冷却貯蔵庫において、前記縦中仕切り柱に外部
空気導入ダクトを形成し該ダクトには、上貯蔵室の上部
と対向する位置に上流入口を形成すると共に下貯蔵室の
上部と対向する位置に下流入口を形成し、且つ、上貯蔵
室と下貯蔵室とを連通する上ドレンパイプと、下貯蔵室
から箱体外に延出する排気兼ドレンパイプを設けて成る
冷却貯蔵庫である。
(ホ) 作用 本発明によると、断熱箱体の上部、即ち断熱箱体の天
壁に外気導入口を形成し、断熱箱体の下部即ち貯蔵室の
底板から箱体外へ排気兼ドレンパイプを延出して室内空
気の排気部を形成することにより、空気の比重差によっ
て、外気導入口から外気を吸い込み、排気部から室内空
気が排出されることになり、この様な外気の導入によっ
て加湿効果が発生する。また、外気導入、室内空気の流
出により対流が促進され、上記(2)式のα、即ち熱良
導箱の熱伝達率が大きくなり、結果として貯蔵室の湿度
を高湿度にすることができる。
また、上下に貯蔵室を画成した場合は、外気導入口か
ら吸い込まれた外気は、縦中仕切り柱に形成した外部空
気導入ダクトに入り、該ダクトの上流入口及び下流入口
から夫々上下の貯蔵室に進入し、上貯蔵室の空気は、上
ドレンパイプを通って下貯蔵室に入り、更に下貯蔵室の
空気は、排気兼ドレンパイプを通って箱体外に排出され
る。これによって、上述と同様の理由で上下の貯蔵室を
高湿度にすることができる。
(ヘ) 実施例 以下に本発明の冷却貯蔵庫の実施例を、第1図及び第
2図を参照して説明する。1は前面開口部に4枚の開閉
扉2を備えた断熱箱体であり、該断熱箱体1は、内外両
箱間に断熱材を充填して構成され、前面開口部の中央部
分には、扉2の内周面に装備したパッキン3が密着する
縦中仕切り柱4と横中仕切り柱5が固着装備されてい
る。この断熱箱体1の内部には、前面を開口した、例え
ばステンレス製の上熱良導箱6及び下熱良導箱7が、断
熱箱体1の全ての内壁面と間隔を存して固着装備されこ
れによって形成された空間を冷気通路8とすると共に、
上熱良導箱6及び下熱良導箱7によって画成される内側
を、夫々上貯蔵室9及び下貯蔵室10としている。
而して、上貯蔵室9の上部には、後方に低く傾斜した
上熱良導箱6の天板と少許の間隔を存して後方に低く傾
斜した上露受け板11を着脱自在に配設し、同様に下貯蔵
室10の上部にも、下熱良導箱7の天板と少許の間隔を存
して後方に低く傾斜した下露受け板12が着脱自在に配設
されている。これら露受け板11,12は、板金を木綿等の
布で被ったものを使用している。また、縦中仕切り柱4
の室内側には、外部空気導入ダクト13を形成し、この導
入ダクト13は、断熱箱体1の天壁に形成した外気導入口
14と上端で連通し、下端は下貯蔵室10の上部対向位置に
至っているそして、ダクト13には、上貯蔵室9の天板と
上露受け板11の間に対向する位置に上流入口15を形成す
ると共に、下貯蔵室10の天板と下露受け板12の間に対向
する位置に下流入口16を形成している。
一方、上貯蔵室9と下貯蔵室10は、上熱良導箱6の底
板から下熱良導箱7の天板を挿通して下露受け板12の上
方に臨む上ドレンパイプ17を介して連通しており、下貯
蔵室10と外部は、下熱良導箱7の底板から断熱箱体1の
底壁を挿通して箱体外に垂下する排気兼ドレンパイプ18
を介して連通している。
ここで、前記外気導入口14及び排気兼ドレンパイプ18
の開口面積は、室内相対湿度、室内温度分布及び冷凍装
置の運転率等によって決定されるもので、実施例は、外
気温度30℃、外気相対湿度35%、内容積約900リットル
で、外気導入前の室内相対湿度70%が、4cm2程度の外気
導入口14と、2cm2程度の排気口で90%以上の湿度を得る
ことができた。因みにこの時の外気導入量は、実測で1m
/s程度の風速となり0、72m3/hの外気導入量となってい
る。
また、断熱箱体1の天壁とこれに対向する上熱良導箱
6の天板間の冷気通路8には、冷却手段として、前部に
吹き出し口19を有し、後部に吸い込み口20を有するユニ
ットカバー21が配設され、該ユニットカバー21の内部に
は、冷凍系の蒸発器22と、その前方に吹き出し口19と対
向して冷気循環用送風機23を収納している。蒸発器22は
箱体1の天壁の上に載置した電動圧縮機24及び凝縮器25
と接続して冷凍サイクルを構成している。26は凝縮器空
冷用ファンである。
また、断熱箱体1の後壁とこれに対向する上下の熱良
導箱6,7の後板間の冷気通路8には、上下方向に縦仕切
り板27を配設して吐出通路8Aと戻り通路8Bを形成し、両
通路は下連絡口28にて連動している。更に、上熱良導箱
6の底板と下熱良導箱7の天板間の冷気通路8には、前
部に連絡口29を形成した水平方向の横仕切り板30を配設
している。
以上の構成において、蒸発器22で熱交換された冷気
は、送風機23によって吹き出し口19から冷気通路8に吐
出され、第1図の矢印の経路で循環され、まず、上熱良
導箱6を冷却した後、連絡口29を通り、下熱良導箱7を
