JP2565947B2 - 磁気光学複合ヘッド - Google Patents
磁気光学複合ヘッドInfo
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- JP2565947B2 JP2565947B2 JP62300636A JP30063687A JP2565947B2 JP 2565947 B2 JP2565947 B2 JP 2565947B2 JP 62300636 A JP62300636 A JP 62300636A JP 30063687 A JP30063687 A JP 30063687A JP 2565947 B2 JP2565947 B2 JP 2565947B2
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- light
- magneto
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明の磁気光学複合ヘッドは、紙幣の鑑別などに使
用されるものであり、記録媒体の磁気パターンと光学パ
ターンとを同時に読み出し可能としたものである。
用されるものであり、記録媒体の磁気パターンと光学パ
ターンとを同時に読み出し可能としたものである。
（従来の技術） 本件出願人は先に、記録媒体に描かれた磁気パターン
と光学パターンとを同時に読み取る磁気光学複合ヘッド
を開発した。これは第６図のように記録媒体Ｆの磁気パ
ターンを読取る磁気センサ１の磁気検出ギャップ２に、
光透過性非磁性材料で成形された光透過体３を配置し、
同光透過体３に記録媒体Ｆの光学的パターンを読取る光
学的検出装置４を設けたものである。
と光学パターンとを同時に読み取る磁気光学複合ヘッド
を開発した。これは第６図のように記録媒体Ｆの磁気パ
ターンを読取る磁気センサ１の磁気検出ギャップ２に、
光透過性非磁性材料で成形された光透過体３を配置し、
同光透過体３に記録媒体Ｆの光学的パターンを読取る光
学的検出装置４を設けたものである。
この磁気光学複合ヘッドは、記録媒体Ｆに発光素子５
からの光を当て、記録媒体Ｆからの反射光を受光素子６
で受光するようにしたものである。
からの光を当て、記録媒体Ｆからの反射光を受光素子６
で受光するようにしたものである。
（従来技術の問題点） 第６図のような磁気ヘッドは一般的にその磁気コア８
の内部にエポキシ系の樹脂が充填されるが、そのとき磁
気コア８と光透過体３との間にその樹脂50が侵入する。
エポキシ系の樹脂は光透過体３よりも屈折率が高い場合
が多いため、第７図のように反射光が光透過体３の両側
面3a、3bからエポキシ樹脂50を通して外部へ漏れてしま
い、光の感度が低下する一因となっていた。
の内部にエポキシ系の樹脂が充填されるが、そのとき磁
気コア８と光透過体３との間にその樹脂50が侵入する。
エポキシ系の樹脂は光透過体３よりも屈折率が高い場合
が多いため、第７図のように反射光が光透過体３の両側
面3a、3bからエポキシ樹脂50を通して外部へ漏れてしま
い、光の感度が低下する一因となっていた。
（発明の目的） 本発明の目的は光の漏れが少なく、S/N比が良く、感
度が良好な磁気光学複合ヘッドを提供することにある。
度が良好な磁気光学複合ヘッドを提供することにある。
（問題点を解決するための手段） 本発明の磁気光学複合ヘッドは第１図のように、記録
媒体Ｆの磁気パターンを読取る磁気センサ１の磁気検出
ギャップ２に、光透過性非磁性材料で成形された光透過
体３が配置され、同光透過体３に記録媒体Ｆの光学的パ
ターンを読取る光学的検出装置４が設けられてなる磁気
光学複合ヘッドにおいて、光透過体３のうち磁気コア８
のギャップ形成面と対向する界面3a、3bにそれよりも屈
折率が低い有機高分子層40を設けてなるものである。
媒体Ｆの磁気パターンを読取る磁気センサ１の磁気検出
ギャップ２に、光透過性非磁性材料で成形された光透過
体３が配置され、同光透過体３に記録媒体Ｆの光学的パ
ターンを読取る光学的検出装置４が設けられてなる磁気
光学複合ヘッドにおいて、光透過体３のうち磁気コア８
のギャップ形成面と対向する界面3a、3bにそれよりも屈
折率が低い有機高分子層40を設けてなるものである。
（作用） 本発明の磁気光学複合ヘッドでは例えば、磁性体粉末
が混入された印刷インクにより磁気パターンと光学的濃
淡パターンとが描かれている記録媒体（第１図）Ｆを、
第２図のように光透過体３に密着させつつ移動させる
