JP2565838B2 - 光学式3次元角度検出装置および光学式3次元位置算出装置 - Google Patents

光学式3次元角度検出装置および光学式3次元位置算出装置

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JP2565838B2 JP5193990A JP19399093A JP2565838B2 JP 2565838 B2 JP2565838 B2 JP 2565838B2 JP 5193990 A JP5193990 A JP 5193990A JP 19399093 A JP19399093 A JP 19399093A JP 2565838 B2 JP2565838 B2 JP 2565838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式3次元角度検出
装置および光学式3次元位置算出装置に関し、特に、空
間での物体の首振り(回転)角度を検出する光学式3次
元角度検出装置および該光学式3次元角度検出装置の原
理を利用して空間にある発光部の指す方向とある平面と
の交差座標を算出する光学式3次元位置算出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の空間での角度方向やその位
置を検出するためには、レーザ光やカメラまたは地磁気
とのずれなどの情報を検出する方法を使った高額な装置
に頼っていたが、これらの方法による空間での物体の首
振り(回転)角度を検出することは困難であった。そし
て、使用者が容易にかつ手軽に使えるものは存在してい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、コンピュータ技
術の進歩に伴い空間における位置検出の必要性が高まっ
ているが、これと同時に、特にバーチャルリアリティ
(仮想現実)等の分野では、位置検出ばかりでなく利用
者の首振り(回転)角度情報が大変重要な情報となって
いる。そして、ある用途では、角度情報のみを検出する
必要が求められ、利用者が首振りを行わず平行移動を行
った場合には、角度変化がないため、変化量をゼロとす
るような検出を行わなくてはならない。
【0004】ところが、これまでのテレビカメラや磁
界、超音波などを利用した3次元位置検出装置などを利
用した装置では、いずれも空間での物体の首振り角度の
みを検出することができなかった。
【0005】また、本発明者は、1個の光源と2個以上
の受光素子を用いた光学式3次元位置検出装置(特願平
4−59674、発明の名称「コンピュータ多次元位置
データ入力装置」)を提案している。しかし、この位置
検出装置では、空間座標を検出することは可能である
が、発光部の角度情報を検出することはできなかった。
【0006】したがって、本発明の第1の目的は、発光
体と受光素子を利用して3次元空間における物体の角
度、即ち物体の首振り(回転)を容易にかつ安価に検出
する光学式3次元角度検出装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、前述の形式
の光学式3次元角度検出装置の機能を高めるために、前
述の形式の光学式3次元角度検出装置の原理を利用し
て、発光部の指す方向と或る平面との交差座標を算出で
きる、または受光部に対する発光部の3次元位置を算出
できる光学式3次元位置算出装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の第1の目的を達成
するために、本発明は、少なくとも2つの発光素子を持
つ発光部と、該発光部の発光素子からの光信号を個々に
検出するための少なくとも1つの受光素子および該受光
素子により検出された光信号に含まれる各光量から発光
部の空間での角度を算出するための演算回路を持つ受光
部とを有することを特徴とする光学式3次元角度検出装
置を採用するものである。
【0009】また、第2の目的を達成するために、本発
明は、光学的3次元位置算出装置において、少なくとも
2つの発光素子を持つ発光部と、該発光部の発光素子か
らの光信号の各々をそれぞれ検出するように所定距離離
して配置した少なくとも2つの受光素子、該受光素子に
より検出された光信号に含まれる各光量から発光部の2
つの受光素子に対するそれぞれの角度を算出するため角
度算出手段、前記発光部と少なくとも2つの受光素子を
含む第1平面における発光部の位置を算出するための第
1位置算出手段および前記第1平面と直角でありかつ前
記2つの受光素子を含む第2平面と前記発光部の指す方
向の延長線との交差座標位置を、2つの受光素子間の距
離、前記角度算出手段から得られた角度の各々および前
記第1位置算出手段から得られた位置に基づいて算出す
る第2位置算出手段を持つ受光部と、を有することを特
