JP2566709Y2 - サスペンションシート - Google Patents

サスペンションシート

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用シート等におい
てシートフレームを、平行リンク機構、サスペンション
スプリング及びショックアブソーバによって上下動可能
な状態で弾性的に支持することにより、外部からの振
動、衝撃等を緩和吸収し得るサスペンション機能を備え
てなるサスペンションシートに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばフォークリフト等を始めとする種
々の車両等に用いられるシートにおいて、該シートを車
体の床面や該床面上に設けられるシートスライド機構等
と言ったシート支持部に対し、平行リンク機構、サスペ
ンションスプリング及びショックアブソーバ等により上
下動可能に弾性支持してなる構造をもつサスペンション
シートが用いられている。
【0003】即ち、このような従来のサスペンションシ
ートにあっては、そのシートクッション部を、平行リン
ク機構により車体の床面上に直接またはスライド機構を
介して間接的に設け、上下動可能な構成としている。更
に、該シートクッション部と床面等のシート支持部との
間にサスペンションスプリングを介在させ、シートクッ
ション部に常時シート上方への付勢力を与えると共に、
これらシートクッション部とシート支持部との間にショ
ックアブソーバを介在させ、外部からの衝撃力を弾性的
に支持し得る構成であった。
【0004】又、サスペンションスプリングの弾性力を
調節可能な硬さ調整機構が付設され、着座者の好みや体
重、更に種々の状況に応じた適切な支持状態が得られる
ようになされているものも知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなサスペンションシートによれば、平行リンク機構を
始め、ショックアブソーバやサスペンションスプリング
を、シートにおけるシートクッション部下側で床面等の
シート支持部との間に介在させてなる構造であった。こ
の為、従来のサスペンションシートでは、シートクッシ
ョンと床面との間のスペースをある程度確保しなければ
ならず、しかもシートの床面からの高さに制約条件があ
ることから、シート配設位置等での設計上の自由度が小
さいものであった。
【0006】更に、従来のサスペンションシートでは、
上述したようにシートクッションと床面との間の限られ
たスペースに、ショックアブソーバやサスペンションス
プリングを設けていることから、サスペンションストロ
ークが約30〜40mm程度と少なく、ショックアブソ
ーバによる衝撃吸収機能を充分に発揮させ得ないもので
あった。
【0007】又、従来一般には、上述した組込みスペー
ス上での制約から、サスペンションスプリングとして引
張りばねを用い、これをシート両側に設けることで平行
リンク機構により支持されるシートに上方への付勢力を
与えていた。従って、このような従来のサスペンション
シートでは、少なくとも二本以上のスプリングが必要
で、部品点数や組込み作業等において実用面で問題があ
るばかりでなく、このようなサスペンションスプリング
の弾性力を調節するにあたって、二本同時に行わなけれ
ばならず、調節作業がきわめて煩雑であるという欠点も
あった。
【0008】この為、例えば実開昭57−20242号
公報には、サスペンションスプリングとして圧縮ばねを
用い、これをショックアブソーバと同軸上で組合わせて
介在させるようにしたものも知られている。しかし、こ
の従来技術では、前述したシートクッション部と床面と
の間のスペース上での問題は依然として解消されないも
のであった。
【0009】更に、上述したサスペンションスプリング
の弾性力調節による硬さ調節機構も、通常はこのスプリ
ングに直接付設されていたため、弾性力を調節する際
に、サスペンションスプリングの付勢力が操作レバー等
に加わり、操作性が悪いという問題もあった。
【0010】又、このような弾性力調節による硬さ調節
機構を付設する上で必要とされることに、そのサスペン
ションスプリングの弾性力の大きさを、着座者の体重や
好みに応じて所望の値にセットすることが自由にしかも
適切に行なえ、更にその付勢力をセットされた値に維持
