JP2565729Y2 - ディスク装置等の接続装置 - Google Patents

ディスク装置等の接続装置

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JP2565729Y2
JP2565729Y2 JP1992084856U JP8485692U JP2565729Y2 JP 2565729 Y2 JP2565729 Y2 JP 2565729Y2 JP 1992084856 U JP1992084856 U JP 1992084856U JP 8485692 U JP8485692 U JP 8485692U JP 2565729 Y2 JP2565729 Y2 JP 2565729Y2
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和夫 山本
裕 長坂
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アイワ株式会社
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  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ディスク装置等の本
体に締結部材で固定した接続部材の接続部をディスクア
レイなどの装置本体の連結部に抜差可能に配したディス
ク装置等の接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメインフレームコンピュータで行
われていた業務の一部が、コンピュータのダウンサイジ
ング化によってワークステーションやパーソナルコンピ
ュータのネットワークで行われるようになっている。そ
して、この場合でも、コンピュータのデータストレージ
装置に対しては、スピードと大容量が要求されると共
に、扱うデータの重要度が増加するにしたがってデータ
の高信頼性とメンテナンスの容易さも要求される。従っ
て、メインフレームコンピュータ用に開発され利用され
ている耐故障性(フォルトトレランス)の技術がパーソ
ナルコンピュータ等でも必須となる。
【0003】従来より使用されているメインフレームコ
ンピュータのデータフォルトトレランス・データストレ
ージとしては、2台のドライブを使用して同じデータを
並行して書き込む方法がある。しかし、この方法では、
必要な容量の2倍のディスク容量を用意する必要がある
と共に、故障したディスクを交換する場合に、システム
を停止させる必要もある。さらに、その処理スピード
は、単体のドライブのスピードより速くすることができ
ない。
【0004】そこで、ホストコンピュータとやりとりす
るデータを専用のディスクコントローラで分解・再編成
して複数のディスクドライブに並列に読み書きする装置
(ディスクアレイ)が提案されている。これによって、
データ処理の高速化、パリティ情報の書き込みによるデ
ータの信頼性の向上、記憶容量の効率的な増大等が図ら
れる。
【0005】また、メインフレームの技術をワークステ
ーションやネットワークファイルサーバーの領域まで拡
大したインテリジェントアレイ・サブシステム(IA
S)と略同様の機能、性能を有し、5.25インチのド
ライブベースに装着できるサイズにまで小型化したもの
(マイクロアレイ)が提案されている。
【0006】このマイクロアレイには、例えば5台のド
ライブ(ディスク装置)が配され、このドライブにデー
タとエラー訂正のためのパリティ情報をストアし、1台
のドライブが故障してもデータを再構築できるように構
成されている。つまり、マイクロアレイは、ホストから
送られたデータを一定の長さに分解すると共に、パリテ
ィを生成し、これらの情報を各ドライブに記録するよう
に構成されている。なお、マイクロアレイは、ドライブ
が故障した場合、例えばステイタスランプの発光色を変
えることによって表示すると共に、警告音を発するよう
に構成されている。
【0007】また、ドライブには、その本体に接続部材
であるコネクタ基板が締結部材であるボルト等で固定さ
れている。そして、マイクロアレイは、そのドライブの
コネクタ基板のエッジコネクタ部パターンが配された延