冷却し、下連絡口28から戻り通路8Bを通って吸い込み口
20から、再び蒸発器22に戻される。これによって上貯蔵
室32と下貯蔵室33の空気は、上下の熱良導箱6,7を介し
て間接的に冷却されることになる。この様な貯蔵室9,10
の間接冷却方式は該貯蔵室9,10を高湿度に維持する1つ
の要件として大きな効果を発揮する。
また、空気の比重差によって、外気導入口14から吸い
込まれた外気は、縦中仕切り柱4に形成した外部空気導
入ダクト13に入り、該導入ダクト13の上流入口15及び下
流入口16から夫々上下の貯蔵室9,10に進入し、上露受け
板11及び下露受け板12の上を通り、上下の熱良導箱6,7
の天板と熱交換して冷却され、これら露受け板11,12の
両側方と後方の隙間から室内下方向へ流れる。この時、
冷却され過飽和となった水分は天板に凝縮し、天板に付
着しまたは落下して露受け板11,12を濡らす。
この様に、露受け板11,12が濡れることによって、室
内と露受け板11,12間で潜熱を伴う蒸散作用が発生し、
それにより、天板と露受け板11,12間で熱移動が促進さ
れ、天板の冷却面が有効に使えることになり、結果とし
て上記した(2)式の温度差(tR−tW)が小さくなって
上下の貯蔵室9,10の湿度を上昇させることができる。
一方、室内空気は、外気に比較して温度が低く比重量
が大きいため、上貯蔵室9の空気は、上ドレンパイプ17
を通って下貯蔵室10に入り、下貯蔵室10の空気は、排気
兼ドレンパイプ18を通って箱体外に排出される。
この様に、室内空気に比較して絶対湿度の高い外気を
導入することによって、加湿効果が発生し、また、室内
空気の流出により対流が促進されされることになるた
め、上記(2)式のα、即ち熱良導箱の熱伝達率が大き
くなり、上下の熱良導箱6,7と室内空気との温度差が小
さくなり、この結果、上下の貯蔵室9,10の湿度を高湿度
にすることができる。
以上の説明は、貯蔵室を上下に形成した例であり、貯
蔵室が1室の場合は、上記実施例の外気導入口14と排気
兼ドレンパイプ18の構成のみによって、実施例と同様の
作用効果を発揮させることができる。また、断熱箱体の
上部に形成される外気導入口及び断熱箱体の下部に形成
される排気部は、実施例の構成に限定されるものではな
く、本発明の精神を逸脱しない範囲で変更することがで
きる。
(ト) 発明の効果 本発明は、以下に列挙する効果を奏する。
貯蔵室に外部空気を導入することによって、貯蔵室内
で対流が促進され、熱良導箱の熱伝達率が大きくなり、
熱良導箱と室内空気との温度差が小さくなり、結果とし
て貯蔵室の湿度を高くすることができ、貯蔵食品の鮮度
を良好に保持することができる。
室内に比較して絶対湿度が高い外部空気の導入によっ
て、絶対湿度による加湿効果が発生し、貯蔵室を高湿に
することができ、貯蔵食品の鮮度を良好に保持すること
ができる。
冷却貯蔵庫において、外気導入口から導入した外部空
気を、中仕切り柱を有効に利用すると共に、熱良導箱と
露受け板との間に外部空気導入路を通過し、排水用のド
レンパイプを庫内を通過した外気を外に出す作用を兼ね
させたので、構造簡単にして、加湿効果を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の冷却貯蔵庫の縦断側面図、第2図は第
1図のA−A断面図である。 1……断熱箱体、4……縦中仕切り柱、6……上熱良導
箱、7……下熱良導箱、9……上貯蔵室、10……下貯蔵
室、13……外部空気導入ダクト、14……外気導入口、15
……上流入口、16……下流入口、17……上ドレンパイ
プ、18……排気兼ドレンパイプ(排気部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−69667(JP,U) 実開 平1−31974(JP,U) 実開 昭62−29082(JP,U) 特公 昭46−17737(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面開口部に開閉扉が密着する縦中仕切り
    柱及び横中仕切り柱を備える断熱箱体の内部に、該断熱
    箱体と間隔を存して熱良導箱を配設し該熱良導箱の内側
    を貯蔵室とし、前記断熱箱体と熱良導箱との空間に、該
    貯蔵室を間接冷却する冷却手段を配設して成る冷却貯蔵
    庫において、前記縦中仕切り柱に外部空気導入ダクトを
    形成し、該ダクトには、該貯蔵室の上部と対向する位置
    に外部空気導入口を形成すると共に、該貯蔵室の上部と
    該熱良導箱との間に露受け板を設けることにより該熱良
    導箱と露受け板との間に外部空気導入路を形成し、か
    つ、該貯蔵室の下部には箱体外に延出する排気兼ドレン
    パイプを設けたことを特徴とする冷却貯蔵庫。
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