JP2566910Y2 - プラズマ加工機用トーチ交換装置 - Google Patents

プラズマ加工機用トーチ交換装置

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JP2566910Y2
JP2566910Y2 JP1992014626U JP1462692U JP2566910Y2 JP 2566910 Y2 JP2566910 Y2 JP 2566910Y2 JP 1992014626 U JP1992014626 U JP 1992014626U JP 1462692 U JP1462692 U JP 1462692U JP 2566910 Y2 JP2566910 Y2 JP 2566910Y2
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plasma processing
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芳春 小溝
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はプラズマ加工機用トー
チ交換装置に係り、さらに詳しくは、必要に応じ所定の
トーチを自動的に交換することができるプラズマ加工機
用トーチ交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ加工機におけるトーチの
ノズル、電極の寿命は、使用時間でおよそ1〜3時間と
非常に短く、また、ワークの切断厚が変化する場合に
は、必要電流値が変わるため電流に応じてノズル径を変
更する必要がある。このため、1日に何度もノズル、電
極の交換が要求される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
トーチのノズル部は2〜3重にネジ締めされており、ト
ーチの交換作業には工具や治具を用いて人手により行っ
ていた。従って、機械上での交換作業は非常に時間がか
かり煩わしい作業であった。また、交換時にトーチの取
付けを完全に行っておかなければプラズマアークが不安
定となって正規の機能が得られなくおそれがあった。そ
して、交換に要する時間の無駄から、機械の可動率が低
下するという問題があった。
【0004】この考案の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、トーチの交換を自動化
することにより短時間で且つ高精度の交換を行なうこと
のできるプラズマ加工機用トーチ交換装置を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本考案は、プラズマ加工機に上下位置調節自
在に備えたZ軸スライダに備えた下部トーチ固定プレー
トに、上部トーチ固定プレートを上下動可能かつ傾斜可
能に支持して設け、プラズマ加工用のトーチを着脱交換
自在に支持するチャック装置を上記上部トーチ固定プレ
ートに設け、上記チャック装置に着脱交換自在に装着す
る複数のトーチを上下方向へ着脱自在に支持した割出板
を、前記チャック装置に対して接近離反する方向へ移動
自在かつ割出したトーチを前記チャック装置の下方位置
へ位置決め自在に設けてなり、前記下部トーチ固定プレ
ートに対する上部固定プレートの上下動又は傾斜を検出
するためのセンサを設けてなるものである。
【0006】そして、チャック装置は、トーチの上部を
係合自在の凹部を備えると共に当該凹部に係合したトー
チの上部に形成した周方向の溝に係合離脱自在の複数の
ボールを径方向に移動自在に備えたソケットと、上記ソ
ケットの外側に上下動自在に嵌合し前記ボールを内方向
へ押圧するテーパ部を備える共に下方向へ付勢されたチ
ャッキング部材と、上記付勢力に抗して上記チャッキン
グ部材を上方向へ移動するために前記ソケットとチャッ
キング部材との間に形成されたシリンダ室と、を備えて
なるものである。
【0007】さらに、チャック装置に対するトーチの着
脱交換時に、ソケットに備えた電源管及びガス管をトー
チに備えた電極及びガス管と接続離反する構成としてな
るものである。
【0008】
【作用】前記構成において、割出板に支持された所望の
トーチをチャック装置の下方位置へ位置決めすべく割出
板をチャック装置に接近する方向へ移動し位置決めした
後、プラズマ加工機に上下動自在に備えたZ軸スライダ
を下降し、このZ軸スライダに備えたチャック装置に前
記割出板上のトーチを係合することにより、チャック装
置に対してトーチの装着を行うことができる。
【0009】チャック装置にトーチを装着した後、前記
Z軸スライダを上昇せしめてトーチを割出板から離脱し
た後、割出板をチャック装置から離反することにより、
チャック装置に装着したトーチによってプラズマ加工を