長ボードを、このドライブを抜き差し自在で電気的に接
続される中継ボード(ドライブバックプレーン)の連結
部であるソケットにスロットインすることによって装着
できるように構成されている。
【0008】従って、ドライブおよびマイクロアレイは
スロット・イン構造に構成されているので、ドライブが
故障してドライブを修理等する場合、ホストの交信の最
中でも容易に故障したドライブを取り外して修理等する
ことができる。そして、修理等したドライブを装着して
例えばリセットの操作をすると、マイクロアレイは修理
等する前のドライブに記憶されたデータの再構築を開始
する。そして、修理等したドライブに再構築されたデー
タが記憶される。この場合のプロセスは、ホストには関
係なくバックグラウンドで行われるので、ユーザは引き
続きデータへのアクセスを継続できる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、従来のマイクロアレイは、そのドライブ(ディス
ク装置)の延長ボードをドライブバックプレーン(中継
ボード)のソケットにスロット・インすることによって
装着できるように構成されている。図8は、従来のスロ
ット・イン構成を示すものである。
【0010】同図において、70は中継ボードであり、
中継ボード70にはソケット71が半田72で固定され
ている。なお、半田付けは、ソケット71のリード線に
なされている。このソケット71は、図8Bに示すよう
に、その挿入口Pが中継ボード70の装着面70aと直
行する方向に向かって配されている。また、ソケット7
1には、その挿入口P側にテーパ部71aが形成されて
いる。なお、図8Aはスロット・イン構成の側面図、図
8Bはスロット・イン構成の平面図である。
【0011】73はディスク装置のコネクタ基板、74
はドライブ基板(図8B参照)であり、コネクタ基板7
3とドライブ基板74との間にはドライブ基板74より
延設された連結部材75が介在されている。そして、コ
ネクタ基板73がドライブ基板74の連結部材75に対
し締結部材としてのボルト76によって固定されてい
る。なお、コネクタ基板73は、例えばガラスエポキシ
樹脂製で形成されている。また、中継ボード70側のボ
ルト76は、図8に示すように、後述する延長ボード7
3a付近に配されている。
【0012】コネクタ基板73には、図8Bに示すよう
に、コネクタ77aがコネクタピン78aによって固定
されている。ドライブ基板74には、コネクタ77bが
コネクタピン78bによって固定されている。そして、
図8Bに示すように、コネクタ基板73とドライブ基板
74との間でコネクタ77aと77bとが接続されてい
る。
【0013】さらに、コネクタ基板73には、図8Aに
示すような延長ボード73aが延設されている。この延
長ボード73aには、導電体73bが配されている。そ
して、この導電体73bがソケット71の図示しない導
電体と接触する。
【0014】上述したように、ディスク装置の装着は、
図8Bの2点鎖線に示すように、コネクタ基板73の延
長ボード73aをソケット71に圧入することによって
行なっている。コネクタ基板73の中継ボード70側の
ボルト76が延長ボード73a付近に配されているの
で、ディスク装置が作動して図示しないディスクが回転
すると、ドライブ基板74の振動が直接コネクタ基板7
3を介して中継ボード70のソケット71に伝わり中継
ボード70に配された図示しない電子部品の接続不良等
の原因となる場合が生じる。
【0015】また、図8Cに示すように、中継ボード7
0にソケット71を半田付けする際ソケット71の挿入
口Pが中継ボード70の装着面70aに対して斜めに半
田付けされることが多々ある。なお、図8Cは図8Aの
I−I線の断面図である。
【0016】そして、ソケット71が斜めに半田付けさ
れた状態でコネクタ基板73を装着すると、コネクタ基
板73の延長ボード73aが撓った状態で連結される。
そのため、延長ボード73aの基部側(ボルト76側)
にストレスがたまり導電部73bやボルト76に負担が
生じる。また、導電部73bとソケット71の図示しな
い導電部との接触不良等の原因となるという問題が生ず
