JP2565198Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2565198Y2
JP2565198Y2 JP1989042302U JP4230289U JP2565198Y2 JP 2565198 Y2 JP2565198 Y2 JP 2565198Y2 JP 1989042302 U JP1989042302 U JP 1989042302U JP 4230289 U JP4230289 U JP 4230289U JP 2565198 Y2 JP2565198 Y2 JP 2565198Y2
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JP
Japan
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lock member
reel lock
tape cassette
reel
upper half
Prior art date
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JP1989042302U
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公元 廣瀬
富男 望月
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本考案はテープカセット、例えば8ミリビデオ等のビ
デオ用テープカセットに関するものである。
ロ.従来技術 従来、例えば8ミリビデオ用のテープカセットとし
て、第6図に示すものが知られている(実公昭63−1245
1号、同63−12452号、同63−17083号、同63−17090号公
報参照)。この図はカセットの下ハーフ1を示し、一対
のテープリール2、3間に磁気テープ4が巻回され、カ
セット前面側にて走行せしめられる。この前面側には前
蓋16(これは実際には図示しない上ハーフ側に取付けら
れる。)が配される。そして、カセット後方側には、テ
ープリール2、3の回転を不使用時に停止させるリール
ロック部材5が設けられ、このリールロック爪6、7が
テープリールのフランジ外周の歯部8、9に係合せしめ
られてロックを行うように構成されている。
リールロック部材5は、第7図に明示するように、カ
セット前後方向にスライド可能に設けられていて、その
前部には上記リールロック爪6、7が突出し、その後部
には圧縮バネ10がハーフ1の後壁との間に取付けられて
いる。従って、ロック部材5は常時前方へ付勢され、テ
ープリールの歯部9にロック爪7が係合されるようにな
っているが、ロック解除の際には解除ピン11が仮想線の
ようにハーフ1の挿入孔12からロック部材5の傾斜面13
に接しながら導入される。この結果、ロック部材5はバ
ネ10に抗して強制的に図面右方(後方)へ移動し、ロッ
ク爪7が歯部9から離脱することになる。なお、図中の
14は上ハーフ、17は背面ラベル、22はリブである。
こうしたリールロック機構においては、リールロック
部材5の第6図左右方向(即ち、両側)は下ハーフ1に
設けたリブ18によって位置規制される。また、リールロ
ック部材5の上下方向は、第7図のように下ハーフ1に
納めたリールロック部材5上に被せた上ハーフ14側のリ
ブ15と下ハーフ1とによって位置規制される。しかしな
がら、上記したリブ15によって成形時に上ハーフ14の表
面にヒケと称する凹部が生じ、カセットの外観を悪くし
ている。そして、リブ15が上ハーフ14の透明窓に設けら
れている場合、外部からリブ15が見えるためにカセット
の外観はあまり良くはない。また、リブ15の寸法を正確
に決めておかないと、第7図のように上ハーフ14を被せ
たときにリブ15とロック部材5との間に余裕がないとか
或いは余裕がありすぎることがあり、これではロック部
材5の組み込みが容易でなく、かつ摺動性も悪くなる。
ハ.考案の目的 本考案の目的は、外観が良好であり、かつリールロッ
ク部材の組み込みを容易にできるテープカセットを提供
することにある。
ニ.考案の構成 即ち、本考案は、テープリール2,3の回転を不使用時
にロックするため、テープリール2,3のフランジ周縁に
穿設した歯部8,9に係合するロック爪6,7を先端に備えた
リールロック部材35を有するテープカセットにおいて、
前記テープカセットの下ハーフ1の底面上に突設した2
本のガイド部20,20間に遊嵌する前記リールロック部材3
5の高さ寸法を、テープカセットの内形における高さ寸
法より僅か小さく構成すると共に、前記リールロック部
材35を作動させる作動部材10が作用する下部とは反対側