し、衝撃等を受けてもむやみに付勢力が変動しないよう
なロック状態とし得るように構成することがある。
【0011】この為、上述したサスペンションスプリン
グによる弾性力を、シート外部から視認しながら調整し
得る目盛りを設けたり、スプリングの弾性力を所望の値
にセットしてロックし得るロック手段を設けることが考
えられる。しかし、このような目盛りやロック手段を付
設することは、構成部品点数の増加を招き、組立ても面
倒でコスト高を避けられないものであり、このような点
を解決し得る何らかの対策を講じることが望まれてい
る。
【0012】本考案はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、シートフレームを弾性支持するサスペンシ
ョン機構を簡単且つ適切に構成し、シートクッション部
と床面とのスペース上での問題を解決すると共に、ショ
ックアブソーバとサスペンションスプリングによるシー
トストロークを充分に確保し、その設計上での自由度も
増大させることができ、更にサスペンションスプリング
の弾性力による硬さ調節をきわめて容易にしかも着座者
の体重や好み等に応じた所望の大きさをもって調節で
き、更にそのスプリングのセット状態を適切に維持で
き、構造や組立てが簡単でコスト的にも安価なサスペン
ションシートを得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本考案に係るサスペンションシートは、サスペン
ションスプリングとして上下方向に延びる圧縮ばねを用
い、該圧縮ばねを前記衝撃吸収用ショックアブソーバの
上下方向に延びる可動ロッドと同軸上に組合わせて設
け、且つその圧縮ばねの上端にばね受けを螺合させると
共に、該ばね受けの上端側で可動ロッドのねじ部に、前
記ばね受けの螺合位置を変化させて圧縮ばねの弾性力を
調節するために回動操作される固定ナットを固定し、前
記ばね受けの一部に、シートフレーム側に固定した上下
方向に設けた目盛りの上下方向に延びるスリット中に臨
ませる突起部を突設し、前記突起部を圧縮ばねの弾性力
調節用の目盛りに対しての指針と該弾性力を所望の値で
維持するためのばね受けの回り止めとして機能させるよ
うに構成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本考案によれば、シートフレームはシート支持
部上で平行リンク機構により上下動自在に支持され、且
つシートバック部背面側に設けられた上下方向に延びる
ショックアブソーバと同軸上に組合わせられたサスペン
ションスプリングにより常時上方への付勢力で弾性的に
支持されると共に、ショックアブソーバによって充分な
サスペンションストロークを確保して衝撃力を緩衝する
ことができる。
【0015】又、サスペンションスプリングとしての圧
縮ばねの弾性力による硬さ調節は、上下方向に延びる可
動ロッドの上端側に形成したねじ部を、その上端部に設
けた固定ナットを回動操作することで、このナット下側
のばね受けの螺合位置の上下の変更によって行なえ、操
作性に優れ、しかもこのばね受けはその一部に突設した
突起部の上下方向に設けた目盛りの指示位置で調節状態
を視認しながら所要の値にセットでき、更にこのばね受
けの突起部が回り止めとしても機能し、所要の弾性力調
節とそのセット位置でのロックとが可能となる。
【0016】
【実施例】図1乃至図4は本考案に係るサスペンション
シートの一実施例を示し、これらの図において、全体を
符号1で示すものは、本考案を特徴づける車両用シート
としてのサスペンションシートで、このシート1は、周
知の通り、シートクッション部2及びその後端側に連設
されたシートバック部3によって構成されるシートフレ
ーム10を備えている。ここで、図4中符号4はこのシ
ート1が配設される車体床面、5はこの車体床面4上に
設けられシート1を前後方向に移動可能に支持するシー
トスライド機構で、周知のように、固定側レール6と可
動側レール7とから構成されている。
【0017】11は上述したシートフレーム10におい
てシートクッション部2を、シート支持部としてのスラ
イド機構5上に上下動可能に支持する周知の平行リンク
機構で、前、後一対をなすリンク12,13が、図3、
図4に示されるように、可動側レール7に設けられた支
持ブラケット14、軸受15,15と前記シートフレー