行うことができる。
【0010】前述とは逆の動作を行うことにより、チャ
ック装置に装着されているトーチを割出板に返却するこ
とができるものである。この際、トーチが割出板に支持
されたか否かをセンサによって検出できると共に、加工
時にはワークにトーチが当接したか否かを上記センサに
よって検出することができる。
【0011】また、前記構成により、チャック装置にお
けるソケットに対するトーチの着脱は、シリンダ室に対
して作動流体を供給すること、排出することによってチ
ャッキング部材を上下動し、このチャッキング部材の上
下動によってボールが径方向に移動されてトーチの上部
の溝に対して係合離脱するものであり、チャック装置に
対するトーチの着脱を自動的に、かつ容易に行うことが
できる。
【0012】さらに、チャック装置におけるトーチの電
源管及びガス管はトーチに備えた電極及びガス管と接続
離反自在であるので、チャック装置に対してトーチの着
脱交換を行った場合であっても電気,ガスの供給を確実
に行うことができるものである。
【0013】
【実施例】以下この考案の好適な一実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0014】図5には、この考案に係るトーチ交換装置
1を装着したプラズマ加工機3の全体を示している。
【0015】プラズマ加工機3は、下部フレーム5の図
中右側端部にサイドフレーム7を立設し、このサイドフ
レーム7から下部フレーム5の上方で左右方向の途中位
置まで平行に上部フレーム9を設けてある。従って、フ
レームは、上辺が下辺に比して短い全体としてコ字状を
呈しており、下部フレーム5内部にプラズマ用の電源装
置11が備えられている。
【0016】また、下部フレーム5の上面には図中Y軸
方向に沿ってガイドレール13が前後(紙面直交方向)
に一対設けられている。これらガイドレール13には、
下部フレーム5上に固定した固定テーブル15の前後両
側に配されている一対の可動テーブル17が移動自在に
支承されている。そして、この可動テーブル17は、固
定テーブル15を跨いだ状態でX軸方向に延びるキャリ
ッジベース19に一体的に装備されている。
【0017】このキャリッジベース19は、図示しない
駆動モータとボールネジ21の組合せによりY軸方向へ
移動位置決めされる。また、このキャリッジベース19
には、キャリッジベース19に沿ってX軸方向へ移動自
在のキャリッジ23が装備されており、このキャリッジ
23には、板状のワークの一端を把持するクランプ25
が装備されている。
【0018】従って、ワークの位置決めは、ワークを把
持するクランプ25を装備したキャリッジ23がキャリ
ッジベース19に沿ってX軸方向に移動制御され、且つ
キャリッジベース19がガイドレール13に沿ってY軸
方向に移動制御されることにより行われることになる。
【0019】一方、上部フレーム9の先端面(図中左側
端面)27には、基端側(図中右側)に設けられていて
ワークにパンチング加工を施すパンチング加工部29
と、パンチング加工部29に隣接してプラズマ加工を行
なうプラズマ加工部31と、トーチ交換装置1とが設け
られている。
【0020】パンチング加工部29は、パンチホルダ及
びダイホルダを縦横に9個配し、これにパンチ33と図
示しないダイを装着した9トラックパンチホルダ35
と、所望のパンチ33の真上に位置決めされた図示しな
いストライカを打撃する油圧ラムシリンダ37とを備え
ている。
【0021】従って、パンチング加工部29において
は、前述の如く加工領域に位置決めされたワークに対し
て、油圧ラムシリンダ37が所望のパンチ33の真上に
位置決めされたストライカを打撃することによりパンチ
ング加工を施すのである。
【0022】図3を併せて参照するに、プラズマ加工部
31は、ワークにプラズマ加工を施す加工トーチ39
と、この加工トーチ39を装着して上下移動自在なZ軸
スライダガイド41に取付けられているZ軸スライダ4
3を備えている。また、Z軸スライダ43の下端には加
工トーチ39用のトーチ取付部としてのチャック装置を
備えており、このチャック装置のソケット45を固定す
るためのトーチ固定プレート47が設けられており、ソ
ケット45側のトーチ固定プレート49を下から支持し
ている。
【0023】すなわち、Z軸スライダ43側のトーチ固
定プレート47に設けられている上向きの凸部47a
が、ソケット45側のトーチ固定プレート49の凹部4
9aに嵌合することにより位置ずれを防止している。そ
して、これらトーチ固定プレート47,49間には倒れ
検出用のセンサ51が設けられている。
【0024】加工トーチ39の装着は、加工トーチ39
の上端部に形成されている周方向の溝39aにZ軸スラ
イダ43側のソケット45下端に装備されているボール
としての鋼球53が係合して脱落を防止することにより