と、記録媒体Ｆの磁気パターンが磁気センサ１により読
み取られ、記録媒体Ｆの光学パターンが光ファイバによ
る光学的検出装置４により読み取られる。この場合光透
過体３の界面3a、界面3bに光透過体３よりも屈折率の低
い有機高分子層40が設けられているので光が光透過体３
内を伝搬し易くなる。
が混入された印刷インクにより磁気パターンと光学的濃
淡パターンとが描かれている記録媒体（第１図）Ｆを、
第２図のように光透過体３に密着させつつ移動させる
と、記録媒体Ｆの磁気パターンが磁気センサ１により読
み取られ、記録媒体Ｆの光学パターンが光ファイバによ
る光学的検出装置４により読み取られる。この場合光透
過体３の界面3a、界面3bに光透過体３よりも屈折率の低
い有機高分子層40が設けられているので光が光透過体３
内を伝搬し易くなる。
（実施例） 第１図は本発明における光学的検出装置４の一例であ
り、これは発光素子５と、受光素子６と、両素子間を光
学的に接続する光ファイバ７とから構成される。この光
学的検出装置４は、発光素子５からの光を入射側光ファ
イバ7aにより透明な光透過体３へ導き、この光を記録媒
体Ｆで反射させてその反射光を反射側光ファイバ7bによ
り受光素子６へ導くようにしてある。
り、これは発光素子５と、受光素子６と、両素子間を光
学的に接続する光ファイバ７とから構成される。この光
学的検出装置４は、発光素子５からの光を入射側光ファ
イバ7aにより透明な光透過体３へ導き、この光を記録媒
体Ｆで反射させてその反射光を反射側光ファイバ7bによ
り受光素子６へ導くようにしてある。
第５図の光学的検出装置４は、発光素子５からの光を
記録媒体Ｆに投射して同媒体Ｆを透過させ、この透過光
を受光素子６で受光して同媒体Ｆの光学的濃淡パターン
を読み取るようにしたものである。
記録媒体Ｆに投射して同媒体Ｆを透過させ、この透過光
を受光素子６で受光して同媒体Ｆの光学的濃淡パターン
を読み取るようにしたものである。
第１図、第５図に示す本発明の磁気センサ１は磁気コ
ア８とコイル９とから成る誘導形磁気ヘッドであるが、
磁気センサ１はこの他に、磁気抵抗素子やホール素子を
用いたものでもよい。
ア８とコイル９とから成る誘導形磁気ヘッドであるが、
磁気センサ１はこの他に、磁気抵抗素子やホール素子を
用いたものでもよい。
そして本発明では第２図のＡ−Ｄ−Ｈ−Ｅで囲まれる
界面3aと、Ｂ−Ｃ−Ｇ−Ｆで囲まれる界面3b（いずれも
磁気コア８のギャップ形成面と対向する面）に光透過体
３よりも屈折率の低い有機高分子層40を設けてなる。
界面3aと、Ｂ−Ｃ−Ｇ−Ｆで囲まれる界面3b（いずれも
磁気コア８のギャップ形成面と対向する面）に光透過体
３よりも屈折率の低い有機高分子層40を設けてなる。
（実験例） 第４図は光測定システムであり、これはLEDから発光
される660nmの光を1.0φのプラスチック光ファイバ20で
導き、Ｕ溝接続具21を用いて本発明の磁気光学複合ヘッ
ド30の入射側光ファイバ7aに光接続する。このときプラ
スチック光ファイバ20からの出力P0は14.5dBmである。
また複合ヘッド30の検出面31を無限開放したときの出力
P2をBlackとし、その検出面31に白のコピー用紙を当て
たときの出力P2をWhiteとした。
される660nmの光を1.0φのプラスチック光ファイバ20で
導き、Ｕ溝接続具21を用いて本発明の磁気光学複合ヘッ
ド30の入射側光ファイバ7aに光接続する。このときプラ
スチック光ファイバ20からの出力P0は14.5dBmである。
また複合ヘッド30の検出面31を無限開放したときの出力
P2をBlackとし、その検出面31に白のコピー用紙を当て
たときの出力P2をWhiteとした。
複合ヘッド30は0.25φのプラスチック光ファイバを入
射側に８本、出射側に８本を使用してある。ファイバ長
は10cm、ギャップ幅は300μ、コア材はセンダストであ
る。
射側に８本、出射側に８本を使用してある。ファイバ長
は10cm、ギャップ幅は300μ、コア材はセンダストであ
る。
上記の構成の測定システムにおいて、複合ヘッド30と
して従来の磁気光学複合ヘッドを用いた場合と、本発明
の磁気光学複合ヘッドを用いた場合の測定結果は下記の
TABLEに示すようになった。このTABLEから明らかなよう
に本発明の磁気光学複合ヘッドを用いた場合は、White
レベル（白のコピー用紙の反射）で従来例に比して1.5
［dB］の差が出た。Black（検出面無限開放）とWhiteの
差は1.4dBになった。