徴とする光学式3次元位置算出装置を提供し、また、前
述の形式の光学式3次元位置算出装置において、3つの
受光素子が或る平面内に配置されており、発光部は5つ
の発光素子を有し、該5つの発光素子はそれらの光軸が
2つの平面内でそれぞれ所定の角度をなすように配置さ
れており、前記受光素子の各々により検出された前記発
光素子の各々からの光信号に含まれる各光量から前記3
つの受光素子に対する前記受光部の3次元位置を算出す
ることを特徴とする光学式3次元位置算出装置を採用す
ることにある。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照して、本発明の好ましい実
施例を説明する。最初に図1を参照すると、図1は、本
発明の3次元角度検出装置を仮想現実装置に適用した発
光部(送信部)と受光部(受信部)の配置関係を示す概
略斜視図である。図1において、利用者は発光部12を
搭載したヘルメット10を装着する。そして、利用者
は、所定位置に配置した、角度検出のための演算回路部
を含む受光部14に対向して位置し、例えば、頭部を矢
印Xで示すように横方向または矢印Yで示すように縦方
向に振ると、受光部は、詳細には後述するが、発光部か
らの情報を含む光信号を受信して演算回路部による演算
により横方向または縦方向またはそれら両方向の首振り
の角度を検出する。以下に、ワイヤ付きの3次元角度検
出装置おびワイヤレス3次元角度検出装置の実施例をそ
れぞれ図2および図3を参照して説明する。なお、図2
および図3は、説明の便宜上、横または縦のいずれか1
つの方向の角度検出を行う3次元角度検出装置の例を示
すものである。
【0011】図2は、ワイヤ付き3次元角度検出装置の
ブロック図である。図2において、発光部12は、2つ
の発光素子21、22と発光素子ドライブ回路23とを
有している。発光素子21、22は、相互に光軸が並行
にならないような任意の角度に配置されており、この例
では90度に配置されている。これらの発光素子21、
22は発光ドライブ回路23によって交互に発光するよ
うに制御されている。発光パルスのパターンや発光時間
の間隔は、ワイヤ24で発光素子ドライブ23と接続さ
れている受光部の発光素子制御回路39によって制御さ
れる。
【0012】一方、受光部14は、主要部品として、光
学フィルタ31、受光素子34、プリアンプ35、ノイ
ズカットフィルタ36、A/Dコンバータ38、前述の
発光素子制御回路39、演算回路37、電源40を有す
る。詳細に説明すると、受光素子34の前面には光学フ
ィルタ31が配置されており、この光学フィルタ31
は、環境からくる可視光をカットする働きがあり、この
ため、ファトディテクタである受光素子34は、発光素
子21または22から出た光のみを検出できる。この受
光素子34は、その表面に入射した光の光量に比例する
出力電圧を発生する。この出力電圧はプリアンプ35に
よって増幅される。ノイズカットフィルタ36は、不必
要な電気的ノイズをカットするためのもので、光学フィ
ルタ31と共に、信号成分のみを取り出すために用いら
れている。A/Dコンバータ38は、受光素子34で発
生されてプリアンプ35で増幅された出力電圧をアナロ
グ情報からデジタル情報に変換するものであり、A/D
コンバータ38でデジタル化された信号は演算回路37
によって、2つの発光素子から得られた情報から発光部
における首振り(回転)角度を計算し、その結果を角度
情報として出力する。また、発光素子制御回路39は、
発光素子21、22の発光パターンと発光間隔を制御す
るものであり、これら2つの発光素子を交互に所定のパ
ターンで発光させている。電源40は発光部と受光部を
含め装置全体に電源を供給するものである。
【0013】図3は、ワイヤレス3次元角度検出装置の
ブロック図である。図3において、発光部12は、2つ
の発光素子51、52、発光素子ドライブ回路53、発
光パターンジェネレータ54、電源55を有している。
発光素子51、52は、相互に光軸が並行にならないよ
うな任意の角度に配置されており、この例では90度に
配置されている。これらの発光素子51、52は発光ド
ライブ回路53によって交互に発光するように制御され
ている。発光パルスジェネレータ54は、2つの発光素
子52、52を識別できるようなパルスパターンを発生
する。なお、電源55は発光部12の装置全体に電源を
供給するものである。
【0014】なお、ここで、図4、図5を参照して前述
のパルスパターン全体およびそれに含まれるヘッダーパ
ターンを説明する。図4は、パルスパターンを示す図で
あり、この図において、発光パルスジェネレータ54
は、ヘッダーパターンに続いて2つの発光素子51、5
2を一定の休止期間をはさんで順次発光させる。例え
ば、発光素子51、52の順で発光させる場合、2つの