の上部に凹形状40を構成し、前記リールロック部材35の
先端にロック爪6,7を貫通し、このロック爪6,7に接触す
る押圧部を備えた壁部22aを備え、前記リールロック部
材35の移動に伴い,前記ロック爪6,7の開き角を調整可
能にすることを特徴とするテープカセットに係わるもの
である。
ホ.実施例 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図〜第4図は、第1の実施例を示すものである。
本実施例によるビデオ用テープカセットは、リールロ
ック機構を除いて第6図に示したカセットと同様の構成
からなっている。
即ち、本実施例のリールロック機構は、第1図〜第4
図に示すように、リールロック部材35を前後方向にスラ
イド可能にガイドする際に、その両側(左右)方向を位
置規制するスライド位置規制用の一対のガイド部20が下
ハーフ1に一体成形されていると共に、リールロッ部材
35が上ハーフ44の本来の内壁面44aに近接する位置まで
高く形成されている。従って、リールロック部材35は、
ガイド部20により両側で位置規制されると共に、その上
方への抜けを上ハーフ44自体(具体的には透明窓45)に
より防止されながら、カセット前後方向に良好にスライ
ドできる。ガイド部20は前後方向に直線状に設けられ、
その前端はリブ22に、その後端側は下ハーフ1の後壁46
に及んでいて、リールロック部材35のスライド部35aと
後壁46との間にはロック部材付勢用の作動部材(以下バ
ネと称す)10を収容する凹部23が形成されている。リー
ルロック部材35のスライド部35aは、両側に上ハーフ44
に近接する一対の側壁35bを有し、これらの両側壁間は
凹部40となっている(肉抜きされている)。テープリー
ル収納室(リブ)22の先端は、内向き壁部22aとなって
おり、ロック爪6及び7は壁部22aに接触して規制され
ながら、リールロック部材35の移動と共に開き角が変化
する(即ち、ロック方向へは広く開き、ロック解除方向
では開きが狭くなる)。
上記したようにリールロック機構を構成すれば、ロッ
ク部材35は上ハーフ44の内壁面の近接位置にまで設けら
れた一対の側壁35bが上ハーフ44によって上方から位置
規制され、かつ両側はガイド部20で位置規制されるか
ら、安定にスライド可能となっている。そして、従来の
ように上ハーフ側にリブを設けなくて済むために、上ハ
ーフ14の表面にいわゆるヒケが生じることがなく、かつ
リブ成形による上ハーフの見た目の悪さ(これは特に透
明窓45のときに顕著)もなく、カセットの外観を向上さ
せてその商品価値を高めることができる。
また、カセットの組み立て、特にリールロック部材35
の組み込みに際しては、リールロック部材35の側壁35b
の上ハーフ44の内壁面に近接させ、これら両者間に一定
の僅かな間隙41を存在させているので、ロック部材さえ
寸法を決めて作製しておけば、リールロック部材35を下
ハーフ1上に載せて上ハーフ44を被せるときに常にリー
ルロック部材35が良好に摺動できるように上ハーフ44を
被せることができる。この結果、リールロック部材35の
組み込み又は設計が容易となる。同時に、上下両ハーフ
は、ガイド部20を除けば通常寸法で成形しておけるの
で、テープカセットの成形が容易となる。
第5図は、本考案の他の実施例を示すものである。
この例では、リールロック部材35の断面を上述の凹状
とは異なって凸状(両側に凹部が構成された形状)と
し、中央部に突壁35bを上ハーフ内壁面44aに近接する位
置にまで形成している。従って、上述したロック機構と
同様にリールロック部材35は安定保持されて組み込みが
容易であり、かつカセットの外観も良好である。また、
リールロック部材35は両ガイド部材20及び突壁35bの各
箇所でいわば3点支持であるために、支持が安定化する
という利点もある。
以上、本考案を例示したが、上述の実施例は本考案の
技術的思想に基づいて更に変形が可能である。
例えば、上述のガイド部20やロック部材のスライド部
35aの形状、構造等は種々変更してよいし、またガイド
部20の下ハーフへの固定構造も凹凸嵌合方式や或いは接
着等によってもよい。この場合は、各ガイド部20を別途
作成しておき、これらを下ハーフ側に設けた凹条部(図
示せず)に凹凸嵌合させて固定してよいし、或いは各ガ
イド部20を直接下ハーフに接着固定してもよい。また、
リールロック部材35と上ハーフ44との間隙41は、リール
ロック部材35が上ハーフ44により上面規制されながら自
在にスライドできるものであれば、様々なサイズとする
ことができる。この間隙41の存在する領域は、上述の例
では上ハーフ透明窓45が存在しているが、必ずしも透明