して従来の磁気光学複合ヘッドを用いた場合と、本発明
の磁気光学複合ヘッドを用いた場合の測定結果は下記の
TABLEに示すようになった。このTABLEから明らかなよう
に本発明の磁気光学複合ヘッドを用いた場合は、White
レベル（白のコピー用紙の反射）で従来例に比して1.5
［dB］の差が出た。Black（検出面無限開放）とWhiteの
差は1.4dBになった。
（発明の効果） 本発明では光透過体３のうち磁気コア８のギャップ形
成面と対向する界面3a、3bに光透過体３よりも屈折率の
低い有機高分子層40を設けたので、光透過体３の光が外
部に漏れにくく、光感度の良好な磁気光学複合ヘッドと
なる。
成面と対向する界面3a、3bに光透過体３よりも屈折率の
低い有機高分子層40を設けたので、光透過体３の光が外
部に漏れにくく、光感度の良好な磁気光学複合ヘッドと
なる。
第１図は本発明の磁気光学複合ヘッドの一実施例を示す
斜視図、第２図は同ヘッドの光学部分の詳細図、第３図
は本発明における光透過体３の光伝搬状態の説明図、第
４図は磁気光学複合ヘッドの光学測定のシステム図、第
５図は本発明の磁気光学複合ヘッドの他例を示す側面
図、第６図は本件出願人が先に開発した磁気光学複合ヘ
ッドの説明図、第７図は従来の光透過体の光伝搬状態の
説明図である。 １は磁気センサ ２は磁気検出ギャップ ３は光透過体 ４は光学的検出装置 40は有機高分子層
斜視図、第２図は同ヘッドの光学部分の詳細図、第３図
は本発明における光透過体３の光伝搬状態の説明図、第
４図は磁気光学複合ヘッドの光学測定のシステム図、第
５図は本発明の磁気光学複合ヘッドの他例を示す側面
図、第６図は本件出願人が先に開発した磁気光学複合ヘ
ッドの説明図、第７図は従来の光透過体の光伝搬状態の
説明図である。 １は磁気センサ ２は磁気検出ギャップ ３は光透過体 ４は光学的検出装置 40は有機高分子層
Claims (1)
- 【請求項１】記録媒体（Ｆ）の磁気パターンを読取る磁
気センサ（１）の磁気検出ギャップ（２）に、光透過性
非磁性材料で成形された光透過体（３）が配置され、同
光透過体（３）に記録媒体（Ｆ）の光学的パターンを読
取る光学的検出装置（４）が設けられてなる磁気光学複
合ヘッドにおいて、光透過体（３）のうち磁気コア
（８）のギャップ形成面と対向する界面（3a、3b）にそ
れよりも屈折率が低い有機高分子層（40）を設けたこと
を特徴とする磁気光学複合ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62300636A JP2565947B2 (ja) | 1987-11-28 | 1987-11-28 | 磁気光学複合ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62300636A JP2565947B2 (ja) | 1987-11-28 | 1987-11-28 | 磁気光学複合ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01143046A JPH01143046A (ja) | 1989-06-05 |
| JP2565947B2 true JP2565947B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=17887252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62300636A Expired - Fee Related JP2565947B2 (ja) | 1987-11-28 | 1987-11-28 | 磁気光学複合ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565947B2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-28 JP JP62300636A patent/JP2565947B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01143046A (ja) | 1989-06-05 |
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Legal Events
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