行われる。この鋼球53は、チャッキングバネ55によ
り常時下方に付勢されていて先端がテーパ状に加工され
たチャッキング部材57により押さえられて、加工トー
チ39を確実に把持するようになっている。そして、加
工トーチ39をZ軸スライダ43側のソケット45に装
着した状態で、エアー管59、電源管61、ガス管63
を確実に連結する。エアー管59は、アンクランプ用シ
リンダ室65に作動流体としてのエアーを圧入するため
のものであり、電源管61は、プラズマ加工時の電源を
供給するためのものである。また、ガス管63は、プラ
ズマ加工時に加工トーチ39から高温ガスを発してワー
クを切断等するためのものである。
【0025】加工トーチ39の取り外しは、チャッキン
グ部材57とソケット45との間に設けられているアン
クランプ用シリンダ室65に、エアー管59からエアー
を供給すると、チャッキングバネ55の付勢力に抗して
チャッキング部材57を押上げ、鋼球53を加工トーチ
39の周溝39aから外すことにより行われる。これに
より加工トーチ39は容易に取り外すことができる。
【0026】そして、加工トーチ39の先端高さ位置の
調整は、モータによりZ軸ネジ67を回転しZ軸スライ
ダ43をゆっくり下降させ、固定テーブル15上のワー
ク又は高さ調整用治具等に加工トーチ39の先端を当接
させ、このZ軸ネジ67(図1参照)により調整する。
しかし、万が一、プラズマ加工時にワークが加工トーチ
39の先端に衝突して加工トーチ39を破損するのを防
止するため、ワークが加工トーチ39に当接するとソケ
ット45側のトーチ固定プレート49が傾き倒れ検出用
のセンサ51がZ軸スライダ43側のトーチ固定プレー
ト47上面から離れてオフ(又はON)となり、プラズ
マ加工機3を停止させる。
【0027】以上のような構成により、プラズマ加工時
にはZ軸スライダ43を下降させて加工トーチ39をワ
ークWに接近させ、前述のようにしてワークWを所定位
置に位置決めしながら加工を施すものである。
【0028】すなわち、加工トーチ39の内部で電源管
61の先端に取付けられている図示しない電極と、ワー
クとの間にアークを発生させ、ガス管63から圧入され
るガスをこのアークにより高温としてノズル69の先端
から高速で噴出することによりワークを切断したりする
プラズマ加工を施すのである。
【0029】そして、再び図5に戻って、加工された製
品WAは、固定テーブル15から固定テーブル15の下
方に設けられているベルトコンベア71上に落下して機
外へ搬出され、ベルトコンベア71の左端下方に設けら
れている製品トレイ73に集められる。
【0030】次に、図1及び図2に基づいて、トーチ交
換装置1について説明する。
【0031】トーチ交換装置1は、複数の予備トーチ7
5を円周上に装着可能な割出板77と、この割出板77
をZ軸スライダ43に装着されている加工トーチ39位
置に接近離反自在に位置決め制御される割出ベース79
とを備えている。
【0032】割出板77は、その円周に沿って6個(一
例であり、個数は任意である)のトーチ39,75を装
着するための円弧状の切欠き81を有しており、各切欠
き81には予備トーチ75の向きを確定させて装着を確
実に行なうためのトーチ位置決めキー83が設けられて
いる。この割出板77は、割出回転軸85を回転中心に
して回転自在となっている。また、割出板77の下側に
は、割出板77に対して回転することなく常に交換位置
に向いているトーチ有無センサ87が設けられており、
トーチ39,75の交換に使用する切欠き81にトーチ
39,75が有るか無いかを検出することができるよう
になっている。
【0033】割出板77を回転割出しする割出モータ8
9は、前記割出ベース79の図1において右側面に取付
けられていると共に、ゼネバギヤ91A、装着リング9
1Bを介して割出板77を回転駆動するものであり、ゼ
ネバギヤ91Aに取付けられているドグ93を、割出モ
ータ89にブロック部材を介して取付けられている割出
確認用センサ95が検出することにより正確な割出板の
割出しが行なわれる。図1に示す例では、割出モータ8
9が例えば1回転すれば割出板77は60度回転する。
すなわち、前述の如く割出板77の円周に沿って6個の
トーチ39,75が装着可能となっているため、割出モ
ータ89が1回転すれば隣に装着されている予備トーチ
75を割出すことができるようになっている。従って、
割出板77に装着するトーチ39,75の個数を変える
場合には、ゼネバギヤ91Aの比率を変えればよい。
【0034】また、割出ベース79は、上述のように割
出板77を回転割出自在に装備して割出用ガイド97に
取付けられている。この割出用ガイド97は上部フレー
ム9から張り出している天板99に固定されている割出
用ガイドレール101に沿って往復移動自在となってい