窓がなくてもよい。上述したバネ10の代わりに板バネ等
の他のスプリング手段や弾性体を用いてよい。本考案は
他のタイプのテープカセットにも適用可能である。
ヘ.考案の作用効果 本考案は上述の如く、リールロック部材の高さ寸法を
テープカセットの内形における高さ寸法より僅か小さく
構成すると共に、リールロック部材を作動させる作動部
材が作用する下部とは反対側の凹部を構成したので、従
来のように上ハーフ側にリブを設けなくても位置規制で
きるため、上ハーフの表面にいわるうヒケが生じること
がなく、かつリブ成形による上ハーフの見た目の悪さも
なく、カセットの外観を向上させてその商品価値を高め
ることができる。
かつ、リールロック部材の上部に凹部を構成したの
で、リールロック部材の重心はそれだけ低い位置にあ
り、そしてリールロック部材を作動させる作動部材が作
用する作用点は低い位置にあるから、リールロック部際
の動きがスムーズになる。又、凹部を構成した分、それ
だけ軽量になるから、リールロック部材の下端面とテー
プカセット底面との間に生じる摩擦抵抗はそれだけ小さ
く、よってリールロック部材の動きがスムーズになる。
更には、何れかの原因によりリールロック部材が膨張
し、リールロック部材の上面がテープカセット天面に接
触するような事態が起きても、両者間の接触面積は凹部
を構成した分少なく、よってリールロック部材の動きが
スムーズになる。
また、カセットの組み立て、特にロック部材の組み込
みに際しては、ロック部材を上ハーフの内壁面に近接さ
せるようにして上ハーフを被せられ、これによって常に
ロック部材が良好に摺動できるように上ハーフを被せる
ことができ、ロック部材の組み込み又は設計が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示すものであって、 第1図はテープカセットの要部断面図(第3図のI−I
線断面図)、 第2図は同要部の他の断面図(第3図のII−II線断面
図)、 第3図は同要部の下ハーフの平面図、 第4図は上下両ハーフを分離した要部斜視図、 第5図は他の例によるテープカセットの第1図と同様の
断面図 である。 第6図は従来のテープカセットの下ハーフの平面図、第
7図は同カセットの第6図VII−VII線要部拡大断面図で
ある。 なお、図面に示す符号において、 1……下ハーフ、 2、3……テープリール 4……磁気テープ 5、35……リールロック部材 6、7……ロック爪 8、9……歯部 10……バネ 11……解除ピン(作動部材) 14、44……上ハーフ 20……ガイド部 35a……スライド部 35b……側壁又は突壁 41……間隙 44a……内壁面 45…透明窓 である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープリール2,3の回転を不使用時にロッ
    クするため、テープリール2,3のフランジ周縁に穿設し
    た歯部8,9に係合するロック爪6,7を先端に備えたリール
    ロック部材35を有するテープカセットにおいて、 前記テープカセットの下ハーフ1の底面上に突設した2
    本のガイド部20,20間に遊嵌する前記リールロック部材3
    5の高さ寸法を、テープカセットの内形における高さ寸
    法より僅か小さく構成すると共に、前記リールロック部
    材35を作動させる作動部材10が作用する下部とは反対側
    の上部に凹形状40を構成し、前記リールロック部材35の
    先端にロック爪6,7を貫通し、このロック爪6,7に接触す
    る押圧部を備えた壁部22aを備え、前記リールロック部
    材35の移動に伴い,前記ロック爪6,7の開き角を調整可
    能にすることを特徴とするテープカセット。
JP1989042302U 1989-04-10 1989-04-10 テープカセット Expired - Lifetime JP2565198Y2 (ja)

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JPH02132377U JPH02132377U (ja) 1990-11-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59142967U (ja) * 1983-03-14 1984-09-25 富士写真フイルム株式会社 磁気テ−プカセツト

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JPH02132377U (ja) 1990-11-02

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