JP2566643Y2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2566643Y2
JP2566643Y2 JP7464992U JP7464992U JP2566643Y2 JP 2566643 Y2 JP2566643 Y2 JP 2566643Y2 JP 7464992 U JP7464992 U JP 7464992U JP 7464992 U JP7464992 U JP 7464992U JP 2566643 Y2 JP2566643 Y2 JP 2566643Y2
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work
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rods
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道秋 佐藤
哲治 中村
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、治具ベース上にワー
クをチェーンでクランプ固定するタイプのクランプ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクランプ装置には、特開
昭56−69081号公報に記載されたものがある。こ
のクランプ装置は、図3に示すように、ワークWを載置
する治具ベース30と、該治具ベース30上のワークW
に中間部が巻き掛けられたチェーン31と、該チェーン
31の一端を牽引するためのねじ手段32と、前記チェ
ーン31の他端を治具ベース30に形成された係止部3
0aに係止するための係止手段33とから構成されてい
る。係止手段33は、チェーン31の各リンクの凹部3
1aを挟む一対のピン34A、34Bと、一方のピン3
4Aが挿入された長孔35とを有し、該長孔35に沿っ
て一方のピン34Aを移動させることで他方のピン34
Bとの間隔を広げ、チェーン31の他端における位置を
移動調整自在としている。また、ねじ手段32は、治具
ベース30にねじ棒36を挿通させ、該ねじ棒36の一
端にチェーン31を連結する一方、前記ねじ棒36の他
端に、治具ベース30に当接するナット37を螺合させ
ている。そして、まず、ねじ手段32で一端が治具ベー
ス30に取り付けられたチェーン31の他端を治具ベー
ス30上のワークWに巻き掛けて垂れ下げる。次いで、
ピン34A、34Bに前記チェーン31の他端を通して
頂部33aが治具ベース30の係止部30a付近に達す
るまで係止手段33をチェーン31に沿って上昇させた
後、ピン34Aを長孔35に沿って移動させてピン34
A、34B間にチェーン31のリンク凹部31aを挟み
付け、これによりチェーン31の他端に係止手段33を
固定する。しかる後、ねじ手段32のナット37を締め
てチェーン31を緊張する。このようにして、治具ベー
ス30とチェーン31との間にワークWを挟持するよう
になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクランプ装置にあっては、基本的に、チェーン31
の両端がねじ手段32と係止手段33により治具ベース
30に固定され、ねじ手段32によりチェーン31を一
端側から緊張させるようになっていることから、ワーク
Wが異径状の場合、係止手段33を介して治具ベース3
0に係止されるチェーン31の他端側に撓みが発生して
もこれを吸収できず、従って良好なクランプ状態が得ら
れないおそれがある。また、治具ベース30上のワーク
Wが大きい程、チェーン31の巻掛け量を長くする必要
がある。更に、ワークWが管材等である場合は、チェー
ン31の他端を治具ベース30から外さずに、チェーン
31を弛緩させた後、ワークWをチェーン31に潜らせ
ながらクランプ位置まで軸方向に移動させることも可能
であるが、ワークWが管材等でなく例えば管材の外周面
上に配管を組み付けたもの等である場合にはチェーン3
1の他端を必ず治具ベース30から外す必要がある。
【0004】この考案は上記課題を解決するためになし
たもので、ワークの外部形状にかかわらずクランプ・ア
ンクランプ作業が良好に行える使用勝手の良いクランプ
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係るクランプ装置は、ワークを載置する
治具ベースと、該治具ベースの前記ワークの両側に並列
配置され、一端が相互に連結された一対のロッドと、該
一対のロッドの他端部間に跨設され、少くとも一端がロ
ッドの他端部に係脱自在に取り付けられたチェーンと、
前記一対のロッドを軸方向に付勢して前記ワークを前記
治具ベースと前記チェーンとの間に挟持するクランプ手