発光素子51、52を同時にヘッダーパターンで発光さ
せた後、休止期間を設け、次いで、発光素子51を発光
させ、再び休止期間を設け、次に、発光素子52を発光
させ、さらに休止期間を設ける。休止期間は、発光する
発光素子の切替を受光部に知らせるための区切り符号の
役割を果たす。
【0015】ヘッダーは2つの発光素子51、52の発
光順を受光部に知らせるための区切り符号の役割を持
ち、角度検出のための発光パターンとは異なったパター
ンで発光させることで、受光部に認識される。また、複
数のヘッダーパターンを用いることで、例えば、図5の
ヘッダーパターンで示すように、クリックスイッチの情
報などの角度以外の情報を受光部に送ることもできる。
例えば2つのクリックスイッチがある場合、(1)両方
のクリックスイッチが押されてないとき、(2)一方の
クリックスイッチが押されたとき、(3)他方のクリッ
クスイッチが押されたとき、(4)両方のクリックスイ
ッチが押されたときのそれぞれで、異なったヘッダーパ
ターンを発生させて、角度以外の情報を送ることができ
る。
【0016】再び、図3を参照して、受光部14を説明
すると、受光部14は、主要部品として、光学フィルタ
65、受光素子66、プリアンプ68、高域通過フィル
タ68、検波器69、平滑フィルタ70、サンプルホー
ルド回路71、A/Dコンバータ72、発光パターン識
別回路73、演算回路74、電源76を有する。詳細に
説明すると、受光素子66の前面には光学フィルタ65
が配置されており、この光学フィルタ65は、環境から
くる可視光をカットする働きがあり、このため、ファト
ディテクタである受光素子34は、発光素子21または
22から出た光のみを検出できる。この受光素子34
は、その表面に入射した光の光量に比例する出力電圧を
発生する。この出力電圧はプリアンプ67によって増幅
される。増幅された受光信号は、高域通過フィルタ68
で発光パターンのみが通され、検波器69で検波され
る。平滑フィルタ70は検波された受光パターンを平滑
して、光量情報のみを抽出する。
【0017】一方、発光パターン識別回路73は、高域
通過フィルタ68の出力から、前述のパターンにおける
ヘッダーパターンに続く休止期間を検出するとき、その
後の信号を一方の発光素子51からの光量情報であると
認識してサンプルホールド回路71にサンプリング命令
を送り、平滑フィルタ70からの光量情報を保持する。
発光パターン識別回路73は、また、さらにその後に続
く休止期間を検出すると、その後の信号を他方の発光素
子52からの光量情報であると認識してサンプルホール
ド回路71にサンプリング命令を送り、平滑フィルタ7
0からの光量情報を保持する。
【0018】A/Dコンバータ72は、サンプルホール
ド回路でサンプリングされたアナログ電圧をデジタル情
報に変換するものである。デジタル化された信号、即ち
2つの発光素子51、52からの光量情報は、詳細には
図9、図10に関連して後述するように、演算回路74
による演算により発光部の受光部に対する角度が計算さ
れ、その結果は角度情報として出力される。なお、電源
76は受光部全体に電源を供給するものである。
【0019】次に、図6、図7、図8を参照して、本発
明の3次元角度検出装置の角度検出原理を説明する。図
6において、発光素子51、52は、例えば発光光軸が
90度となるように配置してある。図6bの発光素子5
1、52の受光素子66に対する角度を0度とし、図6
aに示す発光素子51、52の位置を+45度とし、図
6cに示す発光素子の位置を−45度とする。発光素子
51、52が受光素子に対して0度にある場合、それぞ
れの発光素子51、52から発した光量が同一で同一の
出射パターンを持つとき、受光素子66で受ける発光素
子51から発した光量と発光素子52から発した光量と
は同一になる。また、発光素子51と52が受光素子6
6に対して+45度にある場合、発光素子52からの光
量が最大となり、発光素子51からの光量は0度のとき
と比較してある一定量減少する。反対に、発光素子5
1、52が受光素子66に対して−45度にある場合に
は、発光素子51からの光量が最大となり、発光素子5
2からの光量は0度のときと比較してある一定量減少す
る。このように、2個の受光素子をある一定角度に配置
した場合、それぞれの発光素子からの入射する光量の比
は、その発光部の受光部に対する角度を示すものとな
る。詳細には図9、図10に関連して後述するように、
この角度は、2つの受光素子51、52からの光量の和
と差の比(プラス2個の発光素子がなす角度の2分の
1)にほぼ比例する値になる。なお、図6に示す場合
は、図6a、図6cから明らかなように、90度の回転
を検出できる。
【0020】図7は、発光素子を3個、それぞれ90度
ずらして配置した場合であるが、これにより、角度とし
て180度の回転を検出することができる。また、図8