ム10のシートクッション部2との間に設けられてい
る。ここで、図中16は後リンク13の支軸部で、又図
中20,20は前記シートスライド機構11を構成する
可動側レール7の後端部に、前記軸受15,15を取付
け固定するための取付けブラケットである。
【0018】尚、上述したシートフレーム10には、図
3から明らかなように、シートクッションパネル17や
シートバック側パイプフレーム18が設けられ、またス
ライド機構5には、スライドロック手段19等が付設さ
れているが、その詳細は周知の通りであり、具体的な説
明は省略する。更に、その他のシートを構成する部材等
も、従来から周知の通り、所要の位置に適宜付設されて
いる。
【0019】又、上述したようなサスペンションシート
1において、図1乃至図4から明らかなように、前、後
一対をなすリンク12,13による平行リンク機構11
によってシート支持部としてのスライド機構5に上下動
可能に支持されるシートフレーム10に常時上方への付
勢力を与えるサスペンションスプリングとして上下方向
に延びる圧縮ばね21を用い、これを上下方向に延びる
衝撃吸収用のショックアブソーバ22の可動ロッド22
aに嵌装させることでこれと同軸上に組合わせて設ける
と共に、このショックアブソーバ22を、シートフレー
ム10のシートバック部3背面側で該シートフレーム1
0の上端側の一部と平行リンク機構11を構成する後リ
ンク13の支軸部16に一体に設けたアーム部23との
間に上下方向に延びて介在させている。
【0020】さて、本考案によれば、シートフレーム1
0に常時上方への付勢力を与えるサスペンションスプリ
ングとしての圧縮ばね21を、衝撃吸収用のショックア
ブソーバ22の上下方向に延びる可動ロッド22aと同
軸上に組合わせて設け、且つその圧縮ばね21上端のば
ね受け30を、可動ロッド22a上端側のねじ部22b
に螺合させて取付けし、更に該ばね受け30の上端側で
可動ロッド22aのねじ部22bに固定ナット31を止
めねじ31aで固定し、この固定ナット31の回動操作
で螺合位置が変化するばね受け30により圧縮ばね21
の弾性力を調整可能とすると共に、ばね受け30の一部
に突設した突起部32を、図1の(a),(b)から明
らかなように、シートフレーム10側に固定した目盛り
34を有するブラケット33の上下方向に延びるスリッ
ト33a中に臨ませることにより、圧縮ばね21の弾性
力調節のための上下方向に設けた目盛り34に対する指
針と該弾性力を所望の値で維持するためのばね受け30
の回り止めとしての機能とを持たせるように構成したと
ころに特徴を有している。
【0021】そして、このような構成によれば、サスペ
ンションスプリングとしての圧縮ばね21の弾性力によ
る硬さ調節は、上下方向に延びる可動ロッド22aの上
端側に形成したねじ部22bを、その上端部に設けた固
定ナット31を回動操作することで、このナット31下
側のばね受け30の螺合位置の上下の変更によって行な
え、従来のようなばね付勢力による抵抗は小さく、操作
性に優れ、しかもこのばね受け30はその一部に突設し
た突起部32の上下方向に設けた目盛り34の指示位置
で調節状態を視認しながら所要の値にセットでき、更に
このばね受け30の突起部32が回り止めとしても機能
し、所要の弾性力調節とそのセット位置でのロックとが
可能となる。
【0022】このような目盛り34を有するブラケット
33は、図2から明らかなように、シートバック部3の
背面側上端部に露呈して設けられ、可動ロッド22a上
端のねじ部22bに固定される固定ナット31を外部か
ら回動操作可能に設けると共に、上下方向に設けた目盛
り34を、上下方向に延びるスリット33aを介して外
部に露呈するばね受け30の突起部32で指示し得るよ
うになっている。
【0023】ここで、図中24は前記ブラケット33を
上端部に固定支持するためのスティで、シートフレーム
10にシートバック部3と同様に立設されて設けられて
いる。尚、上述した以外のサスペンションシート1の構
成部品等についての詳細な説明は、ここでは省略する。
【0024】また、上述した構成によれば、シートフレ
ーム10はシート支持部であるスライド機構5上で平行
リンク機構11により上下動自在に支持され、且つシー
トバック部3背面側に設けられたショックアブソーバ2