る。
【0017】そこで、この考案は、ディスク装置等の接
続部とディスクアレイなどの装置本体の連結部等との接
続不良を防止すると共に、連結部等にかかる負担を軽減
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の考案においては、
先端部に接続部が取り付けられた板状をなす接続部材を
ディスク装置等の本体に取り付け、このディスク装置等
の本体をディスクアレイなどの装置本体に装着して接続
部を装置本体の連結部に接続するようにしたディスク装
置等の接続装置であって、接続部材は複数の締結部材に
よってディスク装置等の本体の一面に取り付け固定さ
れ、この取り付け固定位置は接続部から離間した位置で
あり、接続部材には接続部と固定位置との間に滅振用及
び/または撓み補助用の孔が穿設されることを特徴とす
るものである。
【0019】第2の考案においては、先端部に接続部が
取り付けられた板状をなす接続部材をディスク装置等の
本体に取り付け、このディスク装置等の本体をディスク
アレイなどの装置本体に装着して接続部を装置本体の連
結部に接続するようにしたディスク装置等の接続装置で
あって、接続部材をディスク装置等の本体の一面に取り
付け固定するための複数の締結部材が接続部材の接続部
から離間した位置に配され、接続部材には接続部と締結
部材により取り付け固定される位置との間に滅振用及び
/または撓み補助用の孔が穿設され、締結部材のうち、
接続部材の接続部側の締結部材と接続部材との間には逃
げが設けられていることを特徴とするものである。
【0020】
【作用】第1の考案においては、ディスク装置2の接続
部である延長ボード31をディスクアレイSの装置本体
であるキャビネット6の連結部であるソケット51に差
し込む。この延長ボード31とソケット51とが連結し
た状態で、ディスク装置2またはキャビネット6の駆動
機構を駆動させると、ディスク装置2またはキャビネッ
ト6の駆動機構に生じる振動がディスク装置2の接続部
材であるコネクタ基板30に伝わる。コネクタ基板30
をディスク装置2の本体2aに固定した締結部材である
ボルト8が延長ボード31から離間する位置に配され、
かつ延長ボード31とボルト8との間に複数個の孔7が
形成されているので、延長ボード31とソケット51に
至るコネクタ基板30の振動伝達経路を長くすることが
でき、振動源を有する本体2aをコネクタ基板30に取
り付けてもソケット51側に伝わる振動を減衰させるこ
とができる。これによって、コネクタ基板30に配され
た電子部品の接続不良等が防止され、ディスク装置2等
の性能の安定性が増す。また、コネクタ基板30に複数
個の長孔7を穿設することのみの非常に簡易な構成のみ
で、コネクタ基板30の撓みを補助し、延長ボード31
とソケット51との接触を良好にすることができる。
【0021】第2の考案においては、ディスク装置2の
接続部である延長ボード31をディスクアレイSの装置
本体であるキャビネット6の連結部であるソケット51
に差し込む。ソケット51の取付方向が正常の場合に
は、延長ボード31とソケット51とが規定通り連結す
る。ソケット51の取付方向が異常の場合には、コネク
タ基板30がソケット51の方向に対応した状態で延長
ボード31とソケット51とが連結する。この場合、コ
ネクタ基板30の複数個の孔7によってコネクタ基板3
0が撓り易く、かつボルト8とコネクタ基板30とに逃
げ、例えばボルト8の頭部8aとコネクタ基板30との
間の隙間Dによってコネクタ基板30の撓みを規制しな
いので、延長ボード31がソケット51に確実に挿入さ
れて延長ボード31とソケット51との接触が良好にな
る。そのため、延長ボード31とソケット51との接続
不良等が防止され、ディスク装置2等の性能の安定性が
増す。また、コネクタ基板30の基部側(ボルト8側)
にストレスがたまらず、延長ボード31とソケット51
との連結部分やボルト8に負担が生じないので、ディス
ク装置2等の破損が防止される。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図7を参照しながら、この考案