る。
【0035】従って、駆動シリンダ103が割出用ガイ
ド97を移動させることにより、割出板77をZ軸スラ
イダ43に装着されている加工トーチ39位置に接近離
反せしめるべく移動制御されることになる。すなわち、
割出板77をトーチ39,75の交換位置と割出位置
(退避位置)との間で往復移動させるものである。
【0036】次に、図1、図2及び図4に基づいて、ト
ーチ39,75の交換動作について説明する。
【0037】通常のプラズマ加工時には、割出板77は
すでにZ軸スライダ43に装着されている加工トーチ3
9から離反して、割出位置(退避位置)に停止してい
る。従って、割出板77には少なくとも1個の空の切欠
き81が存在する。そして、加工トーチ39と予備トー
チ75との交換に入る前に、Z軸スライダ43を上昇さ
せておく。
【0038】先ず、割出位置において、割出板77の下
方に設けられているトーチ有無センサ87は割出板77
の交換位置に予備トーチ75が無いことを確認して空の
切欠き81が割出位置決めされていることを確認する。
そして、割出ベース駆動シリンダ103により割出板7
7をZ軸スライダ43側方向へ移動させる。すなわち、
割出板77をプラズマ加工位置の上方へ移動させ、空の
切欠き81をZ軸スライダ43に装着されている加工ト
ーチ39の下側へ位置決めする。
【0039】次に、Z軸スライダ43を駆動して加工ト
ーチ39を下降させ、加工トーチ39を空の切欠き81
へ挿入し、加工トーチ39のフランジ39bが割出板7
7の上面に載ると、前述したようにトーチ固定プレート
47,49が相離反することにより倒れ検出用のセンサ
51がオフとなる。これによりZ軸スライダ43の下降
を停止させ、エアー管59からアンクランプ用シリンダ
65にエアーを送り込んでアンクランプする。
【0040】加工トーチ39は、Z軸スライダ43から
取り外されているため、Z軸スライダ43を上昇させる
と加工トーチ39のみ残って割出板77に保持されるこ
とになる。そして、Z軸スライダ43が上昇停止した
後、割出ベース駆動シリンダ103により割出板77を
割出位置に移動させ、そこで割出板77を回転割出して
所望の予備トーチ75を交換位置に位置決めする。
【0041】割出ベース駆動シリンダ103により割出
板77を再びZ軸スライダ43位置に移動した後、Z軸
スライダ43を下降させて、ソケット45下部を予備ト
ーチ(加工トーチとなる)75上部に嵌め込む。そし
て、アンクランプ用シリンダ65のエアーを抜くと、チ
ャッキングバネ55がチャッキング部材57を押し下げ
て鋼球53が加工トーチ75の上端部に係合して新しい
加工トーチ39としてチャッキングされる。
【0042】Z軸スライダ43を上昇させて新しい加工
トーチ39を割出板77から取り出した後、割出ベース
駆動シリンダ103により割出板77を割出位置(退避
位置)へ移動させる。
【0043】Z軸スライダ43を下降させ、前述のよう
にして加工トーチ39先端高さ補正を行った後、Z軸ス
ライダ43を上昇させて交換及び加工準備を完了する。
【0044】以上のことを繰り返すことにより、人手を
介入させることなく加工トーチ39の自動交換を行なう
ことができる。但し、予備トーチ75におけるノズル6
9、電極等の交換は人手で行なうが、割出板77から簡
単に取り外すことができるので、機外で容易かつ正確に
行なうことができる。
【0045】このように、加工トーチ39の交換を自動
的に行なうことができるので、従来のようにプラズマ加
工機3を長時間停止させて段取り換えを行なう必要がな
くなる。このため、プラズマ加工機3の作業効率が大幅
に向上する。
【0046】また、各性能の予備トーチ75位置とノズ
ル69径を、制御装置にデータとして入力しておけばワ
ークWの板厚が変わって電流値の変更が必要な場合で
も、人手による加工トーチ39の交換は不要となるの
で、ワークWの板厚が変化する場合でも長時間の連続切
断が可能である。
【0047】さらに、ノズル69,電極の交換は機外で
行ない、予備トーチ75を一体で割出板79にセットで
きるため、正確に速く交換できるし、非常に能率的であ
る。尚、上記実施例においては、予備トーチ75を含め
6本のトーチ39,75を自動交換することができるの
で、同じ性能のトーチ39,75を使用すれば合計約1
8時間の連続加工を行なうことができるが、割出板77
に装着できる予備トーチ75の数は任意である。また、
種々の予備トーチ75を使用することも可能である。
【0048】なお、この考案は前述した実施例に限定さ
れることなく、適宜の変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0049】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本考案においては、Z軸スライダ43に備え