は、発光素子を5個、十字型に配置したものであるが、
この場合には、2軸(例えば、縦方向と横方向)それぞ
れ180度ずつの回転角度の検出が可能となる。
【0021】次に、図9、図10を参照して、角度を演
算する計算式を説明する。図9は、赤外線発光ダイオー
ドの放射特性の一例を示す。図9から明らかなように、
発光素子の明るさ(強度)Eは、ほぼ以下のように表さ
れる。即ち、発光素子が平面で、面全体で均一に発光し
ているものとすれば、発光面の法線方向からθの角度か
ら見たときの発光素子の明るさEは、法線方向から見た
ときの明るさをEoとすれば、明るさEは以下の式
(1)となる。 E=Eo・cos(k・θ) ・・・(1)
【0022】2つの同一の発光素子を角度φで配置した
とき、一方の発光素子の光軸と発光部と受光部を結ぶ直
線がなす角度をθとすると、それぞれの発光素子からの
光量Ea、Ebは、それぞれ以下の式(2)、(3)と
なる。 Ea=Eo・cos(k・θ) ・・・(2) Eb=Eo・cos[k(θ−φ)] ・・・(3)
【0023】上記式(2)、(3)から発光部の受光部
に対する角度θは、以下の式(4)で表される。 θ=1/k・Arcsin[(Eb−Ea)・cos(kφ/2)]/ [Ea2 +Eb2 −2EaEb・cos(kφ)]1/2 +φ/2 ・・・(4)
【0024】また、角度θは、以下の近似式(5)で求
めることもできる。 θ≒c・(Eb−Ea)/(Ea+Eb)+φ/2 ・・・(5) ここで、cは定数である。
【0025】このように、角度θの近似解を求めること
で、前述の演算回路74(図3参照)を簡単な構成にす
るこもできる。図10は、式(5)を用いて発光部の受
光部に対する角度θの近似解とその近似誤差の様子を示
す。
【0026】前述の発光部および受光部は、用いる装置
に関連して任意の適当な位置に配置できるが、以下に代
表的な例を上げると、発光部は、前述のように受光部に
対してワイヤ付きまたはワイヤレスとして構成できる。
そして、発光部は、適当な可動体、例えば、テレビ、ビ
デオやオーディオのリモートコントローラに装着された
り、または使用者の体の一部に装着されるようになって
いる。そして、受光部は、家庭用テレビ本体やコンピュ
ータのキーボード、CRT本体に装着される。
【0027】前述の実施例においては、受光部14が1
つの場合には、発光部12の先端が指す方向が発光部と
受光部を結ぶ直線に対してどのような角度をなしている
検出できるものであった。他の実施例として、さらに受
光部を1つ追加し、2か所からの角度情報を得ること
で、以下に説明するように、次のような機能を加えるこ
とが可能になる。
【0028】最初に、図11を参照すると、図11は角
度検出の原理を応用して発光部が指す或る平面における
位置を検出する原理を説明するための図である。2つの
受光部14a、14bのそれそれの受光素子34a、3
4bと発光部12(発光部12は、図11では図面の簡
略化のために概略的に示しているが、角度検出を可能に
するために、図6に示すように2つの発光素子51、5
2、図7に示すように3つの発光素子、図8に示すよう
に5つの発光素子から成るものである)を含む平面にお
いて、発光部の位置座標(xp、yp)を求めることが
できる。また、受光素子34a、34bがある位置に、
受光素子34a、34bおよび発光部12を含む平面と
垂直な面にスクリーンがあると仮定すると、発光部12
の先端の向きの延長線とスクリーンとの交差位置をスク
リーン上の座標(xs、zs)として特定することがで
きるようになる。以下にこの座標の算出方法について説
明する。
【0029】最初に、図12を参照する。図12は、X
Y平面上での発光部の位置の算出を説明するための図で
ある。予め分かっている数値はθ1、θ2(θ)および
dである。また、2つの受光素子34a、34bに到達
する光量は測定されて各々P1、P2とすると、図12
より、 L1=d×(cosφ+sinφ/tanθ) (1) L2=d×sinφ/sinθ、 (2) また、光強度と距離との関係から、 L1/L2=(P1/P2)1/2 (3) が成り立つ。したがって、 (P1/P2)1/2 =sinθ(cosφ+sinφ/tanθ)/sinφ =cosθ+sinθ/tanφ (4) 従って、φ=tan-1[sinθ/((P1/P2)
1/2 −cosθ]である。φの値を(1)、(2)に代
入すれば、L1が求まる。。 よって、xp=L1×cosφ (5) yp=L1×sinφ (6) 即ち、発光部12の位置座標が求まる。
【0030】さらに、図12から、 xs×cosφ+xs×sinφ/tanθ1 =L1、 従って、xs=L1/(cosφ+sinφ/tanθ1 ) (7) となり、発光部の先端の延長がXZ平面と交差する位置
のX座標が求まる。