の一実施例について説明する。図1はディスクアレイS
の全体構成を示す斜視図、図2はマイクロアレイ1の蓋
4を取り外した状態を示す図である。なお、本例のディ
スクアレイSはマイクロアレイ1を上下2段に配する例
である。
【0023】図2において、1はマイクロアレイであ
り、このマイクロアレイ1にはドライブであるディスク
装置2が左右方向に5個並列して配されている。ディス
ク装置2には、その表側の表示部3にディスク装置2の
順序を識別するための表示(識別数字)「1」〜「5」
がそれぞれ対応して付されている。識別数字は、左側か
ら右側に向かって順に大きくなっている。
【0024】また、ディスク装置2には、図4Aに示す
ように、その表示部3にアクセスランプR1、ステイタ
スランプR2やリセット釦R3が配されている。なお、
例えば、アクセスランプR1はオレンジ色で点灯し、ス
テイタスランプR2は緑色と赤色で点灯する。
【0025】図1において、4は蓋であり、この蓋4に
はディスク装置2の表示部3に対応する部位に透し窓5
が配されている。従って、この透し窓5よりディスク装
置2の表示部3、つまり識別数字やランプを見ることが
できる。
【0026】図3において、6はディスクアレイSの装
置本体であるキャビネットであり、このキャビネット6
にディスク装置2が装着される。そして、ディスク装置
2は、図2に示すように、引き抜き可能に配されてい
る。つまり、ディスク装置2には、図4に示すように、
後述するキャビネット6のレール40に対応する部位に
ガイド部20が形成されている。
【0027】また、ディスク装置2には、図3および図
4に示すように、その表側の表示部3の下側に把持部2
1が配されている。そして、この把持部21を把持する
ことによってディスク装置2をキャビネット6より引き
抜く。
【0028】さらに、ディスク装置2には、図3および
図4に示すように、その下側にストッパ22が配されて
いる。このストッパ22は、図4Bに示すように、釦2
3と係止片24とで構成される。釦23は、ディスク装
置2に対する移動方向(上下方向)が規制されている。
【0029】係止片24は、板バネで折曲形成されてい
る。そして、係止片24は、その一端が釦23に固定さ
れ、その他端がディスク装置2の下面に固定されてい
る。そして、釦23が上方に位置する場合には、釦23
が係止片24のバネ力によって下方に付勢するように構
成されている。
【0030】図4Aにおいて、30はコネクタ基板であ
り、このコネクタ基板30は例えばガラスエポキシ樹脂
製で形成されている。コネクタ基板30には、導電体で
あるエッジコネクタ部パターン(図示せず)が配された
延長ボード31が形成されている。そして、この延長ボ
ード31を後述する中継ボード(ドライブバックプレー
ン)50のソケット51にスロット・インできるように
構成されている。
【0031】コネクタ基板30には、図4Aに示すよう
に、延長ボード31と後述する締結部材であるボルト8
との間に長孔7が形成されている。この長孔7は、その
長手方向がディスク装置2の挿入方向と直行する方向に
向くように並列状に複数形成されている。
【0032】また、長孔7は、図4Aに示すように、そ
の隣接する長孔7の上下方向の位置が異なるようにコネ
クタ基板30の上下端縁付近にまで形成されている。な
お、本例のコネクタ基板30には、図示しないが図8の
例と同様なコネクタ77aを固定するコネクタピン78
aが配されている。
【0033】コネクタ基板30を図8の例に示したドラ
イブ基板74(図8B参照)に固定するボルト8は、図
4Aに示すように、延長ボード31から長孔7を挟んで
離間する位置に配されている。本例では、延長ボード3
1側から長孔7列の3列後に配されている。なお、ボル
ト8は、図4Aに示すように、コネクタ基板30の4ヶ
所に配されている。
【0034】さらに、図6に示すように、コネクタ基板
30と延長ボード31側の上下のボルト8の頭部8aと
の間には、隙間Dができるように設定されている。この
隙間Dがコネクタ基板30の撓る際の逃げとなる。な
お、隙間Dは、本例では例えば約2ミリである。
【0035】また、ディスク装置2には、その本体2a