た下部トーチ固定プレート47に上部トーチ固定プレー
ト49を上下動可能かつ傾斜可能に支持し、この上部ト
ーチ固定プレート49に、トーチ39を着脱交換自在に
支持するチャック装置が設けてある。そして、前記下部
トーチ固定プレート47に対する上部トーチ固定プレー
ト49の上下動又は傾斜を検出するためのセンサ51が
設けてある。
【0050】したがって、割出板77に支持されている
複数のトーチ75と前記チャック装置に支持されている
トーチ39とを交換してプラズマ加工を行うことができ
ることは勿論のこと、トーチを交換するとき、トーチ3
9が前記割出板77に支持されたか否かをセンサ51に
よって検出することができ、前記チャック装置のアンク
ランプの動作のタイミングを図ることが容易なものであ
る。
【0051】また、加工時にはトーチがワークに当接し
たか否かを前記センサ51によって検出することがで
き、当接時に停止することによってトーチの破損等を防
止することができるものである。
【0052】すなわち、前記センサ51は、トーチの着
脱交換時にトーチが割出板77に支持されたか否かを検
出することができると共に、加工時にはトーチがワーク
に当接したか否かを検出することができるものであり、
センサの兼用により構成がより簡単になるものである。
【0053】さらに、従来のようにプラズマ加工機を長
時間停止させることなくトーチの交換ができるので、機
械の使用効率が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るトーチ交換装置の一実施例を示
す断面図である。
【図2】割出板の詳細を示す平面図である。
【図3】加工トーチの取付け部を示す詳細図である。
【図4】トーチの交換手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】この考案に係るトーチ交換装置を装備したプラ
ズマ加工機の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トーチ交換装置 3 プラズマ加工機 39 加工トーチ 45 ソケット(トーチ取付部) 75 予備トーチ(交換用トーチ) 77 割出板 79 割出ベース W ワーク(被加工材)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ加工機に上下位置調節自在に備
    えたZ軸スライダ(43)に備えた下部トーチ固定プレ
    ート(47)に、上部トーチ固定プレート(49)を上
    下動可能かつ傾斜可能に支持して設け、プラズマ加工用
    のトーチ(39)を着脱交換自在に支持するチャック装
    置を上記上部トーチ固定プレート(49)に設け、上記
    チャック装置に着脱交換自在に装着する複数のトーチ
    (75)を上下方向へ着脱自在に支持した割出板(7
    7)を、前記チャック装置に対して接近離反する方向へ
    移動自在かつ割出したトーチを前記チャック装置の下方
    位置へ位置決め自在に設けてなり、前記下部トーチ固定
    プレート(47)に対する上部トーチ固定プレート(4
    9)の上下動又は傾斜を検出するためのセンサ(51)
    を設けてなることを特徴とするプラズマ加工機用トーチ
    交換装置。
  2. 【請求項2】 チャック装置は、トーチの上部を係合自
    在の凹部を備えると共に当該凹部に係合したトーチの上
    部に形成した周方向の溝(39a)に係合離脱自在の複
    数のボール(53)を径方向に移動自在に備えたソケッ
    ト(45)と、上記ソケット(45)の外側に上下動自
    在に嵌合し前記ボール(53)を内方向へ押圧するテー
    パ部を備える共に下方向へ付勢されたチャッキング部材
    (57)と、上記付勢力に抗して上記チャッキング部材
    (57)を上方向へ移動するために前記ソケット(4
    5)とチャッキング部材(57)との間に形成されたシ
    リンダ室(65)と、を備えてなることを特徴とする請
    求項1に記載のプラズマ加工機用トーチ交換装置。
  3. 【請求項3】 チャック装置に対するトーチの着脱交換
    時に、ソケット(45)に備えた電源管(61)及びガ
    ス管(63)をトーチに備えた電極及びガス管と接続離
    反する構成としてなることを特徴とする請求項2に記載
    のプラズマ加工機用トーチ交換装置。
JP1992014626U 1992-03-18 1992-03-18 プラズマ加工機用トーチ交換装置 Expired - Lifetime JP2566910Y2 (ja)

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