【0031】また、この実施例で、発光部として、図8
に示すように5つの発光素子から成り、2次元の角度情
報を求めることができる構成のものを用いることによっ
て、Z方向の角度(垂直方向)も測定できるので、例え
ば、受光素子34aからθvが得られたとすると、交差
位置のZ座標zsは、 zs=L1×tan(θv) (7) によって計算される。
【0032】このようにして、式(2)〜(7)より、
発光部のXY平面位置および先端の延長方向のXZ平面
との交差位置がそれぞれ算出できる。同様な考えを適用
して、受光部をさらにもう1つZ軸上に配置して、そこ
からの角度情報も加えれば、発光部のZ座標も計算で
き、3次元的な位置を求めることができる。これは、Y
Z平面について先のXY平面における計算と同じことを
行い、座標値を算出すればよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発光部の角度、即ち物体のの首振り(回転)の検出を行
うことができる。
【0034】さらに、前述の形式の3次元角度検出装置
の機能を高めるために、前述の形式の3次元角度検出装
置の原理を利用して、発光部の指す方向と或る平面との
交差座標を算出でき、または受光部に対する発光部の3
次元位置位置を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の3次元角度検出装置を仮想現
実装置に適用した発光部(送信部)と受光部(受信部)
の配置関係を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、ワイヤ付き3次元角度検出装置のブロ
ック図である。
【図3】図3は、ワイヤレス3次元角度検出装置のブロ
ック図である。
【図4】図4は、パルスパターン全体を説明するための
図である。
【図5】図5は、パルスパターンに含まれるヘッダーパ
ターンを説明するための図である。
【図6】図6は、本発明の3次元角度検出装置の角度検
出原理を説明するための概略図である。
【図7】図7は、角度検出の他の例を説明するための概
略図である。
【図8】図8は、角度検出のさらに他の例を説明するた
めの概略図である。
【図9】図9は、発光素子である赤外線発光ダイオード
の放射特性を示すグラフである。
【図10】図10は、発光部の受光部に対する角度の近
似解とその近似誤差を示すぐらふである。
【図11】図11は角度検出の原理を応用して発光部が
指す或る平面における位置を検出する原理を説明するた
めの図である。
【図12】図12は、XY平面上での発光部の位置の算
出を説明するための図である。
【符号の説明】
12 発光部 14 受光部 21、22 発光素子 23 発光素子ドライブ回路 34 受光素子 37 演算回路 39 発光素子制御回路 51、52 発光素子 54 発光パターンジェネレータ 66 受光素子 71 サンプルホールド回路 73 発光パターン識別回路 74 演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−203920(JP,A) 特開 平3−150402(JP,A) 特開 昭61−198009(JP,A) 特開 昭48−30454(JP,A) 特開 昭61−200100(JP,A) 特開 昭58−79179(JP,A) 特開 平4−19586(JP,A) 特開 平3−13880(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの発光素子を持つ発光部
    と、該発光部の発光素子からの光信号を個々に検出する
    ための少なくとも1つの受光素子および該受光素子によ
    り検出された光信号に含まれる各光量から発光部の空間
    での角度を算出するための演算回路を持つ受光部とを有
    することを特徴とする光学式3次元角度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学式3次元角度検出装
    置において、発光素子を所定の発光パターンで発光させ
    るための発光パターン発生手段をさらに有し、該発光パ
    ターン発生手段は、それぞれの発光素子を識別するため
    の角度検出用パルスを発生することを特徴とする光学式
    3次元角度検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光学式3次元角度検出装
    置において、前記発光パターン発生手段は、スイッチ情
    報を含むヘッダーパターンをさらに発生することを特徴
    とする光学式3次元角度検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光学式3次元角度検出装
    置において、2つの発光素子を有し、該2つの発光素子