の一端側に図8Bに示すドライブ基板74が配されてい
る。このドライブ基板74とコネクタ基板30との間に
は、図8の例のようにドライブ基板74より延設された
連結部材75(図8参照)が介在されている。そして、
コネクタ基板30がドライブ基板74の連結部材75に
対してボルト8によって固定されている。なお、図8の
例と同様に、ドライブ基板74のコネクタ77bとコネ
クタ基板30のコネクタ77aは接続されている。
【0036】キャビネット6には、図5に示すように、
各ディスク装置2のガイド部20にそれぞれ対応する部
位にレール40が5本並列して配されている。そして、
レール40には、その前側にディスク装置2のストッパ
22の係止片24と係合する係合孔41が形成されてい
る。なお、この係合孔41は、ディスク装置2がキャビ
ネット6に収納された状態において、係止片24の両端
がレール40と衝突しないように設定されている。
【0037】図5において、50はドライブバックプレ
ーン(中継ボード)であり、このドライブバックプレー
ン50のソケット51がディスク装置2の延長ボード3
1に対応するように半田55で固定されている。このソ
ケット51は、図6Aに示すように、その挿入口Pが中
継ボード50の装着面50aと直交する方向に向かって
配されている。また、ソケット51には、その挿入口P
側にテーパ部51aが形成されている。そして、ドライ
ブバックプレーン50とCPUボード52とメモリボー
ド53とは、SCSIボード54にそれぞれ接続されて
いる。
【0038】また、キャビネット6には、図5に示すよ
うに、レール40の後側にディスク装置2の挿入位置を
位置決めするストッパ部42が形成されている。また、
キャビネット6には、その前側の左右下側に蓋4を装着
するための支持部43が配されている。
【0039】さらに、キャビネット6には、その上方に
上パネル44が装着されている。また、この上パネル4
4には、図5に示すように、その挿入口側に蓋4の図示
しない支軸を固定するための支持部45が配されてい
る。そして、蓋4の支軸がキャビネット6と上パネル4
4の支持部42、45と係合することによって蓋4がキ
ャビネット6に装着される。なお、上パネル44は、そ
の他端にドライブバックプレーン50を固定している。
【0040】なお、マイクロアレイ1は、ディスクアレ
イSの電源をオンして立ち上げると、表示部3のステイ
タスランプR2のみが赤色に点灯する。そして、ディス
クアレイSが立ち上がって定常状態になると、ステイタ
スランプR2が赤色から緑色に変わる。ホストコンピュ
ータとディスクアレイとの交信状態では、ステイタスラ
ンプR2が緑色に点灯した状態でアクセスランプR1が
オレンジ色に点灯する。
【0041】また、ディスク装置2が故障した場合に
は、アクセスランプR1が消灯し、ステイタスランプR
2が緑色から赤色に変わる。この場合には、ディスクア
レイSは例えば警告音も発する。そして、ユーザは、ス
テイタスランプR2の色が赤色に変わったディスク装置
2が故障したことを認識し、ディスク装置2を修理或い
は交換する。
【0042】故障したディスク装置2をキャビネット6
より取り外すには、例えば、リセット釦R3を押圧した
状態で行う。これによって、ディスクアレイSにディス
ク装置2を取り外すことを伝達する。そして、故障した
ディスク装置2をキャビネット6より取り外して修理等
を行う。
【0043】修理等したディスク装置2を取り外した部
位に差し込む。その後に、差し込んだディスク装置2の
リセット釦R3を押圧すると、上述の電源をオンした時
のようにステイタスランプR2のみが赤色に点灯する。
その後は、上述と同様の動作に対応してアクセスランプ
R1およびステイタスランプR2が点灯する。
【0044】ディスク装置2をキャビネット6に装着す
るには、ディスク装置2のガイド部20をレール40に
沿って挿入する。すると、図6Aに示すように、コネク
タ基板30の延長ボード31がソケット51の挿入口P
に対向する。さらに、ディスク装置2を挿入すると、デ
ィスク装置2の裏面がキャビネット6のストッパ42に
当接する。この状態では、図6Bに示すように、コネク
タ基板30の延長ボード31がソケット51に嵌められ