段と、該クランプ手段の付勢力を解除するアンクランプ
手段とを備えたものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、治具ベースに対するワーク
の載置は、治具ベースと、一対のロッドの他端部間に跨
設されたチェーンとの間隔が大きいため、チェーンに潜
らせて、或いはチェーンの少くとも一端をロッドの他端
部から取り外して行う。
【0007】治具ベース上に載置されたワークのクラン
プは、クランプ手段によりチェーンを治具ベースに向か
い接近移動させることで行い、ワークのアンクランプ
は、前記とは反対に、アンクランプ手段によりチェーン
を治具ベースから離間させることで行う。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基いて説
明する。
【0009】図1はクランプ装置を示す図2のP−P線
に沿う正断面図、図2は図1のQ−Q線に沿う側断面図
である。
【0010】治具ベース1は対向した支持フレーム2に
連結部材3を介して一体に連結されている。この治具ベ
ース1の上部にはロケートピン4、5が突設されてお
り、該治具ベース1上には、前記ロケートピン4、5に
より位置決めしたワークWが載置されている。
【0011】治具ベース1のワークWの両側には、治具
ベース1に固設したロッドホルダー6A、6Bを介して
一対のロッド7A、7Bが軸方向に移動自在に並列配置
され、該ロッド7A、7Bの一端は連結材8を介して相
互に連結されている。つまり、ロッド7A、7Bの一端
には連結材8の両端がピン9を介してそれぞれ連結され
ている。この連結材8の一端に形成されたピン穴8aは
ロッド7Aの軸方向と直角方向に長い長穴に形成され、
他端に形成されたピン穴8bは丸穴に形成されている。
【0012】一対のロッド7A、7Bの他端部間にはチ
ェーン10(ローラチェーン)が跨設され、該チェーン
10の一端は後述するようにロッド7Bの他端部に係脱
自在に取り付けられ、他端はロッド7Aの他端部にピン
11を介して枢着されている。チェーン10の前記一端
には、両側方に突出する一対の係止ピン12が取り付け
られる一方、ロッド7Bの他端部には、ロッド7A側と
は反対側に突出した一対の係止爪13aを有するクラン
プ金具13がヒンジピン14を介して取り付けられてい
る。このクランプ金具13の両側には、係止ピン12を
クランプ金具13の係止爪13aから外し、その後の再
係止を防止するためのピン払出し板15が設けられてい
る。
【0013】前記一対のロッド7A、7Bを軸方向に付
勢して前記ワークWを前記治具ベース1と前記チェーン
10との間に挟持するクランプ手段は、治具ベース1と
連結材8との間に該連結材8に当接回転自在に設けた偏
心カム16で構成されている。偏心カム16は、治具ベ
ース1にカムホルダー17及びブラケット18を介して
回転自在に取り付けた回転軸19に装着されており、回
転軸19に装着したハンドル20により回転可能となっ
ている。前記連結材8には、前記偏心カム16に当接す
るカム受21が設けられている。
【0014】また、前記クランプ手段の付勢力を解除す
るアンクランプ手段は、圧縮スプリング22A、22B
で構成されている。圧縮スプリング22A、22Bは、
連結材8の端部と支持フレーム2との間に縮設されてい
る。
【0015】以上の構成において、治具ベース1に対す
るワークWの載置は、治具ベース1と、一対のロッド7
A、7Bの他端部間に跨設されたチェーン10との間隔
が大きいため、該チェーン10に潜らせて、或いはチェ
ーン10の一端をロッド7Bの他端部から取り外してロ
ケートピン4、5に係合させることで行う。
【0016】ピン払出し板15により係止ピン12をク
ランプ金具13の係止爪13aから外すと、係止ピン1
2はピン払出し板15に阻止されて係止爪13aに再び
係合することがなく、これによりチェーン10の一端を
ロッド7Bの他端部から確実に取り外すことができる。
治具ベース1上にワークWを載置した後、ピン払出し板
15を元の位置に戻して係止ピン12をクランプ金具1
3の係止爪13aに再び係合させると、チェーン10が
ロッド7A、7Bの他端部間に架け渡されることにな
る。
【0017】治具ベース1上に載置されたワークWのク
ランプは、偏心カム16(クランプ手段)によりチェー
ン10を治具ベース1に向かい接近移動させることで行
い、ワークWのアンクランプは、前記とは反対に、圧縮
スプリング22A、22B(アンクランプ手段)により
チェーン10を治具ベース1から離間させることで行
う。
【0018】ワークWのクランプ時、ハンドル20によ
り回転軸19を介して偏心カム16を図2の時計回り方
向に回転させると、一対のロッド7A、7Bは圧縮スプ
リング22A、22Bのばね力に打ち勝って軸方向に移
動し、これによりチェーン10は治具ベース1に向かい