2と同軸上に組合わせられたサスペンションスプリング
である圧縮ばね21により常時上方への付勢力で弾性的
に支持されると共に、ショックアブソーバ22によって
充分なサスペンションストロークを確保して衝撃力を緩
衝することができる。
【0025】従って、このような構成によれば、シート
バック部3背面側に上下方向に充分な長さを持って配設
できる圧縮ばね21付きのショックアブソーバ22によ
って、サスペンションストロークを必要且つ充分に確保
することができ、サスペンション機能を発揮させ得るも
ので、これにより着座者にとってソフトな乗り心地感を
得ることが可能である。更に、ショックアブソーバ22
や圧縮ばね21の設定上での自由度を増大させることが
でき、シート1の弾性支持状態を任意に調整でき、着座
者の好み等に対処し得るものである。
【0026】即ち、このような構成では、ショックアブ
ソーバ22の上下方向の長さを長くし、そのサスペンシ
ョンストロークを従来に比べて増大させ、衝撃吸収時の
可動ロッド22の速度を上げて減衰性能を相対的に向上
させ得るものである。特に、このような構造では、シー
ト1のストローク量を、簡単に増幅し、ショックアブソ
ーバ22及び圧縮ばね21の設定上で有利となる。
【0027】又、本実施例では、圧縮ばね21付きのシ
ョックアブソーバ22を、シートバック部3背面側に上
下方向に延びて設けていることから、シートクッション
部2とシート支持部であるスライド機構5や車体床面4
との間のスペースを必要最小限にすることができ、設計
上での自由度を増大させ得るものである。更に、このよ
うな構成によれば、平行リンク機構11において後リン
ク13側に衝撃吸収時の荷重が殆ど作用するもので、こ
の後リンク13側のみに強度を持たせるとよいという利
点もある。
【0028】尚、本考案は上述した実施例構造には限定
されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得るこ
とは言うまでもない。例えば上述した実施例では、ショ
ックアブソーバ22の上下方向に延びる可動ロッド22
a上端部のねじ部22bに固定ナット31を固定した場
合を例示したが、その回動操作が容易に行なえるように
操作レバー等を付設してもよいことは勿論である。又、
詳細な図示及び説明は省略したが、ばね受け30の両端
側には、適宜のワッシャやベアリング、樹脂ブッシュ等
を設けるとよい。
【0029】更に、上述したブラケット33と目盛り3
4とは、上述した一体構造に限らず、例えば図5の
(a),(b)に示したように、上下方向に設けた目盛
り34を有するカバー部材35を別部材としてブラケッ
ト33に組付けるように構成してもよい。
【0030】又、上述した実施例では、平行リンク機構
11やスプリングとしての圧縮ばね21を同軸上に組合
わせてなるショックアブソーバ22を、シート1を前後
方向に移動可能に支持するシートスライド機構5との間
に介在させて設けた場合を説明したが、シート1とこれ
を支持する床面4との間に介在させてもよいことは勿論
である。更に、上述した実施例では、サスペンションス
プリングとしての圧縮ばね21を、ショックアブソーバ
22のシート1上方側に組付けた場合を例示したが、こ
れに限定されず、上下を逆にしてもよいものである。
【0031】又、上述したような本考案を特徴づけるサ
スペンションシート1は、例えばフォークリフトといっ
た簡易型シートを用いる車両や通常車両のリヤシート等
に適用して効果的であるが、これに限定されないことも
言うまでもない。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るサスペ
ンションシートによれば、サスペンションスプリングと
して上下方向に延びる圧縮ばねを用い、該圧縮ばねを前
記衝撃吸収用ショックアブソーバの上下方向に延びる可
動ロッドと同軸上に組合わせて設け、且つその圧縮ばね
の上端にばね受けを螺合させると共に、該ばね受けの上
端側で可動ロッドのねじ部に、前記ばね受けの螺合位置
を変化させて圧縮ばねの弾性力を調節するために回動操
作される固定ナットを固定し、前記ばね受けの一部に、
シートフレーム側に固定した上下方向に設けた目盛りの
上下方向に延びるスリット中に臨ませる突起部を突設
し、前記突起部を圧縮ばねの弾性力調節用の目盛りに対