て延長ボード31とソケット51とが規定通り連結す
る。これによって、図8の例と同様に、図示しない延長
ボード31の導電体がソケット51の導電体と接触す
る。
【0045】また、ソケット51の取付方向が図6Cに
示すような中継ボード50の装着面50aに対して斜め
に半田付けされている場合には、図6Cに示すように、
コネクタ基板30がソケット51の方向に対応して撓っ
た状態で延長ボード31とソケット51とが連結する。
【0046】そして、本例によれば、コネクタ基板30
の複数個の長孔7によってコネクタ基板30が撓り易
く、かつボルト8の頭部8aとコネクタ基板30との間
の隙間Dによってコネクタ基板30の撓みを規制しない
ので、延長ボード31とソケット51との接触を良好と
でき、ディスク装置2等の性能の安定性を増すことがで
きる。
【0047】また、本例よれば、コネクタ基板30の基
部側(ボルト8側)にストレスがたまらず、延長ボード
31とソケット51との連結部分やボルト8に負担が生
じないので、ディスク装置2等の破損を防止できる。
【0048】なお、延長ボード31とソケット51とが
連結した状態では、ストッパ22の係止片24がレール
40の前側と当接して釦23が下方に移動する。従っ
て、係止片24と係合孔41との係合を解除しない限
り、ディスク装置2をキャビネット6より取り外すこと
ができない。
【0049】また、延長ボード31とソケット51とが
連結した状態で、ディスク装置2を駆動させて図示しな
いディスクが回転すると、ディスク装置2の本体2aに
生じる振動が図8に示すドライブ基板74(連結部材7
5、ボルト8)を介してコネクタ基板30に伝わる。コ
ネクタ基板30の振動がボルト8より延長ボード31と
ボルト8との間に長孔7を介してソケット51に伝わ
る。
【0050】本例によれば、延長ボード31とソケット
51との連結部分に伝わるコネクタ基板30の振動の振
動伝達経路が長くなり振動が減衰するので、コネクタ基
板30に配された電子部品の接続不良等を防止でき、デ
ィスク装置2等の性能の安定性を増すことができる。ま
た、コネクタ基板30に複数個の長孔7を穿設すること
のみの非常に簡易な構成のみで、コネクタ基板30の撓
みを補助し、延長ボード31とソケット51との接触を
良好にすることができる。
【0051】さらに、コネクタ基板30に長孔7を複数
個形成したので、図示しない冷却用のファンからの空気
が長孔7を通って運転によって加熱されたディスク装置
2の本体2a(ドライブ基板75)に送られるので、本
体2aを効果的に冷却できる。
【0052】なお、故障してステイタスランプR3が緑
色から赤色に変わったディスク装置2をキャビネット6
より取り外すには、図6Bの状態にある釦23を上方に
移動させる。これによって、係止片24とレール40の
係合孔41の前側とが対向しない状態、つまり、係止片
24と係合孔41との係合が解除される。この状態でデ
ィスク装置2を前側に移動させると、図6Aの状態を経
てディスク装置2をキャビネット6より取り外すことが
できる。
【0053】なお、図7は実施例のマイクロアレイ1に
関するブロック図である。同図において、90はマイク
ロアレイ1のSCSIコントローラである。そして、こ
のSCSIコントローラ90をSCSIバス91を介し
てホストシステム92のSCSIアダプタ92Aに接続
すると、ホストシステム92の情報がSCSIボード5
4を経てメモリボード53、CPUボード52、ドライ
ブバックプレーン50を介してディスク装置(ドライ
ブ)2のディスクに記憶される。
【0054】なお、上述実施例においては、ディスク装
置に適用した例を示したが、この考案はテープ等を記録
媒体とする記録再生装置等にも同様に適用できる。
【0055】
【考案の効果】第1の考案によれば、ディスク装置等の
本体に固定した締結部材が接続部材の接続部から離間す
る位置に配され、かつ接続部材と締結部材との間に複数
個の孔が形成されているので、接続部材の接続部とディ
スクアレイなどの装置本体の連結部に至る接続部材の振
動の振動伝達経路を長くすることができ、振動源を有す
るディスク装置等の本体を接続部材に取り付けても連結