    はそれらの光軸が所定の角度をなすように配置されてい
    ることを特徴とする光学式3次元角度検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光学式3次元角度検出装
    置において、3つの発光素子を有し、該3つの発光素子
    はそれらの光軸が同一平面内でそれぞれ所定の角度をな
    すように配置されていることを特徴とする光学式3次元
    角度検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光学式3次元角度検出装
    置において、5つの発光素子を有し、該5つの発光素子
    はそれらの光軸が2つの平面内でそれぞれ所定の角度を
    なすように配置されていることを特徴とする光学式3次
    元角度検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光学式3次元角度検出装
    置において、前記光信号は角度検出用パルスを含み、該
    角度検出用パルスから各々の発光素子を識別して識別信
    号を出力する発光パターン識別回路と、前記識別信号に
    応じて光信号に含まれる前記各光量を保持するサンプル
    ホールド回路とをさらに有し、前記サンプルホールド回
    路に保持した各光量に基づいて前記演算回路が発光部の
    空間での角度を算出することを特徴とする光学式3次元
    角度検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光学式3次元角度検出装
    置において、2つの発光素子の各々の光量をEa、Eb
    とし、2つの発光素子のなす角度をφとし、発光素子の
    光軸と発光部と受光部を結ぶ直線がなす角度をθとした
    とき、前記演算回路は、角度θを、 θ=1/k・Arcsin[(Eb−Ea)・cos
    (kφ/2)]/[Ea2 +Eb2 −2EaEb・co
    s(kφ)]1/2+φ/2 の式から算出するように構成されていることを特徴とす
    る光学式3次元角度検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光学式3次元角度検出装
    置において、前記演算回路は、角度θを、角度θの近似
    解θ≒c・(Eb−Ea)/(Ea+Eb)+φ/2
    (ここで、cは定数である)とその近似誤差に基づいて
    算出するように構成されていることを特徴とする光学式
    3次元角度検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1つに記
    載の光学式3次元角度検出装置において、前記発光部は
    利用者の体の一部または電子機器のリモートコントロー
    ラに装着されており、前記受光部が電子機器の本体、キ
    ーボードまたはCRT本体に取付けられていることを特
    徴とする光学式3次元角度検出装置。
  11. 【請求項11】 光学的3次元位置算出装置において、 少なくとも2つの発光素子を持つ発光部と、 該発光部の発光素子からの光信号の各々をそれぞれ検出
    するように所定距離離して配置した少なくとも2つの受
    光素子、該受光素子により検出された光信号に含まれる
    各光量から発光部の2つの受光素子に対するそれぞれの
    角度を算出するため角度算出手段、前記発光部と少なく
    とも2つの受光素子を含む第1平面における発光部の位
    置を算出するための第1位置算出手段および前記第1平
    面と直角でありかつ前記2つの受光素子を含む第2平面
    と前記発光部の指す方向の延長線との交差座標位置を、
    2つの受光素子間の距離、前記角度算出手段から得られ
    た角度の各々および前記第1位置算出手段から得られた
    位置に基づいて算出する第2位置算出手段を持つ受光部
    と、 を有することを特徴とする光学式3次元位置算出装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の光学式3次元位置算
    出装置において、3つの受光素子が或る平面内に配置さ
    れており、発光部は5つの発光素子を有し、該5つの発
    光素子はそれらの光軸が2つの平面内でそれぞれ所定の
    角度をなすように配置されており、前記受光素子の各々
    により検出された前記発光素子の各々からの光信号に含
    まれる各光量から前記3つの受光素子に対する前記受光
    部の3次元位置を算出することを特徴とする光学式3次
    元位置算出装置。
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