しての指針と該弾性力を所望の値で維持するためのばね
受けの回り止めとして機能させるように構成しているの
で、簡単な構造にもかかわらず、シートバック部背面側
に設けた上下方向に延びる圧縮ばね付きのショックアブ
ソーバで、サスペンションストロークを必要且つ充分に
確保することができ、サスペンション機能を発揮させ、
ソフトな乗り心地感を得ることが可能で、更にショック
アブソーバや圧縮ばねの設定上での自由度を増大させ、
シートの弾性支持状態を任意に調整でき、着座者の好み
等に対処することが可能となる。
【0033】又、本考案によれば、サスペンションスプ
リングとしての圧縮ばねの弾性力による硬さ調節を、上
下方向に延びる可動ロッドの上端側に形成したねじ部
を、その上端部に設けた固定ナットを回動操作し、この
ナット下側のばね受けの螺合位置の変更によってきわめ
て簡単に行なえ、操作性に優れ、しかもこのばね受けは
その一部に突設した突起部の上下方向に設けた目盛りの
指示位置で調節状態を視認しながら所要の値にセットで
き、更にこのばね受けの突起部が回り止めとしても機能
し、所要の弾性力調節とそのセット位置でのロックとが
可能で、圧縮ばねの弾性力を自由に調整可能なサスペン
ションシートを得ることができる。
【0034】特に、本考案によれば、圧縮ばねの弾性力
を調節する際に問題となるばね受けの回り止めと、該弾
性力を任意に設定する際の目安となる上下方向に設けた
目盛りとを、一体化して構成している為、構成部品点数
を省略化し、組立性を向上させ、更にコスト低減化を図
れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサスペンションシートの一実施例
を示し、(a)は要部拡大斜視図、(b)はそのI−I
線断面図。
【図2】サスペンションシートを背面側から見た概略斜
視図。
【図3】本考案に係るサスペンションシート全体の概略
分解斜視図。
【図4】図3の組立状態を示す概略側面図。
【図5】本考案の別の実施例を説明するもので、(a)
は要部拡大斜視図、(b)はそのV−V線断面図。
【符号の説明】
1 車両用シート(サスペンションシート) 2 シートクッション部 5 シートスライド機構 10 シートフレーム 11 平行リンク機構 12 前リンク 13 後リンク 16 支軸部 21 圧縮ばね(サスペンションスプリング) 22 ショックアブソーバ 22a 可動ロッド 22b ねじ部 23 アーム部 24 スティ 30 ばね受け 31 固定ナット 32 突起部 33 ブラケット 33a スリット 34 目盛り 35 カバー部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームをシート支持部に対し
    前、後一対をなすリンクによって上下動可能に支持する
    平行リンク機構と、シートフレームに常時上方への付勢
    力を与えるサスペンションスプリングと、衝撃吸収用の
    ショックアブソーバとを備え、該ショックアブソーバ
    を、前記シートフレームのシートバック部背面側で該シ
    ートフレーム上端側の一部と前記平行リンク機構を構成
    する後リンクの支軸部に一体に設けたアーム部との間に
    介在させて設けてなるサスペンションシートにおいて、
    前記サスペンションスプリングとして上下方向に延びる
    圧縮ばねを用い、該圧縮ばねを前記衝撃吸収用ショック
    アブソーバの上下方向に延びる可動ロッドと同軸上に組
    合わせて設け、且つその圧縮ばねの上端にばね受けを螺
    合させると共に、該ばね受けの上端側で可動ロッドのね
    じ部に、前記ばね受けの螺合位置を変化させて圧縮ばね
    の弾性力を調節するために回動操作される固定ナットを
    固定し、前記ばね受けの一部に、シートフレーム側に固
    定した上下方向に設けた目盛りの上下方向に延びるスリ
    ット中に臨ませる突起部を突設し、前記突起部を圧縮ば
    ねの弾性力調節用の目盛りに対しての指針と該弾性力を
    所望の値で維持するためのばね受けの回り止めとして機
    能させるように構成したことを特徴とするサスペンショ
    ンシート。
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