部側に伝わる振動を減衰させることができる。従って、
第1の考案によれば、接続部材に配された電子部品の接
続不良等を防止し、ディスク装置等の性能の安定性を増
すことができる。また、接続部材に複数個の孔を穿設す
ることのみの簡易な構成で接続部材の撓みを補助し、接
続部と連結部との接触状態を良好にすることができる。
【0056】第2の考案によれば、締結部材を接続部材
の接続部から離間する位置に配し、接続部材の接続部と
締結部材との間に複数個の孔を形成すると共に、締結部
材の頭部と接続部材との間に隙間を形成するように配し
たので、ディスク装置等の接続部をディスクアレイなど
の装置本体の連続部に連結した状態で接続部材の孔およ
び締結部材の頭部と接続部材との間の隙間によって接続
部材が連結部に対応して撓った状態で連結できる。その
ため、第2の考案によれば、接続部材の孔7によって接
続部材が撓り易く、かつ締結部材の頭部と連結部材との
間の隙間によって接続部材の撓みを規制しないので、接
続部が連結部に確実に挿入されて接続部と連結部との接
触を良好にできる。従って、第2の考案によれば、接続
部と連結部との接続不良等が防止され、ディスク装置等
の性能の安定性を増すことができる。また、第2の考案
によれば、接続部材の基部側(締結部材側)にストレス
がたまらず、接続部と連結部との連結部分や締結部材に
負担が生じないので、ディスク装置等の破損を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のディスクアレイの全体構造を示す斜視
図である。
【図2】実施例のディスクアレイの蓋を開放した状態を
示す図である。
【図3】実施例のマイクロアレイの全体構成を示す斜視
図である。
【図4】実施例のディスク装置の斜視図である。
【図5】実施例のキャビネットの全体構成を示す斜視図
である。
【図6】実施例の使用状態を示す図である。
【図7】実施例のブロック図である。
【図8】スロット・イン構成を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロアレイ 2 ディスク装置 2a ディスク装置の本体 6 キャビネット 7 長孔 8 ボルト 8a 頭部 30 コネクタ基板 31 延長ボード 50 ドライブバックプレーン 50a 装着面 51 ソケット 74 ドライブ基板 75 連結部材 S ディスクアレイ D 隙間

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に接続部が取り付けられた板状を
    なす接続部材をディスク装置等の本体に取り付け、この
    ディスク装置等の本体をディスクアレイなどの装置本体
    に装着して上記接続部を上記装置本体の連結部に接続す
    るようにしたディスク装置等の接続装置であって、 上記接続部材は複数の締結部材によって上記ディスク装
    置等の本体の一面に取り付け固定され、この取り付け固
    定位置は上記接続部から離間した位置であり、 上記接続部材には上記接続部と上記固定位置との間に滅
    振用及び/または撓み補助用の孔が穿設されることを特
    徴とするディスク装置等の接続装置。
  2. 【請求項2】 先端部に接続部が取り付けられた板状を
    なす接続部材をディスク装置等の本体に取り付け、この
    ディスク装置等の本体をディスクアレイなどの装置本体
    に装着して上記接続部を上記装置本体の連結部に接続す
    るようにしたディスク装置等の接続装置であって、 上記接続部材を上記ディスク装置等の本体の一面に取り
    付け固定するための複数の締結部材が上記接続部材の接
    続部から離間した位置に配され、 上記接続部材には上記接続部と上記締結部材により取り
    付け固定される位置との間に滅振用及び/または撓み補
    助用の孔が穿設され、 上記締結部材のうち、上記接続部材の接続部側の締結部
    材と上記接続部材との間には逃げが設けられていること
    を特徴とするディスク装置等の接続装置。
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