接近して、治具ベース1上のワークWに巻き掛けられ
る。この場合、チェーン10がワークWに巻き掛けられ
て撓みが発生しても、連結材8のロッド連結部である一
方のピン穴8aがロッド7Aの軸方向と直角方向に長い
長穴に形成されていることから、連結材8が偏心カム1
6との当接点を中心として傾動しながら、チェーン10
の撓んだ端部側を支持する一方のロッド7A又は7Bが
他方のロッド7B又は7Aに対して相対的に移動するこ
とになり、これによって、上記撓みが吸収され、チェー
ン10はワークWに均一に巻き掛けられる。このため、
ワークWはチェーン10で治具ベース1上に確実にクラ
ンプされると共に、そのクランプ状態が偏心カム18に
よりセルフロックされる。
【0019】また、ワークWのアンクランプ時、ハンド
ル22により回転軸19を介して偏心カム16を図2の
時計回り方向とは反対方向に回転させると、偏心カム1
6によるセルフロックが解除されて、一対のロッド7
A、7Bは圧縮スプリング22A、22Bのばね力によ
り軸方向に移動し、これによりチェーン10は治具ベー
ス1上のワークWから離間する。
【0020】ワークWの取出しは、ワークWを持ち上げ
てロケートピン4、5から外し、チェーン10を潜らせ
て、或いはチェーン10の一端をロッド7Bの他端部か
ら取り外して行う。
【0021】尚、この実施例では、偏心カム16をクラ
ンプ手段に使用し、圧縮スプリング22A、22Bをア
ンクランプ手段に使用したが、逆に、圧縮スプリング2
2A、22Bをクランプ手段に使用し、偏心カム16を
クランプ手段に使用しても良く、また、上記偏心カム1
6に代えて楔等を使用しても良い。
【0022】また、チェーン10の一端をロッド7Bの
他端部に係脱自在に取り付け、他端をロッド7Aの他端
部にピン11を介して枢着したが、両端をロッド7A、
7Bの他端部に係脱自在に取り付けても良い。
【0023】
【考案の効果】以上通りこの考案は、ワークを載置する
治具ベースと、該治具ベースの前記ワークの両側に並列
配置され、一端が相互に連結された一対のロッドと、該
一対のロッドの他端部間に跨設され、少くとも一端がロ
ッドの他端部に係脱自在に取り付けられたチェーンとを
備えており、治具ベースと、一対のロッドの他端部間に
跨設されたチェーンとの間隔が大きいため、該チェーン
に潜らせて、或いはチェーンの少くとも一端をロッドの
他端部から取り外して治具ベース上にワークを容易に載
置することができる。
【0024】また、前記一対のロッドを軸方向に付勢し
て前記ワークを前記治具ベースと前記チェーンとの間に
挟持するクランプ手段と、該クランプ手段の付勢力を解
除するアンクランプ手段とを備えており、チェーンを治
具ベースに向かい接近移動させることで治具ベース上に
ワークを迅速にクランプし、反対に、チェーンを治具ベ
ースから離間させることでワークのアンクランプを迅速
に行うことができる。
【0025】更に、一対のロッドの他端部間にチェーン
を跨設して、ワークに巻き掛けるチェーンの長さを短く
できることから、ワークのクランプ時におけるチェーン
の撓みを小さくできると共に、治具ベース上にクランプ
できるワークの範囲を拡大できる。
【0026】従って、この考案によれば、ワークの外部
形状にかかわらずクランプ・アンクランプ作業が迅速に
しかも良好に行える使用勝手の良いクランプ装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるクランプ装置を示す
図2のP−P線に沿う正断面図である。
【図2】図1のQ−Q線に沿う側断面図である。
【図3】従来例であるクランプ装置を示す正断面図であ
る。
【符号の説明】
W ワーク 1 治具ベース 7A、7B ロッド 10 チェーン 16 偏心カム(クランプ手段) 22A、22B 圧縮スプリング(アンクランプ手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置する治具ベースと、該治具
    ベースの前記ワークの両側に並列配置され、一端が相互
    に連結された一対のロッドと、該一対のロッドの他端部
    間に跨設され、少くとも一端がロッドの他端部に係脱自
    在に取り付けられたチェーンと、前記一対のロッドを軸
    方向に付勢して前記ワークを前記治具ベースと前記チェ
    ーンとの間に挟持するクランプ手段と、該クランプ手段
    の付勢力を解除するアンクランプ手段とを備えたことを
    特徴とするクランプ装置。
JP7464992U 1992-10-05 1992-10-05 クランプ装置 Expired - Fee Related JP2566643Y2 (ja)

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