JP2567445B2 - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
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- JP2567445B2 JP2567445B2 JP63057211A JP5721188A JP2567445B2 JP 2567445 B2 JP2567445 B2 JP 2567445B2 JP 63057211 A JP63057211 A JP 63057211A JP 5721188 A JP5721188 A JP 5721188A JP 2567445 B2 JP2567445 B2 JP 2567445B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電解コンデンサの駆動用電解液（以下電解液
という）に係り、特にエチレングリコールを主体とした
溶媒に高級多塩基酸あるいはその塩と、硼酸あるいはそ
の塩とを主たる溶質とした電解液の改良に関するもので
ある。
という）に係り、特にエチレングリコールを主体とした
溶媒に高級多塩基酸あるいはその塩と、硼酸あるいはそ
の塩とを主たる溶質とした電解液の改良に関するもので
ある。
従来の技術 従来の中高圧用アルミニウム電解コンデンサには、エ
チレングリコールを主体とした溶媒に炭素数12〜22の高
級多塩基酸あるいはその塩と、硼酸あるいはその塩とを
含んだ電解液をコンデンサ素子に含浸し、密閉し構成さ
れていた。
チレングリコールを主体とした溶媒に炭素数12〜22の高
級多塩基酸あるいはその塩と、硼酸あるいはその塩とを
含んだ電解液をコンデンサ素子に含浸し、密閉し構成さ
れていた。
発明が解決しようとする問題点 しかし上述のような電解液を用いた電解コンデンサ
は、電解液の酸化皮膜形成能力が良好でないため、漏れ
電流が大きくなる欠点があった。
は、電解液の酸化皮膜形成能力が良好でないため、漏れ
電流が大きくなる欠点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は上述の問題点を解消するため、エチレングリ
ールを主体とした溶媒に炭素数12〜22の高級多塩基酸あ
るいはその塩と、硼酸あるいはその塩とを含有する電解
液に２−エチル−１、３−ヘキサンジオールを添加して
溶解したことを特徴とする電解コンデンサの電解液であ
る。
ールを主体とした溶媒に炭素数12〜22の高級多塩基酸あ
るいはその塩と、硼酸あるいはその塩とを含有する電解
液に２−エチル−１、３−ヘキサンジオールを添加して
溶解したことを特徴とする電解コンデンサの電解液であ
る。
作用 ２−エチル−１、３−ヘキサンジオールを電解液に溶
解することにより、アルミニウム電極箔の酸化形成能力
を高め、広い温度範囲でコンデンサを使用できる作用を
有する。
解することにより、アルミニウム電極箔の酸化形成能力
を高め、広い温度範囲でコンデンサを使用できる作用を
有する。
実施例 以下、本発明の具体的実施例について説明する。
第１表に本発明の実施例に用いた電解液の組成、比抵
抗および火花発生電圧について従来品との比較を示し
た。
抗および火花発生電圧について従来品との比較を示し
た。
第２表に第１表の従来例の試料No.1、２の電解液と本
発明の実施例の試料No.3、４の電解液を用いて製作した
定格400WV、220μＦのアルミニウム電解コンデンサを周
囲温度105℃で500時間高温無負荷放置試験した結果を示
す。
発明の実施例の試料No.3、４の電解液を用いて製作した
定格400WV、220μＦのアルミニウム電解コンデンサを周
囲温度105℃で500時間高温無負荷放置試験した結果を示
す。
第２表中の値は何れも試料数20個の平均値を示す。
本発明の実施例の電解液を使用したものは、全て高温
無負荷放置試験における容量変化率、tanδ、漏れ電
流、外観の全てに問題なく、改良効果が実証された。
無負荷放置試験における容量変化率、tanδ、漏れ電
流、外観の全てに問題なく、改良効果が実証された。
発明の効果 以上のように本発明の電解コンデンサの電解液は高温
で長時間放置しても漏れ電流値が極めて小さく、かつ信
頼性の高いアルミニウム電解コンデンサが得られる効果
がある。
で長時間放置しても漏れ電流値が極めて小さく、かつ信
頼性の高いアルミニウム電解コンデンサが得られる効果
がある。
Claims (1)
- 【請求項１】エチレングリコールを主体とした溶媒に炭
素数12〜22の高級多塩基酸あるいはその塩と、硼酸ある
いはその塩とを含有する電解液に２−エチル−１、３−
ヘキサンジオールを添加して溶解したことを特徴とする
電解コンデンサの駆動用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63057211A JP2567445B2 (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63057211A JP2567445B2 (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01230217A JPH01230217A (ja) | 1989-09-13 |
| JP2567445B2 true JP2567445B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=13049183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63057211A Expired - Fee Related JP2567445B2 (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567445B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017228738A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | ニチコン株式会社 | 電解液及び電解コンデンサ |
-
1988
- 1988-03-10 JP JP63057211A patent/JP2567445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01230217A (ja) | 1989-09-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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